Additional pages

Additional pages

2022年4月10日日曜日

庄川・御手洗川支流 野々俣川釣行

 

行くべきか、引くべきか。

毎年、4月の初旬は日によって暖かかったり、寒かったり。
郡上長良川も本流が釣れ始めているご様子です。
でもまだムラがあるような。

・・・もっさんさん、貴重な情報、ありがとうございます。


きっと今週末の郡上は満員御礼。
釣果はともかくも、ゆっくり・のんびりは難しいのでは?

いっそ、もっと、足を延ばしてみるか。
これだけは、当たるも八卦、当たらぬも八卦。

今シーズンは少々飛ばし気味の感もありますが、
迷いに迷った挙句、飛騨荘川は庄川まで行ってきました。


<五連水車はお蕎麦屋さんの裏手>

「あの~、空いているところで、チョットだけ・・・」

朝7:00はいつもの庄川、
蕎麦屋の横の駐車帯、珍しくも、誰も居ません。

こりゃラッキー!

とばかりに、釣行の支度をしていると、
さもありなん、
尾張小牧はご同郷、ご同輩らしきお車がご到着。


皆さま、考えることは一緒です。
ご年配のご同輩からのお声がけでした。
川は皆さまのモノ、独り占めは、いけませんね。

しかし、あろうことか・・・
ご年配のお車には、あと二名ほどの同乗者が。


込み合うことを嫌って、長良川を避けての庄川でしたが、
あれよ、あれよ、という間に・・・


対岸にも3名ほどのご同輩、ルアーさんでしょうか、そのお姿が。
もう、春の庄川本流、自然渓流は「釣り堀」?状態です。

しかも・・・
開始から一時間経過しましたが、釣果どころかアタリもとんと無く。


あえて「釣り堀」状態、その良いところを挙げるなら。

「どうです?釣れます?」
ご様子伺いが出来ることでしょうかね?


でも、横のご年配はご婦人釣り師、彼女に伺っても首を横に振るだけ。
お得意のチラ見で他各位の様子も見てきましたが、
あからさまに竿の曲がった場面も無く。

今朝の冷え込み加減です、本流は厳しそうな感じが。
・・・ここはポイントを替えましょうか。


<欲に駆られて、ぜ~ぜ~、は~は~>

瀬が中心のお蕎麦屋さんの裏手でした。
流れの緩み・弛みでも音沙汰は無し。
そして、今朝の冷え込み加減。

お魚は深い淵底で、じ~っと為されて居るのでは?

こんな推察の元、
昨夏のお盆に訪れた「治郎兵衛のイチイ」、
その上流は奥に鎮座されます大淵を思い出しました。
あの時は渓峰尖は7m竿、それでも足りない規模の淵だったかと。

・・・しかし、満員御礼の今日の庄川です。
果たして、遅参者の身の上に、女神は舞い降りるのか?


意外や意外、イチイの駐車場に車は皆無でした。

「こりゃ、運が向いてるぞ!」
急いで装備を身に着けて、河原に降り立ち上流を目指します。


場所取りに目が眩んだ釣り師。

こんな残雪にズッポリと足を取られながらも、
彼は足場の悪い河原を小走りに、浅瀬を大股で渡河します。

・・・お歳もお歳な彼、もう、息が上がります。。。

「確か、あの土手を曲がれば、大淵が見えるハズ!」

見えて来ました、大淵が。
しかも幸い、誰も居られず!


「・・・ふっ、ふっ、ふっ。(粗い息で)
 こうなりゃ、長尺10m竿で、
 この大淵、引っ掻き回しちゃるに!」

もう、勝ったかの如く、相も変わらず、名古屋弁で。


セオリーとおり、まずは下流側、淵の駆け上がりから。
次いで手前の窪み、徐々に大淵の中心へ、
そして落込みから対岸にかけて・・・

が、しか~し。
錘を替え、目印を調整し、
ミミズだろうが川虫だろうが、
粘ろうが何をしようが、無念、音沙汰は無し。

・・・大淵では無く、引っ掻き回されたのは、我が心、のみ。。。


キラキラと、春の青空が映える大淵の袂、
小一時間を過ごした後、トボトボと駐車場へ戻るのであります。


こんな時は素敵な春の渓流風景、
ほんと、目に・心に、沁みるのです、ハイ。

・・・のんびり、お茶と一服を頂きながら。


<さあ、次策、どうするか?>

まだ時刻は10:30。
もうひとがんばり、出来るお時間です。

「さて、どうするか。
 風も出てきたし、本流はムリ目だな。
 支流に入り込むも、一色川や寺河戸川はきっと激戦区。
 こうなりゃ、新規開拓は退路かねがね、御手洗川を見てみるか。」

今シーズンは新規開拓・深耕開拓、
それらに重きを置く所存、早速にも行動に移します。

庄川本流を後にして・・・

R158を牧戸まで下りR156へ左折、ひるがの高原へ登ります。
その横には御手洗川の流れが。


でも何となく、この御手洗川、
走る車窓から見える景色からですが、
両側は人工護岸にザラ瀬が中心のような。


「野々俣」と記されたバス停、
その集落で御手洗川に注ぐ小さな川。

支流の支流・・・
規模は小さいですが、本流がペケの本日、ひょっとして、ここなら。


集落を野々俣川沿いの県道に登って暫く、
駐車帯に名古屋ナンバーはフリードが停まっています。

恐らく、これは、ご同輩かと。
後塵とはなりますが、ここから、行ってみましょう。

葦河原に残雪が残る野々俣川、
雪代の加減でしょうか、小渓ですが濁った水、勢いがあります。


こんな小さな落込みですが、答えは直ぐに出ました。

正直なところ、アタリらしきモノは無く、
動かない目印、それに不審を感じて挙げてみたら、
そんな具合でした。

幸い、針は小イワナさんの口元で。

♬春~の、小川は、サラサラ行くよ・・・♬

そんな童謡が聞こえてきそうな野々俣川。



こんな落ち込みの流心、その本筋ではなく脇の弛みから。

この子は申し訳ありませんでした。
またアタリらしきものは無く、竿を立てたら、の偶然釣果。
しっかり針を飲まれており、口元で糸を切ってのリリースでした。

この針の損失で、竿を納めて。

ここ野々俣川も一時間程度の釣行、その結果が小イワナ2匹ナリ。


ハスラーに戻ると先行されたフリード、
そのご同輩は着替えを済ませ、帰り支度の最中でした。

彼に釣果を伺うと・・・朝から都合5匹。
内3匹は20cmを越えるサイズと。

朝一番は冷え込んで無反応、
終える一時間くらい前から、瀬尻にお魚が見えだした、と。

そう考えると、小生の2匹も同じ状態。
いずれ手厳しい、春の庄川釣行、だったようですね。

毎年、4月の初旬は日によって暖かかったり、寒かったり。
大釣りの後の週は、お仕事でどハマりする小生です。

そう考えると・・・
きっと期初めの次週、滞りなく業務は進むことでしょう(涙)。


<データ>
4月9日 
●庄川 
エサ    :ミミズ、川虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 4.5m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 B2~B3号
釣果    :ボ~ズ
●野々俣川
エサ   :川虫
竿    :5.4m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1号
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :小イワナ トホホの2匹

気温    :2~18℃  
天候    :晴れのち風
表層水温  :庄川   9℃
       野々俣川 14℃(9℃かも)
月齢    :7.9