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2020年8月2日日曜日
梅雨明け~馬瀬川上流釣行
道の駅 パスカル清見での車中泊、迎えた翌早朝。
その前を通るは、せせらぎ街道です。
ここでの「せせらぎ」の音源、
坂本トンネルを抜けたこの辺りは、馬瀬川の流れからです。
昨夜、休憩で立ち寄った道の駅 明宝は郡上、
そこで聞けたせせらぎは吉田川の流れから。
月夜の谷底から、せせらぎにしては少し大き目な音、
梅雨の終わりの川の流れ、明日の釣果に期待を持たせます。
吉田川は長良川の支流ですが、
馬瀬川は飛騨川(益田川)の支流、行きつく先は木曽川です。
そう考えると、ここは木曽川水系の西の果て。
先週の西野川・末川は東の果てでしょうか。
非常に広大です、木曽川水系は。
あと少しだけ、せせらぎに沿って西ウレ峠を越えれば、
そのお役目、今度は川上川から。
それは宮川の支流、行きつく先は日本海です。
一本の道がつなげる素性が違う3つの流れ。
いろいろな意味で境界上は、ここ飛騨清見なのです。
<お久しぶりです!>
朝4:30、道の駅での周囲が騒がしく目が覚めました。
それでも目覚ましは4:45にセットなので大差はありませんね。
雨の季節もそろそろ終焉。
今日はお天気が良さそうで、皆様、同じお考えなのでしょう。
日の出前なのに、エラくご同輩の数が多いような・・・
少し場所取りが心配です。
そんな中、洗顔を終えて車に戻ると、
「サイドワインダーさんですね、お久しぶりです、車の色で判りました。」
お声がけを頂けたのは、ここ馬瀬川上流の常連&エキスパート、ゆうさんでした。
一番最初は何年か前の春先、長良川と前谷川の出会いで彼女と釣りデート、
その際に、ブログを読んでいます、とご挨拶を頂きました。
その後、もう2年も前になるでしょうか、
最後にお会いしたのは同じくここ、パスカル清見でした。
その際には、先の彼女とはご結婚されたと・・・
良いですね、若い方はこれから夢があって!
彼によると、今年の馬瀬川上流のアマゴ釣りは当たり年のようです。
本日はご友人のお車での釣行、お話から行先は老谷あたりのご様子でした。
今でもこの拙いブログをお読み頂いているようで、
スマホからのコメントが上手くできない、と感想を頂きました。
・・・Google Blogger さん、技術的な問題です、ご対処願いますよ!
ゆうさん、昨日の釣果は如何でしたでしょうか?
弊ブログをお読み頂きありがとうございます。
・・・もう、コメントは良いっから、良いっから!
山の奥での寂しくも激しい川の流れ。
その傍らで繰り広げられる出来事と、しょ~もない釣果&顛末です。
やっている本人はしごく真面目に取り組んでいるのですがね・・・
しがないオジサンのため息です、読んでくれるだけで幸せです。
<馬瀬川 大原~楢谷の渓谷>
ゆうさんとお別れした後、朝ご飯&お勤めの後、
ゆうさんが向かったであろう川下とは反対方向、
楢谷方面に向け川をさかのぼるハスラー号です。
猿飛橋を越えた辺りは大き目な路肩の駐車帯、
釣り道具一式に熊鈴、ナタ、携帯スピーカーを携え、
ガードレールの向こう側、ゆっくり・ゆっくり熊笹をかき分け河原へ。
本日の馬瀬川、雨期の終盤はお天気はよけれど、水量は豊富です。
蜘蛛の巣もイヤになるくらい=最近はだれも来ていない。
・・・ゆうさんの言われる通り、本日、期待できそうです。
早速、橋直下の淵から。
直径27cmは小生のチンケなたも網、その枠を超える9寸モノが。
ここから、本日は行けるところまで、お時間の限り、さかのぼります。
深い渓谷、この谷間にも少しずつ、陽が差し込んできました。
青い流れ、その脇をエイコら、岩を登り降り、腰まで水につかり。
それでも、暑さは全くなく、気分はサイコー!
きっと、イオン効果かな??
