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2019年9月29日日曜日

今季最終~馬瀬川上流川上釣行

ご諸兄各位殿


3月の終わりから9月にかけては小生の渓流釣り。
長かったようで、意外と短く感じられる漁期でした。



最終週はどこに行こうか・・・

暑さ寒さも彼岸まで。
せっかくの過ごしやすい季節です。

今年最後です、出来ることなら、
早朝から夕方近くまで、どっぷりと釣り三昧を。

と言うことで、アサシンさん、ごめんなさい。
お勧めの手取川、それはチト遠過ぎまして、
お楽しみは来期まで、あしからず。



<雨上がりの馬瀬川>

昨夜は深夜、郡上八幡から奥のせせらぎ街道は雨でした。

道の駅 パスカル清見 での車中泊、
ハスラー号の屋根をたたく雨音が。

翌朝は霧に包まれた秋の馬瀬川。


短時間の雨でした。
川の水量はまだ、どちらかといえば減水です。


でもこれなら、いつもの川上(かおれ)のポイントも、
おマタすれすれ、難なく渡河できるでしょう。



<大阪のマリオさん>

パスカル清見の駐車場で身支度を終えたとき、

「おはようございます、渓流釣りですか?」
ご同輩らしき方からお声がけを頂きます。

一見すると小生と同年代でしょうか?

キャラ的には・・・
そう!「スーパー・マリオ」、憎めない感じのおじさんです。

以下はそのマリオさんとのやり取りを、
昔懐かしい、
深夜ラジオは「西田敏行の本音と建て前」バージョンで・・・


小生 「おはようございます。」
   (とはいえ、もうすぐ6時、渓流釣り的には遅いんだけど。)

マリオ「エサ釣りですか?
    私、大阪から来たのですが、ここは初めてで・・・
    よろしければ、
    どこかオススメのポイントはご存じないでしょうか?」

小生 「そうですね・・・
    自分はそこのT字路を右に折れて、トンネルを数個超えた、
    川上(かおれ)でやる予定です。」
   (正直だな~、オレっち。)

マリオ「あ~、はいはい、地図でありました。
    でも、ネットで見ると、馬瀬川って、難しいんですよね?」

小生 「いえ、そんなことは・・・
   (個人的には今の時期、吉田川の方が難しいんだけど。)

    この大原近辺はアユ釣りですが、他はほぼ、どこでも釣れますよ。
   (おいおい、自分はここ馬瀬川で何度、ボ~ズを食らっているンだい。)

    でも、川上から下流は川幅が開けちゃって、
    オオモノは期待できますが、数が出ないですね。
   (ありゃ~、オレっち、馬瀬川を語っちゃているよ。
    そんな、語るほどの経験、腕前でもないのに・・・)

    そこを右折せずに、直進して楢谷方面も良いですよ。」
   (もう、カッコウを付けるのも、いい加減にしないと・・・)



マリオ「そうですか、ありがとうございます。
    いや~、もうすぐ連れがくるのですが、
    女の子なんですけど、フライ釣りがしたい、って言われちゃって。
    いや、助かりました。」

小生 「そうですか、それはそれは・・・

   (えええ???
    マリオさん、あなたはやっぱりイタリアン??
    小生と同世代なのに、女の子と渓流釣り、って・・・
    なんなんだ、孤独な週末を過ごす、この小生との落差は?)

    では、お気をつけて・・・」
   (と、卑屈な笑顔で。)

世の中、なんと、こんなに、不公平なのでしょう。
(「解決!ビフォー・アフター」的ナレーションで。)



<不覚、先を越されました>

マリオさんと別れた後、少し後ろ髪を引かれながらも、

・・・いえ本日、マリオさん達とご一緒しても、
   なんて、不届きな思いが巡ったのですが。

先回の8月は増水で諦めた、川上のポイントに到着します。

しかし・・・
そこには既に赤いマツダのステーション・ワゴン、
ご同輩は名古屋ナンバーのお車が。

このお車、確か パスカル清見 でのマリオさんとの会話、
その間にトイレか何かで立ち寄っていたお車です。

し・く・り・ました。


そりゃ、シーズン最終週です。
道の駅でも、他は多数のご同輩をお見受けしました。

さもありなん・・・

やむを得ず、朝一番でのおいしいポイント訪問は諦めて、
そこから数百mほど下流から入渓、
時間を稼いで、そこまで釣り上がる作戦とします。

・・・でも、この下流のポイント、雰囲気は良いのですが、
入渓しやすいからなのか、いつもサイズ的に不満なのです。



その後、ゆっくり、釣り上がり。


そして、いよいよ、
二番煎じになりますが、
いつもの、おいしいポイントに。


開始早々、
くっ、良い引き具合!

