Additional pages

Additional pages

2016年12月30日金曜日

今年も忘年会

ご諸兄各位殿


年末年始のお休みに入った昨夜。
毎年恒例、中学校の級友と故郷は名古屋の下町で忘年会でした。

新堀川と名古屋高速、高架を走るJR中央線、それらに挟まれた中華料理屋。
電車が通るとその振動が伝わり・・・ノスタルジーです。


開始の時間は夕食にしては遅く8:30集合。
各位のお仕事は多種多様、小生と同じくサラリーマンも居れば自営業者も。
宮仕えな小生も大変は大変ですが、自分で仕事を切り盛りする立場も大変です。
聞けば本日、また明日もお仕事とのこと。

結果、残念ながらご都合でお二方が欠席。
代わりに今年もK君は家族同伴、小中学校の娘さん二人も参加です。


・・・歳を重ねるごとに思うのですが、昨今の時の流れ、それがいと早きこと。
昨年の忘年会もこのお店で、あれから早一年・・・

でも、やっぱりそこは人生50年を経ての一年。
各位また自分も、良いこと、楽しいこともあれば、辛いことも。


今年のお話しの中心はID君とK君の奥様。
お二人ともお話しが大好きで、話題に事欠きません・・・ある意味で羨ましく。
そしてアルコールが入っているのも、このお二人・・・ほんと、羨ましいです。

子供の成長、家族の問題、学校・仕事のグチ、ガラケーかスマホか・・・
果ては税金・年金、着物のレンタル、一族対抗ボーリング大会などなど。
何の脈絡も無いように思えますが、聞いているとこれらが一線に並ぶ不思議。


夜も更け ID君、化学式はC2H5OHが効いてきたのか、
まま会話の途中で次の単語が出にくいご様子・・・いや、そりゃ、いつものことか。

K君の奥様は先の化学液体が潤滑剤になり、流ちょうに途切れなく、
振り回しの良いH&K MP5のごとく、軽く連射です・・・さすがは営業職さん。


お座敷の奥ではK君の娘さん達が居眠りを始め・・・
そろそろ、お開きのお時間です。


お店の外、冷え込む夜更けは駐車場で「良いお年を」のご挨拶。
「わしゃ、歩いて帰るんじゃ」のID君を軽巡で家までムリムリ送り、
小生も帰路につきます。


「今年はR41じゃなくて、県道 名古屋~犬山線で帰るか・・・」
この忘年会の帰り道、昔からの面々と会った後、色々と想いに耽ります。








2016年12月25日日曜日

箱庭の大掃除

ご諸兄各位殿


朝はそこそこ冷え込みましたが、今日午前中は良い天気でした。

クリスマスを過ぎると本格的に年末、そして年始。
・・・既に今朝からウチの家内、慌ただしく年末準備をこなしています。
こんなときに、のんびりとテレビなぞ見ていようモノなら・・・イジメられます。


夏の間は渓流釣りで、お得意の放置プレーが続いたウチの箱庭。

シーズンが終わった直後の10月上旬。
家内 「ねえ、お庭の手入れをしてよ。草ボウボウで見苦しいわ。」
小生 「いや~、まだヤブ蚊が多くて大変だよ。そうだ、上高地へ行こうよ・・・」
・・・そつなく回避です。

11月に入り秋祭りが近づく頃。
家内 「ねえったら、お庭の掃除を・・・」
小生 「ごめんごめん、明日は延期だった益田川で釣り大会でさ・・・」
・・・苦し紛れですが、何とか回避です。

で、12月ももう下旬。
ヤブ蚊の出番では無く、草も枯れかけ抜きやすく。
おまけに落葉も進み、お掃除するには丁度の頃合い。
一番は・・・これ以上の引き延ばし工作は家庭不和の源。

本日は、言われる前から、がんばりました。


さして広くも無い庭ですが、枯れ葉がたくさん。
家の裏にビワの木があり、風に吹かれてこちら側に大量の葉っぱが。
この葉が大きいこと、大きいこと。

枯れかかった草も根元から引き抜くのですが、ここでの困り事は・・・
地雷ならぬネコのウ○チ!
梅雨の初めに咲き誇るアジサイの下、そこは常設トイレと化しています。


イヤ、場所がハッキリしているのなら問題ないのですが、
そこは気まぐれ、おタワケなおネコ様、ここだけで、なされる・・・とは限らず。

草抜きの作業中に鼻を突くニオイがしたら、その周囲は要注意の地雷原!
特に玉砂利なぞ、ネコにとっては体(てい)の良い・・・最悪です。


もちろん、ウチが飼っているネコではなく、よそ様(一説には野良)のネコ。
以前はシッシッと見つけ次第に目くじらを立てたのですが。
最近では玄関先で日向ぼっこする彼らを見ても、ああ、またか・・・くらい。
慈悲か哀れみ、はたまた、諦めの心境・・・小生も歳を取りました。


