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2022年10月22日土曜日

気良天然VS郡上天然 ミミズ対決

 



渓流釣りシーズンは終わりを告げましたが、
今年は未だに釣り餌はミミズさんの飼育を続けています。


もう暫く季節が進んだら、今年もまた晩秋の信州は犀川へ。
そこに向けての飼育継続なのです。

しかしながら・・・
楽しみにしている今秋の犀川ニジマス釣行、
今年は僅かながら懸念点が。


昨年は苦節三年、いえ、正確には四年、
シーズン中で飼育を続けたミミズさんで、思いもよらぬ都合2匹の好釣果を。


ついでに、以下は参考になりますか、どうか・・・

一年目は東電 平ダムからの放水で、打つ手なしのボ~ズ。

二年目は放水無しも迫る夕暮れ、慣れぬ長手尻で右往左往、二度の取り逃がし。


今年はそのエサのミミズさんなんですが、
思ったほどサイズが肥大化・長大化しなくって。



毎年のミミズさんは春先、
郡上八幡の釣具屋さんでの購入でした。

昨年までは八幡は城南の釣具屋さん、そこで「郡上天然ミミズ」を購入。

袋を開けた段階で結構な長さと太さ、おまけに生きの良さはもう格別。

ミミズ通しでの針へのエサ付けも、
サイズは申し分なくも、元気が良すぎて一苦労でした。


今年の春はその釣具屋さんでの天然モノの入荷が遅れ、
同じく八幡はR156長良川鉄道ガード脇にある釣具屋さん、
そこでの代替品購入は「郡上気良の天然ミミズ」のお名前でした。

・・・同じ郡上でも気良と名の付くミミズさん、
その素性・出所はより具体的で明確です・・・

購入時はプラ・パックに入った「気良天然」ミミズさん。

サイズはそれまでの「郡上天然」より細くて短いものでした。

ただ、生きの良さは負けていません。
こちらも針掛けの際にはニョロニョロと一苦労を。


そして今シーズンはこの「気良天然」を飼育、エサとして使用してきました。

昨年は失敗に次ぐ苦労の末?どうにかこうにか開発に成功??した、
上手く行き過ぎてしまったミミズさんの飼育方法とは・・・


ご近所のコイン精米所から無料の米糠を頂戴して、

カブトムシの飼育土に水分共々で適度に混ぜ込み、

米糠発酵による酸欠防止に金魚のブクブクで強制酸素補給。


この生物学の理論???に基づく考え抜かれた飼育方法で、
昨年の晩秋は犀川釣行では、郡上天然ミミズさんは見事に・・・

・・・もう、アホじゃないか?と言うくらい、肥大化・長大化を。


今年の「気良天然」も同じ方法での飼育でしたが、
それでもナゼか思いの外はサイズUPは叶わなく、
奮闘努力も空しく、つい先日もこの状態です。

春先の購入時よりは大きくなりましたが、
シーズン中も大きいものから使用したこともあり、
残っているミミズさんは、このサイズがメインなのです。

・・・同じ郡上のミミズさんなのですが、
これは採取場所からくるDNAは遺伝の違いから、でしょうかね?



飼育で情が移ってしまい「手前みそ」なのかもしれませんが、
サイズ的には「中の上」となった気良天然ミミズさん、
それでも今年の釣行では大いに活躍されました。

こう、なんと申しましょうか・・・

少し残酷なお話ですが、
ミミズ通しに通す際はキジが噴き出て、顔に掛かる始末だったのです。

生きの良さからのクネクネと、
キジの臭いがお魚を誘うとするならば、
街中の釣具屋さんで扱う登録商標は「熊」の名の付く冷蔵モノ、
それとは格段に違うのでありました。

・・・もっとも、
好釣果の定量的な閾(しきい)値、
それをご諸兄にお示しすることは叶わずですが。


まあしかし、
晩秋までには今少し時間があります。

もう少し涼しくなれば、
より一層にエサの米糠を食べて、
晩秋の犀川釣行の際には「郡上天然」と同様、
これから肥大化・長大化が為されるのかも知れません。

・・・ミミズさんと同様、天然な性格はその飼い主!?

育ちの悪さに心配する反面、
密かに「気良天然」の活躍に期待する、今年の犀川ニジマス釣行であります。


<渓流風景はこの春 吉野路 北山川から>