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2015年6月27日土曜日

梅雨の合間 馬瀬川&吉田川釣行

ご諸兄各位殿

土曜の朝、午前3時起床。
路面は濡れていますが、案の定、昨夜の雨は上がっています。
途中、東海北陸道からチラりと見える長良川は思いの外に増水。
濁った水が川幅いっぱいで流れています。
前日の上流で積算50mm以上の雨・・・の場合、このような仕儀。

心配しながらも午前6時、馬瀬川に到着・・・やっぱり。

いつもの気心知れた馬瀬川の表情ではありません。
勢いよく流れる濁流、たたずめそうな河原も今日はありません。
何となく・・・川から湯気も上がり、怒っているような感じです。

先週のデジカメをお釈迦にした益田川での水没の後、
もう少し川とか山に畏怖の念を持って接しなければ、左様に反省した小生。
さあ、この状況を見て、ど~したモノか・・・山の神様が静まるまで。

国道脇の安全な路肩に駐車して、暫く仮眠することにしました。
一時間後・・・残念ながら、お怒りは静まる気配もなく・・・決断の時です!

こんな時は新規開拓・・・ではありません。
岐阜県北部全体が結構な降雨だった昨日、どこの川もいつもとは違うハズ。
その違いの見極めが、判断が、こういうときはまま狂います。危険です。
馬瀬川に挨拶(?)をした後、通い慣れた吉田川の高橋に向かいました。

ここ吉田川も、いつものご機嫌では無さそうです。
でも、つきあいが馬瀬川より長いためか、これくらいの怒り加減は承知済み。
水の色も馬瀬川よりは澄んでいます・・・笹濁り、逆に良い感じです!

ただ、残念ながら、お気に入りの淵へと続く中州へは・・・
流石に渡れそうにありません。今日は瀬でがんばることにします。

中央の岩の前後で小アマゴが入れ食い!
笹濁りはミミズでバッチリです!

どうも岸に近く浅くて流れが緩やかなところには小物が、
流芯のド真ん中はペケ、その際でそこそこサイズが揚がってきます。
川の向こう側の流芯際にも振り込みたいのですが、
今日ばかりは流石に川幅が拡大、ムリ目です・・・

この少し上流から、いつもと違い今日はいわゆるガンガン瀬の状態・・・
残念ですが、これを攻略する技能を小生は持ち合わせていません。
結果、釣りが出来る区間が橋から100mくらいと限られます。

やむなく、今度は橋の下流側へ。
いつもは中州に渡る浅瀬も、今日は程よい深さ、瀬の弛みとなっています。
橋の直下に投入、流れに馴染ませ・沈ませ、良い頃合いで弛みに到達。
ここで本日の最大、手の平に僅かに及ばぬ20cmジャストをゲットです。

この後、11時くらいから雨脚が激しくなり、高橋の下に一時待避、
雨宿りがてら昼食のおにぎりを頬張ります。

暫くすると、この雨の中にご同輩達が上流で竿を出し始めます。
どうも鮎釣りのご様子。
小生、鮎は勝手が解らず、はたして、この笹濁り状態で釣れるのでしょうか?
解ることと言えば・・・ますます釣りが出来る区間が狭くなりました。

雨が上がり、限られた区間で粘りますが、揚がるのは小アマゴばかり・・・

・・・やむなく、場所替え。
橋を渡り、いつもの「攻めやすい大淵」へ取りかかります。

でも、ここも立ち位置が今日は激流、先週の反省、ムリは禁物。
流れに気が取られます・・・案の定、糸が淵に迫り出た木に枝掛かり。
・・・撃沈です。
時刻は1時30分、天気も気になり、少し早めですが竿納めとしましょう。

勝手の解る吉田川は明宝の高橋。
明日になり、もう少し水かさが減れば、また違った展開もあったのやも。。。

でもまあ、その日その時の条件で、自分の持てる成果を出すのが釣り。
猪突猛進のイケイケおバカが控えることを覚えた・・・
これが本日の釣果でしょうか??

