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2016年5月28日土曜日

またの郡上 長良川 サツキマス釣行

ご諸兄各位殿


土曜日の朝、東海北陸道は瓢ヶ岳PA。
小生にとってこのPAは、まま、物思いにふける・思案に暮れる場所でもあります。

自宅からおおよそ一時間、PAには珍しいバラック小屋風の喫煙所にこもり、
「・・・さあ、今週もここまで来たけれど、どこへ向かおうか?」

先々週に引き続き、長良川でサツキマス狙い、そこまでは決めていたけれど、
さて、じゃあどのポイントにするのか??
実はその物思いにふける時刻は8:30過ぎ。
渓流釣りでその時刻に途中のPAでおタバコ&コーヒーは少々遅い朝です。

お気楽に見える週末の冒険者、それでも普段は至ってまじめな勤め人?
何のことは無く、昨夜は遅くまで残業で斯様な仕儀に至ってしまった訳です。
・・・この遅めの出立も、ポイント迷いに拍車を掛けます。。。

とりあえず八幡ICで降りて、長良川沿いの県道を下ります。
しかし、めぼしいポイントには既にご同輩が。

相生を過ぎ亀尾島川を越え、暫く南下した辺りに押しの強そうな流れが。
幸い、今は、ご同輩の姿は見られません。


「悩み迷っても詮無きこと。こりゃ、神様の思し召し、ここにしよう。」


対岸のR156を走る車の騒音、それがやたらと響き渡るポイントですが、
落ち込み後に程よい深さの緩い流れ・・・河原も広く岩も小さめで歩きやすく。

・・・で、案の定、そこには無数のご同輩の足跡が。
それでも先回と違い、何かかしかの手応えは・・・


・・・トホホですが、少なくとも今週末、ボ~ズだけは回避出来たかと。

速い流れに重めのオモリで底ネライ、エサの沈み込みを企てますが、
それでも目印の速度が落ち着くのは自分の立ち位置より下流側。
策として、反転流、少し緩めの流れに放り込み、十分に沈んでから本筋へ・・・
それでも脇へ少しでもズレると、このようにウグイさんです。
本筋へ続く良いトリガーを見分ける、イメージを組み立てる必要が?


いよいよ、ウグイさんさえ上がってこなくなったので河岸を変えます。

お昼過ぎですが、相戸の堰堤はルアーさん達で満員御礼。
もう少しで先々週の赤池近辺、その手前で感じが良さそうな流れを。



落ち込みの脇からB3を使い・・・
開始早々、綺麗なアタリが。

どうにかこうにか小アマゴさんを。

ボ~ズがウグイさんで三分刈りに。
で、この小アマゴさんで五分刈りに。












今週も皆様、楽しそうです。

たまに女の子だけ乗船の
ラフティングも。

川面に響く黄色い歓声!

いいッスね!
見ている釣りおじさんも、
もち、るんるんです!




そのもう少し下流のこの流れ。
流心が岩にぶつかり表面上は白波が立ち、でも、水深はかなり深そう。
白波の手前、そのギリギリを狙います。



目印下は3m、オモリはB4+B3、上流の下から盛り上がる波へ放り込み。

・・・自分の立ち位置、目の前を目印が通過する瞬間、ピピッとアタリです!
合わせると、意外や意外!?直ぐには上がってきません!
すわ、サツキ!?
しかし、川底に揺らぐ銀影はその大きさでは無さそう。
でもでも、なかなか上がってきません。

しばしの対峙の後に現れたのは・・・25cmの本流アマゴさん。

昨年の初秋にも長良川でこのサイズを上げていますが、
今の時期の方がアマゴさんも元気ハツラツ、オロナミンC!?
メチャ良い引き具合でした。

・・・これでようやく、ボ~ズが転じて七三分けに。


残念ながら今回も空振り三振のサツキマス釣り。まあ、これが世の中!
ただし、前回よりは一歩前進!
さあ次回、三度目の正直となるのでしょうか??

