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2018年4月30日月曜日

古老の言われるところ~小坂川釣行 その1

ご諸兄各位殿



・・・小坂川の尺上イワナ。

毎日はエサを追わないようで、最初に釣れた一匹目、
その側面に赤い模様が浮き出ている日はバカ釣れする。

時刻は日の出少し前、川虫はヒラタで狙うべし・・・


昨夏は7月に訪れた南飛騨は小坂川。
赤沼田から林道を分け入った、人里離れたそのポイントで、
カゴ師のおじいさんから聞いたお話です。

立派なイワナの剥製が、小坂の道の駅はその食堂に。
残念ながら赤い模様は見られませんが、横のアマゴと同様、
十二分に尺越えサイズです。

「こんなのが釣れれば・・・しかも、タイミングではバカ釣れ?
 カニじゃないけれど、月の満ち欠けでも影響しているのかな?
 それに、毎日はエサを食べないなぞ、サツキマスのような。
 まか不思議・・・?」


もちろん、
偶然に川で出会ったカゴ師の古老が、どこの誰とも知りません。
しかし、釣り人にとって、夢のある・謎めいたお話しです。


こんな伝説の立証に(出来るンかしら、我が腕前で?)、
晩春の一日を費やすのも一興!

GWの前半は、はなももの花が咲き誇る、小坂川へ行ってきました。



<まずは様子見>

決戦の早朝はその前日、28日はお昼過ぎに小坂川へ到着です。

愛知県の自宅から2時間半の小坂川。
今の時期の日の出に合わせて、夜中出立でも良かったのですが、
いずれは挑戦してみたかった車中泊。

・・・アサシンさんのお話を伺っていると、冒険心が擽られます!


ともあれ、まだ日中、時間があります。
カゴ師の古老と出会った、赤沼田は林道を分け入ったポイントへ。


本日の小坂川、これまでに無く水量が多く。
川幅が広がり、いつもは立ち込める立ち位置も押しの強い流れの中。

・・・良いサイズが期待できる、流心の向こう側には、
長尺竿でも届きそうにありません。


それでも、ムリの無い範疇で川に浸かって・・・

エサはブドウ虫かミミズ。
川虫を捕ろうと岩をひっくり返すのですが、この岩、
いつもは水に浸かっていない様子、
川虫が付いていません。

・・・常時、流れに収まっていそうな岩は激流の中。

川虫採りは諦めました。


大きな剥製を見てしまった手前、糸は太め、0.7号を使用。
・・・長良川はサツキマス仕様の仕掛編成です。

このためなのか、はたまた、ピ~カン時刻が悪いのか?
流れの押しが強すぎて、お魚はどこぞへ避難中??

実績のある場所なのですが、陽が傾き始めるまで粘り、
それでも全くのアタリ無し。



<ワンチャンス>

致し方なく、「夕まずめ」を狙って場所替えとします。
林道を30分歩いて車に戻り、グランド裏の大淵へ。


このポイント、陽は山にとっぷりと沈み。

二筋ある落ち込み、その双方、並びに分け目に振り込みますが、
やっぱり何回流してもアタリは無し。

目先を変えて、大淵から続く次の落ち込みの手前は淵尻、
ここでようやく一匹、7寸程度のアマゴさんを掛けます。


・・・我ながら、相変わらずの、この貧果。
果たして、明朝は?伝説の立証は??




<データ>
4月28日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
       川虫は残念、採れず・・・
竿      :10m SG LONG  
仕掛    :針 吉村8号、 水中糸 0.7号 9m 
       錘 B3号 × 2個
釣果    :アマゴ 7寸 1匹(リリース)
気温    :24℃
天候    :晴
表層水温 :12℃






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