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2022年4月3日日曜日

木曽川河畔の桜~鵜沼 川上邸

 

昨年までは木曽川を越え、はるばると中濃までの通勤でした。

毎年は今の季節、
朝は犬山から坂祝に向かう県道は木曽川沿い、
鵜沼の町を抜けた辺りから、塀越しに見える桜並木が綺麗でした。

塀の入り口にはレンガ造りのモダンな洋館が。

後にここがオシャレな結婚式場であり、
奥には国の重要文化財は萬松園なるお屋敷、
歴史的にも意味のある場所であることを知るのですが、
そこは薄っぺらい人生を歩む小生です。


何はともあれ、
コロナ禍の長い冬を越えて、ようやく訪れた春です。
溜まりに溜まったであろう我が家内のストレス、
その発散の場としては上の上なのでは?と、考える程度。。。

・・・シーズンが始まると家内へ斯様なお手当ても叶わず、
また来るべきGWの布石として、
卒なく、暖かい春の日差しの中、行って参りました・・・



桜満開の週末です。

恐らく皆さまも考えることは同じの満員御礼で、
結婚式場に併設されたレストラン、その予約でも取らなければ、
きっと「塀の中」には入れて頂けないのでは?

そこは強運の持ち主、我が家内にお願いしました。

土曜日は幸運にも?仏滅。
流石に結婚披露宴は無いだろう・・・と踏んでいましたが、
電話をした家内によると予約席は既に満席で、
お越し頂き席が空いていればお通ししますよ、とのこと。

お昼時には少し早い、11:00ころ到着しました。

駐車場も満車でしたが、空きを待つこと10分程、
意外にスンナリと「塀の中」に入ることが叶いました。

レストランの記名簿を記した後、
待ち時間の間は桜満開の庭園を散策します。


淡いピンクの桜の木の下、テントでマルシェが開かれています。

思い思いの個人作は手芸品・お菓子の販売、
とてもオシャレな雰囲気です。


この庭園のすぐ横には木曽川が流れています。

本日の川の色は淡い薄緑色。
雪代の加減でしょうかね?

ここから先の木曽川は、
山々で湾曲させられた流れも解かれ、
一路、直線的に濃尾平野を下って伊勢湾に向かいます。


こちら側は岐阜県は各務ヶ原市の鵜沼、
対岸は愛知県は犬山市の栗栖、桃太郎神社です。


結婚式場と言うこともあり、若いお二人連れが多いです。
晴れの日の下見?、はたまた、つい最近の思いで巡り?

・・・移ろい行く時の流れ、それが30年近くも経ってしまうと、
普段の放置具合への償いに、戦略うごめく休暇・釣行への備えと、
そうです、お父さんの「家内接待」になってしまうのです・・・




ここで携帯電話が鳴りました。
レストランの記名簿に記した我がTEL番号、お席が空いたのでしょう。

お昼ご飯を頂きに、レストランまで。


庭園を歩き回ってお腹が減りました。

今日は家内接待です、もう、ランチは奮発!
野口英世が2枚ほどのローストビーフ・セットを注文します。


注文後、しばらくして・・・


一枚の四角いプレート、そこに綺麗に盛られたセットが届きます。
これを見て、小声で家内曰く、

「ええ?これだけ??
 メニューにはパンとサラダ、ローストビーフってあったけど、
 ローストビーフって右上の白い小さな小鉢のこと???
 もう・・・これじゃあケーキセットを食後に追加するわね!」

いや、まあ、確かに、家内の言うことも一理ありますが・・・


プレートの美味しいお料理、それを半分ほど頂いた段階で、
店員のおねえさんが、もう一皿、持ってきてくれました。

「こちらがメインのローストビーフになります。」

申し訳ありません、
美味しくって撮影を失念しましたが、
ガーリック醤油で頂く柔らかい牛肉とお野菜の盛り合わせが。


どうも、先ほどの黒く四角いプレートのお料理、
それは単なる「前菜」だけだったようです。

メインを運んできたおねえさんに、
ケーキセットを追加注文しようとしていた家内、
すわ、お口にチャック、下を向き恥ずかし気にダンマリです。


・・・粗忽・思い込みの多い小生ではありますが、
川の流れが如くに悠々と移ろい行く時の流れは、
熟成して「似たもの夫婦」を醸し出すようです・・・


お腹いっぱいにお昼ご飯を頂いた後、
今しばらく庭園内を散策して、
午後の柔らかい日差しの中、春の到来を堪能します。




良いですね、厳しい冬の後の、春って。

家内接待のトドメは帰路、家内の大好きなパンを買って。


このパン屋さんとその看板も、通勤途中で気になっていました。

「昨日を捨てよう」・・・
そう、季節到来、前に歩くのみ!