一通りの掃き掃除、草取りが終わったら、今度は側溝の掃除です。


ここは入念に行わないと。

枯れ葉が溜まり、この中の
雨水の流れが滞ると、家屋
床下へ水が流れ込みかね
ません。

枯れ葉を採って、
泥砂をスコップですくって。

まま良いサイズのミミズさん
が居ます。
以前に放った郡上天然モノ?





お昼ご飯前、ようやくお掃除完了です。


お昼ご飯を食べた後、今度はお車の洗車。
我が旗艦、宇宙軽巡洋艦「ハスラー号」は通勤&釣行を任務とする戦闘艦。
ラグジュアリーな豪華客船とは違います・・・スタンドの洗車機で十分!

・・・戦闘艦であるならば、手洗いが相応しいのでは?のご意見もあるかと。

良いんです、もうそこは方便!
見て下さい、この輝き具合!最近の洗車機は優秀なのです!

・・・て言うか、庭掃除で疲れました。。。


・・・年の暮れ。
あと一回くらい、釣り納めで管釣りルアーに行きたいです。







2016年12月21日水曜日

冬至の夕方

ご諸兄各位殿


今日は冬至。
一年で最も日が短い一日。
日の出は朝7時少し前、日の入りは夕方5時前、都合10時間ほど。
定時上がりの帰宅時、お外は既に真っ暗。

この反対が夏至。
丁度、半年を経ての渓流釣りシーズン真っ盛りな時季。
今シーズンの夏至直前、その週末は馬瀬川上流で釣行でした。


・・・何と言ったら良いんでしょう、やっぱり初夏ですよね、梅雨前の。
一年を通じて一番に心地良い季節は、小生的に。
この山々の緑、川の水の碧、すがすがしいこと、この上なし・・・

翻って、こう、日が短いといけません、気分が陰に籠もっちゃって。。。


今夜の夕食はカボチャ、ニンジン、ブロッコリー、鶏肉のオーブン焼きでした。
ビタミンCを採って、低カロリーなタンパク質でヘルシーに。
そしてお風呂はゆず湯だそうで。

家内、気が利いています!


今日は幸い暖かかったですが、今週末のクリスマスは再び寒くなる様子・・・
来春の渓流解禁に向かって、指折り数えて、ただ今ようやく峠越え。

お風邪なぞ召しませぬよう、各位様、早寝休養でご自愛を。








2016年12月17日土曜日

遠い夏の思い出

ご諸兄各位殿


鉄路を走る古い赤電車。
木製の床下から響くモーター音と振動、かき消されそうな車掌のアナウンス。

「この電車は常滑行きの特急です・・・停車駅は太田川、尾張横須賀、大野町。
終点は常滑の順に止まります・・・次は太田川、太田川です。」



昭和40年代の後半、小学校は夏休みの早朝。
金山から乗った名鉄電車は常滑行きの特急、座席指定は不要。
神宮前を発車すれば電車は名古屋本線を別れ常滑線に入ります。

当時の名鉄の金山駅は今より東に数百m、JRとは別の駅で名前も「金山橋」。
木造の駅舎と跨線橋。
この金山橋から大野町まで、子供料金が確か130円でした。

小学校の同級生数人と大人は「トクやん」のお母さんのみ。


麦わら帽子と小さなリュックサック、それから水筒を肩から提げて。
手には4.5mのヘラ竿、と言うより「何でも竿」、それに小さなプラ水槽。
放たれた車窓から夏の朝の心地良い風が吹き込んでいました。