へっへ~、先行者は何を釣っていたのやら?
サイズ的には8寸あるな、こりゃ!




・・・確かに、8寸はあります。。。

いや、ここから上流は好ポイントの連続。
気を取り直して、いざ!




あごのシャくれたアマゴさん、そこそこサイズ。


しかし、目指すは、もう一超え、サイズUPを。

岩山を超えて、川を渡って、
どんどんと、馬瀬川をさかのぼります。


涼し気な木陰下。
落ち込みは手前の白波と奥の白波、その間に振り込んで。

目印はゆっくり、対岸は岩壁の手前を進行します。
白波が消え、顔を出す岩2つの手前あたり、魚信!

一呼吸、で、アワセます。
これまた、良い引き具合!


・・・が、また、
お外道はウグイ様、しかも背掛かり。

クっそ~(お下品な)、
負けるもンか!負けるもンか!負けるモンか~!




暫く続いた巨岩&落ち込みの好ポイント区間ですが、
これが最後の落ち込みで、
後はザラ瀬が続くのであります。

そして、ここでも、良い引き具合!

・・・結果は想像が出来ますね、ご同輩各位。。。




<でも、のんびり、出来ました>

最終週の釣行でしたが、お外道様が先行、
ずっこけ釣果はいかにも「小生的」でした。


しかし、負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、
忙しい毎日、
毎週末での渓流釣りでの小生の期待、
それは「癒し」なンです。

加えて、
素敵な川の風景と、おいしい食べ物&心地いい温泉、
それと少しだけですが、人との出会い。

最終週もこれらだけは、及第点だったような。


また来年の春、今年のように平穏無事に、
山の中のさみしい河原に、ひとり、ぽつんと、立てたなら。

それは幸せの限りですね。




<データ>馬瀬川
9月28日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿      :7m 渓峰尖 
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 1.5m
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~B1号
釣果    :ウグイ 8寸以上3匹
       ウグイ 7寸以下2匹
       アマゴ 7寸以下6匹
       とりあえず、めでたくもツ抜け
       全リリース
気温    :17~20℃
天候    :曇り
表層水温 :15℃









2019年9月22日日曜日

秋分の益田川上流釣行~阿多野郷川・日和田川・秋神川

ご諸兄各位殿


金曜日の有給休暇。
その前日は木曜日、遅くまで残業です。



いつものように、銭湯で夕食・お風呂のあと、
深夜の益田川沿いはR41を高山方面へ。

途中、コンビニで益田上流の日釣券を、
と思っていたら、漁協HPで紹介のお店はことごとく、
閉まっていたり(昨今、コンビニも夜間は閉店です。)、
廃業だったり・・・

サラリーマンも大変ですが、自営・小売業も大変です。

「しょうがないな、明日は現場料金を支払うか・・・」

そんなことを考えながら、渚駅を通過したころ、
なんと、この時間にかの有名な?大衆食堂兼釣り券屋、
そこに明かりが灯っているではないですか!

これは好機!
とばかりに、急いで駆け込むと・・・

店主とお客さんの2名、
かなり「出来上がった」状態でした・・・
さもありなん。



釣り券を買ったあと、
「急ぐことはないじゃろうに。
 まあ、麦茶でも。
 それか、お兄さんも飲んでいくかい?
 みんな、釣り仲間、明日もアユ釣りだで。」

さすがに運転の手前&ゲコな小生、
お酒はご辞退しましたが、
しばし深夜の釣り談義にお付き合い・・・

翌朝、道の駅 あさひ での起床は、遥かに朝日は登った状態でした。。。




<BW狙いは初めての川、阿多野郷川>

道の駅を出立後、一路、R361を益田川(飛騨川)の上流はダム群へ。
野麦街道に折れて暫くすると、高根乗鞍湖の終端はバックウオーターです。

丸山橋から覗き込んだ阿多野郷川はいい案配。

橋の手前、邪魔にならない路側帯にハスラー号を駐車、
装備を整えてガードレールの向こう側、
湖側の斜面をソロリ・ソロリと・・・

















降りきったBWの様子は斯様でした。


正面からの流れ込みが野麦川(益田川)、
写真では判りにくいですが、左からの流入は阿多野郷川です。

どちらにしようか、悩んだのですが・・・

橋の上から見れたのは阿多野郷川、
こちらをさかのぼることに。


橋の近辺は開けた渓相、エサ釣りの6m竿でも振れます。

早速にも、岩の落ち込みの際からイワナさんが。
でも残念、BWで期待するサイズではなく。

・・・標高の高いこの近辺、今朝も寒いくらいです。
釣れるイワナさんも、黒み掛かったサビ模様。


橋から覗いた様子で登り始めた阿多野郷川ですが、
いえ、雰囲気はとても良いンです。

ポイントと思しき所からは、まず必ず魚信が。


しかし、開けた渓相は橋上から覗ける範囲のみ、
それより上流は頭上を覆う木々に降参、
エサ釣りの長竿が振れません。

ここは短竿のルアー向きかな?

