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2022年3月13日日曜日

今年の初釣り~東三河 寒狭川上流・当貝津川釣行



渓流釣りシーズンは最初の行先、いつも悩むのです。

うららかな春の一日、
日がな、のんびりと過ごせられれば、それ以上に何を望もうか?

・・・いわんや、そこが小人、ミョ~にスケベ心が出ちゃうンです。


こと釣果に関して、春先はからっきしダメな小生。
昨年はゲンを担いで郡上 神路川へ、暖かい日で珍しくも釣果アリでした。

今年はどこにしようか?
寒さの厳しかった冬、各位ブログからは郡上方面、未だに残雪が。
天気予報では今週末の土曜、とても暖かくなるとのこと。
とは言え、ノーマル・タイヤでは不安です。

おまけに「う~、マンボウ!」。
賛否両論、いろいろとご意見はあるようですが、初釣りです。
ここだけは、ゲンを担いで?

今年はオラが県は愛知県内、東三河へ行ってきました。


<川沿いは廃線跡の道>

もう6年も前になります。
三河湾に注ぐ豊川、その上流はここ、寒狭川へ訪れたのは。

その時は完成したばかりの新東名、
新城からR257を寒狭川沿いに北上したのですが、
今回は新ルート、足助からR420を利用、山道・峠を越えて。

・・・この方が距離も短く、通行料も安く、また時間も大差なく。
コロナ禍に加えて紛争と、昨今のガソリン、ほんと高いです・・・


清崎から田口に向けて、
寒狭川はR257と距離を置き山間を蛇行、流れています。

6年前のポイントもここでした。

あの時は高低差が余り無く直線の多い林道、
しかし狭く暗いトンネルに違和感を覚えましたが、
後日に調べたら、
この川沿いの林道、昔の鉄道は廃線路、豊橋鉄道は田口線だったのですね。

その狭く暗いトンネルを幾つか抜けて・・・

寒狭川上流、その河原に降り立ちます。

それにしても今年の初釣りも暖かいです。
肌着の上にはタートルネック、その上に釣りベストの3枚着のみで。

良いお天気が続いた最近です、川の水量は少な目。
南北に流れるこの辺り、日当たりが宜しいのでしょう、
(下手な撮影が故、ハレーションの岩肌が物語ります・・・)
川虫取りに水に入るのですが、もう川底はヌルヌル、油断できないくらい。


<先客万来は寒狭川>

気を付けながら川虫を調達、さあ、いざ!
と言った矢先に、
残念、川下からご同輩がお二人、釣り上がってきて、く~ん(涙)。

廃線跡の林道を遡る際、途中でご同輩らしき駐車車両をお見受け、
そこからかなり距離を置いて停めたのですが、早くもここまで・・・
察するにかなり早朝から始められたのか?

いずれにしても、初釣りです。
そこでの「頭ハネ」は、きっと本年のお後が宜しくなく。

ゲンを担いで、潔く、ここはご挨拶と「当方後攻」のご了解を頂きます。

・・・でも、よくよく装備を拝見すると、
振込み時での鞭のような竿の柔らかさ、察するに長尺「ゼロ」仕様かと。

う~ん、これは手ごわい!

しかしながら、
何の自信が「当方後攻」なぞ、
そんな大それた事を言わしめるのか??


きっと、もう、半年ぶりに渓に立てたこと。

その幸福感と感謝の思い、
それが珍しくも欲深い小人、彼を素直にさせるのでしょう・・・


案の定、泣かず飛ばずは、無収穫の落穂ひろい。。。


<寒狭川支流は当貝津川へ>

廃線鉄道の林道沿いは風光明媚な寒狭川。

ここへ至る途中は足助からの山越え、
R420沿いにも雰囲気良さげな流れ、当貝津川がありました。

時刻は10:30。
まだワンチャンスあるお時間、ここは河岸を替えます。

当貝津川と栗島川との出合い、
その少し上流は国道の駐車帯、釣り人向けでしょう、そこに停めての入渓です。


標高1,000mの出来山が源の当貝津川、
川は西から東に向けて流れています。

日陰・木陰の区間が長く、南北に流れる寒狭川より日当りが少なくて。

その為でしょうか?
減水の状況は同じですが、
川の水に漬かっても、川底のヌルヌル感はそれ程でも無く。


しかし、ここも千客万来!
開始早々、上流からルアーマンさんが下って来られます。

・・・その距離、おおよそ50m、目と目が合います。
見知らぬ者同士とは言え、趣味を同じくする者同士。

これが趣味がバイクで道の駅なら、お互いの「車自慢」に花が咲くのですが、
如何せん「釣り場所が命」の渓流釣りです。

お互いにバツが悪く、
小生も今回は反対方向、挨拶は抜きで川を下ります・・・



<春のうららの・・・>

のどかな春の日差しの中。
緑の針葉樹に囲まれて、丸坊主は白が目立つ広葉樹、
抜ける青空を背景に黒い水の川べりで、その白さが際立ちます。



正直に申し上げて・・・
河岸を替えての当貝津川でしたが、飛ばず・泣かず、は寒狭川から引き続き。

もうこの頃は釣果は度外視!?
毎年の初釣り恒例は「春の渓流撮影紀行」に我が志向は衣替え。


白いネコヤナギの向こう側、
落ち込みの春の光は反射光、それが眩しくもきれいです。



もちろん、斯様な大場所は大淵、
丹念に川底を探ったのですが、ウンもスンも無くて。


暖かい春の日差しの中、川は途切れることなく、流れ続けています。


イイのです、初釣りです。
ただただ、感謝あるのみ。
負け惜しみです、ハイ!


今年もゆっくりですが、また、旅が始まるのであります。




 <データ>
●3月12日 寒狭川・当貝津川 
エサ   :川虫、イクラ
竿    :6.0m  渓秀 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
                天井糸 0.6号 0.7m 
                水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :ボ~ズ
気温   :4~18℃ 
天候   :晴れ、まま風
表層水温 :4℃ 開始時
月齢   :9.4