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2015年5月24日日曜日

捲土重来の奥矢作 達原渓谷 尺目前の・・・

ご諸兄各位殿

人生は後悔の連続・・・よく言ったモノです。
あの時、あの場所に置き忘れた何か・・・
取りに行けるのなら、行きたいですよね。

それほど大袈裟では無いけれど、今年3月中旬に行った奥矢作。
川が余りにも綺麗すぎて?その時は全くのボウズ。
残雪の残る春の達原渓谷は高嶺の花でした。

季節が巡り、今は初夏の奥矢作。
今週は人生の忘れ物をひとつ、取りに行ってきました。。。

5時45分、上矢作到着。
飯田洞川の橋の手前、新聞屋さんで日釣券を購入します。
早起きな新聞屋さん、ご対応はおばちゃんです。

小生     「このところの達原渓谷は釣れますか?」
・・・おばちゃん、釣りはやらないだろうから、聞くだけ野暮だったかな?
おばちゃん 「そうね。聞いた話じゃぼちぼちみたいね。
        合川まで行くと大きいのが出るそうよ。」
・・・お、以外と情報を掴んでいる。流石は商売人!
小生     「そうですか・・・」
おばちゃん 「あ、でもね、奥まで行って釣れなくても、ごめんね。」
・・・全くにもって、律儀です、素朴です。
小生     「いえいえ、釣れなくっても、こんなの半分は賭け事だから。」
・・・おばちゃんに気を遣ったつもりの小生。
確かに釣果は半分はギャンブル。でも今日は是が非でも釣りたいです、ハイ。

上矢作からR418で山間の細道・曲道を登ります。
前回と同じポイント。でも風景は違って緑が濃く、清々しい朝の渓谷です。

朝が早いから?いつもこうなのか?先行者はおろか、行き交う車も皆無。
それなら・・・一旦、下流に下り、淵・落ち込みを中心に攻め登るとしよう。

場を荒らさないよう、慎重に河原を行ける所まで下り、進行反転。

気温10℃、水温11℃、少し低め。
釣り始めると・・・
吉田川、馬瀬川に比べるとその頻度は低いですが、アタリはあります。
・・・でも、ナゼか針掛かりしません。
じっくりと二呼吸置いても効果なし。
ブドウ虫、ミミズを突いているだけ?そんな感じです。


相変わらず水量は川幅に対して少なめ。
水は綺麗で透明、深場でも川底で走って逃げる魚が見えます。
こういう状況って、難しいんですよね・・・

一時間半かけて入川口まで戻りましたが、釣果はゼロ。
でも居ることは居るんです、何か手だてがあるハズ・・・

そうこうしているウチに、落ち込み後の日陰に隠れた緩い流れに出ました。
時刻はまもなく10時半。
曇りがちの天気ですがまま陽が差し、南からせり出た木陰下の川底は、
こちらからはハッキリとは見えません・・・ここ、チャンスかもしれません。

落ち込みの流れが落ち着いた、川底に岩がころがるポイントを流します。
・・・ゆっくりと流れる目印・・・が、急にハデに引き込まれます!
こりゃ、エサを突いた程度じゃないです!
即アワセ・・・川底で銀影が見え隠れ、揚げてみると・・・アマゴでした。
20cmを優に超えます。おまけに結構、良いガタイ!

もう少し、ポイントを上流にズラして再投入・・・手応えナシ。
もっと落ち込みに近づきたいのですが・・・

古代副長  「艦長!この水域にはまだ必ずアマゴ型潜水艦が居ます!」
沖田艦長  「うむ。が、落ち込み横のせり出た木陰が邪魔だな・・・」
古代副長  「我が軽巡の得意とする爆雷戦・・・ではなく、
                     チョウチン戦を展開すべきです!」
沖田艦長  「そうするか・・・良し!チョウチン戦を用意!」
古代副長  「了解です!チョウチン戦、よ~い!」

竿から天井糸1.5mを取り外し、既設の水中糸4.5mのみに張り替えます。
その間は約3分、手慣れた早業です・・・打ち方、始め~!

再開早々の投下一発目。
水中の岩と岩の間に目印がさしかかり・・・
来ました!アタリです!またこれもでかい!川底でバタバタ・・・
シャクって揚げてタモ入れ前・・・え?パーマークが無い?ウグイ??
・・・ニジマスでした・・・後で計ったら28cm。。。思いは少し複雑です。

久々の9寸越え。
でもよく見るとこのニジマス、全長の割にはサンマのようにスマートです。
きっと上流の平谷湖から逃げ出したのでしょう。

・・・ご飯のペレットは頂けるけど、ルアーに追われる毎日・・・
そんな日々に嫌気がさして、抜け出した先のこの渓谷。
でも自然界は厳しく、同類のアマゴさん・イワナさんとの生存競争。
すっかりと痩せてしまい・・・ニジマスさんも大変です。

かく言うオレっちも、毎週末で渓流に繰り出して極楽トンボな感じですが、
実は日々の生活、お仕事は大変なのです・・・ハイ。

その後も川をさかのぼり、瀬、落ち込み、淵でがんばりましたが、
釣れるのは淵のみで小型のニジマスばかり・・・瀬は全然ダメでした。

捲土重来となったのか?若干、複雑な感のする今回の達原渓谷釣行。
もう一回、雨後の晩夏にでも来ますか・・・
渓谷美は絶賛!!佐々木希さんです。

<データ>
竿      :シマノ 渓峰尖7m
水中糸   :フロロ  0.3号 4.5m トオシ仕掛け 
目印      :蛍光オレンジとムラサキ 4個
   *午後から風が出て、目印を短くカットしたが、
                   近視+老眼の身の上には見にくかった
オモリ     :3~2号  
   *水量が少なく軽めで・・・   
針      :吉村7.5号
   *拾ったご同業の仕掛けは5号クラスだった・・・突っつき対策??
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
釣果    :アマゴ1匹 23cm
        ニジマス5匹 18~28cm 
   *持ち帰りはアマゴ、ニジマスの各1匹
気温    :10℃~24℃
表層水温 :11℃~14℃
 
 
<参考>
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#15/35.322076/137.581530

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=tgEIb4lZRLwJ&p=%E7%9F%A2%E4%BD%9C%E6%B8%93%E8%B0%B7&u=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E4%25B8%258A%25E6%259D%2591%25E5%25B7%259D_%28%25E7%259F%25A2%25E4%25BD%259C%25E5%25B7%259D%25E6%25B0%25B4%25E7%25B3%25BB%29