<データ>
竿      :シマノ 渓峰尖7m
天井糸   :ナイロン 0.6号
水中糸   :フロロ   0.3号 合計6m
目印      :蛍光オレンジとムラサキ 3個
オモリ     :2~1号  
   *流れが速く重めで・・・   
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
   *圧倒的にミミズに軍配
釣果    :アマゴ1匹 20cm  他小アマゴ多数  
   *1匹は家族ケンカの元・・・持ち帰りは0匹
気温    :19℃~21℃
表層水温 :13℃~14℃


カミさんを拝み倒して購入したデジカメ、オリンパス TG-860 Tough。
防水に堅牢、マクロからアートまで機能が豊富!
こちらは釣果に反比例・・・ご機嫌です!





2015年6月26日金曜日

梅雨まっただ中の釣行前夜

ご諸兄各位殿

週末の金曜日。
今日は朝から雨降り、梅雨本番といった様子です。

明日、土曜日の天気・・・昨日までは雨の予報。
夕方から予報が変わり、明日の郡上方面は午前中は曇り。
http://weathernews.jp/map/html/gifu.html
この天気予報、春先はそこそこ裏切られましたが、このところは正確です。
郡上、下呂、高山とピンポイントで情報が得られるところがミソ。
最低気温が19℃、最高気温が24℃、雨が降らなければまずまずです。

でも、天気が持っても川の様子が悪ければ元も子もなし・・・

http://www.river.go.jp/nrpc0304gDisp.do?mode=BOSAI&officeCode=21811&obsrvtnPointCode=4&timeAxis=60
馬瀬川は小原での積算雨量が50mm。

http://www.river.go.jp/nrpc0304gDisp.do?mode=BOSAI&officeCode=21811&obsrvtnPointCode=20&timeAxis=60
吉田川は二間手のそれが60mm。

いずれも結構な雨量です。
でも、ここ小牧は先ほどから小降り・・・

http://olympus-imaging.jp/product/compact/tg860/index.html
甘え上手なボクちゃん、カミさんにおねだりして防水カメラを買いました。
果たして明日、このカメラは日の目を見ることが出来るのでしょうか?

明朝に期待を残し、今日はこれで寝ることにします。


2015年6月20日土曜日

飛騨 小坂川 益田川 釣行~今週も小生らしい結末

ご諸兄各位殿

まもなく夏至。
今のこの辺りの日の出の時刻は4時30分頃ととても早いです。
その頃、自分はR41をひたすら北上、小坂に向かっていました。
渓流釣りを始める前は、もちろんこんな早起きをすることもほぼ無く、
日の出なんて、年に何度見ることか・・・といった具合。
それが今ではほぼ毎週・・・人間、変われば変わるモノです。

そりゃ、早起きもしますよ。
季節は梅雨時、しかも都合良く今週末はその中の貴重な晴れ間。
昨日まで雨が降り、恐らく川はイイ頃合いに増水!
そうです、絶好の渓流釣り日より・・・「大物」への期待が高まります!

大物
おおもの
オオモノ
・・・ほんと、良い響き!!

先週のルアーマンのお兄さんが釣り始めた小坂川は中学校近く。
今日は自分がその足跡を追えるだけ追ってみることに。

幸い、川への降り口は直ぐに見つけられました。
入渓するとイイ頃合いの落ち込みと淵が!
早速そこから釣り始めます。

エサは太めの郡上天然ミミズ!
一投目、二投目・・・先週は十投目くらいに良いサイズが来ました。
だから全然気にしません!

ところが・・・一時間粘ってもアタリのアも無いと流石に疑念が湧きます。
何かがおかしい・・・

確かに今日はいつもと違い、水中糸は0.3号では無く0.5号と太め。
天井糸もナシにしてナイロンで一本通し・・・代わりに目印は小さめ。
徹底した「おおもの」狙いデス!・・・でも、その影響??

我慢できず、川に立ち込み淵の奥を探ります・・・ん、以外と水が冷たい??
水温計を確認すると・・・なんと、4℃!?この時期で??
雨で増水しているけれど、小坂川は御岳から流れている・・・雪代??

このときはそんなことを考えました・・・後で間抜けな結末が明らかに。。。

さあ、ど~する??
水温が4℃じゃ釣れないぞ、仕方がない・・・川を変えるか。。。

ということで、小坂の町に戻り本流の益田川へ向かいました。
この益田川も初めての川・・・勝手が掴めません。
どこから川に降りたらいいのやら?
旧R41沿いに松尾と言うところまで来ちゃいました。
もう少しで高山市境・・・ほんと、今週も遠くへ来たモンだ。

降り口を見つけ入渓しますが・・・河原は芦が生い茂り、やりにくい場所です。
それに川は変哲のない瀬・・・「おおもの」の面影が遠ざかります。。。

それでも「落ち込み」「岩陰」「沈岩」くらいは在るだろうと、芦をかき分け、
少しでも良いポイントを探し回ります。
・・・「おおもの」への執念!恐るべし!

