Additional pages

Additional pages

2019年9月8日日曜日

宮川下流釣行

ご諸兄各位殿


先ほど日の出を迎えた朝5:30頃。
高山本線は打保駅に一番列車、下呂行の各駅停車が。


土曜日の早朝。
降りるお客はいなければ、乗るお客もなし。
もっとも・・・
見た限り、車内には運転手さんだけでした。


深夜に到着、駅前広場での車中泊。

今年も釣行の手段として狭い軽自動車、
ハスラーでの宿泊ですが、最近は手慣れたもの。

もう、近くに水場(おトイレ)さえあれば。

・・・ひょっとして、
来週末はあなたの家の軒先を、お借りするやも?
いや、そりゃ、迷惑行為の軽い犯罪か。
いずれ、場所はわきまえての車中泊です・・・


<初めての宮川下流>


先週の庄川と同じく、ここ宮川も9月9日までの漁期です。

飛騨高山を遥かに超えて、あと10数kmで越中は富山県、
尾張北部に住む小生にはとても遠い釣り場です。

高原川も同じような条件なので、
毎回はこの方面、
行き慣れた高原川に二泊三日が常でした。

車中泊とはいえ土曜午前のみの釣り。

それでも新規開拓を試みたくて、
そして過ぎ行く今年のシーズンを惜しんで、
また、絶対的信頼!アサシンさんのオススメ。

少し無理をしてやってきました。



朝一番は打保駅から2kmほど下流、
高山線は橋梁下の堰堤から。

早速にもアタリが・・・
良い予感の宮川下流!


