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2019年11月17日日曜日

足ツボのマッサージ

ご諸兄各位殿


今週は木曜日あたりから、急に冷え込んできました。


それまでが暖か過ぎたのかもしれません。
雨の多かった10月でした。


今年は9月末でのシーズンOFFから、一度も竿を振っていない小生。
例年なら三河の渓流釣り堀、益田川のマス釣り大会、犀川遠征など、
OFF以降も徐々にフェードアウトする感じの秋なのですが、
お天気の加減や私事・業務で、それが叶いませんでした。


その影響なのでしょうか?
このところ、いかばかりか体調が悪くって。


週に一回くらい、
野宿ではないけれど、狭い軽自動車での車中泊、
眠気まなこで早朝のせせらぎの中をムックリ起き出し、
粗末な朝食で腹を満たして、いざ、渓に立つ身支度を整える。

こんなキリっとした生活が、ハタっと途切れてしまうと・・・
いけませんね、渓流釣り師は「11月病」です。


そんな少しだけ寒くなったこの季節、
身と心を癒しにOFFシーズンでは今年は初めて、
昨日は昼下がり、のんびりとスーパー銭湯へ行ってきました。


湯気で曇るガラス張りの広くて明るい浴室、
お天道様が高らかに輝く昼中の銭湯は、
お客さんもまばらで羽が伸びます。

あ~あ、極楽、極楽・・・


お湯から上がって湯冷ましをしていると、
マッサージ・コーナーが目に留まりました。
今の時間、待ちなしでイケそうです。

久しぶり、癒しのトドメは足ツボでも攻めて頂こうか・・・


施術は小柄ですが恰幅のいい、腕のしっかりされたご婦人から。

芸人さんの罰ゲーム、はたまた女優さんのそそる絵を期待して、
テレビでよく見る「足ツボ・マッサージ」ですが、
ご経験のあるご諸兄はお分かりと思います、
これ、加減が重要なんです、ツボを押す力のお加減が。

博多ラーメンのゆで加減はヤワ(柔)、
CoCo壱カレーは甘口かイチカラ、
愛煙はJTのメビウス0.1mg、
そして美人を前にすると会話はしどろもどろ・・・

おおよそ刺激に弱い、それでもMな性分は小生、
マッサージ師のご婦人には、「中」にてお願いします。


いろいろなお作法がある足ツボ・マッサージ。
足裏を筋肉に沿ってエグるものもあれば、
単に揉み解すだけのソフトなタイプも。

どうもこちらのお作法は・・・
ツボをピンポイントで攻めるタイプ、
これは、メチャ効きます。


「お客さん、腰がお悪いですね」
と微笑みを添えて、
ご婦人は鋼のような指で足の内側面を押さえます。

おっしゃる通り・・・音はしませんが、
指は的確に何か硬いコリのようなものを捉えます。
くっ!

「それから、目もお疲れですね」
毎日のお仕事はパソコンとのにらめっこ、
足の指と指の間、その付け根をぎゅうぎゅうと。
う~~!

極めつけは土踏まずの近辺、ここ、内臓系だそうです。
お尻の強度が低い小生には堪えます。
ひ~~!


ご婦人に伺うと3割程度の力加減とのことですが、
もう、痛さ・心地良さ?で、背筋が寒く・汗が出るくらい。

刺激に弱いMなオヤジには、アっという間は20分の施術でした。


でも、終わった後は、身も心もナゼかスッキリ・・・
不思議ですね、ありがとうございます。



まだ始まったばかりのOFFシーズン、
春先まで、まだまだ長い長~い道のりです。


しかしまあ、焦ってみても詮無き事。

厳しくとも、また、詰まらなくとも、
移ろい行く季節を昨日のように、肌で感じて、そして愛でながら、
ゆっくりと、来るべき時を待ちましょうか・・・




<渓流写真は一昨年、夏の秋神川から>