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2016年3月20日日曜日

2016 馬瀬川初釣行でなぎなた振り

ご諸兄各位殿


南飛騨の馬瀬川。
西を吉田川と東は益田川に挟まれて、岐阜県のほぼ中央を南北に流れます。
Wikiによると総延長は76km、飛騨金山で飛騨川(益田川)に合流。

同じく支流河川の吉田川のそれが32kmの事を考えると、
ほんとうに長い川です。

自分は春から初夏にかけて、主に吉田川で釣り糸を垂れますが、
夏以降は主にこの馬瀬川で。
理由はこの馬瀬川、お隣の吉田川、益田川に比べるとその流域の標高が高く、
夏の高温期でもそこそこ涼しいから。
昨年は護岸工事で残念な釣行が続きましたが、先週の下見では工事もほぼ終わり。
期待です!
で、少し気が早いのかも知れませんが、今週はその馬瀬川上流へ赴きました。


馬瀬川上流、そのほぼ真ん中に位置する名丸。
今日は春分の日、明日は旗日、でも、残念ながらお仕事のある小生。
早めの帰参を眼中に、お気に入りの川上、大原は諦めて手前のここに。

それと、ここを選んだもう一つの理由。
馬瀬川のこの辺りは河原が開け、長竿を思う存分振り回せます。

・・・ナゼか無性に「長いモノ」を振り回したい今日この頃。
我ら中年世代、日常でいろいろとストレスが溜まるのです、ハイ。

釣果?そんなモノは度外視。
心安らぐ渓流の風景と、おいしい空気があれば。
それにど~せ毎年、4月下旬までまともな釣が出来ない小生。
今日は思いっきり、振らせていただきヤス!


昨日の雨の影響でしょう、水量がハンパなく。
いつもは「くるみ淵」からさかのぼり、写真の岩のチョイ下流を渡河ですが・・・
今日は無理です。
両手で10m竿をぶ~んと振り回し。
川の中央は十分に射程距離内、この岩の前後・周囲を丹念に探ります。

最初はその重さにに戸惑いを感じた長竿ですが、要領は8.5mと同じかと。
徐々にですが「なぎなた」振りにも慣れてきました。

狙った位置にスポンと決まると気分良いです!
早瀬の手前側はもちろん、対岸の切り立った岸壁、その直下の反転流も。
上手く懐に仕掛けが入り、目印が二転三転。

お昼前から風が出てきました。
着水の精度を上げるには、この風を上手く見方に付けないと長竿はほんと難儀。

でも、飛ばしたい方向に全くの向かい風の場合・・・
「どりゃ!」と叫びながら「なぎなた」を振るのですが・・・空しくも足下に着水。
風が止む一瞬を待つより手が無さそうです。


暫く河原をさかのぼると、対岸に若者と覚しきご同輩が。

この風の中を結構、川の中に入り込んで釣られています。
おまけに今日の馬瀬川、流れに勢いがあります。
気力・体力は年相応、補修パッチだらけのナイロン・ウエーダーのオジさんは、
足下がおぼつかず、怖くて膝下半分までが限界!
若者よ、ご無理なさらず・・・


時刻はお昼チョイ過ぎ。
今日はここまで、もちろん釣果はボーズ。
しかし、本流竿の扱いに慣れるには良い機会でした。


<データ>
エサ    :ミミズ、ぶどう虫
釣果    :ボーズ
気温    :7℃~10℃  
天候    :曇時々晴れ、昼前から強風   
表層水温 :5~6℃