小場所からも、間を置くことなく、飽きのない程度にお魚が。
こんな激しい流れは、対岸の岩陰、緩め・静かな狭所を狙い撃ちです。
<土曜日 午前のお楽しみ>
まま、渓流釣りの楽しさは?の質問を家庭で、職場で受けます。
ご同輩各位も「楽しみ」があるから、渓流釣りを為されているのかと。
でもこれ、考えてみると人それぞれなのかも?
言わずと知れず、渓流釣りは釣りです。
・お魚をたくさん釣りたい
・数は良いからオオモノを釣りたい
・もち双方、オオモノが多ければ吉
などなど・・・
釣りなので、お魚が釣れる・釣れない、は大きな要素かもしれませんが、
渓流釣りを為される方は、意外に斯様な方も、多いのではないでしょうか?
・癒されたい
エエ歳こいたオジサンが突然に何を言い出すのか、
フっと、笑いを吹き出す方も居るかもしれません。
癒されたかったら、今のご時世ではとても危険ですが、
名古屋なら栄の錦辺りに繰り出せば・・・
そんなご意見もあるでしょう。
それも「癒し」のひとつなのでしょうが、
こう、なんと申しましょうか、ちょっと違うンです・・・
お天気の良い初夏から初秋の午前、
何も考えずに釣り糸を垂らす、
誰もいない山奥の河原で。
聞こえるのは・・・川のせせらぎのみ。
(実際は意識の指向が違うため、聞こえているのか・いないのか)
ふと、我に返ると、せせらぎに心を委ね、
青と緑と白が基調の世界に身を置いて、
お茶をちびちび、煙を登らす自分がいる・・・
前夜から泊まり込んで、童心に帰って心はワクワク。
チョットだけ危ない世界、でもとても素敵な川と渓谷。
そこで、自分で組んだ仕掛けで、叶うことなら大きなお魚に挑み、
結果は糸を切られて、川の流れで尻餅ついて、ははっは・・・
大袈裟かもしれませんが、生きている、とうい実感が湧くンです。
そこに「癒し」を感じるのです、小生は。
各位は如何でしょうか?
<蜘蛛の巣に、してやられ・・・>
しかし本日は至る所に蜘蛛の巣が。
釣り糸に、釣竿に、はたまた顔面に、しつこいくらいにまとわります。
チョウチン釣りは頻繁に竿を伸び縮みさせ、
枝木に糸も取られ張り直しも茶飯事です。
加えて、本日は蜘蛛糸の除去作業も・・・
あれ?
竿の一番節、穂先が収納できません。
クっ、と力を入れて穂先を押したら、ポキっ!
ありゃ!しまった、ヤってまったワ(名古屋弁)。
次週のお盆休みは釣行作戦が目白押し。
それを前にして、主力戦艦は「渓峰尖 7m」が戦線離脱・・・
悲しきは粗忽者の性(さが)、
修理出費もさることながら、こりゃ、ほんと、痛いな。。。
お時間もお昼少し前、残念ながら今週のお楽しみも、ここまでです。
釣りを終えて装備をまとめ、いざ、チョットだけ危ない渓谷からの脱出です。
滑りやすい土斜面、引っ掛かりの無いウエーディング・シューズ。
一歩一歩、熊笹をぐわしっ、と掴んで慎重に登ります。
ガードレールに手が掛かり、あと一息。
OK、ようやくの退渓です。
斜面を登り切った、せせらぎ街道。
その路肩が暑いこと、暑いこと・・・
数m下は馬瀬川の河原とのエラい違い!
帰路、東海地方の梅雨明けをラジオで知る小生でした。
<データ>
8月1日 馬瀬川
エサ :ブドウ虫、ミミズ
竿 :7.0m 渓峰尖
仕掛 :針 吉村7号
錘 1B~2B号
天井糸 0.6号 1.5m
水中糸 0.3号 4.5m
釣果 :アマゴ 28cm 1匹
27cm 1匹
・以上はお持ち帰り
8寸 1匹
6~7寸 2匹
イワナ 6寸 2匹
小アマゴ・小イワナ 数匹
・毎度、寸表記はリリ~ス
気温 :16~25℃
天候 :晴れ
表層水温 :15℃