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2016年10月10日月曜日

シマノ 渓峰尖 硬調7m VS 渓秀 硬調6m

ご諸兄各位殿


渓流用として2本の竿を使っています。
いずれもシマノ製で「渓秀 硬調6m」と「渓峰尖 硬調7m 」。


黒くて短い方が「渓峰尖」、緑で長い方が「渓秀」です。

渓流釣りを始めた3年前、2013年の初夏。
当初は押し入れから引っ張り出した小学生の頃に愛用した4.5mヘラ竿で。
そのシーズンの8月初旬、”浮き釣り”を卒業して”ミャク釣り”へ挑戦するため、
まず「渓秀」を購入しました。


初めての渓流竿。
4.5mと6mでは長さが大きく違いますが、以外と早くその扱いには慣れました。
・・・先調子で素直な竿のため、なのでしょう。

その年、既に後継機種(と思っています。)の「渓峰尖」は発売中でしたが、
旧型機種で値段が安く、「天平」と比較の上で”軽く”感じた「渓秀」を選びました。

至って軽量、バランスが良く、片手での操作が十分に行え、シャープな振り心地。
頭上が木々で覆われた狭めな渓流、釣堀などでの使用。

いつもは細糸0.3号とガン玉4~1号が主な組み合わせ。
場所柄からサイドスローが多く、右利きの小生ですが左からの振り込みも難なく。
対岸のせり出した樹木下でも、狙ったポイントは外しません。

そして程よい弾力性。
この夏はこれで尺モノのアマゴさんをヒヤヒヤながら釣り上げたことも。


「渓峰尖」を購入したのは、その次のシーズンは初頭でした。



6mを吉田川で使っているうちに、「あと少し、もうチョット、届かないかな~」
の場面に何度も出くわして。

かゆいところに手が届く。
・・・その後はズーム機能を多用して、ほぼ、こちらばかり使用することに。
「渓秀」と同じく先調子で素直な竿です。

でも1mの寸法差は距離を稼ぐには有効ですが、少し重量がかさみます。
結果、片手操作は短時間・・・気が付くといつも両手で扱っています。



もう一つ、難を言ってしまうと・・・まあ、これは個人の好みの関係かも?

「渓峰尖」のみならず、最近のシマノさんの小継竿は揃って仕舞寸法50cm。
リュックサックに完全収納が可能なのですが、175cmの身長には少し短め。

縮め作業で節を一つ飛ばして扱ってしまうことがままあり・・・
破損には至っていませんが、特にチョウチン戦での取り込み時はアセります。

この点、「渓秀」はこれより数cm長く、小生が扱うにはしっくりくる長さです。

それでもこの「渓峰尖」、「渓秀」同様、振り込み、感度、扱い易さは上々。
写真でも解りますが、細かなキズが随所に・・・
本流竿を含めると4本ある竿の中で一番の稼働率、その証拠です。



・・・余りにも多用が過ぎた「渓峰尖」。
2シーズンを経過してズームがスカスカに。

固定が弱くてズームが勝手に出る始末。
やむなく今年の6月に修理へ出しました。

尻栓と固定リングが交換へ。
都合約3,000円ナリ。

その間、待つこと二週間・・・

しかし、そこは計ったかの如く、
この期間はサツキマスを追って
長良川で本流竿を使った今年でした。




それから多用の影響がもう一つ。

これは「渓秀」も同じですが、比較的に狭い場所で使う渓流竿。
双方とも同じような時期に穂先を折ってしまいました。


シーズン中に主力竿の2本が
揃ってまたもや二週間も
手元を離れることはご勘弁、
こちらの修理は釣具屋さんで。

どうでしょう、費用は1本で
1,500円ほどでしたか?

しかし、
これは結果が考え物でした。

左は「渓峰本流」のリリアン、
純正品で真っ直ぐです。


ひるがえって、赤いリリアンは交換修理後の「渓秀」と「渓峰尖」。
純正品ではない赤いリリアンは「クセ」が着きやすい素材の様子。
結果として、お手入れで2番節から穂先を出し入れする際に引っかかることに。
注意しないと余計な穂先の破損を招きかねません。

・・・二週間待ってのメーカー純正品にて交換修理。
              それはこのシーズン・オフの内にでも・・・


竿は野で使うお道具、いずれは消耗品なのかも知れません。
でも、出来ることなら、なるべく大事に、末永く使っていきたいものです。