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2020年1月1日水曜日
大晦日の燻製つくり
年末は大掃除や年賀状書き、そして友人との忘年会、
忙しく、また、楽しく・賑やかに過ごしますが、
ほんの少しだけ、我に返って静かにしたく。
そんなこの時期は決まって「燻製つくり」です。
作業をしながら、火の番をしながら、
ぼんやり、行く年を思い、来る年に抱負を。
昨シーズンは残念ながら尺モノはゼロでしたが、
今シーズンは山の神様に感謝、2匹の尺超えを頂きました。
解凍後に調理バットへ並べられたその2匹、ニジマスさんにアマゴさん。
小ぶりの一匹はイワナさん、さしずめ、戦艦2隻と巡洋艦1隻。
所有する小さめはコールマンの燻製缶は、
尺モノを掛けることが叶わず、戦艦2隻は三枚おろしに。
しかし、ニジマスさんとアマゴさんの身はボロボロ。
我ながら下手クソな三枚おろし、これではお魚も浮かばれませんね。。。
でも、
思えば数年前、こんな不器用な調理の腕前は小生ですが、
それでも東欧での単身赴任、何とか生き延びてきました。
・・・今年も似たような逆境は数々あったけど、
不器用なりの身のこなし、持ち前は気の切り替えで、
ど~にか、無事に乗り越えてきたな。
来年もまた、のらり・くらり、ぼちぼちと行きますか・・・
・・・しかし、本当に包丁さばきがダメだな。
こいつは一つ、訓練というか、場数を踏むしかないな。
来年は新たに料理に挑戦するか。
生き延びる、ためではなく、食べてもらう、ために・・・
香りづけ・隠し味の香草ウオッカ。
一か月寝かしたこともあり、良い頃合いに仕上がっています。
これをバットのお魚に注いで、冷蔵庫で待つこと半日、
お魚にじっくりと染み込ませます。
・・・そうなんだよな。
みんながみんな、自己主張をしちゃったら、
まとまる話も、まとまらないンだよ。
来年はこの「隠し味」じゃないけれど、少し控えめ、
されど影響力はしっかり、打つは手前に桂馬の如く、
そんな路線で行ってみるか・・・
お塩とお砂糖でソミュール液を作ります。
香草ウオッカを半日漬けたら、今度はソミュール液を半日漬け。
その後は塩抜き、糸を引くくらいの流水で2時間ほどの放置プレー。
一旦、濃い塩水に漬け、次いで折角の塩を抜くのです。
・・・この塩抜き、一見するとムダにも思えるけど、
不思議なことに、これで良い塩加減になるんだよな。
いや、ひょっとすると、人生もそうかもしれないぞ。
少しくらい寄り道しても、良いンじゃないの?
そう、三歩進んで二歩退がる、かな・・・
それから、キッチンペーパーで水気をよく切って。
カゴでお外に吊るして一夜干しです。
毎回は火力に七輪を使う小生ですが、
正直、ここ2~3回ほど、うまく煙が制御できませんでした。
色づきが今一つで、香ばしさも欠けた感じで。
何が、一体、悪いのか?
今回は初心に戻るつもりで、カセット・コンロにて。
燻製づくりの一番最初ではカセット・コンロでトライしたのですが、
燻製缶の大きさがコンロに合っていなくてゴトクを溶解破損・・・
お魚の燻製(くんせい)造り~その3
危機一髪の事故回避でしたが家内からは大目玉を。
でも、甘え上手な小生は家内におねだり、
新品のコンロを買ってもらって♡。
いえ、
中年夫婦にそんな技が通用するハズもなく、
何のことはなし、家内も食卓での鍋料理に使うので。
でも、
再度、これを壊したら、
絶対、殺されます。。。
・・・くわばら、くわばら。
失敗とか経験から習うべきことって、この歳でもあるよな~。
来年も粗忽者は再びの失敗を重ねないよう・・・
過熱しないよう、燻製缶とボンベ室に隙間を開けて設置します。
これで熱気が上へ逃げるのでは?
さあ、お魚を燻製缶に並べて、いざ、点火!
目指す温度は80~90℃、ヨ~ソロ~!
15分ほどで煙が出てきました。
火力を一定に、今回は極力、状況に変化を与えないように。
すると・・・
今回は煙の出が、とてもよろしいようです。
そして、チップを何回か入れ替えて、待つこと二時間。
よっしゃ、良い色づき!
この出来具合!これよ、これこれ!
・・・物事に変化を付けることやチャレンジは大切だけれど、
やっぱ、茶畑に迷い込んだり、ハデに釣り糸がもつれたら、
一度、初心に戻り、リセットすべきだな、こりゃ・・・
大晦日は箱庭で、ぶつぶつと独り言を言いながら、
そこに哲学?悟り?を開く、燻製づくりの小生。
オレって、変かな~??
本年もよろしくお願い申し上げます。