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2020年7月11日土曜日
ハスラーでの車中泊
<はじめに>
今回の水害で被害にあわれた方に、謹んでお見舞い申し上げます。
<渓流釣りと車中泊>
夜討ち朝駆けを常とする渓流釣り。
前日はお仕事の後、もしくは夕まずめを楽しんだ後に、翌早朝の朝まずめに備えて車中泊をします。
朝早くに起きるのだから、そんなに熟睡できなくても、仮眠程度に車内で寝られれば良いのでは?
その考え方もあります。
でも、出来る事なら、ぐっすりと寝られたならば。
渓流釣りはアウトドア、野外活動です。
足場のしっかりしない山の中の河原を歩き、
時には川を横切ったり、入退渓では急斜面を降りたり登ったり。
体力を使いますし、また、注意力も必要です。
粗忽者の小生ですが、それはそれなりに考えて、車中泊でも熟睡できる方策を希望するのであります。
<寝るがための準備>
そんな小生の車中泊は、いつもベッド・メイキングから。
・・・ぐっすり寝る為にはまず、環境整備が必要です。
身長175cm、体重65kgは中肉中背の小生ですが、
寝るお車は、我が旗艦は軽巡洋艦(何の事なし、ただの軽自動車です)ハスラー号。
・・・決して広いとは言えない車内です。
しかし、そこは知恵の出しどころ。
車中泊での快適さの追求、Mな性分にはやりがいを感じさせます!?
お天気が良いときは、助手席側の前後のドアを全開にして、以下の作業です、
大まかには、まずは座布団を敷き詰めて、次いでその上に寝袋を敷きます。
倒した背もたれと助手席の段差は曲者です、低反発クッションを。
写真では茶色い四角のクッションです。
・・・当初は同じく低反発材、同寸の白いクッションでした。
これ、座骨神経痛を自称する家内、居間の椅子の背もたれだったンです。
家内を拝み倒して、どうにかこうにか、車中泊の時だけ拝借して・・・
しかし、2~3回使用するうちに、ミョ~な違和感を感じ始め。
いえ、クッションの高さ・硬さは丁度いい案配でした。
でも、何といいましょうか、ナゼか夜中に鼻水が止まらなくなり。
きっと時期も時期、花粉症だろう、とその時は勝手に自己判断。
恐れ多くも家内からの借りものです。
帰宅後は白いカバーを外してお洗濯、と外してみたら・・・
なんと、中身の低反発材はカビ・だ・ら・け(汗)。
流石にこれには家内もびっくり。
二人して近所のニトリで、先の写真、茶色のクッションを新調しました。
<家にあるもので、楽に・安く・早く>
座席と背もたれの段差を防いだら、次は薄い煎餅座布団を敷き詰めます。
この煎餅の幅が助手席の幅とピッタンこ。
写真では判り難いですが、助手席部には煎餅を二枚重ねに。
これでほぼ、倒した助手席から後部座席、荷室に至るまで、気になる凹凸もなく平らな状態です。
枕代わりに、頭の位置には厚めの座布団を一枚だけ。
盛夏の暑い時期は、これだけでも十分、Tシャツに短パンで横になり。
でも、初夏や初秋は山の中は涼し過ぎます。
そんな時はこの上に寝袋も。
どうしても暑くてガマン出来ない夜は、
少し値が張りましたが、助手席と運転席の窓に網戸を設置。
サーキュレーターとして蓄電池式の扇風機、その低速回転(この場合、6時間の連続運転が可能)で車内の空気をかき混ぜます。
本流竿や傘などの長物は厄介です、天井に設置した竿受棚に。
写真では後部座席の背もたれが見えますが、
実際の車中泊では、ここにクーラーBOXとその上に釣道具箱が置かれます。
運転席後ろの後部座席には着替えや食料を搭載。
万一の際や乗降を考えて、運転席には何も置かずです。
そして釣りには付き物、濡れモノは後部座席の足元へ。
ハスラー純正の防水マット、それは縁の高さが低くって、染み出た水が越水します。
写真は先代のネイキッド号、そこでも使用していた車載防水ゴムマットを。
この縁の高さなら問題なく。
<収納はこじんまりと>
マットとしての座布団、その利点は個々が分割されているところでしょうか?
車載する場所は助手席側の後部座席です。
重ねて、置いて、陽が暮れて・・・
雨降りで車外に出たくない場合でも、車内の作業でベッド・メイキングは可能です。
所要時間は10~15分程度かな?
・・・冒頭で軽巡洋艦に例えましたが、何となくハスラーと似ています。
排水量5,000t程度の小さな船体に、主砲、対空砲、魚雷発射管。
果ては水上機2機の駐機場に、その射出装置まで・・・
限られたスペースの軽自動車ですが、それはそれ、
毎週末に一度の、楽しい楽しい車中泊です。
<渓流風景は初夏 西濃 根尾西谷川から>