でもこの川、と言うか、本流の為なのか、川底の石が大きくてすべすべ岩、
その上にうっすらと水苔なのか泥なのか、ヌルヌルと堆積・・滑ります。
水も濁っていて日光の加減で川底の深さが読めません。。。

と!
言ってる先から流れの中でズルこけ!!
尻もちを着いて胸まで水に・・・バックパックとポケットのカメラが水没です。。。

・・・今日のブログ、写真が一枚も無いのはこのためです・・・

上はシャツまでびしょびしょ・・・幸い、竿は大丈夫でした。。。
でも、先週のパンツがぐしょぐしょの比じゃ無いです。
先週と違い楽しくないです・・・寒い!

身も心もぐだぐだ・・・
それでも一矢報いようと、変哲のない瀬の河原から釣り初め。。。

その前に水温は・・・べ!?6℃??
んなわけない!ホントなら、わしゃ心臓麻痺じゃ、ターケ!
水温計を確認すると・・・目盛板と水銀柱がズレています。。。

小職の会社での業務は品質管理担当・・・昨年まで。
測定機器の維持管理は品質管理の基本中の基本!
小生、実務でもこの程度のプロフェッショナル加減です、ハイ。

・・・と言うことは、小坂川は実際に水温は何度なんだ??
今から戻るか??
ま~い~や、疲れた。。。
「おおもの」・・・また今度にしよう。

落ち込んだ気分で益田川、変哲のない瀬で一投目を流します。
と!
アタリです、合わせます、ん?根掛かり?
暫くすると激しい感覚が竿から伝わってきます!!

・・・本かブログで読んだことが・・・
サツキマスや大型アマゴはアワセの刹那、根掛かりのような感覚だと。。。
いわゆる不動。
ここに至ってようやくの「おおもの」?!

川底に居着いてなかなか浮いてきません!
慎重に「やりとり」すること十数秒・・・ようやく揚がってきました!!

川面を滑らせてタモ入れ・・・しぶきでタモに入るまでよく見えません。

・・・へ?
何じゃこれは!!
尺ちかい、赤みかかった巨大ウグイ!
この赤って婚姻色!?ホント、カメラが健在だったら・・・

十数秒とはいえ、ウグイさんとマジメに「やりとり」する夏至の近い渓流でした。
明日、防水機能の付いたカメラを買ってきます。。。















2015年6月14日日曜日

飛騨 小坂川釣行

ご諸兄各位殿

この淵で既に数投目以上、未だにアタリ無し。
・・・見かけ倒しなのかな?この川は・・・?


後半戦も新規開拓に力を注ぐ予定の今年の釣行。
今朝は南飛騨の小坂川にやってきました。


5時30分、道の駅「はなもも」に到着。
自宅から下道を片道2時間半、120kmはほんと遠いです・・・

でも、渓流釣りは「足で稼ぐ」とはよく言われること。
本当の意味は、山の奥まで歩いていって良い場所を確保する、のようですが、
高速道路の通っていない不便な川を選ぶ・・・も、ある意味で同義と思います。

そんな訳で初めてきた小坂川。
渓流釣りをまだ始めていなかった10年ほど前、
濁河温泉へ行く途中、確かに道すがら、それらしい川があったなあ~、
くらいの認識でした。

ではなぜ、今、小坂川なのか・・・
高速の使えない不便な川・・・足で稼ぐ・・・先ほどの理由です。

それから・・・
ご諸兄各位のブログを拝見すると、ここは「大物」が狙えるご様子。
ノービスがしゃしゃり出て、ハイそうですか!と事が運ばないことは重々承知。
でも、「大物」・・・イイ響き!
夢があるじゃないですか!


