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2021年5月1日土曜日

原因不明なミミズ飼育の失敗



今シーズンも春は3月から始めた、釣り餌は郡上天然ミミズの養殖。

実を申し上げますと・・・
今年は既に2回ほど、全滅の憂き目に合っているのです。


昨年までは青いプラ製の工具箱での飼育でした。

出来の良いピッチリとした蓋の閉まりは日本製。
それでもミミズさんにしてみれば、隙間だらけの飼育箱でした。

・・・春先の寒い季節は難儀であろうと、情けをかけて屋内は玄関、
その下駄箱の下に置いたのが運の尽き。

事もあろうにノコノコと隙間から這い出して、その恩を仇で返す始末。
案の定、小生は家内から大目玉です・・・

そんなこともあり、今年から大型タッパでの飼育に切り替えました。

大きな変化点はここだけなんです。


先ほどは「全滅」などと、少し大袈裟に記してしまいましたが、
実際のところは、僅かながらに生存者も。

これまでの飼育経験から、
お亡くなりになられたミミズさんは、どうも「土に帰る」ようなのです。

正確には・・・
バクテリアか微生物の作用で、急速にその姿が無くなっていく、
そんな説明がシックリくるのかも・・・

全滅は、飼育箱内の個体数、それが急激に減った、を意味します。

そして、もうこれはホラーな画像なので掲載は控えますが、
体の一部が溶けた?千切れた?そんな個体が多数で見受けられ・・・


・・・いけません、生きとし生けるもの、命を粗末にしては。
そこで、早急な対策が必要とばかり、先々週から試行を繰り返す次第なのです。


対策を講じるにあたり、変化点を整理してみました。

1.工具箱に比べて、タッパは半透明で光が入る
  →ミミズさんにとって、これはストレスなのでは?

2.隙間だらけの工具箱に比べ、タッパは隙間が無さ過ぎ
  →ドリルで無数の空気穴を開けたのですが、それでは少な過ぎた?
  →エサのお茶の出頭・米糠が発酵して酸欠?
  →嫌気性のカビが繁殖した?

上記の1.に対しては、
二週間前に斯様なシェードを、キャンプ用の厚銀紙で製作、
それをタッパに被せてきました。

若干、その効果が在ったのか、
チギれた姿のミミズさん、それはメっきりと見られなくなりました。

しかしながら・・・
シェードの設置前と比較して、まだ、少なからずも数は減った感じが。


上記の2.も怪しいです。
ある朝の確認では、土の表面にカビのような白い物体が。

その部分を拡大すると・・・

そこで本日はタッパの蓋、そこに空気穴を追加しました。

こればかりは、これで穴数で足りるのか・否か。
暫く様子を見る必要がありますね。

昨年までは脱走者に手を焼きましたが、
今年は今年で、これまた、手が掛かります。


しかしながら・・・
土から生まれ、土に帰るミミズさん。

人はどこから来て、どこに向かって歩むのか?
何となくですが、哲学を感じます。

・・・同じかな?
儚い命、人も、ミミズさんも。




<風景写真は晩秋の近江 醒ヶ井養鱒場から>