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2021年7月18日日曜日

梅雨明け~木曽小川・末川釣行

 

始まりの早かった今年の梅雨でしたが、いよいよ明けました。


これからが、暑い夏の本番です。


<夕まずめの木曽上松 小川>

金曜午後にお休みを頂いての出陣、中津川からR19は木曽路を北上します。
横を流れる木曽川本流、その流れは増水気味です。

流れだけを見ていると、涼し気・爽やか、なのですが、
現実は車外の気温は30℃超え。
梅雨明け直後の日中の日差しは容赦がありません。


昨年の秋に下見をした上松の小川。
赤沢自然休養林を源とするエメラルドの流れ、とてもきれいです。

R19から離れ休養林の手前まで登ったのですが、
15:00での気温はまだ28℃。
厳しい暑さに釣り支度の作業では額に汗がにじみます。


初めてのポイントです、素直な入渓口から。

降り立った河原は斯様なご機嫌。
川面を流れる風のせいでしょう、木陰側のこちら岸は涼しいです。


流量が多いであろう本日、それでも移動する河原は存在します。
日暮れ時に向かう一人こっきりの山中、くれぐれもムリの無い範疇で。

エサはまずブドウ虫。
いい案配の深場ですが、意外にもアタリが遠くて。

首をかしげながらも遡行で水に足を入れると・・・
うん?ぬるい??

いえ、もちろん、家で入るお風呂とは違い、
冷たいには冷たいのですが、渓流釣りの水温としては高めのような。
その加減でしょうか、暫くはアタリが皆無。


本日は誰も居ない、それを見越しての釣り下りは掟破り。
ようやく、段々落込みが始まる手前、その早瀬から小アマゴさんが。

・・・夕まずめの上松小川、予想に反しての厳しい展開です。


<見えて来ました、チャンス!大淵が!!>

粘りながらの移動ですが、残念、手応えは希薄。
それでも段々落込みはその先に、大きなエメラルドの塊が見えて来ました。

大きな淵です。
その深い淵底なら、水温も低め、期待が持てるのでは?

・・・焦る心を抑えながら、慎重に岩場を下ります。


7m竿に1.5mの天井糸、4.5mの水中糸は目印下を2.5mほどで。
頭上の小枝が曲者ですが、川幅があり長竿が振れる上松小川。

夕闇迫る、その大淵で、いざ、勝負!!

対岸の静かな水域に仕掛けを入れます。
思った通り、この大淵は大きな洗濯機の如く、ゆっくりとした反転流が。

目印が上流にゆっくりと流れます。
恐らく錘も、ゆっくりと底に到達では?

上流に行き着き、白波に飲まれ、目印は高速で目の前を通過、
流れの際での出来事。
白波の下流でそこから外れ、またゆっくりと上流へ。

またぞろ、白波に紛れるその手前、アタリです。

一呼吸おいて、アワセると・・・

勝負の結果は7寸程度、イワナさんでした。



<今宵は久しぶり、車中泊!>

時刻は17:30、陽はとっぷりと山影に。

まだ辺りは明るいですが、本日はここまで、
川から上がり夕食の準備に取り掛かります。


と言っても・・・
コンロとヤカンでお湯を沸かして。

それをカップに注ぐだけ。

・・・しかし、吉岡里帆さん、イイっすね!
いえ、麺をすすりながら、おにぎりをパクつきながら、
夏の夕暮れはヒグラシの声、一人での夕食はオジサンの独り言。

どなたかのブログにありました、夏場の週末は河原の乞食が如く。
でも、これが、ナゼか、楽しいンです、オジサンには、ハイ・・・


夕食の後は福島の「せせらぎの四季」で入浴を。
御岳を挟んで向こう側、飛騨小坂の「ひめしゃがの湯」、
そこと同じく、露天でヌルめの赤茶けたお湯に漬かりながら・・・


<今年も霧中!?開田高原の朝>

久しぶりの車中泊でした。
夕まずめのみでしたが、そこは渓流釣り。
疲れと温泉の相乗効果、高原は涼しくて良く寝られました。


いつものようにR361は開田高原、
末川の手前はトイレだけのパーキングでの朝。
夏本番、今年も朝の高原は深い霧が立ち込めています。

朝食とお勤めを済ませ、支度を整えて末川に。


渡合の集落での末川。
ここも昨日の小川と同じく、期待の持てる増水です。
ただ、末川のこの辺り、過度の増水の場合はポイントが限られて。

一旦、引き戻り集落の上流外れ、いつもなら河原が幅を利かす場所から。

その河原も本日は水が流れています。

・・・既に陽は登っているハズですが、霧が濃いのか未だに薄暗く。
いや、川中島じゃないけれど、この霧が晴れる前、そこが勝負時なのでは?

増水で流れの早い、その際を若干で重め、1Bの錘にて速攻!

ここも昨日の小川と同じく、7寸程度のイワナさんが。


・・・しかしながら、
目立った釣果、これも昨日の小川と同様、ナゼか、これのみ。


河原をさすらう、そのうちに、霧が晴れてきました。
そして、お空は飛んでも無く、ピ~カンの真っ青!

渡合の集落はその下流側へ移動して、
いつものように西野川の出会いに向け、渓谷に分け入るのですが・・・


・・・しばし、
夏の木曽 開田高原は末川、
その素敵な渓流風景をご堪能くだされ・・・






<夏の渓流は貧果、まあ、しかし・・・>

標高の高い末川ですが、午前中でも時間の経過に伴い、暑くなってきました。
10:30に竿を納め、渡合の集落に戻ります。

渓流釣りには厳しい季節は夏。
しかしその代わり、映る絵は青と緑が主体、生き生きとしています。
釣果はイマイチでしたが、「癒しの時間」だけは頂けて感謝。


帰路は柳又の展望台から。
碧く雄大な御岳山、眼下を流れる西野川。

次回は涼しくなった秋口に、こちらとしましょうか・・・



<データ>
●7月16日 15:30~17:30
河川        :上松 小川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1B号
                天井糸 0.6号 1.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :イワナ 7寸     1匹
          小アマゴ   2匹
気温   :28~24℃ 
天候   :晴れ
表層水温 :18℃ 
月齢   :6.1

●7月17日 6:00~10:30
河川        :末川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
                天井糸 0.6号 1.5m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :イワナ 7寸     1匹
          6寸     1匹
          小アマゴ   4匹
気温   :17~24℃ 
天候   :晴れ
表層水温 :16℃ 
月齢   :7.1