Additional pages

Additional pages

2022年2月12日土曜日

ナゼ釣れないかを考える

 

木曜日の尾張北部は昼間でも雪でした。

大きな大きなボタン雪。
積雪が心配されましたが、地面に落ちた雪は直ぐに溶けて。

降雨降雪の翌日は風が立って寒いハズ。
ところが、この暖かい週末です。

何となく春本番が近いことを物語っていますね。


近くの河川では渓流釣りが解禁と成りました。

まだ釣果本番には早過ぎ、それでもいい結果のご諸兄もチラホラ。
ただ、春先にめっぽう弱い小生。
おまけに「う~、マンボウ!」、残念、本年の初出陣は今少し先です。


でも、考えてみると・・・

どうして春先はダメ釣果なんだろう?
いや、春先だけでは無くて、良い季節でもダメな時はダメ。


何か原因があるのでは?

・・・背反でもある凝り性で浮気性、おおざっぱで極めつけの粗忽加減。
はたまた、腰痛持ちとお尻の強度不足、
果ては近眼に老眼など、小生の「個人特性」はさて置いて・・・

何か、こう、一般的に見落としているモノは無いだろうか?
シーズン開始を前にして、一度、頭の整理もアリなのでは?

今週はそんな物思いに耽る週末なのです。


<お魚はご在宅?ご不在?>

まず言えることとして、
そこにお魚が居なければ、いくら頑張っても釣れないな。

もちろん、まずはお魚が居そうなポイント、そこで竿を出すけれど。
これは釣行を重ねて、何となく判ってきたような。


浅い流れ、狭い流れ、止水域はまずペケかな。
砂底<砂利底<岩底、右へ行くほど好条件の不等式。

それでも、一見、川幅が狭くて居そうにない流れ、
水流と水深さえあれば良型が掛かる時も。

・・・この意外性が渓流釣りの面白さ?
釣りの醍醐味には欠けるけど。


また、今の春先は流れの少ない止水域、水が温むそこはポイントかも。
季節による居つき場所の変化、この読みはとても大事だな。

・・・春先での、このポイントの選択と、そこでの「粘り」。
凝り性より浮気性・短気が先走しっちゃって、小生、出来ていないンだよな。


<見えるお魚と、見えないお魚>

次いでお魚が居る、として、
パターンは見えている場合とそうでない時かな?


お魚が見えることはチャンスにも思えるけど、
水面の光の屈折で、存外にもお魚にもこちらは丸見え。
上方から側面にかけて、お魚は天敵やエサに目を光らせているからね。

・・・背後からの静かなアプローチならいざ知らず、
粗忽者がド正面で大きな動作を取れば、もう、その結果は明瞭、
お魚が見えているときは曲者と考えるか。


じゃあ、お魚が見えない場合は?

通常はこのケースかな。
深い川底でエサの流下を待ち構えるお魚さん。
川の水も季節によっては色合いがあり、お魚自体にも保護色があるし。

・・・もっとも、小生の老化した視力ではね。

こちらからは見えていなくても、向こうからは見えている、
こりゃ、あり得るな。

いずれ、アプローチは慎重に・・・

お魚に気付かれていない、を仮定として考察を進めようか。
ナゼ、釣れないンだろう?


<気が有る?気が無い?>

考えることは、お魚に「食い気」があるか・ないか、かな?

聞けるものなら聞いた方が早いのだけれど、お魚言葉が判らないしな。
でも、何となく、最近はその言語が、少しだけ判るような気も。

僅かにアタリはあれどノラない、こんな時かな。
基本はエサかな?季節に合った、場所に合ったエサ。
こんな時はエサのミミズを川虫、ブドウ虫に替えてみるか。

・・・小生だって、いくら好きとは言え、
毎食がラーメンじゃ、嫌気がして食べる気が無くなるし・・・


気はあるとして、じゃあ、如何にそれをもっと引き出すか?


<気が有る様なら、喰わすのみ!>

ここまで来れば、もう一歩のような。
見えないお魚との対峙、相手に食い気はありそう、でも残念、掛からない。

一体、何が、原因か??


そう言えば・・・
小生、ラーメンは好きだけど、ナゼか食欲が湧かないとき、あるンだよなあ。

思い返せば・・・
飛び込みは小汚いラーメン屋より、清潔なお店の方が食欲が増すような。

いや、ここは「小汚い」の意味が大事かな。

店構えはボロくても、
うまい店って、机の周りが小ざっぱり。

こう、何て言うのか、
細かいところに気が配られている、のような。

こんなお店って、決まって調理場が丸見えで、店主の腕前が良いンだよな。

・・・それで、店員さんはお嬢さん、
彼女の笑顔、そのパンチが効いていれば、言うことなし!
まあしかし、ここのところは小生の嗜好、釣果には関係無いっか・・・


芸はあくまでも細かく、気配り、気配り、っと。
目印の位置を微調整、錘の重さを流れに合わせて、針先までの長さを調整して。

・・・おおざっぱ、はダメ、ダメ!

流れにゆらゆらとエサを上手く乗せて、
如何にエロおやじ、じゃなくて、お魚の「食い気」を引き出すか。


な~んだ、
頭の整理、なんてカッコ良いこと言ったけど、
結局のところ「さて置いて」とした小生の特性や特質、
結構これが大きな「釣れない」ウエイトを占めているんじゃないか!



・・・今シーズンもボ~ズ先行な予感がします。

<渓流写真は初夏の良い季節 高原川・双六川から>