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2022年12月29日木曜日

渓流釣り~新規開拓で思うこと

 

年の瀬も迫り寒い日々が続きます。


寝込むほどでは無かったのですが、先週は風邪を引いてしまい・・・

時節柄、厄介ですね。
お仕事や日常の生活を送るには、抗原キットで白黒ハッキリさせないと。

ご諸兄各位も、ご無理をなさらず、ご自愛ください。


今シーズンも何回か、釣り場の新規開拓に臨みました。

どうでしょう、
シーズンを通じて20数回は小生の渓流釣行、
同じ河川でも違うポイントを加えれば、その1/3くらいは新規開拓に当てます。

これが多いのか、はたまた、少ないのか。

駆け出しのころは行った先の数も少なく、
必然的に新規開拓の件数・割合は多くなるのですが、
40の手習い、渓流釣りを始めて10年近くは自称 中級者?
今では毎年でこれくらいに落ち着いています。


通い慣れたいつものポイントで竿を出せば、
前はあの流れから良いサイズが出た、
とハズレは少なくなります。

・・・なかなか、こうも、行かないですがね。

渓流釣りの楽しさを釣果や匹数で捉えるのなら、
いつものポイント・通い慣れた釣り場、
その竿出しは間違いがないです。


社内異動は一昨年までの職場、
そこに「パチンコ」が趣味の同僚・青年が居ました。

・・・若いころ、2回ほどパチンコをしたことのある小生。
台の前に座ったら、瞬く間に夏目漱石が3枚も消えたことに恐怖を覚え、
あまりイイ印象を持っていないパチンコなのです・・・

昼食時は世代の違う男達のお話しタイム、
そこでパチンコの何が面白いのか、彼に聞いてみたのです。

極めて下賤な小生、
てっきり、お小遣い稼ぎ、の回答を思っていたのですが。

彼から返ってきた言葉は意外にも、
「いや~、台の織りなす演出とか、”煽り”が楽しくって・・・」

彼曰く、
最近のパチンコは一連のストーリー性があり、
競技者の心理を上手く掴むプレーを飽きさせない展開、
斯様な仕掛けがあるとのこと。

総じてこれを”煽り”と言うようで。

・・・何だか名前だけだと、自動車運転のトラブルのようですがね。


しかしながら、彼のお話を伺っていて、
何の脈絡・関係もない「パチンコと渓流釣り」、
そこに世代を超えた「ある一致」を見出してしまった小生。


渓流釣りにもパチンコで言う”煽り”、
その釣果に至るまでの展開・ストーリーがあるような!?


台の前に着座するは、山深い渓谷の流れに降り立ち。

レバーを握って玉を繰り出すは、竿を振り込み仕掛けを流れに馴染ます。

喧騒のホール内、激流の流れも、プレーに集中すればそこは静寂。

展開に目を凝らし、指先から何かを感じ取る。

・・・とっ、掛かった、レンチャン!
これはパチンコも渓流釣りも一緒かな。


いつものポイント、通い慣れた釣り場でも、
同じような感覚を得ることは可能ではありますが、
新規開拓はその射幸心の煽られ方、それが一層のひとしおでして。


降り立ったことの無い岩壁を下り、
まだ見ぬこの大岩の向こう側、
どんな流れが・ポイントが、
果たして、釣り人を待ち構えているのか?
そして、そこに如何様なオオモノが潜んでいるのか??


・・・新台入れ替えで長蛇の列も、きっと同じ心理が働いて、かな?


もちろん、
とことん煽られるだけ煽られて、
残念、結果はすっぽんぽん、もありますが・・・


競技者や釣り人、彼・彼女を引きつける、何かがそこにある。


もう間もなくで新年です。
年越し前に来年のことを語ると「鬼が笑う」と言いますが、
来シーズンも懲りずに?釣行の何割かは新規開拓に当てたい小生です。

かっこイイことを言ってしまえば、
日々精進の身の上は、これも、ひとつの武者修行!?

・・・いえ、Mな性分は煽られたいのです。


皆さま、
今年も拙い戯言をお読みいただき、ありがとうございました。

暖かく為されて、良い年をお迎えください。


<渓流風景は今年の新規開拓~
 三河 当貝津川、郡上 前谷川と吉田川、吉野 小橡川、南信 根羽川、安曇 前川、
 そして飛騨 庄川、秋神川から~ 季節の移り変り、誠に妙味ですね>