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2018年4月30日月曜日

古老の言われるところ~小坂川釣行 その2

ご諸兄各位殿


お昼過ぎから夕方は日暮れまで、拙い経験ですが小坂川、
それでも実績のある場所で粘りましたが、釣果は一匹のみ。

おじいさんから聞かされた、不思議な尺上イワナ。
翌朝に焦点を絞り、本日は早めの就寝を決め込みます。



<初体験は車中泊>

車中泊の場所は道の駅「はなもも」と予定。
その前にお風呂と夕食を取りに「ひめしゃがの湯」へ。


始まったばかりのGW、それでも温泉は意外と空いています。

湯上がりは、すっぴん&シャンプー香のお嬢様達が横を通り過ぎ。
・・・良いですね~!


陽もとっぷりと暮れて、道の駅の駐車場、お泊まりの準備をします。

軽自動車はハスラー号。
荷物を運転席側の前後席にまとめ、助手席側をリクライニング。
座布団を敷き詰め、寝袋を敷いて。

・・・時刻は21:00。
何もやることも無く、山懐の暗がりの中、早々と寝ます。

車内の温度は20℃、遠くでカエルの合唱が聞こえます。
貧果とは言え、本日も良く歩きました。

心地良く、いつの間にか、夢うつろ・・・



・・・時刻は3:11。
決して、目覚ましのセット時刻では無く。
それは、まだまだ後ほどの4:00なんです。

実は・・・寒くて、寒くて、目が覚めました。。。
冷え込んでいます、確認すると車内温度は11℃!
車外に至っては8℃!!

・・・寝る前に聞こえたカエルの合唱。
今は彼らも「だんまり」を決め込む始末、とにかく寒い!!

GWはこの時期での山での車中泊、十分な防寒対策が必要なこと、
勉強になりました。。。


<さあ、行きましょうか!>

暖かいコーヒーを飲んで、簡単に朝食を済ませ、
車内を整理、装備を身につけ、いざ出立!

・・・とは言っても、赤沼田から30分も林道を分け入るポイント。
シカさんは大丈夫ですが、おサルさんが怖けりゃ、クマさんも然り。

早朝の暗がりの中、突入するだけの勇気は小生、持ち合わせて居らず。


やむなく、集落のすぐ脇、橋の下流で竿を出します。

徐々に山裾から陽が顔を出し始めました。
・・・目印も十分に見え始め。


残念、ヒラタは手にありませんが、増水中の小坂川、エサはミミズで。

短時間勝負!
ここぞ!のポイントをストイックに、何回も何回も流します。

お相手はイワナさん。
岩の裏・懐は反転流、ウグイさんが出そうな流れの緩み・弛み・・・
我ながら、10mの長竿、振り込みは長距離の命中精度だけは高し!

しかし・・・尺上のイワナさんは夢のまた夢。(だわな~。)

おまけに昨日同様、
ここは!のポイントでも小アマゴさえアタリ無し。



陽もだいぶ登り、時刻は7:00過ぎ。


・・・正直に申し上げて、小生の渓流釣りはその釣果、
朝一番では毎度の如くでサッパリ、なのです・・・

一般的には早朝が良く釣れる、と言われるのですがね。

その代わり、概ね7~8:00過ぎから釣れ始め、
10:00ころが絶頂期を迎える傾向なのです。

そして本日も・・・時刻通り、来ました!


幅の広い小坂川は赤沼田。
長竿で流心向こうは対岸の流れの緩み、そこからアマゴさんが。



続いて、また7寸程度が・・・しかし、これは針外し中に逃亡。
そして、掛かり損ねは取り込み中にポチャンも。

ここで0.7号が根掛かり。
残念、尺上イワナさんに見切りを付けて、
仕掛けを0.3号に替えてから、俄然に掛かりだし。


・・・やっぱり、釣れる時刻って、あるんですかね?


<再度、約束の場所へ>

時刻は10:00過ぎ、集落近辺は竿を出し切った感が。
正午予定の撤退時刻も、まだ時間が残されています。

「よっしゃ!調子も上向き、もう、ひとがんばり!」
カゴ師のおじいさんと出会った、森の奥のポイントへ向かいます。


森の中、水路脇の樹木下には、きれいな黄色い花が。
晩春はその午前中、木陰には乾いた爽やかな風が走ります。



昨日に比べ、若干なるも水が引いた感じがする、このポイント。
慎重に川に入り込み、対岸は岩の護岸下、深めのポイントを狙い。

一投目・・・いきなり!


全長は7寸を少し越える程度、でも、背高のある良モノが。

でも・・・昨日はここ、イヤと言うくらい、手入れをしたのに。
仕掛けの差?時刻の違い?水の引き具合?

