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2024年4月7日日曜日

好条件、されど・・・春の馬瀬川釣行

 

例年より一週間ほど遅く、桜の花の季節になりました。

馬瀬川へ向かうR41沿いは幾つかのダムがあり、
決まってその畔には満開に近いきれいな桜が。

七宗~白川~金山~下呂・・・桜前線は登ってきています。

禅昌寺を越えた辺り、R41を折れてR257に。
つづら折れから日和田のトンネルを抜ければ、
山に囲まれた谷底に馬瀬川が見えて来ます。

・・・桜は咲いていますが、
山一つ向こう側の萩原よりは大人し目・少な目の開花かな?

谷が細い分だけ、季節の進みもゆっくりなのでしょう。


<噛み合わない本日>

昨日は雨が降ったのでしょう、曇り空で水温13℃。
エメラルドの流れがとても太い今日の馬瀬川、
見た目はとても良い条件に思われます。

冷え込みも無く、朝のすがすがしい渓流風景を堪能しながら、
おもむろに本流竿のリリアンに糸を結わえ、
スルスルと竿を延ばします。

まずは、目の前の大淵にて。


しかしながら・・・

もっさんさんからお言葉を借りれば「ウンとも、スンとも」!?
振り込み・引き上げを繰り返せど、全くアタリの無い時間が経過します。

水量が多く広がった川幅に長竿での対応は、
間違いなくお魚には悟られない、
十分に間を置いてのお作法なのですが・・・


こんな鉄板ポイント、
瀬の終端は落込みから続く深場は淵、
底狙いで目印下をグンっと伸ばしても、ナゼかサッパリ。。。


落込みから続く表層のウネリが落ち着く辺り、
手前側・本筋・向こう側と上流に歩みを進めながら、
こまめにポイントへ仕掛けを流すも、空振りばかりが続きます。


・・・拙い小生の渓流釣り経験からですが、
まま、春の釣行はこんな時があります・・・

それは主にGW前後なのですが、
どう見ても好条件ばかり、なのに、なぜか、ダメな日。

巷では時期的に「場荒れ」と表現されるも、
いや、まだ4月の上旬ですよ。

これが多少なりとも、
アタリや掛け損ねでもあれば、
解決の糸口が掴められるのですがね・・・


大淵を諦めて、その上段の瀬に舞台を移します。


<瀬も音沙汰なし・・・>

勢いのある本日の馬瀬川の流れです、
ルートを慎重に選びながら、川の中を上流に向け歩みを進め。


川のど真ん中に巨岩が鎮座。
岩の向こう側は早流れですが、いい案配の駆け下りが。
そこを中心に大岩の周囲を距離を取りながら、丁寧に丁寧に探りを入れます。

しかし、ここもピクリとも無く。

沈み岩の頭は茶色いコケ、
流れの緩急でイイ雰囲気を醸し出しているのですが。

・・・う~ん、ナゼだ!??


広がる川幅のポイントと思しきポイント、
こまめに、丁寧に、ひとつひとつ釣り上がってみるのですが。

記憶では、もう間もなくでトロ場となり、
そこで川を渡河して対岸へ、
その上流は橋の下に良い感じの落込みがあったかと。


ただ、残念。。。
そのトロ場も本日は水量があり、
夏場のウエット・パンツなら可能なのでしょうが、
今の季節のナイロン胴長では、モロ、水勢を受け渡河は危険です。

・・・く~ん、直ぐそこ、なんですが(涙)。


<大淵で捲土重来を計るも>

止む無く、今来た瀬を入渓ポイントまで、トボトボと戻ることに。

釣りを始めてから、かれこれ3時間。
入渓点まで戻ってきましたが、
これも拙い経験から、
朝一番でダメだったポイントも、時間が経過すれば釣れる場合が。

・・・正直なところ、
これも理由が今一つ、解らないンですよね。


一旦は川から上がり、早めの昼食を頂いて、一層の時間稼ぎを。
その後の、再度でのトライ、だったのですが、
本日は無念の不発。。。


・・・好条件に思える本日、その中での不振。
春本番はエメラルドの激しい流れ、
雲間からそっと差す陽射し、
頬を掠めるそよ風が、
何となくですが、哀愁を誘うのでありまする。


<僅かな違い、に思えるのですがね。>

その後は道具を車に納め、
先ほどは目の前にありながら、至る事の出来なかった落込み、
「文明の利器」は自動車で、数百メートルほどを対岸まで移動します。

・・・ここで大きく場所を移動する、もアリなのですが、
最近の小生、あきらめ、が悪いのです、ハイ。
と言うより、似た条件で本当にダメなのか、確かめたくて。


ああ、あれに見えるは先ほどの対岸。
今日は久々、よく歩いています!

ここも好条件、
落ち込みからの流れも激しく、
立ち位置の向こう側は岩壁に流れが当たり、
点在する岩と岩との間の懐が、早く仕掛けを入れて下さいよ、とばかりに。

長竿で、狙い済ましてスナイパー・・・

それでも、今日は音沙汰なし、なんで??
もう、打つ手なし。。。


何の気なしに白波の手前側、
これより向こうに入れると早流れ、
それより手前に振り込むと目印が停まる、
そんな境界線は素直な水域に仕掛けを刺したところ・・・


よ・う・や・く(涙)。

チギれたミミズに口元の釣り針が、
如何にも「銜え楊枝」は「木枯らしの紋次郎」?
おひけえなすって!


シーズン当初は(も)不調な小生。
紋次郎ではないですが、渡世の旅は未だ始まったばかり。

今日の不調は何だったのか?
理由は定かでなくも、旅は続くのでありました。



<データ>
4月6日 馬瀬川
エサ   :ミミズ
竿    :8.5m  渓峰本流
仕掛   :針 吉村7号 
      錘  2B~3B号
                    天井糸 0.7号 1.5m 
                    水中糸 0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ    6    
       ボ~ズは何とか回避・・・
気温    :10~18℃  
天候    :曇り まま晴れ
表層水温  :13℃
月齢    :26.7