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2022年9月11日日曜日

秋晴れの渓流~南飛騨 小坂川釣行

 

久しぶりの渓流釣りは小坂川まで。

気付けば、もう、9月も中旬です・・・
今シーズンは自己都合や天候不順もあり、晩夏はいつもより少ない釣行でした。

そんな中での久々の釣行、予報では午前中は晴れ。
それでも午後からは急に雨マークのご様子。
天候の急変、風の強い一日なのかな?

早朝の暗闇は出立時、
たなびく雲間から中秋の名月が西にゆっくりと沈んで・・・


<青空が眩しい小坂川>

個人の都合には関係なく、季節は移ろい、そして進んでいきます。

季節は秋。
オオモノが狙える季節です。

雨の多かった今シーズン、
5月にも訪れたここ小坂川でしたが、
一昨年の豪雨で渓相は大きく変化していました。
お魚が釣れるには釣れるも、サイズ的には今一つの感が。

いつもは林道を抜け、川岸の南側から竿を出す小生。
そんなことから今回は趣向を変えて川の北側、
いつもの対岸からトライしてみます。

赤沼田橋の北側、
農家さんの畑はあぜ道を抜け、獣柵の出入口から小坂川の分流に。

ここから大岩区間を抜けて、いつものポイントの対岸に至ります。


・・・このポイントを熟知されるアサシンさんに依ると、
駐車場から急な斜面を下って、この釣り場へ行けるそうなのですが、
小生が知る限りでは残念ながら、
赤沼田の橋から延々と河原を歩き、本流竿を担いで巨岩を登り降り、
苦労して至るしか知らなくて・・・



<マダラ模様の秋アマゴ>

季節は秋。
最後のオオモノの季節。


・・・人間は欲張りな生き物です。

小アマゴしか釣れなかったオジサン、
彼が20cmを越える塩焼きサイズを釣り上げると、
次は尺上は30cmを越えるお魚、それが釣りたくなります。

運よく尺モノが釣れれば、しめしめ、
次は40cmを越えるお魚、それを何とかして・・・

毎年は初夏に繰り返すサツキマス釣行、
それもこの延長戦、同じような感覚はノリです。

いい意味では、人間の成長、その証?
でも、もう、これは、欲望の連鎖、なのでもあります。

フィッシュレプリカ 様から
フィッシュレプリカ (goo.ne.jp)

そんなドス黒い?欲望が渦巻く、山の中での小生の一人釣行。

秋のオオモノとして、
上記写真のようなパーマークが薄ピンク、
マダラ模様のアマゴさんに御目文字が叶いたいのです。


そのためには巨岩・大岩も何のその!

秋とは言え、ピ~カンの青空です、
刺すような厳しい太陽と岩からの暑い照り返し。

その中を、夢を求めて、人里離れて幾千里・・・

もちろん、ここはヒマラヤの源流、と言う訳でもなく。

でも、何となく・・・
ご同輩の新しい足跡、見てしまうとヘコむのであります。


<秋アマゴ、いえ、小アマゴ>


橋からここまで、どうでしょう、都合30分ほどの遠征。
いつものポイントは向こう岸、あちらも同じような時間を要します。


汗だくになりながら「マダラ模様」を夢見て、
熱中症の防止も兼ね、川に漬かって本流竿を振り込みます。


水量は申し分なく、いつもの押しの強い流れは小坂川。

僅かですが見渡す風景、
その中にも秋特有は暖色系の色合いが混じっています。

それでも、
思ったほど水は冷たくも無く、
長時間で漬かるにはイイお湯の加減??

その為でしょうか、釣果はまるで夏のそれ。

結構な激流に重錘で攻めるのですが、揚がるのは小アマゴさんばかり。
しかも、入れ食い・・・

ひったくる様なアタリは目印がスっ飛ぶくらい。

まだ川の中は夏と秋が交錯した世界なのでしょう。
もう暫くで本格的な秋が到来、その先は厳しい冬の季節。

食べれるうちに、食べておこう・・・
そんな小アマゴ達の思いが、アタリ加減に現れています。

しかし、揚げても揚げても、釣れるは小アマゴさんばかり・・・



<赤沼田の橋の袂へ>

苦労して訪れたポイントですが、釣果は小物ばかりでさっぱり。


ここは変化が必要、とばかりに、ポイントを変えることに。

早朝も大変な遠路、岩登りでしたが、いずれは帰る道、
覚悟を決めて炎天下の中、赤沼田の集落に向けて移動です。

・・・しかし、メチャ暑い。


冒頭の写真は朝7:00での撮影でした。

今見る橋の上からの写真は10:30ころ、少し雲が出てきました。
それと同時に若干ですが風も。

遥か向こうに大岩と落込み・深場は淵が見られます。
いつも気にはなっていたのですが、初めて竿を出すポイントです。


本筋中央の落ち込みは白波。
その向こう側の緩めの流れ、遠投で仕掛けます。

本日の目標は「マダラ模様」の秋アマゴ。

これまで、鼻の曲がった秋アマゴを釣った経験はありますが、
その居着きのポイントは、浅め・緩めの流れ、でした。
恐らく、マダラ模様も似たような案配なのでは?

ただ本日、未だ夏と秋が入り混じった様子です。
決して浅くはないポイントも、今日の季節感を盛り込んでの選択。

果たして、吉と出るか、凶と出るか??


結果として、
残念、ここも小アマゴさん達の楽園、
次から次への針掛かりは「エサやり」のお時間でした。。。


何だか、カヌーが気持ち良さそう・・・
そうだよね~、だって、今日はメチャ暑いもん。


・・・午前だけの釣り。
それでも、ポカリ900mlと麦茶600ml、飲み干してしまいました。


<データ>
●9月10日 小坂川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村8号
       糸 0.7号トオシ9m
       錘 3B号
釣果    :小アマゴ  多分、Wツ抜け 
気温    :20~28℃  
天候    :晴れ
表層水温  :20℃
月齢    :13.8