・・・整いました。

来て見て、降りて、竿を出し、
初めてわかる、味加減かな(笑)。



<次なるBW狙い、日和田川へ>

阿多野郷川から上がり、次なるは日和田川へ。

この日和田川は昨年の夏に訪れています。

その時はもっと上流でしたが、
本日はBW狙い、猿飛1号橋の銘、その際から入渓します。


この日和田川も木々に覆われた渓流ですが、
まだ、先の阿多野郷川より頭上は開け、エサ釣り向き。
6m竿のズーム機構、伸ばしたり、縮めたり。


BWでのオオモノを期待して・・・
でも、現実はそんなに甘くはなく。

それにしても、元気のいいチビ・アマゴ。
余りにも飛び跳ねるものだから、
たも網の中、糸が絡んじゃって。



さかのぼること、
左手はR361の護岸、右手は山肌、日陰の川は日和田川。


本日はドライ・ウエーダーですが、
ほんと、季節は一足早く、それでも寒いくらい・・・

釣れるお魚も、サビが浮いています。




昨夏もいい釣果でしたが、
今秋も・・・
残念、サイズだけ、望まなければ。




<お久しぶりです、ヨシダさん!>

初日は秋晴れ、良いお天気でした。

サイズはともかく、数知れぬ魚信に、風光明媚な渓谷美。
それらを十分に楽しめました。

特に日和田川では・・・
午前から夕刻まで、結構な距離を釣り歩き、
さすがに疲れました。


この日の晩は、毎度、秋神の民宿でお泊りです。

女将にご挨拶の後、宿泊板をふと見ると・・・
小生の他は一人、ヨシダさんのお名前が!

「女将さん、このヨシダさんって、常連のヨシダさん?」
「ええ、そうですよ、今年は3回目ですかね。」


・・・3年前の秋に初めて訪れた、ここ秋神川。

それから毎年、このお宿に年一回の滞在なのですが、
その時に大漁だった釣果のイワナの塩焼き、
ご馳走頂いたのがヨシダさんでした。

お宿での夕食は、ヨシダさんとご一緒に。
御年72歳、今でもおひとりで、名古屋から秋神川通いです。

「今日は日和田川でしたか。
 水が少なかったから、難しかったんじゃ?」

「秋神は一雨振って、増水時がいいンだがね。
 引水時はダメだよ、お魚は満腹でエサを追わないから。」

ヨシダさん、お酒が入り、ありがたい講話が進みます。

「今は温泉から上が通行止めで、”中電”まで行けないからね~。
 どうです、来年の5月にでも?
 な~に、宿に連絡をして、私が予約しているか聞いてみて。
 よかったら、”中電”のポイントを案内しますよ。」
 
既にご定年の身の上はヨシダさん。
その日のお天気次第で、前日にお宿の予約を入れるそうです。

誠に、うらやましい限り・・・
早く斯様な境遇に、小生も成らないものか。

しかし、来年に向けて良いお話を頂けました。
いつもは秋か夏の秋神川ですが、来てみますか、初夏に。

ありがとうございます、ヨシダさん。



<雨の秋神川>

翌朝、ヨシダさんと朝食の後、ゆっくり目での出立です。

外は雨。
急いだところで、お魚は逃げません・・・

「私はその辺で、少し竿を出したら引き上げます。
 テレビでクラッシック・ゴルフが見たくってね。
 それじゃあ、また来年、5月にでも。」


ヨシダさんとお宿で別れた後、小生も雨の秋神川へ。


余り無理をせず、小生も秋神の集落は、その少し外れで。


昨日に引き続き、ここ秋神川も、
ここぞのポイントからは必ずアタリが。


そして、
昨日に引き続き、ここ秋神川も、
残念にも、サイズには恵まれず・・・


昨夜はヨシダさん曰く、

「明日の1~2mm程度の雨量では・・・
 もう少し降り続けば、荒食いなんだがね。」

・・・ご推察通りの結果です。


でも、
こんなゴルジュ帯での早い流れ、
大岩がコロがる川底から・・・

余り期待せずに振り込んだのですが。

アワセに対して即の反応。

この二日間での小物に比べ、手応えはかなり大き目です。
どうでしょう、20cm台は後半かな?

