Additional pages

Additional pages

2018年5月3日木曜日

天の橋立・丹後伊根と城下町 但馬出石

ご諸兄各位殿


GWの前半は良いお天気に恵まれました。
その中盤での家内とのお出かけは天橋立まで。


どうでしょう?ここ、天橋立は30年ぶり?
決して裕福では無い学生の頃、中古125CCは2サイクルの単車で。

あの時は夏休み、往路は広島まで山陽道、帰路は山陰道を一人旅。
ユースホステル(今でもあるのかな?)を泊まり継いで、
その帰り道に立ち寄りました。



当時の山陰道には高速道路など無く、
・・・いや、有っても125CCの貧乏単車じゃ通せんぼ。

今は北陸道から舞鶴若狭道と綾部宮津道が延びてとても便利。
それでも結構な道のりは自宅の愛知県から200km・・・

当初、今回の旅行の宿泊は城崎温泉を予定していましたが、
手前の天橋立にして正解でした。

疲れたと同時に、当時の自分の「若さ」に脱帽です。。。



当時は古びた木造駅舎の記憶であったJRの天橋立駅。
今は丹後鉄道と名前が変わり、近代的、でも良い雰囲気の鉄筋駅舎です。

そこから少し歩いた山裾、
スキー場で見かける一人乗りリフトに乗り展望台へ。

・・・こんな便利はリフトも当時は使った記憶がありません。

リフトの乗り場。
斯様な緊張を強いられる場面では、
必ず何かをヤッて頂ける我が家内。


乗り場のおにいさんが手招き、
着席ポイントまで進まなければ
ならないところを要領を得ず、
結果、間に合わず一席が通過。

家内もですが小生も、
手に汗を握ります。

・・・小生は笑いを堪えての。



でも、おにいさんは心得たモノ。

「慌てなくても良いですから。次のリフトに乗りましょう!
 さあ、前に進んで下さ~い。」

上手くリフトに乗ってからも、座席横の支柱をグッと握る家内。
あれは、間違いなく、テンパってます!


それでも、頂上に着いてから、心地良い風が吹き抜け。
その展望は最高でした。




展望台を降りてからは丹後半島 伊根の舟屋を尋ねます。
海沿いに並び二階が住居、一階が舟の駐機場の舟屋。
波静かな湾内ではこそ、機能的に出来ています。

山側・路側から見ても、その様子は解りかね、遊覧船で海側から。




渓流釣りをしていると、郡上八幡あたりにお住まいの方は、
毎日が川に近くて良いな~・・・と思っちゃいます。

ここ丹後伊根も似た感じ、直ぐに釣り船が出陣可能な様子。
・・・とは言え、それはお仕事。

遊覧船のアナウンスにもありましたが、その昔は道も無く、
海上航路が唯一の生活の足だったと・・・それはそれで大変です。

きっと、吉田川添いにお住まいの方々も、
脳天気・世間知らずの小生では解りかねる、ご苦労もあるのでは?

・・・「他人の家の芝生は良く見える」ですね。


遊覧船で湾内を航行していると、海鳥達が寄ってきます。
カモメやウミネコ・・・を想像していましたが、
主役はむしろ茶色く大きな鳥・・・トンビです!

舟客が投げる「カッパえびせん」を見事にキャッチ!
♫ 我ら~は、皇軍~、戦闘隊~~ ♫

上手いものですが、多数での顔面スレスレの飛行には恐怖を感じました。




次の日の朝は曇天の下、今少し天橋立近辺を散策。


その後・・・スマホで雨雲の様子を確認すると、
今から雨が降ってきても、おかしくは無い案配です。

天橋立ワイナリー(家内は酒豪!)、丹後ちりめん館(これも家内向け)、
いずれにしようか迷っていましたが、
宿泊先で渡されたパンフレットは、出石の城下町が目に留まり・・・
本降りじゃ無ければ、雨の城下町もオツなもの・・・決まりです!

一山越えて兵庫県は但馬の国へ。


パンフレットによれば出石城、江戸時代のお殿様は仙石氏。
信州信濃からお国替え、その時に、蕎麦職人を引き連れて。


以来、ここの名物は「皿そば」とのこと。


家内共々、小生も頂きました、その「皿そば」。


いえ、何のことは無く、「皿そば」は小皿に分け盛られたお蕎麦、
それを複数の薬味で楽しみます・・・2皿追加で7皿食べました。

最初はつけ汁だけで・・・次に刻みネギ、大根おろし、とろろ芋。
果ては生卵を落として、最後はソバつゆで締め。

基本は信州で頂く「ざるそば」ですが(生卵は入れないかな?)、
小皿に小分けされた「皿そば」、おいしかったです!

仙石のお殿様は、前任地の信濃で覚えたお蕎麦の味、
それががとても忘れられなかったのでしょう・・・



雨も本降りになってきて、時刻もお昼過ぎ。
さあ、この旅も帰路を残すのみ。


円山川支流は出石川をさかのぼり、福知山のR9までR426を。

この出石川・・・
拙い渓流釣りの経験ですが、砂が多く余り渓魚向きとは言えず。


しかし、登尾峠のトンネルを越えた由良川の支流は佐々木川、
結構な渓相です・・・カッパを着たご同輩と覚しき釣り人も。


旧海軍の軽巡洋艦名を冠した川、
木曽、長良・・・そして由良、どちら様も渓流釣り向き。

また、何年かしらの時を超えて、次回は釣り竿担いで来ましょうか!