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2023年4月2日日曜日

郡上高鷲 桜を見ながら・長良川釣行

 

<粗忽者、ここに至れり・・・その1>

「あの~、これ、スマホを忘れてますよ。」


つい先ほど、日の出を迎えた朝6:00、
東海北陸道は岐阜大和PA、そのおトイレは手洗い場にて。

夜討ち朝駆けの渓流釣りです。

宮仕えの身の上は小生、今の季節の車中泊は厳しくて、
前日の残業後は一旦で帰宅、早起きをして朝食を食べての出立です。

自宅を出てから約一時間、いつもの汚いお話で恐縮も、
郡上方面への釣行は瓢が岳PAか、ここ大和のPAでトイレ休憩なのです。

その大和PAのトイレなのですが・・・

ナゼか早朝は半分が施錠され使用不可、
結果、
開いている半分にご用足しが集中、「行列のできるおトイレ」なのです。


事を終え手洗いをしている小生に、
申し訳なくも小生事後の個室へ入られた方からのお声がけでした。

「あ、どうもありがとうございます。」

とは言ったものの、
確かに便座に座りながらスマホを操作した記憶のある小生、
しかしながら、
手洗い中はポケットにスマホの重みを感じながらの受け答えです。

咄嗟にお礼を申し述べたものの、
やっぱり、差し出されたスマホ、それは見たことの無いスマホでした。

・・・感覚的に有ると判るものを無いと思い過ごしてしまう小生。
・・・そも、個室内で他様のスマホの存在に気付けなかった小生。

まったく、困ったもンです。

でも実はこれ、伏線がありまして・・・

先週末は吉田川での釣行開始は、河原へ竿を持参することを失念。
また釣行終了時も川虫ストッカーを河原へ置き忘れ、
それに本日の出立時に気が付く有様でして。

何となくですが、最近、自分の行動・記憶に自信が持てなくて。

いずれ、調子の上がらない春先の釣行!

その為とさせて下さいな・・・
決してお歳を召した、ではなくて(汗・笑)。


<散り行く桜の郡上高鷲は長良川>

開始早々でのトイレ話、誠に恐縮でした。
その罪滅ぼしは長良川河畔のきれいな桜の写真にて。

昨年も桜が満開の時期に訪れた郡上 高鷲ですが、それは4月の半ばでした。
一昨年も満開の時期は少々早めも4月の第一週の事を思えば、
桜を見たくての釣行はこの釣り場、今年は季節の歩みがかなり早いですね。


他のご同輩各位も考えることは同じなご様子、
今朝は早くから千客万来の長良川本流です。

毎年のように支流で川虫を調達、
ストッカーの無い本日はミズゴケを入れたエサ箱に川虫を入れ、
河畔に伸びる水路脇の林間歩行路、足元に気を付けポイントへ歩みます。

散り行く桜の季節ですが、今朝は少し冷え込みました。

到着時の気温が7℃、
セーターに雨降りは大丈夫もカッパを防寒に着込んで。
ポイントへの重装備での林道歩行ですが、いつまでも冷気を感じる朝です。


林道から大岩・小岩が居並ぶ河原へ降り立ち今少し。

やれやれ、
ご同輩とのバッティングを避けての逃避行、
ようやくいつもの釣り場はポイントへ到着しました。


<粗忽者、ここに至れり・・・その2>

さて、開始前に一服を所望、
のども渇きました、お茶でも頂いて・・・

と!
また、粗忽者は、ヤって、しまいました。

リュックサックの網ポケットにいつもあるペット・ボトルのお茶。

それが本日は見事にナッシング!?
無い~いンです、ハイ!?


毎回の釣行は自宅出立時に差し込むペット・ボトルのお茶ですが、
確かに、今回はまったく、用意した記憶も無くて。

シーズン初期の「あるある」は忘れ物も、
安全・生命に関わる品物は、イケません、笑えません。

「今からまた歩くこと20分、車に戻ってコンビニか自販機で・・・
 いや、この近辺で斯様な早朝、入手は不可能なのでは?
 まあしかし、寒い朝だから、水分は暫くは無くても・・・」

流石は粗忽者&楽天家、思考がエエコロ加減、かつ、無謀です。
川の水を飲もうとしない事が、まだ救いではあるものの・・・


<瀬はまだお留守の様子、淵は深場をミミズのエサで>

若干でのどの渇きを感じながら、長竿に糸を結わえ戦闘開始です。

今の季節は釣果にムラが出来やすい(小生的に)タイミングです、
まずは様子見として、天井糸は0.7号の4.5mも、
水中糸は0.3号で同じく4.5mにて。

ところうが・・・
いつもは美味しい落込み前の瀬&棚なのですが、
本日はナゼなのか、ミミズは無論の川虫でさえ、全くの音沙汰なし。

急な冷え込みが影響したのか?
とすれば、お魚は深場・ヨレ場で静かにお過ごしなのでは?

渇水とは行かずも平水より若干は水が低そうな本日の長良川、
いつもは指をくわえて半分程度しか攻略できない落込み後の大淵も、
本日は中州の突端まで進出できそうです。


長竿を肩に担いで、慎重に流れを横切り中州へ渡ります。

まずは落込みの白泡、その横に振り込みます。

・・・瀬で無反応な本日、恐らくですが、ここもアタリ無しかと。

幾度か同じスジ・似たスジを流すも、やっぱり音沙汰なし。

次いでもう少し向こう側、白波が完全に消えて水面にはウネリのみ、
弛め・深めの流れに的を変えます。

・・・来るとするならば、今日はこちらかな。

目印の深度を調整しながら幾度か川虫で流しますも、
意外にこちらも無反応、さて?

・・・よもやと思うが、エサをミミズにしてみるか。

若干で減水気味な本日、セオリーに反しますが、
どうも雪代が入っているのか、少しばかり濁りが感じられ。

その3投目でした。
ゆっくり流れる濃い緑のウネリ、その直下は深い底から。

小気味よい引き具合、流れの底から引き出るは7寸超えのアマゴさん。

試しにまたエサを川虫(クロカワとギンパク)に替えるも無反応。
再度でミミズに装填交換、先ほどより少し下流の深場から。

いずれ、本日はミミズ・デーと言うことで。


<粗忽者、ここに至れり・・・その3>

時計が9:00を廻った辺りから、とても暑くなってきました。
お空はピ~カンの真っ青、風は微風~弱風、若干の振り込みにくさも。

防寒のセーターとカッパはかなり前に脱いだのですが、
それでも暑くて腕まくり、まま帽子も取っての流れとの対峙。


毎年ですが、この堰堤下も見逃せません。
もちろん本日の「筋書き」から直下では無くて、
狙い目は白波消える沖のウネリ下・・・


ポツポツの釣果ですが、難しいンです(小生的に)、今の季節は。


しかし暑いです。
ウエーダーの中は汗まみれ、のども乾きました。
この状況での飲料水の忘れ物、これは大失態ですね・・・








<データ>
4月1日 長良川 
エサ    :ミミズ、川虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 4.5m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 B1号
釣果    :アマゴ    22cm    一匹(針を飲まれて)
                                7寸    一匹
                                6寸    一匹
                                5寸    一匹
気温    :7~20℃  
天候    :晴れ 弱風
表層水温  :12℃
月齢    :10.4