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2015年9月13日日曜日

お礼参りの板取川釣行

<はじめに>
北関東、東北で水害の被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。


ご諸兄各位殿

お礼参り。
神仏的な意味合いは・・・
願い事が成就した後に、お礼に神社仏閣へ参拝すること。
「年末詣で」も同じような心境かも知れません。
いろいろあった今年の渓流シーズンもまもなくお開き・・・
本当の年末には少し早いかも知れませんが、渓流はもう年末です。
山の神様、今年もお世話になりました。

で、もう一つ。
ヤクザ的な意味合いとして・・・
「今年しゃ~、ここじゃあ良い釣果が得られんかったで、
ひとつ、オトシマエでも付けさせてもらおうかのう・・・頼むわ!(名古屋弁で)」

そんなこんなの想いを込めて、今週は板取川へ「お礼参り」に伺いました。

春に何回か訪れたここ板取川、お世辞にも良い結果ではありませんでした。
せっかくにも、板取川温泉で地元の酔っぱらっい朝風呂のおじさんから、
良いポイントを教えて頂いたのに。

「それは板取川が悪い訳じゃない!当時のお主がヘボなだけ!」

でも、もし今回、ここで良い釣果を残せば、
・板取川は釣れる川なのだ
・春から自分は成長したんだ
その証明にもなります。
郷土愛に囲まれた板取川の名誉回復にも、本日は責任重大です。


今朝方は少し冷え込みました。
犬山のR41で午前4時で14℃、八幡では12℃でした。
八幡から板取に抜ける長い長いトンネル。
入った途端に車の窓ガラスが真っ白に!
内外気温差から来る現象でしょう、パニクりました。

今日はまず朝風呂おじさんから教えてもらった淵から着手。
「入川口」のノボリから林を抜けて河原へ。



でも今日は水量が多く、淵の中でも結構な流速・・・目印が落ち着きません。
比較的流れが緩やかな屈曲内側でもウグイさんすら掛かりません。
一時間ほど粘りましたが諦めました。
次のポイント、上流へ車で移動します。

板取川上流漁協さんは親切丁寧、川の随所に「入川口」のノボリが。
ここもその中の一つ、テキトーに飛び込みです。

板取川もこの辺りは谷が深く木々に囲まれ、
車道からは川の様子が解りかねます。
河原に降りて初めて解る、そこは瀬でした。
鮎釣りにはもってこい??

その流れも今日は速く、唯一のポイントと覚しきは、この大岩のウラ側。
ようやくここで、小アマゴさんを2匹ゲット。
おまけがウグイさん・・・全リリースです。


水量が多いと言うことはアマゴ釣りには有利のハズ。
オオモノとは言わずとも、そこそこサイズで良いから・・・
でも、そのイメージがここでは掴みきれず・・・忙しいです、また移動です。

・・・ひょっとして、「入川口」付近では「そこそこ」は釣りきられている?
もしくは、極度にスレている?隠れている??時期的に???

板取川が巾着のように大きく蛇行する保木口近辺。
田んぼのあぜ道を林に分け入り、崖のつづら折れをそろりそろり、
ようやく河原に降りられる入川口、ほんとは水道橋のメンテ用の小道?
以前に見つけてありました・・・でもその時は河原に降りてはいません。
ここからでは河原の様子が解らず。
漁協さんのノボリは無し・・・え~い、一か八か!ここ、降りちゃえ!

急な崖小道を慎重に降りきると、そこは早瀬と落ち込み。
でも何となく・・・朝一の淵や先ほどの瀬に比べればイケそうなイメージが。。。

写真左側の沈み岩の間から18cmを2匹。その奥の流芯白波の手前からも。
徐々にですが調子が上がってきました。でも、もう少しサイズUPを。。。

川の流れを観察しながらタバコを吹かし・・・
流芯白波の向こう側、僅かですが岩のくぼみに流芯より緩めな流れ。
まま反転流が。
清流大河長良川、その随一の支流、板取川。
上流のここらでも川幅が結構ですが、あります。
こちらの対岸から距離にして12~3m、幅は2~3m、奥行きは1mくらい。


気になります・・・
でもここからでは距離があり樹木もせり出し、振り込みが難しそう。。。

・・・小生の8.5m竿は「本流」と名が付きますが、
その実はナンチャッテ本流。(シマノさん、ごめんなさい。)
まま先調子でポイントを絞っての振り込みが得意です・・・
スナイパーのゴルゴ13。

・・・ひょっとして竿抜け?やってみるか。。。

足下がしっかりした、流量が危険でないポイントまで川の中に立ち込みます。
竿は短ければ短いほど、命中精度が上がります・・・
8.5mを8mにズームを縮め。
その僅かな隙間の反転流を目がけエイ!
・・・入りました!上手いモンです。
すぐさま、ズームを延ばして仕掛けが自重で手前に戻ることを防ぎます。
反転流で2~3度、目印が周回軌道を描きます。

・・・と、クッキリ・スッキリのアタリです!
アワセるとこれまた鋭い引き!
こりゃ、ウグイさんじゃ、ございません!

・・・本日の水中糸は0.3号。
小アマゴさん、ウグイさんを何匹か上げた後・・・
細糸に重量のあるオモリは、まま、もつれもありました。
・・・若干の不安がよぎります。

川の中、中腰になり竿尻を右太ももに乗せて、右手だけで竿を立てます。
ヨイしょ!
万が一の非常事態に備え、既に左手にはタモ網を構えます。
徐々に徐々に引き寄せて・・・水面をすくい上げ、入りました!アマゴ26cm!

ここ板取川の蛇行ポイント、こんな狭い反転流ポイントは今日は各所に。
そうと解れば一個一個を攻略します・・・
長竿でのピンポイント攻め、もちろんせり出した木の「枝釣り」も何回か。
でも結構、これで「良いサイズ」の数を伸ばしました。

夕方からはグっと下流へ、白谷ダムのそのまた下流側へ。

ここでも22cmを・・・この子も良い顔しています。

久しぶりの板取川&全日釣行、自分にしては良い釣果、心地よい疲れです!
これで何とか「お礼参り」、並びにに面目躍如の責任を果たしたかと。。。

板取川・・・渓相も綺麗、漁協さんも親切、郷土愛に満ちた良い川です。


<データ>
竿      :シマノ 渓峰本流 8.5m
天井糸   :ナイロン 0.6号 3m
水中糸   :フロロ   0.3号 5m
目印      :蛍光オレンジとムラサキ 3個
オモリ     :反転流攻めはB3  その他はB1~B2  
針      :吉村7.5号
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
釣果    :アマゴ 22~26cm 計6匹 他小アマゴさん、ウグイさん多数  
   *持ち帰りは26cmを1匹
気温    :12℃~28℃
表層水温 :14℃~16℃
 
 
対岸の河原ではルアーさん、餌師さん、はたまたカップルが入れ替わり。
「入川口」の表示効果?
でも、ノボリ以外での河原への降下は、くれぐれもお気を付けて。。。








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