「はなもも」の駐車場には、ここで夜を明かされた釣り人が結構見えます。
軽巡を停めた隣の軽ワゴンから、おじいさんが顔を出しています・・・
たった今、起きました。。。といった風体です。

・・・最近、富に思うのですが、小生の醸し出す雰囲気・・・
ご同輩、すなわちご年配の同性からは、話しかけやすいそれなのでしょう。
残念ながら、若い女の子からは全くナシですが・・・

おじいさん 「釣りですか?」
小生     「ハイ、アマゴ釣りです。」
おじいさん 「わしゃ、昨日の高原川からの帰りじゃが、ここも良いよ~。
         特に上の方はイワナが・・・奥は少し危ないだけどね。」

聞けば春日井のご自宅から奥様と昨日は奥飛騨までご旅行。
奥様が温泉を楽しまれている間、旦那は一人で高原川でテンカラ釣り。
・・・昨日、高原川で採ったという大きなイワナを見せてくれました。
道の駅の地図看板を案内に付近をご説明いただき・・・

おじいさん 「まあ、早よう支度して良い場所をとるだわ。ええデ~、ここ。」
・・・そんなことを言われると、イヤが上でも期待が高まります。

身支度をして道の駅横の河原に出ますが・・・
既に数名が竿を出しています。
・・・加えてここ、川沿いに遊歩道が整備され、
いかにも「ここで釣って下さい」と言わんばかり。

名古屋城のお堀じゃないけれど、「ここで釣るな」と言われると釣りたくなる。
反対に「釣って下さい」となると興ざめで嫌気が差す。トロくせ~!
・・・小生は根っからの天の邪鬼な名古屋人、早速にも他へ移動です。

・・・この小坂川、川幅もあり水量も豊富。本流竿が振れそうです。
程よい落差もあり、瀬あり淵あり大岩ありの変化に富んだ渓相・・・
こりゃ、ほんとにエ~わ!

道の駅から、一旦、上流へ向かいましたが、
川が二手に分かれると、どちらも本流竿を振るには今ひとつ。
出来れば今日は本流竿を振りたい・・・改めて道の駅より下流へ。

細い道に入り込み、グランドらしき所のウラから入川。

渓相は良いのですが・・・次がこの淵でたぶん10投目。。。

・・・と、アタリです!すかさずアワせると・・・川底でグリグリ、モゾモゾ。
たぶん首を振っているのでしょう、勢いがあります!
揚げてみると・・・生きの良いアマゴでした24cm。

次はそのもう少し下流のポイントで・・・今度は一投目から来ました!
でもこれ・・・ここでもニジマスさんです。。。

川を渡って向こう岸なら、もっと下流に展望が開けるのですが・・・
水量が多くて渡河をためらいます。

すると、下流から若いルアーマンが釣り登ってきました。

そして、あれよあれとと言う間に渡河を始め、途中でコケそうになりながらも、
・・・こちら岸にご到着!?

小生     「大丈夫ですか?」
おにいさん 「いや~、今日は水が少ないから。へっちゃらですよ。」
見たところ、水の抵抗をモロに受けそうなウエーダー。
小生の沢登りパンツなら・・・大丈夫ですよね?
おにいさん 「全然、問題ないですよ。」

おにいさんと暫く話し込みます。各務原からこられたおにいさん。
過日、お仲間がここで45cmのニジマスを揚げて今日は一人で釣行。
ご自身は余りここではイイ成果を上げたことが無いとのこと。
下流の中学校から釣り昇ってきたと・・・
帰宅後に地図を見たのですが結構な距離!
おまけにこの後、後続者は居ないと聞き、掟破りで釣り下ったのですが、
そこから100m下流でどう見ても渡河出来そうになく・・・
無茶は若者の特権!?

おにいさんに別れを告げて、自分は渡河にチャレンジ!
腰まで水につかり、ウエットパンツの中のホントのパンツもぐっちゃぐちゃ。。。
でもまあ、夏の渓流!
濡れずに過ごそう・・・なんて野暮!ズブ濡れ、楽しいじゃないですか!
若者に負けず、おじさんも何とか渡河完了です!

その先の淵でも、そこそこクラスのアマゴを追加。

瀬でもアマゴの筋にはアマゴが居る・・・気分良いです!そうでなきゃ!
明日の仕事を考え、今日は12時で引き上げ、悔いナシです!