<データ>
エサ    :ミミズ
釣果    :アマゴ 4匹 お持ち帰り1匹 ウグイ数匹
気温    :20℃~26℃ 
天候    :曇   
表層水温 :16℃ 





2016年5月25日水曜日

ウエーディング・シューズ  シマノ「FS-002N」

ご諸兄各位殿


先々週の長良川 サツキマス釣行で実戦投入したウエーディング・シューズ、
シマノ製はFS-002N。

今年もいよいよウエット・パンツを着用する季節になりました。
春先から初秋までの渓流釣りシーズン。
暑くなると釣果も落ち込みますが、夏の渓流、その朝の爽やかさ。
個人的にはこれから盛夏に掛けてが大好きな季節です。



そのウエット・パンツと組み合わせるのがウエーディング・シューズ。
昨年までは山登りシューズの専門メーカーはキャラバン、
その沢登りシューズを使用していましたが、
丸3年の使用で靴底のフェルトがすり減り、今年から本品に更新へ。



川の水が温み出すこれからの季節、水中の岩は水苔で滑りやすく。
安全第一で釣行するにも、必要で重要なアイテムの一つです。

初めての釣り具メーカー専用品。
先代のキャラバンと違い、重量もありソウル全体が固めな造りの本品。
特に靴底のフェルトから顔を出すスパイクは優れもの!
水に濡れた岩の上で滑りそう、という感覚は今のところ皆無です。

<訂正 2020年6月28日>
FS-002Nに標準で装備されている、
ジオロック・カットピンフェルトソールキット(中丸) KT-024F
ですが、個人的な経験として岩の上で滑りました。

ジオロック・3Dカットフェルトソールキット(中丸)KT-016K
を装着して使用していることを訂正とさせていただきます。

それにこのフェルトが自分で出来る交換式というところも嬉しい限り。



先回の初めての実戦配備。

それまでの春先から今頃まで使用するのはハイチェスト・ウエーダーは、
ナイロン製で機動性が悪く、おまけに脱ぎにくく・・・

寒い時期、ショ~もなくギリギリまでガマンする「キジ打ち」に至っては、
まず上着を脱いで肩バンド、次いでタモ網がぶら下がる釣行ベルトを外し、
ハイチェストを下げてから、ようやく・・・もう間に合うのかヒヤヒヤ。

また長距離を歩き回るとき、段差の大きい岩を登るとき、それなりの覚悟が。
それに比べるとウエーディング・シューズは全く負担を感じさせません。



でも、世の中に良くあるお話し・・・あちらが立てば、こちらが立たず。
頑丈で固めなゴム周りの本品故に。

先日の長良川の使用で、河原の大岩と大岩の間にスッポりとハマってしまい。
丁度、そのスキマが靴長さより少し小さめ。
靴が硬くて足がそのスキマから抜け出せず、その状況は全くの一人漫才。

・・・河原での出来事だから笑っていられますが、これがもし、水中だったら。
いずれ、一歩を踏み出す際、足の行き先には要注意です。


それともう一つだけ、本品に難点を言ってしまうと・・・
今のサイズは27cmで、正直、小生には少し大きめ。
ワンサイズ下の26cmも試着したのですが、それは少々小さめ・キツめ。
本音を言えば26.5cmのサイズ設定もあれば。



今年も春先から補修を繰り返しているハイチェスト・ウエーダー。
来期にはスリム・ウエーダーの購入を考えています。
その場合、このウエーディング・シューズは春先から初秋まで、
全シーズンを通じての継続使用に。

靴自体の頑丈さと相まって、長い付き合いになりそうです。





2016年5月21日土曜日

緑深まる 奥矢作 達原渓谷釣行

ご諸兄各位殿


釣りに限らず、趣味に求めるものは人それぞれ。
息抜きであったり、癒やしであったり、技能の向上であったり、快楽?なぞも。
毎週毎週飽きもせず、日が昇る前から繰り出す小生の渓流釣り。
これって自分にとって何なんだろう・・・?
楽しいから。
もちろん、それも。
でも、それだけじゃ説明が付かないような・・・


今週末は岐阜県はその南東の外れ、奥矢作は上村川へ来ました。


昨年3回も釣行で訪れ、ご丁寧に年末の寒い折にも様子見に訪れた達原渓谷。
上矢作の小さな町から曲がりくねって登りのキツイ細道、R418を奥へ奥へ。
この看板を越えると長野県境まで十数キロ、ほぼ人家の無い深い山奥。