・・・冒険の始まりです。



神宮前から次の駅、太田川までは距離があります。

電車はグングン速度を上げて・・・揺れる揺れる、で、踏切毎に警笛を。
子供心にその音、振動にワクワク感を覚えています。

大江、大同町、柴田・・・各駅を通過して天白川を越えると、そこは名古屋市外。
この辺りから聚楽園の大仏さんの袂まで、のどかな田園風景が広がります。

新舞子から電車は海沿いを走り、何となくですが磯の香りが。
そして目的地の大野町に到着です。


常滑は大野町、その昔は尾張藩の港町。
ここは「肝っ玉系」なトクやんのお母さん、その生まれ故郷とのこと。
何となく容姿もキャラも、今の北斗晶に似ていました。

駅を出てから国道を渡り、暫く歩くと海音寺というお寺があります。
その門前に駄菓子屋さんが・・・ここでエサのゴカイを買って。
トクやんのお母さんは顔なじみらしく、駄菓子屋のおばあさんと大声で世間話。

その少し長い井戸端会議が一息つくと、さあ、お待ちかね!
お寺の墓場を通り抜け、その脇から堤防を越えると・・・

夏の青い海と空です。



突き出た港の堤防、その真ん中あたりで皆と陣を張って釣り開始。
竿を延ばして糸を穂先に括り付け。

「みんな、エサは頭の少し下から針を刺して、針が隠れるよう通すんだヨ。」
とトクやんのお母さん。

子供の頃から粗忽で小心、そして欲深な小生。
少しでも遠くへエサが届けば、より良いんじゃないかと考え、糸は竿より長め。
結果、エサの付いた針が衣服に絡みます。

「ほ~れ、糸が長過ぎだヨ。いい?糸は竿より手のひら2つ分短くして。」
懇切丁寧なご指導をトクやんのお母さんから頂きます。

・・・今思うと、
このトクやんの肝っ玉かあちゃんが小生の「初代釣り先生」だったやも。


さすがはそのご子息で経験者、トクやんは既に何匹かハゼを揚げています。
器用な学級委員長、ミズちゃんもそれに続き。
・・・かく言う小生はサッパリ。

「よ~く見てえ、海の底の砂の上。魚が砂から出たり潜ったりしとるに。」
名古屋弁な”先生”の言われるとおり、波間で目を凝らすと、平たいお魚が海底で。
玉浮きの下を長めに調整して、オモリを大きめに交換して。

・・・暫くすると、ブルブルっと竿先から手応えが。
竿を上げると小さなカレイが掛かっていました。


伊勢湾に突き出た堤防、その突端の遙か先の対岸には、うっすらと鈴鹿の山々。
入道雲がまま姿を見せるものの、そこは夏の炎天下の海。
今の自分には堪えるでしょうが、当時は疲れ知らずの小学生、全然へっちゃら。

同級生は皆が小学校の水泳部。
いい加減、黒く日焼けした面々が、この一日でより一層で真っ黒に。


昼下がりの午後、釣りを終え、皆でお寺の横、朝の駄菓子屋さんへ。
記憶では一個5円のたこ焼きを10個ほど、それに冷えたラムネを飲んで。


帰りの電車は運が良く、やってきたのは赤いパノラマカー。
お客は競艇帰りのオジサンがちらほら。

最後尾ですが二階建ての運転席下の展望窓、座ってなんかいられません。
窓の前にあるテーブルに寄りかかり。
後方に吸い込まれ遠ざかる風景、窓上にあるデジタル速度計とにらめっこ。

・・・しばらく皆ではしゃいだあと、
クーラー(当時はエアコンとは言いませんでした。)の効いた車内、
座ってしまうと一気に疲れが出て、皆一様に居眠りを。


「ほら!みんな、起きて起きて!」
トクやんのお母さんが大声で皆を起こします。
眠い目をこすって車窓を見ると、電車は既に神宮前を出発、次は金山橋です。



小学生の頃から精神構造があまり変わらない小生。
今でも夏の朝、渓流釣りに出かける前、あの当時と同じく心揺さぶるワクワク感が。
何なんでしょうね?あの感覚って?
ありきたりの日常から離れ、海とか川とか、チョっと危ない大自然を前にすると。
小生、何かが心の底の方で疼くんです、ハイ。


・・・皆で駅から歩いて家路に。
その足が異様に重たかったことを、今でもしっかりと覚えています。


*写真は夏の弓掛川。



2016年12月11日日曜日

渓流小継竿の ♯1注文

ご諸兄各位殿


昨日は風の強い一日でした。

結構イケる口の我が家内は夕方から三姉妹と名古屋で忘年会。
こういうモノは遺伝でしょう・・・三姉妹いずれもお酒はツワモノ。
うらやましい限りです。

下戸(ゲコ)な小生、年末のこの時期は若干憂鬱、おとなしく家でお留守番。
それでも夕食は外で食べようと、ついでに夕方から春日井の釣具屋さんへ。

以前にもお話ししましたが、所有する渓流小継竿の渓秀と渓峰尖 。
2本ともシーズン中に穂先を折ってしまい、今その先端は非純正品のリリアン。
これが使っていく都度にクセが付いてしまい始末が悪く。


左端は渓峰本流のリリアンですが、純正品はこのように真っ直ぐで素直。
・・・それはまるで、いつまでも少年のような小生の心!


