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2019年2月18日月曜日

一肌脱いで~尾張国府宮 はだか祭り

ご諸兄各位殿


数年ぶりに参加する国府宮のはだか祭り



お祭りの朝、箱庭に梅が一輪咲いていました。
毎年は2月の下旬に開き始める箱庭の梅ですが、今年は少し早めです。


お昼少し前、稲沢市にあるノンタンさんのお宅へ。
出陣前の腹ごしらえ、ごちそうの昼食を頂きます。

その後はお風呂で身を清め、
U-Tubeを見ながら覚えたお作法、
二人で交互に白いサラシを身にまといます。

これがユルくて解けると放送事故??
天下の往来でのそれは軽い犯罪です。
しっかりと巻き付け、縛るところをキュ~と縛り。

・・・縛りすぎた為なのか、
座る・しゃがむの動作、タイト・ロープが妙な所に食い込みます。


で、出来上がり!

どうです、小生のいなせな後ろ姿!
と言うより・・・
なんか、こう、若干で哀愁が漂うような。

今年はお天気が良く快晴、うん、気合いが入ります!

でも、強く吹く風、伊吹おろしは容赦なく。
・・・裸だもん、寒いモノは、やっぱり寒いんデス。



集会所に馳せ参じると、徐々にご近所のはだか男達がお集まり。
中には紙コップ酒で既に出来上がっている御仁も。

総勢30名程のはだか男衆。
20~30代の若い衆が中心の編成です。
月日の流れはいと早く、小生やノンタンさんは明らかに年寄組(涙)。

でも中にはお達者!60~70代のご老体が!
お元気ですね~。



これから皆様の願いが書かれたカラフルな布、
それらで綺麗に彩られた笹をぐるぐると紅白の帯で包み「なおい笹」、
尾張国府宮までわっしょい、練り歩きの末はご神殿へ奉納です。

さあ、出陣じゃ!


・・・
ここから先は一人の「はだか男」として、神聖なお祭りへの参加です。
神事であり、また激しいお祭り故、スマホ&カメラは不携帯。
文章のみでご容赦下され。


紅白の帯で束ねて10mは有るでしょう、
中身が竹笹・お願い事のなおい笹をはだか男が担ぎます。
わっしょい、わっしょい、大声を高らかに。
集落を練り歩き、田んぼの中の大通りは県道へ。

我らはだか男衆・なおい笹がお通りの際、天下の県道も通行止めです。

反対車線で我らの通過を待つ車内の人々、
窓を開けて儺追布(なおいぎれ)をねだります。
はだか男は身につけたカラフルな布を裂いて手渡し・幸福のお裾分け。

そして名鉄の国府宮駅前からがハイライト!
各地区のはだか男の集団、酔っ払っている為なのか?
なおい笹を担いで道路の右へ左へ、大きく蛇行しながら進み。
・・・沿道の満員は参観者、儺追布を乞います。


私事ですが、
冷えからなのか?はたまた足袋からの衝撃なのか?
両膝がガクガク、歩くのがやっとの情けない状態。
なおい笹を数年前は先頭で担いで、大はしゃぎだったのですが・・・

今回はそれ、若い衆に任せっきり。
・・・歳ですね~、イヤになります。


クライマックスは国府宮の参道です。
これまで以上に担がれたなおい笹、その蛇行の振幅は最大限に。

ここでコケたら皆様に踏まれ、大事故は大けがが必定。
膝の笑いが止まらない小生。
せめて大声を上げ、トボトボと着いていく限り。

そしてお宮の神殿に、いよいよ、なおい笹を奉納!
これにて、お役御免です。



夕方からは神男にはだか男が群れて触れて、
厄を落とす有名・勇壮な「儺追神事(なおいしんじ)」ですが、
これはもう、小生がごとき、膝ガクの若年寄の出る幕では無く・・・



一年の始まり、春のお祭りは願い事がいろいろ。
そんな皆様の切なるお願い・厄落としを背負って。

・・・寒いけど、結構これ、楽しいんです、ハイ。


お祭り参加へのご招待。
ノンタンさん、ありがとうございました。

また次回、還暦の歳にでも。