元気よく川底を走り回ります。
流れが速く勢いもあり・・・
う~ん、キレそう、お尻じゃなくて0.3号糸が。

でも、どうにかこうにか、
浮かせて・コロがし・反動で後方の岸へ打ち上げ。


・・・まあ、そんなもンです、世の中。



ヨシダさん、来年の5月、
もう、期待していますからね!



<データ>
9月20.21日 阿多野郷川・日和田川・秋神川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :6.0m  秀渓 
仕掛    :・針 吉村7号 
       ・錘  B~1号
                   ・糸 天井糸 0.6号 0.5m 
          水中糸 0.3号 4.5m
釣果    :・阿多野郷川
        イワナ 6寸 2匹
        小イワナ   数匹
        サビていました
       ・日和田川
        イワナ 6寸 5匹   
        小アマゴ   ツ抜け
       ・秋神川
        アマゴ 6寸 4匹 
        小アマゴ   ツ抜け
        ウグイ 9寸弱 1匹 
       全リリース 
気温    :10~18℃
天候    :20日 曇り後に晴れ 
       21日 雨
表層水温  :12℃
















2019年9月8日日曜日

宮川下流釣行

ご諸兄各位殿


先ほど日の出を迎えた朝5:30頃。
高山本線は打保駅に一番列車、下呂行の各駅停車が。


土曜日の早朝。
降りるお客はいなければ、乗るお客もなし。
もっとも・・・
見た限り、車内には運転手さんだけでした。


深夜に到着、駅前広場での車中泊。

今年も釣行の手段として狭い軽自動車、
ハスラーでの宿泊ですが、最近は手慣れたもの。

もう、近くに水場(おトイレ)さえあれば。

・・・ひょっとして、
来週末はあなたの家の軒先を、お借りするやも?
いや、そりゃ、迷惑行為の軽い犯罪か。
いずれ、場所はわきまえての車中泊です・・・


<初めての宮川下流>


先週の庄川と同じく、ここ宮川も9月9日までの漁期です。

飛騨高山を遥かに超えて、あと10数kmで越中は富山県、
尾張北部に住む小生にはとても遠い釣り場です。

高原川も同じような条件なので、
毎回はこの方面、
行き慣れた高原川に二泊三日が常でした。

車中泊とはいえ土曜午前のみの釣り。

それでも新規開拓を試みたくて、
そして過ぎ行く今年のシーズンを惜しんで、
また、絶対的信頼!アサシンさんのオススメ。

少し無理をしてやってきました。



朝一番は打保駅から2kmほど下流、
高山線は橋梁下の堰堤から。

早速にもアタリが・・・
良い予感の宮川下流!