・・・やっぱり、渡河したいところで渡河できないとツラいです。
小坂川、もう少し回数を重ね、どこに何があり、どうすれば渡河できるのか、
通ってみるのもアリかもしれません。
そこに労力を費やす価値がある川とお見受けしました。
 
 
<データ>
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
釣果    :アマゴ6匹 10~24cm  
         *持ち帰りは2匹。
        ニジマス1匹 25cm
         *ウグイさんはお出ましにならず。
気温    :17℃~25℃  
         *曇りで暑くもなく、寒くもなく、良い季候でした。
表層水温 :13℃~16℃












2015年6月13日土曜日

前半戦を振り返り

ご諸兄各位殿

今日は休出で仕事帰りの今、明日、日曜日の作戦を練っています。

その徒然・・・早いモノで2015年は6月ももう半ば。
3月から始まった渓流釣りも、9月末のシーズン・オフを見越すと中間地点。
ここらで一度、前半戦を棚卸しするのも良い機会かも知れません。

シーズン3年目の今年、自分は「腕試し」を兼ねて、前半は初めての川、
もしくは行きつけの川でも場所を変え、新規開拓に何度か挑戦しました。

ボウズで始まった今年3月の粥川、上矢作。月末に吉田川で初水揚げ。
4月は板取川で暫くパッとした釣果が上がらなかったものの、
5月に入りようやく吉田川、馬瀬川でエンジンが掛かりました。


昨年までの自分の「釣り日記」を見返してみると・・・

・・・このブログは真冬の1月末から記されていますが、
実はそれ以前も「身内」でブログを記している次第。
今でさえもいい加減な中年初心者。ましてや、それ以前なんてヒドい内容。
とても一般の方々にご披露が叶う内容では無いのですが、
記録とか資料としては役立ちます・・・

それによると、この時期までは郡上 吉田川で釣果を上げています。
立光橋、明宝高橋で20cmを優に越す、そこそこサイズを何匹か。

そして先週の内ヶ谷。
確かに昨年もこの時期から、郡上では小アマゴに翻弄され始めています。

6月中旬を過ぎると、鮎も始まり場所取り合戦、並びに小アマゴに泣かされて、
舞台を馬瀬川上流に移しています。
馬瀬上流を選んだ理由には、確固たる我流の「理論」があるのですが、
まあ、それは追々・・・

じゃあ、今年も後半戦は馬瀬川上流で良いじゃないか・・・
ところがその馬瀬上流、決して悪くは無いけれど、昨年とは違うんです。

見た目では、自分のお気に入りばかりを狙って、河川工事中。
一個人の趣味の釣果より、地元の皆様の生活・安全が第一。
それはそれで工事関係者の方々、作業をがんばって下さい。

でも、その為なのか・・・川上(かおれ)より上流のホントのホントの上流・・・
今年はその瀬では未だに一匹もアマゴを揚げていません。
もちろん、中年初心者の腕前でですが・・・

この筋はアマゴの筋・・・と、思ったところでは全てヒレピン?の大ウグイ。
アマゴが揚がる場所は淵ばかり・・・ここでもウグイさんが大いに混じって。
昨年は瀬でもアマゴが・・・今年とは違いました。

実は5月30日の馬瀬川では漁協の巡回さんとお話ができ、
その巡回さん曰く、「ここ川上までくれば、ウグイは釣れないでしょ。。。」
どうも地元のプロも認識がずれてしまっているご様子・・・

昨年と何かが違う今年の馬瀬川上流・・・

こうなると、今年の後半戦も新規開拓に走らざるを得ない状況です。
ただ、季候の良い前半戦と違い、同じ川で場所を変えるだけでは期待薄。
水温が上がり苦しい夏場、ドラスティックに場所を変える必要があります。
鮎釣りの皆様とバッティングせず、風光明媚な山の中の清流を目指し・・・

・・・今週末はどこへ行くのか・・・




2015年6月6日土曜日

秘境 郡上大和 内ヶ谷釣行

ご諸兄各位殿

木曜日のお昼でした。
仕事で郡上に行く用事があり、その途中、
コンビニで買ったサンドイッチを美並の道の駅で食べていました。

長良川が望める屋根の付いた休憩ベンチ、そこで一人楽しく昼食。
昨日の雨から打って変わり、今日はピーカンで乾いた風が吹いています。
いつ見ても良い川です、長良川。
流れゆく川面を眺め、一人で悦に入っています。
今週末はどの川に行こうか・・・そんなことを考えながら。


いつもはカヌーの練習をする若者が川に居るのですが、今日は減水、
さすがに、それらしき姿は見えません。

ふと、灰皿を挟んで対面、一人のご老体がタバコを吸われています。
そのおじいさんが突然、

おじいさん 「あの~、○○○(小生の会社名)の方ですか?」

ロゴの入った工場の作業着での所用、知ってる身内の人なら解ります。

・・・げ、まずい!ウチの関係者??
               昼食とはいえ、油を売っているのがバレた?

