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2022年2月5日土曜日

戻ってくれるか?つば九郎

 

それは昨年の5月は中旬のことでした。
一羽のツバメが玄関先の鴨居、そこに居候を決め込んで。

・・・付けたあだ名は、つば九郎。


その様子は以前の下記ブログをご参照ください。

このお話、続きがありまして・・・


6月の始めは晴天の週末、家の周りを数羽のツバメが飛び回っていました。
恐らくはその中の一羽が、つば九郎でしょう。

日が暮れてから玄関先、タバコを吸いに出てみると、
いつもの定位置に、つば九郎がちょこん。

でも、そのすぐ横に、もう一羽のツバメも、ちょこん。

あれあれ、まあまあ、隅に於けないことで・・・

ツバメの雄雌の見分け方は判り兼ねますが、
つば九郎より少し大きな体、個体差の区別はつきました。


家内もつば九郎の存在を知っていて、
陽が沈んでからは、まま様子伺いをして。
つば九郎に「お連れ」が出来たこと、それを告げると玄関先に。


後期中年夫婦の家は玄関先。
さてさて、これから如何に相成りましょうや?

それから2~3日の間、昼間は早朝から二羽してどこかへお出かけのご様子。
日が暮れる少し前には、二羽して鴨居にちょこん、でした。

でも、少しづつですが、玄関の軒の柱、
そこに土が塗られて・・・

ところが・・・
その週末前の金曜日、業務中に家内からLINEが入っていました。

何でも、つば九郎夫婦の作りかけの巣、それを取り払って欲しいと?


帰宅してから事情を聞くと・・・

昼間、家内が巣作りの様子を見ながら、
その直下は宅配食材のヨシケイ、箱から食材を出そうとしたら、
背後から「急降下爆撃」を食らったそうで。

驚いて立ち上がった家内に目掛け、
つば九郎夫婦、今度は「正面突撃」を敢行。。。

家内曰く、顔を突かれそうになり、とても怖かったと。

マズいっすよ、そりゃ、つば九郎。

・・・いつもは気丈な家内ですが、
コロナ禍で気分が滅入っていたのでしょう、そこでの出来事です。

もちろん、
家内に作りかけの巣を襲われた、の勘違いでしょうも、
しかし小鳥と言えどもツバメも野鳥、さぞ鋭い攻撃だったのでは?


・・・会社でも、また、家庭でも、
こんな時の「嫌われ役・汚れ役」は、
いつも小生にお鉢が回ってくるのです、ハイ。。。


仕方なく翌日の土曜日は、
ホームセンターで「鳥よけ」を購入、即、玄関先に設置です。


この風が吹けばクルクルと回転する、螺旋状の鳥よけは長い棒、
タコ糸を横に張り、釣り糸は0.3号を垂直に垂らし、
玄関先は鴨居の下に吊り下げました。


・・・管釣りのルアーに「セニョール・トルネード」なるものがあります。
同じように螺旋状、クルクルと回転してお魚を誘うルアーです。

お魚のニジマスさんはそれに寄ってくるのですが、
小鳥のツバメさん、はたまた、大型のカラスさんは、
このクルクル・ピカピカの「回転体」が苦手なご様子。

でもって人間の小生ですが、
それでもこの吊り下げらえた棒を眺めていると、
ほんと、目が回って、目が回って・・・気持ちが悪くなってきます。

かくして、それからの晩、つば九郎夫婦は来なくなってしまい、
柱に僅かに塗られた土、それをやるせない気分で取り除く小生なのでありました。


「あ~あ、かわいそうに・・・」

作業後は初夏は夕食での小生のこの言葉、
沈み込んでいた家内の心に響いたのでしょう。

「そうね、何か悪いことをしちゃったわね。」

それから秋に掛けて、家内はツバメの生態をネットでお勉強、
罪滅ぼしに、とこの冬にコルク粘土で「ツバメの巣」を作りました。

・・・なんでも、何かの拍子で巣が落ちても、
「どんギツネ」のプラ器をその代わりに設置したら、
無事にツバメの雛が巣立った事例、それが結構あるようで・・・


そんな、こんなで、本日は2月5日。

少し早すぎる感じもしますが、
家内に言わせると、今日は大安と一粒万倍日が重なった大変縁起のいい日。

寒くて雪の降る中はお得意の日曜大工で、
家内作の「ツバメの巣」、それを玄関先の鴨居の柱に設置した次第。

「おいおい、勝手に追い出しておいて、また戻ってこいかよ?」

なんて、
つば九郎からカンペでお叱りを頂きそうですが、
初夏は5月に向けて、暖かい季節へのお楽しみ、それがまた一つ増えました。



<風景写真はスマフォ撮影、それをGoogleが勝手に画像処理。
 下手クソな写真ですが・・・最近のAI 技術はすごいですね。>