馬瀬川上流と似ていますが、こちらはより渓谷が狭くて深く、巨岩だらけ。
結果、入渓と遡行、退渓は大変・・・そのまたの結果として、手つかずの大自然。
ファンの方には怒られそうですが、その美しさは佐々木希さん。
そんな美しくも繊細な渓谷美の中、ご同輩とお目に掛かったことは過去に一度だけ。

・・・せせらぎの中、今週末も自分一人だけの時間が流れていきそうです。

小生の入渓はいつもこの橋の袂から。
ここから達原トンネルに向け、ポイント毎で竿を出し、さかのぼります。
「目指すは一本松の弁天様、今日はその奥まで足を伸ばすか。。。」


今朝の上村川、水量はいつもより多め。
火曜日辺りは雨でしたが、その後は晴天続きであったハズ?
しかしまあ、水量は少ないより多い方が釣果に期待が持てます!


狭い河原に押しの強い流れ、渡河ポイントが限られます。





せり出した木の下、薄暗い
落ち込み後の納まった流れで。

小アマゴさんの落ちた鱗が
ここでの生活の厳しさを
物語っています。

決して、
小生がイジめた訳でも無く。






険しい渓谷、歩き続けて、
釣り続け、とうとう来ました。

この狭間、川に入って
大岩を越えれば、
そこには一本松の弁天様が。









今年もまたやって参りました、一本松の弁天様。
お久しぶりです!


そしてお約束の通り、
その袂の淵からそこそこ
サイズのアマゴさんが。

ありがとうございます。








さあ、今日はこの弁天様を越え、もっともっと上流へ。
















段々瀬の岩陰からは小イワナさんが何匹か。
針を外そうと糸から持ち上げた小イワナさん、ピチピチと暴れます。

と!チモトの糸が切れ、小イワナさんは川の中へ落水。


・・・実は今日朝、ここへ来るまでの車中、今週に実生活で受けた「理不尽」、
こちらから繰り出したであろう「理不尽」、そんなことばかり考えていました。
何を隠そうノー天気な週末の冒険者、それでも人並みに苦労があるのです。。。

でも、日がな一日、青空の下、渓流を歩き続け一心に目印を追っていたら、
そんな些細なこと、すっかりとどこかの彼方へ。


糸が切れて逃げていく小イワナさんの後ろ姿。
”おじさん、おじさん、もう良いんじゃない?そろそろ、お家へ帰ったら?”

「そうだな。帰るとするか・・・」
16:00、竿納めです。


<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :イワナ 5匹、アマゴ 3匹 お持ち帰りはアマゴ1匹
気温    :14℃~26℃ 
天候    :晴れ 昼前から風   
表層水温 :14℃ 



2016年5月18日水曜日

ハーブ・テイストな郡上天然ミミズ

ご諸兄各位殿


「もう、いい加減にしてよ!もし、一匹でも見かけたら釣り禁止!」

・・・渓流釣行で余ったエサのミミズ。
以前は余った分は河原に捨ててくるか、家の箱庭に放っていたのですが、
その生命力はとても強く、冷所保管なら半年くらいは大丈夫な事を知った小生。

家内に掛け合って、箱ごとコンビニ袋に入れ、しっかりと口を縛ってから、
ご家庭の冷蔵庫、その野菜室で保管してきました。

小生のお気に入りは、八幡の釣具屋さんで購入する郡上天然ミミズ。
ミミズ通しに負けることなく、太さと長さと活きの良さがバツグン!
アマゴさんの食いもイイのです!

でも、さすがに毎回、郡上八幡に立ち寄ることは叶わず。
それに釣行の朝、安全運転は当然ですが、一刻も早く釣場に馳せ参じたく。
正直な心境として、出来れば毎回の釣具屋さん詣で、これも避けれたら。


家内への直談判。
そのときの家内とのお約束が上述のごとく・・・
まあ確かに、自分自身も食卓のサラダでミミズを見かけたら、いい気はしません。


とある金曜日の夜、さあ、明朝は渓流釣行!
お道具の準備でミミズを取り出そうと、冷蔵庫は野菜室を開けたら・・・
マズいッス!
何と一匹、ミミズさんが庫内の床でお亡くなりになっているじゃありませんか!