小生     「は、はい、そうです。」
おじいさん  「ご苦労さんです、ワシも定年前まで働いちょりました。」

・・・な~る、奇遇にもウチのOBさんか、少し安堵です。

最近の業績のお話から始まって、昔の自分の上司の名前が出たり、
他社への出向時の苦労話とか・・・共通の話題、話が弾みます。

小生     「ところで、今日はどちらまで?」
おじいさん  「今、釣りの帰り。アマゴ釣り。」
・・・え? またまた奇遇!渓流釣りをするんだ!
       確かにキャップを被り、釣行帰りと言われれば、そんな格好です。

聞けば御年71歳、数年前の再雇用定年前からエサ釣り転じてテンカラへ。
同じ場所にたたずむアユ釣りはやらず、山奥を歩き回るアマゴ一筋・・・
何とも、小生と嗜好までもが似ています!

おじいさん  「今日も内ヶ谷まで行ったけど、人が多くて・・・」
        「それに風が強くって釣りにならんかったよ」
        「釣れたのは20cmが2匹に15cmが1匹」

その内ヶ谷、確か昨年の今頃ですが、一回だけ単独で行きました。
郡上で釣りをされる方は、その地名を聞かれたことがあるハズです。
今は誰も住んでいない、携帯の電波も届かない寂しい谷。
大和から標高1,000mの峠を越えてしか入渓できません。

実はその時、非常に怖い思いをして・・・
釣りの途中、背後の笹林が突然、大きくガサガサと波立ち・・・
                              熊に間違いありません。

そそくさと竿を納めて糸を丸め、魚裁き用のナイフを片手に。
見晴らしのきく川の浅瀬を中央突破、バシャバシャと軽巡まで退却・・・
そんときゃほんと、ビビリました。

トーゼン、その日の釣果はボーズ。。。


それ以来、釣行のときは小生の腰元では熊鈴が鳴っています。

・・・チリンチリンと股ぐらを奏でる熊鈴。
       歩く都度、腰を振る都度、くしゃみする都度、ちりんちりん・・・

その姿、師匠ノンタンさんの小学生のご子息に笑われました。
「キャッハッハ、なんか、たぬきのキ○タマみたい・・・」

少年よ、笑わば笑え、この姿・・・
大人にはイヤでも腰振り努めを果たす時がある、耐え忍ぶ時があるのです。
キミにもそのうち解るときがきっと来る! 
・・・ま、この話はこれくらいに。

小生     「でも、内ヶ谷って、熊が怖くはないですか?」
おじいさん 「そうのう。足跡も見たことあるし。まあ、でも、あそこくらい、
         居場所が無けりゃ、熊も落ち着かんじゃろ・・・
         自分の居場所を鈴ででも知らせておけば大丈夫だて」

内ヶ谷をホームグランドにしている我が社のOB、大したモノです!
まさに渓流の強者!百戦錬磨!怖いモノ無し!

別れ際にあいさつを。
小生    「また、どこかの川で会いましたら、その時は是非にもご指導を。」
おじいさん 「まあ、ムリせず気いつけてなあ。」

おじいさんを見送ると、彼は自家用車へ・・・が、何と!!
その車はゴージャスな最新型のトヨタはランクル!?
・・・今時の定年族はまったくにもって優雅です・・・

比べて・・・現役世代の小生は軽の「ネイキッド」・・・しかも15年落ち。
真夏のR156を窓全開でヒーヒー言いながら週末の郡上へ釣行です。
だって、エアコン入れたら走らないんだモン。。。

巨大な四駆で平日に天気を選んで渓流へ釣行・・・
            仕事で郡上に赴く身の上、早く左様にあやかりたいです。

・・・今週末の行き先は、これで決まりました。