シーズン・オフの昨今、良いタイミングとばかりに修理へ出してきました。
・・・ついでに緩み気味な渓秀のズーム機構も固めに調整を依頼です。


小生  「リリアンのみ純正品に替える事って出来ますか?」
店員さん 「いや~、この場合は ♯1 の丸ごと交換になりますね。」
小生  「・・・おいくらになりますでしょうか?」
店員さん 「渓秀と渓峰尖 とも税別で3,800円ですね。」

これと渓秀のズーム調整で都合1万円越えか・・・痛いな~。
しかし、クセの付いたリリアンの出し入れで粗相、他の節を折ったら事です。
この際、やむを得ぬ仕儀かと・・・


粗忽者の小生。
実は竿を折ったことはこれが初めてでは無く。
過去には渓峰尖の ♯2 を組み付け中にポキリ。


それ以外にも渓峰尖の ♯10 か ♯11 を。
この時は釣りの最中、振り込み時に不意に折れてビックリ。

手元の節だったので、折れた節から先の竿が流されることは防げましたが、
折れ口が鋭利にささくれて、とっさに握った手が痛かった事に2度ビックリ。

・・・複合カーボン材の破断面は意外に危険です。


で、もう一回が・・・
こちらは竿が折れた訳では無いのですが、渓峰本流の ♯4 の内壁が剥がれ。
これは原因がハッキリです。

こちらも釣りの最中、エサを流し終えて垂直に立てた竿。
その時、 ♯3 より先がスルスルと勝手に収納されて。
出し方が不十分だったのでしょう・・・再度で竿を伸ばす際にガリっと。
・・・節は定価+α のお値段、この ♯4 はメチャ痛でした。

いや、全くの粗忽者たる所以!
こんなことを思い起こすと、妙なリスクは早めに摘み取った方が得策です。


釣具屋さんのお話だと、修理には2週間ほどのお時間が。
事によっては年明けになるかも、とのこと・・・
まあ、この時期、致し方なく、ですね。



<微笑み返しの釣具屋さん>

よく使う主力の竿、渓秀と渓峰尖。
今回、♯1 を新品に交換しますが、いつまた先端を折ってしまうやも。
そんな為に、非純正品のリリアンですが予備で保管をすることに。

店員さんに竿先のような折れては困る細いモノを保管するケースは無いか
尋ねてみたところ、直径が10mm位で長さが1.3m程の透明で円筒な
プラケースをご紹介頂きました。

早速の購入です、定価が650円、税込みで中途半端な702円ナリ。


・・・ここ春日井の釣具屋さん、毎度の如くレジ係はうら若き乙女達。
今日からポイント5倍デー、お店は繁盛しています。

レジのお嬢さん、”研修生”のバッチがお胸にキラリ。

こういう時って、うふっ、オジサン、何かしたくなっちゃうんですね!
もう、心はいつまでも童心、御年51歳のイタズラっ子!

お嬢さん 「702円となります。」
        1,000円札とポイント・カードをマズお嬢さんに手渡して。
小生   「ちょっと待っててね、2円あると思うので・・・」
        お嬢さんに向けてニッコリ微笑むと、お嬢さんからもニッコリ。
        小生、オサイフの小銭入れをゴソゴソとまさぐります。
小生   「あれ?無いな~、1円玉が、1個しか・・・」
        で、もう一回、お嬢さんに微笑みかけ、もち、向こうもニッコリ。
        今暫く小銭入れをまさぐり。
小生   「ごめんね。1,000円でお釣りを下さい。」
        と、最後にダメ押しの微笑みを。
        お嬢さんはレジから小銭をたくさんかき集め・・・
お嬢さん 「お釣りの298円とポイント・カード、それにレシートです。
      ありがとうございました。」
        と、ニッコリの微笑み返し。

さすが!
イヤなお顔は一切見せず・・・が、その心中たるや如何に??