・・・得てして、世の中、こんなもンです。

しかし、デカいお外道様なこと。
残念、ユルユルのクネクネが玉に瑕ですが、
押しの強い宮川の流れが相まって、とても良い引き具合でした。

その後、ウグイ様には丁寧に、その流れにお帰りいただきます。



宮川のこの近辺、瀬が中心の流れです。

本日は若干で薄濁りですが、
ここにも、あちらにも、
朝も早くから、アユ師さんががんばって居られます。

加えて開始早々、風が出てきました。

徐々に強くなる風。
開けたこの近辺の河原、長竿・本流竿を振るには厳しくて。

残念ですがポイントを変えることに。



<好ポイントのレ・ン・ゾ・クは宮川下流>

昨夜は深夜の到着でした。

そのため、
川の流れは耳に出来たのですが、
その様子まで見ることは出来ず。

改めて拝見するとこの宮川、
要所要所にダムがあり、
その下流にはとても良い流れ・渓相がうかがえます。


浮気性な小生、
次はどこにしようか、もう、目移りしちゃいそう。



ナリテ山のトンネルを潜った直後、
旧道でしょうか、左手は宮川に沿って谷間に入る道が。

小生の野生の勘・・・
まま、大きく裏切られますが、
それがピ~ンときました。

その旧道は細道に折れて。


この近辺は狭い山間を宮川は流れています。

厄介な風も、この谷間には吹き込まない様子で、
下車して確認しますが、ほぼ、無風状態。

・・・久々、勘がさえました。

河原に降り立つと、


ダム放水の加減でしょうか?
急激な減水で岩が濡れた状態、表面にはコケなのかヌメりが。
少しこれが厄介ですが、足元には気を付けて。


仕切り直しの一番は、
白波の立つ急流の岩の裏を中心に。

でも残念、
ここでも挙がるのは、お外道様はウグイ様のみです。。。


釣っては逃がし、釣っては逃がしの繰り返し。
その時に突然、橋の上から大きな声が。

「すみませ~ん、渓流釣りですよね~。
 アユ釣りなんですが、
 その隣の上流に入っても構いませんか~?」

渓流釣り向きの渓相はこの近辺ですが、
河原に降りる前の橋の上からの様子では、
その下流にもアユ師らしき人影がありました。

お声がけは普段着の若者です。

恐らく、今、ご到着なのでしょう、
入る隙間が無くて・・・

しかし、まあ、そこは考え方です。

川は小生のモノではなく皆様のモノ、
そして、旅は道連れ、世は情け。

「いいですよ~」

と大声での返答は小生。


<流れ流れて・・・福が来る?>



上流の白波はアユ師さんにお任せして、
小生は橋の下、見ようによっては淵に挑みます。

・・・この淵ともトロ場ともつかぬ、橋の下の深場。


よく観察すると・・・
上流の白波は瀬からの流れ込み、
その流れが表面上はいつまでも続いています。

・・・問題は、川底にも、その流れが生きているか・否か?

その答えは、すぐに出ました。


もちろん、お外道様も挙がるのですが、
深場の中心からはヤマメ・・・さん、ではなくて残念、
ニジマスさんが。


目印下を長めは3mほどに。
瀬の白波はその終端に仕掛けを投入。
目印が落ち着く頃合いは、深場の駆け下り。

ゆっくり、ゆっくり・・・目印は移動します。

ひったくる様なアタリ、それはまず小物です。
でもこの時は、少し「落ち着いた」アタリでした。

そのアタリにアワせると・・・

小物の場合は一瞬、竿の「溜め」を感じた後、
皆様が申される「竿のパワー」にお魚が負けて、
すぐにお相手は浮いてきます。


でも今回のお相手、「溜め」の後も全く動じず(汗)。
即、こりゃ、オオモノ!

走り出す先方、水平方向は上流へ、下流へ。
しかし、垂直方向には全くにもって移動は無く。

・・・こりゃ、心得ているな、手ごわい。

無理は禁物の糸0.3号、まだ耐えています。

と!あかん!!
岸近くの大岩、
その一層は深場の懐に潜られました。

一瞬、お辞儀をする竿の穂先。


次の瞬間、
今までの手ごたえは消滅、
無念にも川面を流れる我が目印。。。




<今度は、頂戴つかまつりヤス!>

あれは如何ほどのサイズだったのか?

いずれ0.3号糸、そして小生の腕前、
それ以上のお相手と言うことです。


・・・しかし、この橋の下の深場、
お外道様とニジマス様の巣窟かいな?



まだ他がいるでしょう、気を取り直して、
ブレイクした錘下の仕掛けを付けなおし、
さあ、再開です!


その一投目。
え??また落ち着いたアタリが!!

「んな、まっさか~、あるかよ・・・」
で、アワせます。


こんな場面もあるンですね、これまた重量級!
でも、先ほどより、若干で、大人し目?かな?

竿の「溜め」の後、浮いては来ませんが、
深場にいつまでも居られては先方の思う壺。

今回はサイズを見切り、少し強引に構えます。

0.3号糸が切れる手前の力加減、
少しづつ、かつ、急いで?
浮かて、泳がせて・・・


水面に顔を出したお相手。

よっしゃ!ここまで来れば!
後は慎重に、慎重に、お顔を出した状態で、
ツツツ~と水面を引きずり、最後は無事にたも網へ。


・・・う~ん、大口を開けた良いサイズ!
ニジマスです、尺はあるかな??




<また来シーズンに!>

ほぼ、本日はお外道様とニジマスさんの釣果でした、
初めての宮川下流の釣行。





早めの退渓は帰路でゆっくり、宮川の様子を伺いながら。



あそこも、ここも・・・
ほんと、良いポイントが続きます。


来年にまた、再挑戦は大ヤマメにイワナかな?





<データ>
9月07日 宮川下流 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7号
       錘 1B、1B+1B、2B号
       天井糸 0.6号 4.5m
       水中糸 0.3号 4.5m
釣果    :ニジマス 32cm 1匹
       ニジマス 7寸   1匹
       小ヤマメ 2匹
       ウグイ様 大小でツ抜け
気温    :18~28℃
       日中は暑?の戻り  
天候    :晴 風あり
表層水温  :18℃
       標高が低いから?