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2016年10月3日月曜日

奥三河 神越渓谷 渓流釣堀行

ご諸兄各位殿


シーズン終了初日の土曜日はその午後。

「明日のお墓参りだけれど、おねえちゃん達とお母さんで、恵那のお墓に
行くことにしたからね。」と家内が。

渓流釣りシーズン中はほったらかしであった家事一切。
家内とは以前から、明日はまずお墓参りに行こうと決めていました。
そのお墓は小生側のお墓、名古屋は平和公園のハズでした。

でも、土曜日の午前にやたらと家内の携帯に電話・メール着信が。
さしずめ、家内のおねえさんからかな?
と、思っていたらさもありなん。

お話しは川の流れのように決まってしまい、行き先は家内側のお墓へ変更に。

しかしまあ、ご先祖を思う気持ちは同じ事。
岐阜県は恵那市の山の中にある家内のおかあさん側のお墓。
アウトドア大好きな小生。
名古屋の平和公園より、むしろそちらの方へ行きたい気分です。

小生  「良いよ、お墓は恵那にしようか。明日、お母さん達は何時に来るの?」
家内  「え?いいの、来なくって。おねえちゃんとお母さん達とで行くから。」

・・・なんのこっちゃ?オレはお邪魔虫かいな??

三姉妹の家内。
おねえさん、妹さん、それにめいっこと義母さんの女だけで墓参り。
季節柄、そして、行き先柄、恐らく「栗きんとん」「五平餅」などなど、
おいしい秋の味覚を堪能しながら・・・

まあ、これに男が割り込むのは無粋ですな・・・
こんなときゃ、釣りにでも行きますか。




三州足助は飯田街道沿いの宿場町。
飯盛山と巴川が形成する香嵐渓は、その紅葉が有名ですが今はまだ時期が早く。
巴川をR420でさかのぼり、暫く行くと支流の神越川が別れます。
その神越川沿いの細道を登り切ると神越渓谷、渓流釣堀があります。

昨年もこの時期に訪れたここ。
もう一年前か・・・早いな~、月日の流れは。

去年は放流魚を釣った後、「残りマス」を狙いに堰堤の上流へ向かいました。
それと同時に、ニジマスさんのお家芸、「針飲まれ」の回避も課題に。

管理事務所で放流券を購入します。

小生   「空いている場所なら、どこで釣っても良いんですよね?」
おじさん 「ええ、良いですよ。でも今日はファミリーで混んでいるからね。
      空いている場所は上だけですよ。魚、そこまで持って行きますから。」

・・・少し考えた小生。

小生   「いや、結構ですわ。放流は、ナシで。」

・・・考えた末の今年の課題。

その1. 履き物は長靴で。
その2. もち、針飲まれナシ。
その3. 放流はナシで、完全なる「残りマス」のみで勝負!


家族連れで賑わうファミリー・エリアに背を向けて、
さすらいのお邪魔虫な亭主は、そして孤高のエサ師は、
一人、寂しい森の中、神越川は堰堤上のポイントを目指すのです、ハイ。
















ここ暫くは釣り客が訪れていないような薄暗く静かな渓流。
雨上がりの靄が川面をゆっくりと流れます。

川のせせらぎが響き渡り・・・

エサはイクラ。
ガン玉3号、細糸0.3号・・・仕掛けを流しますが手応えはナシ・・・

頭上が木々に覆われてズームを縮めた6m竿でも窮屈です。


もっと上流、少し開けたポイントで・・・ここは思う存分に竿が振れます。

お相手は養殖ニジマスさん。
いつもならウグイさんが来るような、ユルい流れが狙い目かと。
上の写真の左中段、対岸は競り出た樹木下に狙いを定め・・・
エサはブドウ虫。

と!目印が水中に吸い込まれます!
軽くアワセると・・・良いサイズが掛かりました。




斯様な感じで修行を重ね。

9:00~12:00のお時間で
本日の釣果は5匹。

そして全てが「針飲まれ」ナシ。

これが今年一年の成果、
成長でしょうかね??










渓流釣りシーズンは終わっちゃいましたが、渓流釣堀はこれから晩秋までが旬。
課題を掲げると養殖ニジマスさん相手でも、結構、楽しめるモンです・・・
オレっち、Mだから??


・・・帰宅をすると、家内が「栗きんとん」をお土産に、帰りを待っていました。



<データ>
エサ    :イクラ、ブドウ虫 
        イクラでの釣果は皆無でした。
        「残りマス」のお腹の中は川虫、陸虫ばかり・・・
釣果    :28cm1匹 22~24cm4匹  他はアブラハヤ数匹
気温    :20~28℃
        少し暑くて蒸しました。
天候    :曇のち晴
表層水温 :16℃