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2016年9月11日日曜日

秋雨後の渓流~益田川上流釣行

ご諸兄各位殿


<始めに>
台風に秋雨前線が刺激され、各地で大雨が降りました。
被災された方にお見舞い申し上げます。


R41の飛騨川(益田川)沿い。
高山本線は渚の駅を過ぎた辺り、大衆食堂で2日分の日釣券を購入します。


今年第4弾、そして最終お泊まり釣行は、益田川上流と秋神川へ。
初夏に訪れた青屋川がすばらしかったので。
また、秋神川はアサシンさんのお勧めもあり。
またまた、先週もこの近く、小坂川では良い釣りが出来ました。

今週末も初秋の南飛騨を満喫!・・・期待が膨らみます。


朝9:00、ゆっくり目の到着で道の駅「あさひ」で支度。
少し戻って朝日の町外れ、赤い橋の袂から飛騨川に入渓します。

昨日まで結構な雨量が野麦峠辺りでは観測されましたが、ここ益田川上流は思ったほどの水量ではありません。

平日の金曜日だからなのか、アユ師さんを含み、ご同輩のお姿は何処にも見られず。

・・・先週の小坂川も一人勝手な・気ままな釣行でしたが、はたして今週も。

・・・ごめんなさいね、お仕事のご諸兄。




川の浅瀬は中央、股下近くまで水に入り込み、大岩が作り出す落ち込み下。
そこから左手に伸びる「うねった流れ」を10m竿で狙います。


・・・季節は秋。
生きる物すべてがその生命力をみなぎらせた夏。
それが終わりを告げると、皆、次の準備に取りかかり始めます。


まずは、来たるべく厳しい季節に備えエネルギーを蓄える者。


この尺近い大ウグイさん、意外にも流れのど真ん中から出てきました。
掛けた直後、走ること、捻ること・・・
およそウグイさんらしからぬパワフルさ加減!
季節が彼をそのように振る舞わさせるのか??
小生、不覚にも尺近いそのお姿に、またまたの歓喜!
たも網に入るまでアマゴさんと勘違いでした・・・残念!


その次に、命がけの恋の季節に備える者。


24cmのオスのアマゴさんでした。
サイズの割には鋭く強烈な引き加減!竿が弓なりに。
深く水に浸かった小生、一瞬、バランスを崩しそうになるほど。
これも季節がなせるタマモノなのでしょう・・・
お腹の中には大きな白子を抱えていました。


そして、初めての季節に右往左往する者。



先週の小坂川に引き続き、実は今日もほとんど入れ食い状態。
振り込んだエサが沈み込むか、込まないか・・・とても早いタイミングでのアタリ。
その主役はこの子達でした。
食欲の秋・・・次の季節に備え、皆様は食べることに一生懸命です。



・・・考えてみると、
我ら釣り人は彼ら「準備」する側、一生懸命に生きる側にとって全くのお邪魔虫。
それ以外の何者でもありません・・・季節には関係なく、いつの時でもですが。

今日の小生、いつになく感傷的?
これも季節がなせるタマモノなのでしょう・・・




時刻は夕方。
釣りを終えて本日のお宿へ。
秋神のダムを越え山の奥の奥へ。

沈む夕陽が山肌を黒く染め、
天は青く白く澄み切り。

標高は1,000m。
今日は爽やかな気候でしたが、
それに一層の拍車が掛かります。



益田川上流の更に上流、秋神川に注ぐ西洞川は、その畔にある民宿。


到着早々にお風呂を頂き、玄関横の喫煙場所で涼を取っていると、
名古屋ナンバーのお客さんがお一人ご到着。
ハイチェストのウエーダーを着込まれたおじさん、ご同輩の様子です。

・・・お宿の女将のお話では、本日のお客様は小生以外にもう一方。
どうもこの方のようです。

小生   「こんにちは、どうです?釣れましたか?」
おじさん 「秋神の上の方で、中電の降り口、知ってます?27匹ですよ!」
暫く話し込んだ後、その後の夕食をご一緒することに。