い~いんです、オジサンはお嬢さんと、心が触れあいたいンです、ハイ!







2016年12月5日月曜日

初冬の渓流巡り~小坂川

ご諸兄各位殿


小春日和で暖かかった今週末。
禁断症状の緩和?を目的に南飛騨まで渓流巡りに行ってきました。



午前中は山之口川を散策。
http://sidestarwinderjpn.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

パっと見での先入観でモノを判断してしまう悪いクセ。
品質管理の観点から、職場でも良く「三現主義」という言葉を聞きます。
全くその通りで、出合での印象と違い、山之口川は期待の持てる川でした。
・・・来シーズンが楽しみです!


午後はいつもの小坂川、その普段は余り足を向けない上流部へ。
まずその前に・・・「道の駅」は「はなもも」で腹ごしらえを。


注文したのは飛騨ラーメン、
580円ナリ。

ほっそりとした縮れ細麺、
醤油ベースなサッパリ系。

オーソドックスな味わいが
何杯でもイケちゃうよな。

美味しく暖まる一杯でした。
・・・横の漬け物もグ~!



道の駅の裏手は小坂川。
先の山之口川も良い川でしたが、押しの強さ・豪快さは、やはり小坂川に軍配が。
今シーズン、数・サイズでも、良いアマゴさん(ニジマスさんも)を頂きました。
山の神様に感謝です!



飛騨ラーメンを堪能した後、軽巡「ハスラー号」は上流に舵を取ります。
まずは落合の交差点を右折して湯屋温泉方面へ大洞川沿いに。

この大洞川でも一昨年の秋9月、師匠はノンタンさんと釣り糸を垂れましたが、
残念ながら小アマゴさんばかりの水揚げでした。
今日はそのポイントより更に上流へ・・・



大洞口(・・・すごい名前の地名!)の先、葛谷橋近辺から河原に降り立ちます。

流量豊富な小坂川、その上流の大洞川も流れに勢いがあります。
でもこの辺り、最近で自然石を利用しての護岸工事が行われた案内板が。
まだ敷かれた岩石の座りが落ち着いていない様子です。

・・・こういう場所は歩みを慎重にしなければ。

また拙い経験上から来るお話しとなりますが、敷いたばかりの石の川底は
石と石とのスキマが大きい為なのか、釣りをすると根掛かりが頻発。
馬瀬川上流は老谷近辺で泣かされました・・・
来シーズンまでお時間はありますが、自然の治癒力、いかばかりでしょうか?


一通り大洞川を拝見した後、今度は「ひめしゃがの湯」と巌立峡方面へ。
既にこの辺り、陽は山影に隠れ薄暗い谷底。


巌立峡の手前、「ここから400mは釣り禁止」の立て札が。
絶景なる渓谷美ですが、残念!!

・・・でも。
初めて小坂川を訪れた昨年の6月、「はなもも」の駐車場でおじいさんの言葉、
「奥は少し危ないけれどね。」
・・・納得です。


切り立った岩盤。

崩落した岩伝いに何とか
河原へは降りられそうです。

ただもし、万が一にも、
岩、いえいえ、
頭大の石でも落ちてきたら・・・

粗忽者、近寄るべからず。




巌立峡を後にして「ひめしゃがの湯」近くまで戻ります。
ほんとは、ひとっ風呂頂きたかったのですが、少し時間が押していて・・・
温泉前の橋の上から。
入川は楽そうです。


山影の川の流れ、濁河川・・・寒々としています、気温6℃。


でも直ぐ近くの小黒川下流は日当たりが良く。

いずれ、ここまで上流に来たことは初めてのこと。
小坂川はその上流、ここも期待が持てそうな雰囲気かと・・・


時刻は14:30。
本日の最後の締め、渓流には「おさらば」して霊峰 御岳さんを拝みに、
濁河温泉へ続く山道、その途中は大平展望台まで足を延ばします。
小黒川沿いに鈴蘭高原へ向けて。

4WDとは言えノーマル・タイヤな我軍の軽巡「ハスラー号」。
既に鈴蘭峠を越えた山道、そこそこに雪が見られます・・・気温4℃。
こりゃ、日が暮れる前には是非とも下山したく・・・

