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2023年5月28日日曜日

5月の風の中で~長良川本流釣行

 

工場は昼休みのベルが鳴り、食堂へ向かう途中はトイレに。
用を足していると、隣の部署の班長さんがお隣へ、で、おもむろに。


「先週末ですが、43cmでしたよ、サツキマス。
 もう、人生で初めてで・・・」

そんな話を小声で聞いた日にゃ、出かかっているモノも止まっちゃって。
食堂へ歩きながらの道すがら、暫しの釣り談議に花が咲きます。


岐阜県から通われている班長さん、
以前から海釣り・川釣りを為されているのですが、
ここ数年のこの季節は地元の長良川でサツキマス浪漫を求めて。

釣技はルアー釣り。
週末はもちろん、出社前と出社後のわずかな時間を見つけては、
PE糸を巧みに操り、ルアーには結構な投資(ロスト・・・)をしてきたと。

その甲斐があって、今回、見事にオオモノを仕留められたご様子です。

小生もこの季節、毎年のように足を運ぶのですが、
お話を伺っていて、
班長さんの熱の入り様、果て無い努力、釣行回数がとても及ばず!

・・・確かに、
年に1~2回は気まぐれ程度、
そんな根性なしの釣行で釣れちゃったら、
バチが当たっちゃうのかもしれませんね、サツキマス釣りは。


<早朝の郡上 美並>

道の駅 美並で迎えた涼しい早朝、
何年か前のここでの車中泊は蒸し暑い夜でした。

今年は季節の進みが早かった春でしたが、
ここに来てようやく、いつものシーズンのペースに。
それでも次週辺りから、早くも梅雨が始まると天気予報が。

自宅から小一時間の郡上 美並、
車中泊をする距離・必要でも無いのかもですが、
相手はあのサツキマスです、日の出後は直ぐに竿を出すために。

毎年のポイントは長い瀬の終端にある大きな落ち込みと大淵で。


Morikyuさん、過日はご指南をありがとうございました。
今年もB釣座から開始も、昨年とは渓相が変わった様子でした。

背後の護岸もコンクリと大岩で整備され、
駐車スペースに在った雑木も無くなっちゃって・・・
少し殺風景でした。


そして・・・
残念、駐車スペースには黒い岐阜ナンバーのジムニーが!

も~、朝5:00少し前の到着ですよ!?
車中泊したとは言え、地元さんにはさすがに叶いません。。。


ジムニーさんの釣技もルアーのご様子。
手回しの早いルアー釣りです、数投で手応えが無ければ、即で移動。

着替えに準備にと時間を要している間に、
小生、運が良いのか・悪いのか、
ジムニーさんは一通り探り終え、駐車スペースまで戻って来られました。

入れ替わりは小生、ご挨拶を。

「どうでしたか?」

「いや~、小物は掛かるんですがね。」

・・・今回もやはり、厳しい釣行になりそうです。



<釣果はともかくも、早朝の初夏の風は心地よく>

大まかな様子は昨年通りも、護岸工事の加減でしょうか、
若干で渓相が変わった感じのするこのポイント。

それは、川の中にもビミョ~に変化が。

毎年で釣座としていた沖合5mにある奇岩。
今回、その周囲は厚い砂で覆われ、
しかしながら、今日のような渇水気味な場合、
昨年は難なくそこに渡れたのが、本日はその途中は結構な深場に。

・・・この周辺の川の流れ、僅かに変化した様子です。

5Bのオモリで始めるも、流れに目印が落ち着いた近辺、
深く見えない川底に何かあるのでしょう、仕掛けが引っ掛かります。

この曲者な根がかりポイント、
概ね場所の把握は出来たものの、
避けたつもりでその近くを流した際も、
糸フケの加減でしょうか、錘・針?が捕まります。

・・・粗忽者は準備「不」万端!?
6本用意したつもりの0.7号トオシ仕掛け、
ケースから糸巻きを取り出すと、あろうことか、4本しかありません。。。

開始早々、既に2本を消費・・・我ながら、困ったモンです。


一時間ほどこの奇岩の上・B釣座で粘ったのですが、
ジムニーさんの言われる小物・お外道様さえ御目文字が叶わず。

ここが潮時か?徒歩で移動することに。


本日、予報では午後から4m程度の風が出るとのこと。

朝方の今は微風程度、
乾いた空気は5月の眩しい日差し、
それが背中に当たる河原の移動も心地いいです。

次のポイントも流れ具合が変化していました。

深い早瀬は変わりなくも、
脇筋の流れが太くなり、本筋は若干で弛め・大人し目に。

以前は重オモリの重連でも流されましたが、
今回、その流れは丁度いい案配かと。

脇筋を渡河して中州に渡り、本筋の落込み際から深早瀬、
そこを錘はB5~B4で流します。

白波への直撃投入は目印が早流れ。
手前への投入は反転流の影響か、仕掛けは足元に漂着します。

この白波と反転流の境目、ほんの僅かな幅ですが、
上手く着弾すれば仕掛けは本筋をゆっくり、エサは底波に乗る様子です。

振込を繰り返すこと、しばし・・・
白波が無くなり、深早瀬に仕掛けが移った辺り・・・手応えが。

普段の渓流釣りは0.3号糸の小生、
掛かった場合はムリをせず、ネチネチの展開を。
お魚が浮上後は「お嬢様の半身浴」でたも網に引き寄せます。

でも本日は0.7号糸です、
手応えから相手を見切って久しぶり、もう、ハデに抜いちゃいます。

・・・以前は外道様ばかりお出ましのポイントでしたが、

川の渓相・流れが変わったため?
小生の流れを掴む腕が上がったため?
本日はポンポンと良型アマゴさんが掛かります。

残念、本命のサツキさんでは無いですがね・・・



<気が付けば、お空に高くお日さまが>

まだ時刻は10:30ですが、
このポイントも一通り、探りを終えた感がします。


背中に当たる日差しも朝方より強めに。
また頬を撫でる風も、朝方より強めに。

少し早いですが、本日はこれくらいに。

・・・先週末はWヘッダーなどと、朝まづめ・夕まづめを熟しましたが、
翌日の日曜は、もう疲れてヘコヘコのダラダラ、お歳もお歳、ここが潮時!

何より・・・粗忽者は仕掛けが弾切れ。。。



のんびり駐車スペースで後片付けと着替えの後、
美並の温泉に立ち寄って、また、のんびりと入浴と昼食を。


長良川鉄道の駅と温泉施設が合わさった、一風変わった温泉でした。

お湯は熱くもなく・ぬるくもなく、
時間が時間だからなのか、何より混雑していなくて。

・・・いつも帰路にて素通りでしたが、ここも、いいポイントを見つけました。



<データ>
●5月27日 長良川 
エサ    :ミミズ
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村8.5号
       糸 0.7号トオシ9.5m
       錘 4B~5B号
釣果    :アマゴ    7寸    3匹
              6寸    4匹 
気温    :15~25℃  
天候    :晴れ 微風
表層水温  :18℃
月齢    :7.5