夕食時、聞けばこのお方、お名前はヨシダさん、名古屋にお住まいの69才。
54才から渓流釣りを始められ、今年で15年目。
最初の年は各地を釣り歩かれたそうですが、ここ秋神川が一番良く釣れ、
結果、2年目からは秋神川一本の釣り人生。

・・・浮気性な小生にはマネ出来そうにありませんが、
ここに来る途中で拝見した見事な秋神川、何となくその心境が分かります。

シーズン中はここ秋神川へ、一泊で月に2回は来られるとのこと。
もちろんお仕事は定年され、天気予報を吟味しての毎回の釣行。

・・・実はそれ、ささやかな小生の将来の夢・・・うらやましい限りです。

ヨシダさん 「中電はオススメですが、初めてで一人じゃねえ・・・」

・・・中電の降り口、と言われても新参者には何のことやら?
鉄塔を保守点検するため中部電力が設置した川への降り口とのことで、
道路から30分ほど延々と下る入渓口・・・よほどに上流、そして山の中。
ヨシダさん、かなりの勝手知ったる強者かと。

ヨシダさん 「このもう少し下流の、こおろぎ橋の近所なら降りやすいですよ。」

今日、釣ってこられた20cm台中頃のイワナを女将にお願いして塩焼きに。
小生もご相伴にあずかりました。

おいしいイワナと河川情報、ありがとうございます。


南飛騨の高地は本格的な秋の訪れも早く・・・日が暮れると寒いくらいです。
明日の秋神川に備え、今日は早く床につきます。



<データ>
エサ    :ミミズ、ブドウ虫 
釣果    :アマゴ  24cm 1匹
        ウグイ 目測28cm 1匹 もち、リリース
        他小アマゴ、ウグイがメチャ多数
気温    :18~27℃
天候    :快晴
表層水温 :16℃  





6 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    何処に行かれるのか色々と考えてましたが、秋神川に行かれたとは思いませんでした。
    渓流も終盤戦でどの川も最後の一発狙いの釣り人で賑わっていると思います。
    2日目の釣行、楽しみにしています(^-^)

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    1. アサシンさん、こんにちは!
      コメント、ありがとうございます。
      川の混み具合ですが、意外にも益田川はガラピ~でした。
      次の日の秋神川は・・・結構、ポイントは抑えられていました。
      残りは後、二週間、秋の渓流を楽しみたく思います。

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  2. 今回は一週間ハワイ旅行に行ってきたので、しばらく釣りはお預けしようかな?なんて支障に考えてます。でもいかないことでストレスたまらないようにね。レンタカーに管釣り宿泊もろもろ淹れると結構かかります。

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    1. 西巻様、こんにちはです。
      間もなく渓流シーズンも終わりです。
      小生もオフには管釣りに行くのですが、仰せの通りで軍資金が・・・
      川に釣りに行く感覚では済まないのが実情、結果、回数も減り・・・
      ガマンの半年間の始まりです!

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  3. 秋神川楽しみですねー。尺もの期待してます。昨日夕まずめ狙いでヨメサンの目を盗んで原付で45分の神崎川へ。塩焼きサイズを数匹釣り上げ、さばいてみるとその中の20センチほどの腹からりっぱな卵がーー。この時期罪悪感に苛まれることがしばしばです。表から判ればリリースできるのにー。キープするときは慎重にしないといけませんね。

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  4. Morikyuさん、いつもありがとうございます。
    尺モノ・・・残念ながら、今回ばかりは一歩届かぬ外道様でした。
    そうですね、今の時期、お持ち帰り為べきか・否か、本当に悩みます。
    いっそうのこと、あと二週間は友舟は持たずに行っちゃおうか・・・
    いや、それなら行くのを辞めよう・・・
    と成らないところが、小生が釣りバカたる所以です。。。
    有終の美、ここでもう一発、尺モノと行きたいところです!

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