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2018年3月25日日曜日

郡上 前谷川&切立川 釣行

ご諸兄各位殿


・・・本流竿が振りたい!
ナゼか、思いっきり、無性に。


本流竿。
もうかれこれ、半年近くも握っていません。
慣れないと長くて扱いづらい竿ですが、
重量級のオモリで、狙ったポイントへビシっと決まれば爽快!

そして、槍・薙刀(なぎなた)に擬えて、世の理不尽を切る!?
・・・ご多分に漏れず、小生もいろいろとあるんです、実生活で。


そんな衝動に駆られて、
自然とお足は長良川、前谷川の出合へ向かってしまいました。

でも、まだ時期が早いだろうな~。

案の定でした。
本日の長良川、その上流は雪代混じりの激流。
水温も6℃。


近づいて、その流れを正面から見据えると・・・こわい~。

振りたい衝動を抑え、長尺本流竿を小継渓流竿に持ち替えて、
残念ながら前谷川にターゲットを変更します。



<恐縮です・・・>

長良川本流の様子見から、前谷川を橋下より釣り上がります。
朝方は寒かったのですが、本日も重役出勤の身の上、
既に時刻は10:00。

陽が昇るにつれ、暖かく・・・を通り過ぎ、暑くなってきました。


「あの~、もしかしてブログを書かれていませんか?」

竿を河原に残し、不要になった上着を車に置きに来たら、
お隣の車は若い方から、斯様なお声掛けを頂きました。

実はこの方とは、先ほどもご挨拶を。
準備を終え川に降りる時に、入れ替りで上がってこられました。

こちらからは入川のご了解を、
既に2名ほど先行している旨、
厳しくもここでの釣果は一匹、
・・・などの情報を頂き。

傍らにはエサ箱を首から掛けた、かわいらしい奥様または彼女が・・・
良いですね、カップルで同じ趣味とは。


「ハスラーといい、その色といい、ひょっとして・・・」
彼は既に着替えを終えられています。

はい、お粗末ながら、ブログ、書いています。
ゲコなオヤジが書き殴る、酔っ払ったような内容です。
それでも、実際に読んで頂ける方が見えると、嬉しいものです。

・・・もっと釣り談義をすれば良かったのですが、
予想しなかった展開に、なにやら、こっ恥ずかしいやら・・・

河原に残してきた竿も気になっちゃって、ごめんなさい。

貴重にも、本ブログへの感想などもお聞かせ頂き、恐縮の至り。
ありがとうございました、今年もがんばります!


<とは、言いつつも・・・>

若い方からご挨拶を受けた後、再びは前谷川の河原へ。

ここでの対象はイワナさん。
段々堰堤の落ち込みは流心際、岩陰、芦下、それも小場所に限定して。

・・・いわゆる、竿抜けを狙います。

先ほどのお若いカップルさん、それ以外にも複数は先行者の情報。
まともな場所は、既に抜かれちゃっていることでしょう。


策を練って釣り上がるのですが、残念、結果が伴わず。

今年もがんばります!なんて言っちゃった手前、
みょ~なプレッシャーが、肩にのしかかります。

それでも・・・
お魚は釣れねど、お空は抜けるように碧く、水しぶきが輝く春の渓流。
癒されます・・・


12:00まで時間を掛け、前谷の集会所まで釣り上がりましたが、
まったく、ピクりとも、アタリが無く・・・上がりますか、一旦。



<新規開拓は切立川へ・・・>

さて、ど~したものか??
ハスラー号で昼食かねがね、スマホの地図を見ながら、
一人作戦会議です。

”まず、長良川を上がるか、下がるか。
  下がっても本流はますます無理目、支流も白鳥の向こう側。
  ここは上流に上がって、高鷲で支流にでも・・・切立川か。
  帰路は高鷲ICから乗れば、時間も稼げる!よし、決定!”

ハタから見れば、ブツブツと気味の悪い独り言!?
でも、一人作戦会議の良いところ、それは即断です。


初めての川、切立川。
前谷川からはR156を暫く車でのぼり、鮎立から県道へ右折します。

この辺りの長良川も川幅が狭くなり、雰囲気は渓流。
そこに流れ込む切立川も、まんま渓流の様相。

・・・暑くなった夏にでも、この近辺の長良川、攻めてみますか。


長良川と出会い近辺の切立川は、道路から落差も無く入川しやすそう。
しかし、暫く県道を走ると、徐々に道からの高低差が大きくなります。
・・・谷底を覗き込みますが、ムリ!降りられません。

切立の集落手前から、再びで落差は縮まり、ようやく降りられそうな。


斯様な公共施設の脇に、慎ましくハスラー号を駐めて入渓です。


前谷川以上に残雪があります。
それでも水温は8℃と、若干、勝機が見え隠れ??


川虫を採取して、こんな小渓流が流れ込む、
「いかにも」的な静かな日影の淵で粘ります。

この慎重さが求められる、静かな淵での戦いの最中、
こともあろうに小生、大きなくしゃみを連発。。。
おまけに鼻水が止まりませぬ。

・・・よく見れば、居並ぶ木立はいずれも、おスギさま。

結果、無反応。
「いかにも」が「さもあらん」に成り代わり。

それでも、この淵は湾曲を過ぎ、橋を越えた更に上流。


斯様な緩め・浅めの流れで、いよいよのアタリが!!


”待て、待て!
  遅飯食いの今の時期はお魚さん、アワセは暫しのガマン!”

目印がヒクついています。
”まだ、まだ・・・”
竿を僅かに送ってテンションを緩め、慎重に慎重を重ね。

次に糸がお魚に引っ張られ、水面にツツツ~と軌跡を描きます。
”ま~勘弁したるに、さすがに・・・”

さあ!この期に及んで・・・アワさせて、頂きヤス!


サっと軽快に竿を上げると・・・手応えあり、こりゃ、そこそこサイズ!

が!
その手応えは刹那の感触!(まるっきり、アレのような)
で、上がってきたのは、半分にチギれたブドウ虫。。。

・・・マジ、かよ~。


・・・寒くて雪の多かった冬のあと。
その年は、オオモノが良く釣れる、とお励ましを頂いたばかり。
果たして・・・

今年は、ボ~ズで、4月を迎えようとしている小生です。





<データ>
3月24日
エサ    :ブドウ虫、ミミズ、川虫  
竿      :6m 渓秀
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 0.5m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 3~2号
釣果    :糸が水面を引く、痛恨のボ~ズ
                 が・ま・ん!
気温    :14℃
天候    :晴
表層水温 :長良川 6℃
      前谷川、切立川 8℃