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2020年8月8日土曜日
ミミズのスカウト
今年のミミズの飼育は良い案配です。
エサに米糠を使用したところ、どのミミズも丸々(太々?)と肥え、
お疲れが見えだす暑い季節でも活きが良いです。
これからの暑い時期はパン箱に水を2~3cm張り、
その中に飼育箱でもあるプラ製工具箱を設置、
自転車のカバーの下はいつも日陰、
熱伝達の良い水で冷却を。
ただ・・・
毎年の晩春・初夏に行うミミズの「間引き」ですが、
今年は少々、間引きをやり過ぎたのか、
はたまた、意外にも好調な?釣果でミミズの減り具合も早く、
シーズンをあと2か月ほど残しているのに枯渇気味です。
「間引き」と申しましても殺生をする訳ではなく、
小さなミミズの幼生はある程度の数を残して箱ごと水洗い、
その水と一緒に箱庭に放つ、というものです。
郡上八幡の釣具屋で春先に仕入れる郡上天然ミミズですが、
夏の暑い時期はそこでもソ~ルド・アウト・・・取れないそうです。
近所の釣具屋で「熊」の名の付く冷蔵物を購入しても良いのですが、
そこは奇人変人、自身も天然でミョ~に拘りのある釣師の小生、
出来る事なら以降も「天然モノ」でイキたいンです。
さて、どうしたものか・・・
「間引きで放した幼生ミミズも、
時期が来れば箱庭で大きく育っているのでは?
となれば・・・花壇の土を掘り返してみるか・・・」
思い立ったが吉日、即、実行です。
間引きミミズはいつも2か所に放っています。
まず第一はここ。
冬の燻製づくりで燃え残った木炭・マメ炭も、ここに廃棄しています。
数年前にはトウモロコシ、枝豆もここで栽培していました。
・・・若干の日陰で全くの不作でしたが。。。
早速、大きなスコップで雑草もろとも掘り返してみます。
意外にこれが重労働。
湿った土は重たくて、足でスコップを土に食い込ませ、
よいしょ!と掘り返すのですが・・・
居ました。
雑草の根に絡まった状態で一匹だけ。
飼育箱のミミズも活きは良いのですが、掘り返して直ぐのミミズはそれ以上!
メチャ活きがよく、ぴょんぴょん・くねくねと跳ね回ります。
この作業を繰り返して・・・
ここでは都合3匹の収穫です。
う~ん・・・
次の場所はここ。
毎度でおなじみのアジサイの根元です。
ここは先ほどより日当りがよく、トウモロコシや枝豆もそこそこ育ちました。
芭蕉の句じゃないけれど、兵(つわもの)どもが夢の後、
今は夏草が生い茂るばかりなり・・・
がんばって、掘り返してみます。
ここでの収穫も僅かに数匹・・・
こちらも活きは良いのですが、いかんせん、数が上がらず。
自然界の食物連鎖では最底辺に位置しているであろうミミズさん。
幼生の段階で放たれるミミズは糸状で、数はものすごいのですが・・・
人工的、それでもきっと厳しいであろう箱庭の自然環境。
自然界に存在するミミズさんの密度って、存外にも数が少ないンでしょうね。
それを考えると、プラ製の飼育箱の中はある意味で「異常な世界」かも。
ハイ・カロリーな米糠のエサが効いている所以でしょう。
ヤブ蚊に刺されながら、汗だくになりながら、
都合で10匹程度のミミズの収穫でした。
・・・労多くて、功少なし。
それは、まるで、小生の釣果のような(笑)。
しょうがないですね。
ご近所の釣具屋さんで、冷蔵「熊」印のミミズさんを、
レジ係のきれいなお嬢様を拝顔するついでに買ってきますか。。。