幸い家内は入浴中、まだお気付きでないご様子。
コンビニ袋を解いて箱を開け中を確認・・・ありゃ、コンビニ袋の底が破れてる!
おまけに箱の中のビニール袋、どうも今回の袋は空気穴が少しだけ大きめ。
ここから這い出たとしか・・・

頼みますよ、「釣吉」さん!一歩間違えば国際問題の紛争騒ぎ!



・・・リスク管理の観点から、また家内とのコンプライアンスもあり??
消極的なミミズさんの「保管」ではなく、改めてより積極的な対処として、
ミミズさんを「飼育・繁殖」することに。

このブログの最下段に参考とした諸先輩方のHPを記載します。

まず土ですが、飽きっぽい家内が以前に凝っていたガーデニング。
そこで使用していた「ハーブの土」なるものが物置に余っていました。
・・・ほんのりとハーブの香りが漂う小粋な腐葉土です。


飼育箱はプラ製の工具箱を
ホームセンターで用意。

フタの締まりの良い、
メイドイン・ジャパン!
アリさん、ナメクジさんの
侵入は困りものです。

Φ0.8ドリルでフタ部分へ無数
に空気穴を開けました。






そこに先ほどのハーブが香る
腐葉土を数cm敷き詰め、
水を加えてしっとりとさせた後、
ミミズさんを解き放ちます。











エサは、これまた家内が好きな
ハーブティー、紅茶、ほうじ茶の
出がしら。
加えてキウイの皮や野菜くず。

これらを一週間、瓶詰めに収集、
お決まりの放置プレーで
程よく発酵させたモノ。









週に一度、これらを洗面器に
ほぐして入れて。

この分量が適切か不適か?
それは今後の研究課題。










で、その上にミミズの入った
腐葉土を。
ミミズにキズ付けることを極力
避けるため、スコップを使わず
被せます。

エサやりと同時に嫌気性の
カビが増えないよう、
土の上下を返すため。







最後に、これらを工具箱に
収め直したら、エサやりと
お手入れは完了です。

先日もこの作業を行ったの
ですが、数ミリ程度の長さの
白い糸状の生物が・・・
ミミズの幼生です。

繁殖は成功の様子です。






普段はそっと、屋外ガレージ
の四隅、風通しの比較的良い
日陰で。


人の家のガレージに勝手に
入り込んで、
「お!工具箱じゃん!」と
手癖の悪い御仁は・・・
開けてびっくりの玉手箱!



ハーブの腐葉土でお紅茶、キウイを食べて育ったオシャレ~なミミズさん。
グルメなアマゴさん、サツキさんがお気に召せば幸いです。


郡上八幡の釣具屋さんも言っていましたが、暑い夏の時期は売り物のミミズさんが
細く小さくなってしまうとのこと・・・夏バテでしょう。

それ以上に暑い尾張北部の夏の酷暑、これを如何に乗り切るか・・・
これも今後の研究課題です。

<参考資料>
勉強になりました。
この紙面をお借りしてお礼申し上げます。

http://g3kebari.blog.fc2.com/blog-entry-568.html

http://www.geocities.jp/douketeibb/mimizu.html









2016年5月14日土曜日

至難!長良川 サツキマス釣り

ご諸兄各位殿


「何じゃこりゃ?めぼしい場所は全滅かい・・・」

先週の日曜日に下見をした長良川中流域。
昨日の金曜日はさっさと会社から帰宅して諸事準備。
「早寝早起き元気な子」と、はやる心を落ち着かせ早々に床に入りました。

午前5:00。
小生にしてはいつになく早い現場到着。


まあ、長良川のこの辺りなら自宅から一時間チョイ。
つい先ほど日の出の時刻を過ぎ、少し早すぎ?と、思っていたら何のことナシ。
ご同輩の各位様は既に作戦展開中・・・下見の甲斐無くどのポイントも千客万来。

皆様、ものすごい熱の入りようです。。。
・・・ルアーさんならともかくも、餌釣りさんは目印が見えるのでしょうか??
老眼の小生は、悲しいかな無理です。。。


「腹が減っては戦は出来ぬ」では無いですが、コンビニのおにぎりをパクリ。
下見の中で一番のポイントと思っていた場所の対岸で。
そこにはルアーさんが。
しかし、えらく早いピッチでキャストを繰り返しています。
・・・と、ひとしきり探りを入れ終えられ、結果が出なかったのでしょうか?
早々と撤収のご様子!

