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2016年2月10日水曜日

五条川上流~ナゾの渓流釣堀を訪れて

ご諸兄各位殿


先々週の日曜日、天気が良くてママチャリで向かった五条川上流。

小生のこのブログ、そのアドで表示される新しい渓流釣堀のCM、
「新しい釣りスポットが誕生」
「多治見ICから20分とアクセス抜群!イワナ、ニジマス大きいの釣ってBBQ」
下見を兼ねてのサイクリングでした。

残念ながらその時は道半ばで家内から「帰れコール」があり、
急遽引き返して、その日の午後は親孝行と相成りました。

今週の日曜日も天気が良く、その続きとばかりに入鹿池へ。
でも今回は八曽キャンプ場の事務所までは自動車で。
・・・寒の戻り、今朝は風がありチャリンコではキツいっす。

そこから東海自然歩道と林道を岐阜県境目指してハイキングとします。

山の中の事務所、その横の駐車場にはすでに車が何台か。
休日の自然歩道、朝からトレッキング、サイクリングの方が行きかいます。




自然歩道の横を流れるのは五条川。
尾張平野をのんびり流れる緩い川も
ここまさかのぼると渓流そのもの。

今朝はホントに冷え込みました。
未舗装の自然歩道、その随所には
霜柱が。
踏むとサクサク音がして。

雲一つない青空。
木立から差し込む朝日が眩しいです。





渓流釣り歴丸3年、さしたる経歴ではない初級者ですが、
この川は釣れる・釣れない、その違いが何となくですが感覚で解ります。
理由を言葉にすると難しいのですが、ホント、肌で感じる感覚。
で、この五条川上流、その感覚に従えば、あまり釣れそうにありません。
何だろう、釣れてもウグイさんくらいかな?

ともあれ、初春の朝の自然歩道、冷たく乾いた空気が頬をさすります。


昨今は携帯電話、スマホ全盛
の時代。
こんな山奥でも、
いや、こんな山奥だからこそ、
こんな情報が必要、なんで
しょうね?

前回も呼び出されました。。。




キャンプ場事務所から東海自然歩道を歩き始めて約50分。
ここから分岐で自然歩道とはお別れ、ただの林道に分け入ります。

地図に依れば、もう僅かで岐阜と愛知の県境。
川沿いのこともあり、アップ・ダウンの無いなだらかなハイキング・コース。
日ごろの鍛錬の成果?一時間以上歩いても疲れを感じさせません。



・・・と、
ここでいきなり林道が消滅。
さて、どうしたものか??

五条川を見てみると、
河原にナゼかテントが。

酔狂な方でしょうか?
冷え込んだ昨晩、
ここで野営??




渓流釣りで慣れっこ、けもの道へ分け入って河原に降りてテントの近くへ。

・・・いや、こりゃ初春に野営ができるテントじゃないな。。。何だろう?
幸いにも、テントの裏から再び林道が続き、未舗装にはタイヤ痕も。
もうしばらく歩いたら、目的地の釣り堀らしき施設が見えてきました。

五条川にかかる小さな橋の上、そこに釣り堀のお兄さんと思われる方が、
チェーンソーで丸太の切断作業中。

小生   「こんにちは。」
お兄さん  「こんにちは、朝からハイキングですか?
           黄色いオスプレイのデイ・バッグが決まってますね。」
小生   ・・・ほ~、ご仁、察するに登山かトレッキングを嗜まれるな・・・
     「そこの下流のテント、あれは釣り堀のものですか?」
お兄さん  「ええ、今朝、撮影用に張ったもので・・・」

タバコ廉がね、しばし釣り堀のお兄さんとお話、情報収集をします。

この釣り堀、プールを利用した形式では、かなり以前からここで営業。
故あって何代かオーナーが変わり、今のオーナーは名古屋に拠点があり、
現在全国に展開中のあの有名な喫茶店の社長兄弟とのこと。
・・・巨大な資本が見え隠れ??


釣り堀はプールでのみ営業で、施設は開店しているものの、
来る本格的なシーズンに向け施設全体を整備中とのことです。


さすがに寒いこの時期、
お客さんは本日は皆無。

でも、
プールのお魚を拝見すると・・・
尺上の大き目なニジマス!
これを延べ竿で?わお!


看板に偽りは無さそうです。



小生     「大きいですね、プールのお魚。」
お兄さん  「ええ、川でも釣れるようにするんですが、他の釣り堀のように
                 区画を区切った方がいいんでしょうかね?」

・・・小生、僭越にも渓流釣師と先に名乗ったのですが、
   釣り堀の経営、その核心に触れるようなご質問、アドバイス要請!
   もう、即答!言いたい放題!

小生    「そうですね、魚の居つく場所は決まっちゃってるから、
              妙な区画は無い方が釣り人には面白いですね。」

五条川の水源に近いこの辺り、川幅も狭く水深も浅め。
言いたい放題、とは書きましたが我ながら的を得た回答だったかと。

放流されたお魚は恐らくすぐに深場へ逃避行。
ヘタな区画割でその深場が無い区画では、お客さんから不平不満が。

それよりも、長めの区間でお好きな場所でどうぞ、の方が、
その釣り師の技量、目利きで場所選び、釣果が決まり面白いのでは?

とは言え、この浅めの渓流で尺上のニジマスがサケの遡上よろしく、
背びれを水面から出して集団で泳がれた日にゃ・・・
こりゃ豪快だわ!(名古屋弁で)

















気さくなお兄さんとの雑談のあと、ひと回り施設を拝見・撮影してから、
今来た林道と東海自然歩道を入鹿池に向け引き返しました。

・・・ウグイさんくらいしか居なさそうな五条川上流。
南信州は平谷湖、奥三河の野原川や神越渓谷じゃないけれど、
釣り堀の下流には逃げ出したニジマスが居つきます。
ひょっとして将来、入鹿池で大型ニジマスのルアー釣りが・・・
どうなんでしょうねえ?期待しちゃいます。











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