・・・得てして、世の中、こんなもンです。

しかし、デカいお外道様なこと。
残念、ユルユルのクネクネが玉に瑕ですが、
押しの強い宮川の流れが相まって、とても良い引き具合でした。

その後、ウグイ様には丁寧に、その流れにお帰りいただきます。



宮川のこの近辺、瀬が中心の流れです。

本日は若干で薄濁りですが、
ここにも、あちらにも、
朝も早くから、アユ師さんががんばって居られます。

加えて開始早々、風が出てきました。

徐々に強くなる風。
開けたこの近辺の河原、長竿・本流竿を振るには厳しくて。

残念ですがポイントを変えることに。



<好ポイントのレ・ン・ゾ・クは宮川下流>

昨夜は深夜の到着でした。

そのため、
川の流れは耳に出来たのですが、
その様子まで見ることは出来ず。

改めて拝見するとこの宮川、
要所要所にダムがあり、
その下流にはとても良い流れ・渓相がうかがえます。


浮気性な小生、
次はどこにしようか、もう、目移りしちゃいそう。



ナリテ山のトンネルを潜った直後、
旧道でしょうか、左手は宮川に沿って谷間に入る道が。

小生の野生の勘・・・
まま、大きく裏切られますが、
それがピ~ンときました。

その旧道は細道に折れて。


この近辺は狭い山間を宮川は流れています。

厄介な風も、この谷間には吹き込まない様子で、
下車して確認しますが、ほぼ、無風状態。

・・・久々、勘がさえました。

河原に降り立つと、


ダム放水の加減でしょうか?
急激な減水で岩が濡れた状態、表面にはコケなのかヌメりが。
少しこれが厄介ですが、足元には気を付けて。


仕切り直しの一番は、
白波の立つ急流の岩の裏を中心に。

でも残念、
ここでも挙がるのは、お外道様はウグイ様のみです。。。


釣っては逃がし、釣っては逃がしの繰り返し。
その時に突然、橋の上から大きな声が。

「すみませ~ん、渓流釣りですよね~。
 アユ釣りなんですが、
 その隣の上流に入っても構いませんか~?」

渓流釣り向きの渓相はこの近辺ですが、
河原に降りる前の橋の上からの様子では、
その下流にもアユ師らしき人影がありました。

お声がけは普段着の若者です。

恐らく、今、ご到着なのでしょう、
入る隙間が無くて・・・

しかし、まあ、そこは考え方です。

川は小生のモノではなく皆様のモノ、
そして、旅は道連れ、世は情け。

「いいですよ~」

と大声での返答は小生。


<流れ流れて・・・福が来る?>



上流の白波はアユ師さんにお任せして、
小生は橋の下、見ようによっては淵に挑みます。

・・・この淵ともトロ場ともつかぬ、橋の下の深場。


よく観察すると・・・
上流の白波は瀬からの流れ込み、
その流れが表面上はいつまでも続いています。

・・・問題は、川底にも、その流れが生きているか・否か?

その答えは、すぐに出ました。


もちろん、お外道様も挙がるのですが、
深場の中心からはヤマメ・・・さん、ではなくて残念、
ニジマスさんが。


目印下を長めは3mほどに。
瀬の白波はその終端に仕掛けを投入。
目印が落ち着く頃合いは、深場の駆け下り。

ゆっくり、ゆっくり・・・目印は移動します。

ひったくる様なアタリ、それはまず小物です。
でもこの時は、少し「落ち着いた」アタリでした。

そのアタリにアワせると・・・

小物の場合は一瞬、竿の「溜め」を感じた後、
皆様が申される「竿のパワー」にお魚が負けて、
すぐにお相手は浮いてきます。


でも今回のお相手、「溜め」の後も全く動じず(汗)。
即、こりゃ、オオモノ!

走り出す先方、水平方向は上流へ、下流へ。
しかし、垂直方向には全くにもって移動は無く。

・・・こりゃ、心得ているな、手ごわい。

無理は禁物の糸0.3号、まだ耐えています。

と!あかん!!
岸近くの大岩、
その一層は深場の懐に潜られました。

一瞬、お辞儀をする竿の穂先。


次の瞬間、
今までの手ごたえは消滅、
無念にも川面を流れる我が目印。。。




<今度は、頂戴つかまつりヤス!>

あれは如何ほどのサイズだったのか?

いずれ0.3号糸、そして小生の腕前、
それ以上のお相手と言うことです。


・・・しかし、この橋の下の深場、
お外道様とニジマス様の巣窟かいな?



まだ他がいるでしょう、気を取り直して、
ブレイクした錘下の仕掛けを付けなおし、
さあ、再開です!


その一投目。
え??また落ち着いたアタリが!!

「んな、まっさか~、あるかよ・・・」
で、アワせます。


こんな場面もあるンですね、これまた重量級!
でも、先ほどより、若干で、大人し目?かな?

竿の「溜め」の後、浮いては来ませんが、
深場にいつまでも居られては先方の思う壺。

今回はサイズを見切り、少し強引に構えます。

0.3号糸が切れる手前の力加減、
少しづつ、かつ、急いで?
浮かて、泳がせて・・・


水面に顔を出したお相手。

よっしゃ!ここまで来れば!
後は慎重に、慎重に、お顔を出した状態で、
ツツツ~と水面を引きずり、最後は無事にたも網へ。


・・・う~ん、大口を開けた良いサイズ!
ニジマスです、尺はあるかな??




<また来シーズンに!>

ほぼ、本日はお外道様とニジマスさんの釣果でした、
初めての宮川下流の釣行。





早めの退渓は帰路でゆっくり、宮川の様子を伺いながら。



あそこも、ここも・・・
ほんと、良いポイントが続きます。


来年にまた、再挑戦は大ヤマメにイワナかな?





<データ>
9月07日 宮川下流 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7号
       錘 1B、1B+1B、2B号
       天井糸 0.6号 4.5m
       水中糸 0.3号 4.5m
釣果    :ニジマス 32cm 1匹
       ニジマス 7寸   1匹
       小ヤマメ 2匹
       ウグイ様 大小でツ抜け
気温    :18~28℃
       日中は暑?の戻り  
天候    :晴 風あり
表層水温  :18℃
       標高が低いから?