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2021年8月29日日曜日

釣餌はミミズ飼育箱の改善~最終版?

 

昨年までのミミズの飼育、それにはプラ製の工具箱を使用してきました。


蓋の閉まりの良い日本製、その蓋部分にドリルで小さな空気穴を無数に開けて。

見た目にはピッチリ、虫の這い出る隙間も無いように見える飼育箱でしたが、
小虫の皆さま、はたまた、住人でもあるミミズさんには隙間だらけの様子で、
ともすると大量の小虫が湧いたり、ミミズさんの夜逃げ・脱走が頻発したり。



そんな理由から今シーズン、飼育箱を大型のタッパに変更してきました。

・・・しかし、これは、これで、また多くの不都合が。

1. タッパは隙間が無さ過ぎで、エサや土などもろもろ、発酵が進み酸欠状態
 →これが為に一時期はミミズさんが全滅状態に

2. 中に熱が籠るため多湿と重なりカビが発生
 →カビ自体がミミズさんに有害なのかは不明です

3. どこから来るのか、意外にも小虫の大量発生は避けられず
 →蓋にドリルで無数に開けたφ0.8空気穴、これでも大きいのだろうか?



・・・それでも、改善を重ねるうちに良いことも。

A. 金魚のブクブクで強制酸素送り、結果として肥大化ミミズが登場
 →「熊」の名の登録商標は「太虫」、それを凌駕する「尾張米糠酸素ミミズ」!


以上から、飼育方法を上手く制御・コントロールさえすれば、
オオモノ渓流魚が喜んで食らいつく、
元気いっぱいな大型ミミズの養殖、その成功に光が見えて来ました。
(ほんとかよ??)


その集大成として・・・
今週末は新型のミミズ飼育箱、それを「開発」してみました。

ポイントは密閉性の良すぎるタッパ、これの通気性を如何に良くするか。

一見、背反するような双方の条件ですが、
工場勤務が都合30有余年の小生、何が無くても改善魂!考えました。


まずタッパですが、現状より今少し大き目のものを用意して。
納まる空気量を多くして、籠る熱量を薄める算段です。


そのタッパの蓋にφ40の大穴を数個ほど開けます。
これで空気の出入り、通気性は確保できるのでは?

でも、開けた大穴、これでは小虫やミミズの出入りも自由になるのでは?

そこで!
この大穴をメッシュの網で塞ぐ方策とします。

・・・例の如く、緻密でエエころ加減な設計図?を作成して。


して、お得意のホルソーによるドリル穴加工を。


使用する網はステンレス製、メッシュ・サイズは#40。
ちなみに、網戸のメッシュ・サイズは通常#30~36とのこと。
それより今少し細かい網目となります。


このステン製のメッシュを蓋の凹凸に合わせてハサミで切断しておきます。


最後に、メッシュを蓋の内側から接着剤で貼り付けます。

・・・最近は多用途の接着剤が存在します。
ステンレスだろうが、ポリエチレンだろうが、なんのその。



接着剤の色が黒いので、いい案配で遮光にも。

・・・若干、手作り感が満載の仕上がりですが、そこはご容赦を。


小虫まみれの土を入れ替え、ミミズさんにもお引越しを頂きます。

空気ポンプは在った方が良さげな雰囲気でした。
引っ越しの際に土を掘り返すと空気を供給する軽石、
その下には、たくさんのミミズさんが集まっていたので。


自転車カバーの下は涼しい日陰、そこにパン箱を敷いて。


光のストレスをミミズさんが受けないよう、アルミ箔のカバーで覆って、
飼育箱全体の冷却を目的に、パン箱に水を張ります。


一つだけ、未だに原因が不明な点が。
それは飼育箱内での小虫・小バエの大量発生です。

従来のφ0.8穴でも十分に小さいハズなのですが・・・
ひょっとすると、土として使用するカブトムシ飼育マット、
そこに元来から卵なり、サナギなりの状態で含まれていたのかも?

今回使用のメッシュは、より網目が細かいので、
これでも小虫が湧くようでしたら、その線が怪しいですね。


・・・しかしこれ、チョットした学会論文が書けるのやも!
それか、イギリスのネイチャー誌に寄稿しても良いのでは?

いえ、それは言い過ぎです。

お子様は小学生の「夏休み自由研究」。
未だお困りのご貴兄、弊ブログのラベル「ミミズ飼育」をご参照くだされ・・・


<渓流風景は夏 馬瀬川上流名丸近辺から>