標高は既に1,000m以上、「御岳パノラマライン」と名付けられた山道。
右手にはどこまでも雪を被って西陽に照らされる御岳・・・青空に映えます。


細い山道をノロノロと慎重に小一時間、標高1,400mの大平展望台に到着です。
冷えてはいますが風も無く快晴、既に日光は赤味が掛かり夕方の雰囲気。


途中、行き交う車も少なく。
いや、それ幸い・・・

絶壁の山肌を曲がりくねって走る細道の「御岳パノラマライン」。
普通に走っても神経を使い、絶景の御岳さんに見とれての運転はなお危険。
直下には濁河川が流れているハズですが、標高差があり過ぎて見えること無く。

地図で確認すると解るのですが、濁河温泉までの長く険しい山道。
そして複雑な流れを示す小坂川上流の濁河川。
http://maps.gsi.go.jp/?vs=c1&z=16#13/35.937154/137.362232/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

当初、この巌立近辺を地図で見ていたら、等高線の入り方が理解できず。
濁河川と椹谷に挟まれたテーブル状の地形。


実際に現地に赴いて巌立の岩の形をみて納得です。

長い年月を掛けて川が削った御岳の溶岩台地。
水が大地に染み込まずそのまま流れ、押しの強い小坂川の流れに。
その理由が理解できます。



晴天で小春日和であった今週末。

これからは雪に覆われ曇りがちな日々が続くであろう南飛騨地方。
今年最後の青空背景、霊峰御岳さん拝観のチャンスだったのかも知れません。
そして渓流も・・・ラッキーでした。

また次の春が訪れるまで、静かに山は眠ります・・・






2016年12月4日日曜日

初冬の渓流巡り~山之口川

ご諸兄各位殿


今シーズンもいろいろな渓流で釣行しました。
通い慣れた川での釣りももちろん、皆様から紹介を頂いた初めての川でも。
青屋川、秋神川、姫川・・・

他にも音に聞こえし、行ってみたい渓流もありますが、限られた漁期での釣行、
中には今季での訪問が為し得なかった渓流もあります。

そのひとつが、益田川(飛騨川)に注ぐ南飛騨は山之口川です。



・・・禁漁期で渓流釣りが出来ず、手の震えが収まらない今日この頃の小生。
せめて川風に吹かれて、せせらぎの音でも聞けば気が休まるのでは?

と同時に、今年、思いが叶わなかった流れを訪ね、来季に備える。
でも、山中の川面を伝う寒風がメチャ冷たいこの初冬の時期。

酔狂ではありますが、今年も「気休め・お宝探しの旅」へ行ってきました・・・


実はこの山之口川、全くの初めてと言う訳では無く。
昨年の秋、渓流釣りシーズンが終焉を迎える間際、益田川との出合で釣行を。

ただそのときのイメージは・・・「評判を耳にする割には、小さな川だな~」

「物の道理」と申しましょうか、川は下流に行けば大きくなるモノ。
途中に注ぐたくさんの支流、その流れを集めて。

そう考えると、この山之口川の益田川への出合、最下流部でのこの川幅。
7m竿でお釣りがくるような・・・川の上流、その規模の小ささを推察。



でも、今回の上流部への訪問で、その「物の道理」が誤解であることが・・・
水の少ないハズなこの時期ですが、山之口集落近辺は結構な川幅と流れ加減。

世の中は奇々怪々、諸事例外があるからおもしろい!でしょうか?


先の「物の道理」=「川は下流に行けば大きくなる」。
一般的にはその通りですが、ここで小学校の理科か社会で習った言葉が頭に。

それは「伏流水」。
川の水は表面で見える分だけでは無く、地下に潜って流れている水もあり、
結果、下流の流れが上流より細く見える、なんてことも説明が付くような。


・・・いえ、小生は地質学者でも何でも無く、ただの工場勤務の釣り好きオジサン。
山之口川がこれに該当とは言い難く。

ただ、そんなオジサンでも言えることは・・・山之口川上流部、釣れそうな川です。

若干、先の山之口集落の近辺は見事に公園化されてしまい、入渓が楽そう。
斯様なポイントは皆様が集中、「釣り荒れ」が先行しそうな感じです。



益田川出合の直上は流れが速い岩場が続き、川面も谷底を走り接近困難か?

でもそこはそこ、蛇の道は蛇!

・・・渓流釣り歴丸3年、と言うよりも、妙なところが世渡り上手、鼻の効く小生。
断崖続きの県道から、川辺へ続く降り口をしっかりと見つけ出し・・・


ここなら入渓者も少ないのでは?
でも、どうでしょう?
川の際まで木々が覆い被さり、長竿は振りにくそうな・・・6m竿かな?


