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2016年11月8日火曜日

萩原大物ます釣り大会

ご諸兄各位殿


渓流釣りシーズンが終わりを告げて、早一ヶ月。
前月初めに渓流釣り堀へ行ったのですが、
ほとんどビョ~キの小生は釣りが出来ない昨今、手に震えが出る始末です。

こんな時期、タイムリーに開催される益田川でのマス釣り大会。
http://www.mashitagawa.jp/goannai/events/11/1.html

染まりゆく秋の紅葉、南飛騨の山々をバックに・・・
今年は雨による川の増水で一週間遅れの開催、初めて行って参りました。


行く前に、まずは事前準備です。
お知らせを読むと、50~60cm級のニジマスさんが、ゴロゴロのビシバシ!
なになに、取り込みが一人で出来ない、竿が折れる人も・・・

・・・イヤ、竿を折られてしまっては一大事。
貧しいお小遣いでの釣り道楽。
諸事あまた、来年度の装備品購入計画に影響が出ます。
どうもこりゃ、参加に際して何か作戦を組まなくては・・・

大河 益田川(飛騨川)での釣り、さすればセレクトは10mのシマノSG。
折れちゃ困るので、糸は0.6号とするか・・・竿が折れる前に糸が切れる。
いつもはフロロ、でも今回はクッション性を期待、ナイロンでトオシの9m。
針もカエシの無いスレ、吉村の8号としましょう・・・

ふっ、これでバレたら・・・お魚くん、君の勝ちだ!

釣りに行く前から、既にオオモノが掛かった気分でいる小生!
このあたり、相も変わらずノ~テンキ、お気楽な性格です。



お知らせでは8:30からの開始とのこと。
まあ7:30到着で大丈夫だろう・・・と思って、ノコノコと飛騨川大橋を渡れば、
その時刻には皆様、既に河原で準備万端の戦闘態勢!


申し込みをしてDグループに割り当てられ、早速にも着替えようと思ったら、
今度は7:45より開会式、全員参加して下さいとのこと。
・・・もうショ~がなく普段着での開会式です。

アサシンさんから伺っていたここでのコツは、場所が命!!

運良く、イヤ、運悪く?Dグループは一番での入川が決定!
グループの他皆様は川へ一直線!
小生だけは支度のため、軽巡へ一直線!

・・・初めての参加とは言え、そこはいつもの粗忽者。
       もう、出だしから相も変わらず、ダメダメのウダウダです・・・



装備を済ませて川を覗けば・・・
案の定、
既に皆様、完璧なる密集隊形、
布陣は川中島の合戦です。

遅れて参上する粗忽者、
這い入る隙間はございませぬ。

アサシンさんのオススメに従い、
下流へ歩みを進めます。



・・・この状況、強いて突撃敢行するならば、それは川の対岸でしょうか?


8:30の打ち上げ花火で釣り開始。
対岸に向かってトボトボと歩いて飛騨川大橋を渡る時刻がそれ丁度。
爆音と共に皆様、一斉に竿を振り出します・・・橋の上からこりゃ、また、壮観!

ようやく長い橋を渡りきり、ヤブを漕いで河原に出で立ち。



まあ、ここまで来たら、アセっても詮無きこと、遅れついでです。
あんパンをかじりながらお茶を飲み飲み、ついでにタバコをふかして様子見。

・・・川の手前は浅瀬が広がり、肝心の流心は向こう岸寄りです。
浅瀬の流れは緩やか。
まだ開始早々、積極的に川中に打って出る御仁も少なく。
・・・チャンスとばかりに、流心が長竿の射程に入るまで川に立ち込みます。

今日は風が強く、仕掛けが風に煽られますが、刹那を見計らい第一投!
上手く流心中央に食い込みました・・・狙いは着地点より数m下流の弛み!

・・・と!目印が水中に吸い込まれ!すわ、アワせます。
クククッと竿先から、心地良い手応えが伝わり・・・

竿を立て台尻を太ももに中腰、たも網を構えて引き寄せます。


今日、ここでの一匹目。
「マスが溜まりますよ」
・・・そのお言葉、
ありがたく頂戴します。

即、同じスジに第二投・・・
ヒットです!

第三投、第四投・・・
サイズは20cm台中頃ですが、
もう、連チャン、入れ食い状態!


まま、この戦場に「招かれざる客」もお見えになりますが・・・
こればかりはご愛敬。



釣れる主役は20cm台ばかり。
残念ながら小生、「ゴロゴロのビシバシ!」さんはお目もじが叶わず・・・

でも、右のお隣さんが掛けました!
ゴロ・ビシのサイズを2本も!!


ひとしきり釣り上げたところで河原に上がり、お茶とタバコを所望。


・・・密集隊形での釣り。
普段は滅多に見ることが出来ない、ご同輩の「お作法」が間近で観察できます。

ゴロ・ビシの右隣さん。
まだお若そうですが、コツを掴まれているご様子。
マスの類が溜まりそうな、若干緩めの流れ・受けを上手く捉え。
穂先のブレも長竿にしては少なく、流れに対して素直です。

その、もう一つ右向こうのご老体。
流しきった仕掛けが小生の目の前を通過します。
注視すると目印は立っているのですが、肝心のエサは表層を流されて・・・
こりゃきっと、風と川の流れの強さに対して、オモリが軽すぎるのでは?

左隣さん・・・小生よりは少しお歳でしょうか?年季の入った感じのお方。
岩の周囲を意図的にまさぐられます。
やり過ぎなくらいで「自然にエサを流す」の「騙しのテクニック」とはほど遠く。
それひょっとして、アユ釣りのお作法では?

・・・何となくですが、皆様の好都合・不都合が解るような気がする昨今。


・・・エラそうに、イヤらしくも、他様の作法を事細かに分析する初級者の小生。
休憩の後に再び川に立ち込みますが、
何を隠そう、本日もMで小心な小生、お家芸の「マスの針飲まれ」を何度も・・・

もう風がメチャ強く、アタリが読めなくって!?
ほんと、言い訳三昧!


戦い済んで、日が暮れて・・・いえ、まだ11:30ですが閉会式でした。


残念ながら最後まで、ゴロ・ビシのサイズさんにはご縁が御座いませんでした。

しか~し、風が強いその最中、我ながら良くも揚げました、都合14本!
ようやく勝手が分かったこの大会、来年もまたゴロ・ビシのサイズに挑戦です!


・・・これから暫く来春まで、本当に竿を納めることとなります。
またビョ~キが出て、手の震えが止まらない・・・そんときゃ、管釣りルアーかな?
師匠、ノンタンさん!連絡を待ってから、ヨロピク!


雲の流れが速く風の強い、でも、背に差す陽には温かさの残る、
小春日和の南飛騨は益田川でした。


<データ>
エサ    :ブドウ虫
釣果    :20cm中頃が14匹
        お外道はウグイさん 約20cm 1匹・・・
気温    :13~16℃ ほとんど変わらず
天候    :朝のうち曇、のち晴れ、風メチャ強し 
表層水温 :10℃