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2020年5月24日日曜日
家内の運転
失礼ながら・・・
奥様の運転を上手いと自慢する旦那様、それは少ないのではないでしょうか?
新コロナの影響で我が家内、彼女の母親、
すなわち小生の義母とは、お正月以来で会っていません。
愛知県は尾張地方、その北部にある我が家。
家内の実家は遠くは無く、名古屋市の北区は大曾根近辺、
公共交通機関では名鉄の小牧線で乗り換えなく一本の場所です。
でも・・・
昨今の状況、家内にしてみると、コロナが怖くて電車に乗れないそうで。
そんなことを言い出したら、
毎朝・毎晩、通勤でバス・電車を使っている人はど~なのよ、の問いかけに、
「人は人、私は私」の回答です。。。
いや、もっとも、公共交通機関を使われている方々も、
今の状況では、致し方なく、が本音なのでは?
在宅勤務が薦められる所以です。
そんな今日ですが、先週・先月と比べれば、若干は落ち着きを取り戻した感がして。
ここは自慢になりますが、親孝行な我が家内です。
ここらあたりで、義母に会いに行っても・・・
自家用車と免許を持っているのだから。
・・・ここまでのお話で、疑問を持たれた方も多いのでは?
「距離にしたら10kmちょいでしょ。
小牧線がイヤなら、車もあり、免許もある。
県道 名古屋犬山線を真っすぐに南下するだけ。
奥様は何を躊躇されているのか??」
はい、その答えは・・・
我が家内、とてつもなく下手なんです、車の運転が。
若い頃は交通至便な環境で育った家内。
免許を取得したのは、否が応でも車を使用しなければ生活できない、
今の家のご近所、すなわち結婚してから、20代の後半でした。
その当時は小生の仕事の都合、埼玉県での生活、そこでも車は必需でした。
自動車教習場は狭山市、あの西武球団は清原選手も卒業生です。
そこでの教習は単位がなかなか取れず、人の1.5倍の費用がかかり。。。
極めつけは高速道路での教習です。
半ベソの家内、ご本人いわく、先生が片手でハンドルを押さえて、
「もう少し、もう少しで、インターで降りられるから、がんばって・・・」
目に浮かぶは、恐ろしい教習風景。
悪政なる道路行政もここに至れり。
東松山の運転免許場で、そんな家内でも免許が頂けました。
ここまでは家内から自慢話?武勇伝として聞いたお話しです。
じゃあ、実際はどうなのよ、
と当時は秩父の山奥で家内と運転を交代したのですが・・・
車幅感覚がめちゃくちゃ。
トンネルに入いると、ナゼか車は中央車線をはみ出す始末。
対向車がなくて幸いでした。
左側に迫るトンネル壁面が怖くって、は家内の弁です。
今の生活でも車の運転は最小限、
これまでに行ったことのあるご近所しかイケない家内。
片側複数車線、高速道路なんて、もっての他です。
そんな家内ですが、意を決して小生に、
「お母さんに会いに行きたいから、上飯田までの運転練習に付き合って」
大曾根近辺は交通量も多く、皆様にご迷惑をお掛けしては一大事。
その判断から、そこから先は歩かれるそうです。
・・・そうまで言われちゃうと、小生も力添えせざるを得ません。
暇な昨日は家内の運転、車内は夫婦漫才、名古屋は上飯田まで・・・
県道 名古屋犬山線を順調に南下します。
初めての道ですが、意外と家内、アクセルを踏み込みます。
・・・なんとなく、かなり、緊張されて、いる、ような?
鬼門は庄内川と矢田川にかかる水分橋・三階橋です。
ここ最近で工事が行われ、それ以降は小生も初めて通ります。
まず最初は大曾根と黒川への分岐です。
ここは家内、いつも左車線を控えめに走るクセがあり、
難なく大曾根方面は左分岐へ。
問題は帰路、上飯田からの家路でした。
黒川からの合流をスムーズに行うため、
上飯田から犬山方面へ向かう車線は立体交差を登ります。
右側車線から登る立体交差、それは、まるで、高速道路のランプ。
「え?え?これ、登るの~?」は運転席での家内の阿鼻叫喚。。。
躊躇してアクセルを踏まないものだから、登坂も加わり車は減速、
後ろの白いアウディが煽り気味に・・・
トドメは立体交差を降りてから、黒川方面車両との合流です。
合流車両を入れる家内、その左横をアウディが高速で追い抜きます。
・・・助手席の小生、何食わぬ顔ですが、内心はヒヤヒヤ。。。
それでも、どうにかこうにか、無事に自宅まで。
これで懲りたと思いきや、
次回は自分ひとりで大曾根の実家まで行ってみるそうです・・・
でも、振り返ってみると・・・
これまで、家内は無事故無違反でゴールド免許。
先代のウイング・ロードでも今のビッツでも、当て擦りは一度もなく。
いや・・・
当て擦りはむしろ、粗忽者は小生が主役です。
「運転が下手」なんて、酷いことを言いましたが、
公共交通機関を避けたり、手洗い・消毒を欠かさない辺り、
きっと家内はとても慎重なだけ・・・ここは小生、見習うべきかな~。
最後は旦那からの自慢でした。