お行儀が悪いことは承知。
おにぎりを咥えながら軽巡を転がし、対岸の入渓地点へ。
丁度ルアーさんと入れ違い、走り去る彼の後にポイントへ入れました!


お手頃な落ち込みの後に
奇岩が形成する淵。
その後には瀬が続きます・・・

短い区間ですが変化があって
期待が持てます!








週半ばの雨の影響?はたまた、いつもこうなのか?川の水は濁り気味。
エサは迷うこと無くミミズさん。


落ち込みから始め、中州に渡って淵攻め、で、瀬に向かったのですが。

ピクリともアタリが無く・・・
いや、サツキマスさんは当然、せめてウグイさんくらい、と思っていたのですが。

もう一つ厄介なことは・・・
小生には重量級のガン玉、B2~B4、これが根掛かる、根掛かる。。。
下手をすると毎投の都度に針仕事!
これも不慣れから来る結果??何事も経験!


意外にもこの場所で時間を費やしてしまい、時刻は既に8:00。
見切り時を誤った感、無きにしも非ず・・・ようやく移動です。

そこから上流へ、郡上市に入り。
この辺りまで来ると川の景色もいつもの渓流の雰囲気。
200m程上流にご同輩のお姿が。


相変わらず、流れに勢いはありますが、中流域と違い濁りは無く。
ラフティングが気持ちよさそうです!



押しの強めな流れ、その底をさらうのがミソと考え・・・


川の流芯。
その少し脇の若干緩めになった流れ、重量級のガン玉でエサをなじませ・・・

対岸の反転流。
そのど真ん中に着水!
ゆっくりとエサは沈み・・・
渦を外れて流れの底を。

支流で展開する戦法あれこれ。





試行錯誤するのですが、サツキさん、いや、アマゴさん、
いやいや、ウグイさんさえ音沙汰なし。


え~い、かくなる上は!
万が一、サツキさんが掛かっても処置ナシではありますが、
糸を0.6号から0.3号に替え・・・
思いっきりの良さとは裏腹、残念ながら結果は出ず。


お空はピーカン!
お昼少し前からメチャ暑くなってきました。
朝方は涼しすぎて、ウエーダーか、ウエットパンツか、悩みに悩み。
ウエットにして正解でした。



・・・何なんでしょうね?
ウエーダーを着ているときは、釣れなくても詮無きこと、と思えるのですが。
ウエットのとき、すなわち、暑いときに小物さえ釣れないと・・・ヘコみます。




時刻は14:00。
暑さも重なり気力・体力もここまで、童心の笑み、その面影も無く撤退です。

・・・難しいですね、サツキマス釣りは。




<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
釣果    :久々のボ~ズ
気温    :12℃~28℃ ・・・堪えました、この気温差! 
天候    :晴れ まま風あり   
表層水温 :14℃ 



2016年5月13日金曜日

夏も近づく釣行前夜

久しぶりに仕事を定時で上がり、真っ直ぐに帰宅。
まだ日が明るいうちから、電気も付けずにお風呂に浸かり。

湯上がり、ほてった体で庭先に出て、一本タバコを所望。
去年に咲いたアジサイの枯れ花の上、既に今年のつぼみが並び。

・・・燃料は6割方、問題なし。
明日も今日と同じく暑くなりそうだ。
ウエーダーにしようか?ウエットパンツにしようか?
ミミズも用意したし、竿、網、帽子など道具は一式、既に玄関先に。
そうそう、冷蔵庫のブドウ虫を忘れちゃいけないな。

明日は釣れるのか?釣れないのか?
ワクワクするけど早く寝よう、今夜は。

日が長くなる今時の夕方、涼しくなった風がタバコの煙を流す。
夕食が出来たと家内が呼んで、今日くらいは一緒に食べるとするか。

・・・この夕刻が自分はとても好きだ。



2016年5月10日火曜日

斥候の行き先は・・・

ご諸兄各位殿


サツキマス釣りに挑戦しよう!