初冬の12月ですが、本日の南飛騨は非常に暖かく。
午前中、山之口川での渓流巡りの後、午後は小坂川の奥へ行きました。

・・・このレポートは、また後ほど・・・


2016年12月1日木曜日

i QOS ~ アイコス

ご諸兄各位殿


・・・今回のブログ、未成年の方はご高覧をお控え頂けると幸いです。


齢51年の小生、二十歳の時からタバコを嗜んでいます。

これまであまり禁煙と言うものに真剣に取り組んでは来ませんでしたが、
歳も歳、このところ少しだけ気にはなってきていました。

・・・タバコは男の句読点。
そんな、シャレたCM文句も昔はありましたが、決して体に良い物では無く。

実際の所、若かりし頃、ナゼにタバコを吸い出したのか・・・

遠い記憶をたどれば、若い頃に乗っていたオートバイ。
その始動後の暖機運転で手持ちぶさた、で、始めちゃったような。


今では老眼でオートバイには乗りませんが、家事・仕事の合間で一服。
特に仕事の山を越え、夕方、コーヒーを飲みながら・・・
良いですね、落ち着きます。

でも、本当に最高な喫煙場所は、やっぱり初夏のすがすがしい渓流での一本。
流れゆく川のせせらぎを聞きながら、頬を伝う冷たい風を感じながら。
・・・ちゃんと、携帯灰皿を携えて。


喫煙者の肩身が狭い今日この頃。
もちろん、それだけではなく、自分・家族・周囲の事を考えて、
友人・知人の多くが禁煙を始めています。

で、先日、友人の勧めもあり、また、都合良く購入する機会がありまして、
このような電子タバコを買いました。


・・・ただこれ、決して「禁煙」と言うものでは無く、
タバコに比べて、そこに含まれる有害物質が少ない、というシロモノ。

普段で吸っているタバコはメビウス・ワンの100S・ボックス。
・・・しみったれの小生、同じ値段なら少しでも長いものをと100Sを愛用。

最初の二十歳はマイルド・セブン・ライトで始まり、
次にスーパー・ライト、そしてエキストラ・ライト・・・

何だかその変遷は、ルアー竿の番定、UL、SUL、XULのごとく?
実を言えば、歳を追うごとにキツいタバコを体が受け付けなくなっただけ。

行き着いた今のメビウスはタール1mg、ニコチン0.1mg。
それを一日でおおよそ十本程度。
こんなのだったら、スッパりと止めちゃえば良いのにね、ホント。


では、この電子タバコのタールとニコチンの含有量は・・・残念ながら不明。
タールはほぼ含まれていないようですが、ニコチンはある程度を含有。
しかし、その数値表示はありません。

もっとも「数値」でタバコを楽しむものでも無く、要は自分に合うか・合わないか。
肝心の吸い心地、いわゆる「味」なんですが・・・

小生は軽い感覚のバランスド・レギュラーを選択。


のどごしはタバコのような刺激・熱気は全く無く、非常にスムース。
吸気の場合も「吸う力」はタバコほど必要なく、スルリと入ってきます。
まるで蒸気を吸っているような感覚、でも出るのはやっぱり煙かな~。

その煙から若干の香ばしい独特な香りが、嫌み無く感じられます。

銘柄はマルボロとはなっていますが、決してタバコのマルボロの味はしなく。
・・・個人的にはマルボロの「後味」はキツめ、余り好きでは無くかえって好都合。
新しい味のタバコ?と考えれば納得の味です。

結果として、味は今のところは可も無く・不可も無く、と言ったところ。
もう少しこの味に慣れてくると、そこそこ良いのかも知れません。


機器の分類としては家電製品となるこの電子タバコ。
小生のような粗忽者が手を滑らして川に落としたら・・・即お釈迦の可能性が。

ヒーターの加熱時間は十数秒と短いですが、連続使用のインターバルが数分間。
仕事の合間の休憩時間では制約が厳しそう。
おまけにクリーニングなど、お手入れも必要。
まあ、今のタバコの本数が少しでも減れば、それはそれで儲けものでしょうか?


ゆっくりと登っていく煙を見ながら、来シーズンの思いにふける・・・
暫くは週末の家庭内使用に落ち着きそうです。