いずれにしても、何かが違うンでしょうね、昨日と。


果てはイワナさんまで。

ピントがボケて恐縮ですが、
サイズ的には5寸くらい。

岩壁直下の反転流から。
小生的には小坂川でのイワナさん、
過去には一匹のみ。

残念ながら赤模様も無く、
とても尺には及びませんが、
珍客に会った感覚です。




その後も小アマゴさんが、ちらり・ほらり・・・


おじいさんのお話しは、小坂川の不思議な尺上イワナ。
同じく不思議は昨日と今日の釣果の出来具合。

・・・いずれ、渓流釣りには「二度目の同じ条件」は無いものかと。
その巡り来る条件を、如何に、逃さず手にするか・・・難しいです。

修行の旅路は続きます。



<データ>
4月29日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿      :10m SG LONG  
仕掛    :針 吉村7号、 水中糸 0.3号 4.5m 
         天井糸 0.6号 4.5m 錘 B2号
釣果    :アマゴ 7寸 3匹
       小アマゴ   4匹
       小イワナ 1匹(全リリース)
気温    :8~24℃
天候    :晴
表層水温 :10~12℃




古老の言われるところ~小坂川釣行 その1

ご諸兄各位殿



・・・小坂川の尺上イワナ。

毎日はエサを追わないようで、最初に釣れた一匹目、
その側面に赤い模様が浮き出ている日はバカ釣れする。

時刻は日の出少し前、川虫はヒラタで狙うべし・・・


昨夏は7月に訪れた南飛騨は小坂川。
赤沼田から林道を分け入った、人里離れたそのポイントで、
カゴ師のおじいさんから聞いたお話です。

立派なイワナの剥製が、小坂の道の駅はその食堂に。
残念ながら赤い模様は見られませんが、横のアマゴと同様、
十二分に尺越えサイズです。

「こんなのが釣れれば・・・しかも、タイミングではバカ釣れ?
 カニじゃないけれど、月の満ち欠けでも影響しているのかな?
 それに、毎日はエサを食べないなぞ、サツキマスのような。
 まか不思議・・・?」


もちろん、
偶然に川で出会ったカゴ師の古老が、どこの誰とも知りません。
しかし、釣り人にとって、夢のある・謎めいたお話しです。


こんな伝説の立証に(出来るンかしら、我が腕前で?)、
晩春の一日を費やすのも一興!

GWの前半は、はなももの花が咲き誇る、小坂川へ行ってきました。



<まずは様子見>

決戦の早朝はその前日、28日はお昼過ぎに小坂川へ到着です。

愛知県の自宅から2時間半の小坂川。
今の時期の日の出に合わせて、夜中出立でも良かったのですが、
いずれは挑戦してみたかった車中泊。

・・・アサシンさんのお話を伺っていると、冒険心が擽られます!


ともあれ、まだ日中、時間があります。
カゴ師の古老と出会った、赤沼田は林道を分け入ったポイントへ。


本日の小坂川、これまでに無く水量が多く。
川幅が広がり、いつもは立ち込める立ち位置も押しの強い流れの中。

・・・良いサイズが期待できる、流心の向こう側には、
長尺竿でも届きそうにありません。


それでも、ムリの無い範疇で川に浸かって・・・

エサはブドウ虫かミミズ。
川虫を捕ろうと岩をひっくり返すのですが、この岩、
いつもは水に浸かっていない様子、
川虫が付いていません。

・・・常時、流れに収まっていそうな岩は激流の中。

川虫採りは諦めました。


大きな剥製を見てしまった手前、糸は太め、0.7号を使用。
・・・長良川はサツキマス仕様の仕掛編成です。

このためなのか、はたまた、ピ~カン時刻が悪いのか?
流れの押しが強すぎて、お魚はどこぞへ避難中??

実績のある場所なのですが、陽が傾き始めるまで粘り、
それでも全くのアタリ無し。



<ワンチャンス>

致し方なく、「夕まずめ」を狙って場所替えとします。
林道を30分歩いて車に戻り、グランド裏の大淵へ。


このポイント、陽は山にとっぷりと沈み。

二筋ある落ち込み、その双方、並びに分け目に振り込みますが、
やっぱり何回流してもアタリは無し。

目先を変えて、大淵から続く次の落ち込みの手前は淵尻、
ここでようやく一匹、7寸程度のアマゴさんを掛けます。


・・・我ながら、相変わらずの、この貧果。
果たして、明朝は?伝説の立証は??




<データ>
4月28日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
       川虫は残念、採れず・・・
竿      :10m SG LONG  
仕掛    :針 吉村8号、 水中糸 0.7号 9m 
       錘 B3号 × 2個
釣果    :アマゴ 7寸 1匹(リリース)
気温    :24℃
天候    :晴
表層水温 :12℃