とは言ったものの、本流釣りと称していつも竿を出す長良川は白鳥か高鷲。
釣行の途上、はたまた郡上への出張で、美並の道の駅へは行くのですが、
実際にこの辺りで竿を出したことがあるのは3年前の夏。
道の駅横の長良川で鮎師の皆様に紛れて、それもそこで一回こっきり。

・・・そのときはウグイさんオンリーの夕刻でした。
正直、サツキさん狙いの本場、長良川中流域の詳細は解りかねます。

”こりゃあ、いっぺん、様子を見ておくか・・・”

GW後半に体調を崩し、先週末の日曜日はまだ病み上がりの状態。
家内からも「釣り禁止令」が発令中。
なんとか頼み込んで、釣り竿不携帯なら行ってもイイのお許しを頂き、
短時間ですが長良川中央エリアの事前調査としました。


いつも通い慣れたR156、今日も良い天気です!
そこから望む清流 長良川は緑の水を湛え、いつ見ても風光明媚な絶景。

でも、これって裏を返すと川の俯瞰、景色の見晴らしが効くって事。
ってことは、R156や川沿いの道路は川面よりかなり高い位置を走っている。
実際、車を駐めて川をのぞき込むと・・・降り口を探すことが大変!



またR156を走っていると、いつも横に長良川が並行しているように感じます。
実際にそうなんですが、でも地図を開いてみると・・・
曲がりくねった長良川、随所でR156から離れて流れています。
特に立花や須原のトンネル近辺などは。

”国道156号沿いのめぼしいポイントは、場所取りが大変そうだな・・・
初級者が「ハイそうですか!」って、しゃしゃり出る幕は無いだろう・・・”

案として、釣り場所はR156から離れたポイントに絞ります。
だいたいそんな場所って、川の流れの屈曲部や湾曲部・・・
淵あり、トロあり、落ち込みありの変化の連続!
普段の吉田川・馬瀬川・小坂川で展開する「得意の戦法」に持ち込めそうな。

逆に曽代あたりの瀬では、小生、全く第六感が働きそうにありません。


上河和の近辺、対岸から確認しためぼしいポイント。
橋を渡ってその近くに軽巡を駐め、徒歩で情報収集を開始します。
・・・車に乗ってばかりじゃ、肌身で感じる貴重な情報は得られなく思い。


前から鈴を腰からぶら下げた、お年寄りのご夫婦が来られます。
恐らく地元のご年配、きっと午後のお散歩でしょう。
・・・こりゃ、チャンス到来!

小生     「すんません、この辺でお魚を釣る場所って知りませんか?」
おじいさん  「何を釣りゃ~すね?アユかね?」
小生            「いえ、サツキマスです。」
おじいさん 「ほうかえ。昔はのう、よ~さん川で跳ねとったが、最近はのう。」
      「ほんでも、今でも釣っとる所はたまに見るでのう、この先だて。」

  さすがはおじいさん、それらしい情報をお持ちのご様子です。

おばあさん 「この間、漁協さんが放っとった魚の事かね?」
おじいさん  「いや~、ありゃ、アユだわ。ま~じきに、季節だで。」

  やっぱり、おばあさんは余りご興味が無いご様子。。。

おばあさん 「まあ、ホンでも、小牧から。遠いところを。」
小生    「いえいえ、良く来るんで、この辺りは。釣りでもお仕事でも。」


  3人で川沿いの遊歩道を歩きながら、お話しが弾みます。
  腰にぶら下げた鈴は、熊除けならぬ「猿除け」とのこと。
  暖かくなってからこの辺り、おサルさんが集団で出るそうです。
  
  ・・・最近の小生、残念ながらお年頃の女の子とは斯様にお話が弾まず。

  おじいさんにガードレールのスキマを教えて頂き、

おじいさん 「若い衆はみんな、ここから岩場に降りていきよるに。」

  ご丁寧にポイントまでご同伴を、ありがとうございます。
  お礼かねがね、ご夫婦にお別れを告げ。


めぼしいポイントと、その降り口を数カ所ほど抑え。
これくらい抑えておけば、ご同輩とバッティングしても妙案次策が思い浮かび、
不自由することは無いでしょう。


おじいさん、おばあさんと長良川沿い、マッタリとしたお国言葉で歩いていたら、
年老いた自分の両親を思い出しました。

”そういえば、今日は「母の日」か・・・ここんところ、行ってないな。”

ということで、帰路は少しばかりの遠回り。
・・・実家に向かって軽巡洋艦は進路を取り始めていました。