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2019年7月21日日曜日

まだ明けない梅雨~庄川支流一色川釣行

ご諸兄各位殿


昨日の夕まずめは庄川の本流でした。


明けない梅雨とよく降る雨。

しかし、ここ最近の降雨のタイミングは、
東海地方に住む小生には良い頃合いです。

普段はふつ~のサラリーマンは週末でのお休み。
お仕事中の水~金曜日に雨が降り、週末は概ね曇天です。

されば、尚のこと、良い釣果に恵まれると思いきや・・・




<川霧は釣れないサイン?>

時間の限られた夕まずめ、その釣果はパっとしないものでした。
数はそこそこ出ました、でも・・・


ほぼ入れればアタリなのですが、何の因果かノルことがなく、バラシばかり。
釣れても斯様なサイズは小ヤマメさん。
吉村7号では大きすぎ?

その小物でもアタる・アタらないのタイミングが・・・
果たして、これが、関係あるのか??




何故か決まって、アタリが出るのは、この川霧の前後。

水温と気温の差で生じる川霧。
むしろ霧が掛かった方が、当方の気配も失せて良いように思えるのですが、
不思議と昨夕は川霧が来る前・行った後のアタリでした。



<本流にするか?支流にするか?>

道の駅は 桜の郷 荘川 での車中泊。

駐車場のお隣さんは岐阜ナンバーのワンボックス。
気の良さそうなおじさん、ハッチバックを開けての一人夕食は自炊です。
う~ん、見るからに男のロマン!

翌朝、ご挨拶をすると、やはり釣り人、フライマンさんとのことでした。
昨日は寺河戸川だったとか。

「水量が多くてフライは難しかったけど、エサ釣りなら良いでしょう。
 ・・・今日は近場を流して帰ります。」

情報をありがとうございます。

パっとしなかった昨日の庄川本流は夕まずめ。
気分は支流に傾き掛かっていましたが、これで決心です。


今シーズンは早3度目の一色川の上流。
このところ、決まってキャンプ場はその下流がお気に入りです。

釣り始めてすぐ・・・


おはよう、と小イワナさんがお出迎え。

こりゃ、さい先が良い・・・と思っていたら、今朝も川霧が。



「トロくせ~、ただのジンクスだわ!そなもん、蹴破っちゃるで!!」
と、名古屋弁で息巻いて励むのですが・・・
無念、結果が伴わず。

いやほんと、川霧と釣果って、関係あるのかな??


下流から登ってくる川霧。
突破するか・・・

掟破りですが、ここは一旦、釣り下ります。


・・・と!
下流からルアーさんが上がって見えました。


「いや~、釣り下り、申し訳ありません。」
「いえいえ、川のあちら岸は探っていませんから。
 橋の横に駐車しましたが、後続もいませんよ。
 どうぞどうぞ・・・」

優しいルアーさんのお言葉に甘え、さらに釣り下ります。



とはいえ、痒いところに手が届く、短竿はルアー釣り。
その先行者の後です、大場所・ふつ~の場所は期待薄。


かくなる上は、長竿エサ釣り・粗忽者泣かせ、
木陰下の薄暗がりは斯様なポイントを中心に。。。


天井糸を取り外し、4.5mの水中糸のみでサイドスロー。
木釣り・枝釣り、何のその。

で、ようやく・・・


ブドウ虫が着水とほぼ同時にガブリ。
小ぶりですが色黒で、良い引き具合のイワナさんでした。

その後、小ヤマメさんを何匹か・・・



<人気の絶えない一色川>

釣り下がり・不調の本日、何となく我が人生が重なります。
そして、とうとう、橋が、ルアーさんのお車が。


しかしまあ、今日は日曜日。
明日の業務を考えて、少し早いですが、ここまでと。


川から上がり、県道をキャンプ場まで歩いていると、
向こうから先ほどのルアーさんが。

「どうでしたか?釣果は?」
「あれから上でニジマスを二匹、掛けましたよ。
 何かのイベントの後でしょうかね?
 途中でもう一人、釣り下る方を見ましたよ・・・」

そんな県道上での会話の横、
通り過ぎる・合図のクラクションは岐阜ナンバーのワンボックス。
にっこり笑顔、道の駅でのフライマンさんです。


アサシンさんも言っていました、
「一色川はメジャーな川」。

本日の不調、川霧でもなく、小生の腕前の無さでもなく、
ただただ、人気の一色川、とさせてくだされ。




<データ>
7月20.21日 庄川・一色川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :庄川 8.5m 渓峰本流
       一色川 6.0m  秀渓 
仕掛    :・針 吉村7号 
       ・錘
        庄川   2B号
        一色川 B~1号
                  ・糸
        庄川  天井糸 0.6号 3m 水中糸 0.3号 4.5m
        一色川 水中糸 0.3号 4.5mのみ
釣果    :庄川  ニジマス 6寸 1匹
           小ヤマメ    数匹
       一色川 イワナ  7寸 1匹
           小イワナ    数匹
       全リリース 
気温    :18~22℃
天候    :曇り
表層水温  :14℃












2019年7月15日月曜日

明けない梅雨~双六川・高原川釣行

ご諸兄各位殿


今年はまだ梅雨が明けていませんが、
もう待ちきれずに初夏の渓流釣り遠征です。


「遠征」と書いてしまうと、何かいつもの行きつけの河川があって、
今回は違う場所で竿を出す・・・にも聞こえます。

ただ少し考えてみると、皆様はいわゆるHG(ホーム・グランド)なる、
お得意・熟知した渓流・ポイントをお持ちのようですが、
浮気性の激しい?小生、改めて、我がHGとは・・・

好きな川は吉田川に馬瀬川、遠くて機会が少ないですが小坂川です。
でも年間を通じてみると、さほどの回数でも無く・・・
本ブログのLabelに並ぶ河川も、一番の回数は長良川ですが、
これは吉田川を除く、あまたあるその支流を含めてのこと。


きっともし、こんなオヤジが無類の酒好きだったら、
夜の名古屋の繁華街、毎週のように河岸を変えての乱痴気騒ぎ。

全くに持って下戸(ゲコ)な小生。
世の中、上手く出来ています・・・




<初日の朝一番は高原川>

上宝の農産物直売所での車中泊の後、
向かった先はその下流方面の高原橋です。

橋の上から高原川をのぞき込むと、既にアユ師さんがお一人、
川の流れの真ん中で頑張っておられました。

「今日は水が太いから、難しいでしょうね。」

橋の上に停まった軽ワゴンの運転手さんから。
どうも釣り人はアユ師さんのようです。
小生もアユ師と見てのお声がけ。

「いや~、自分は渓流釣りなので・・・」
「あ、そうですか。じゃあ、良い条件ですね。」

昨日までの梅雨の長雨、雑魚釣りには言い頃合い。




高原橋の袂から川に入り、少し下流に歩みを進めます。
小生が大好きな、岩の護岸横の早くて深い流れ。

そこを丹念に探るのですが・・・小ヤマメさんばかり。


少しでもポイントが外れ、流れがユルくなるとお外道様が。

今朝の雨上がりの太い流れ。
魚影は確かに濃いのですが、残念、期待したサイズ・目標には至りません。

う~ん、いつも小生には、ナゼか手厳しい高原川です。



<困ったときの双六様>

本流の高原川がパっとしない時、小生の行きつけは双六川です。

・・・どうでしょう?
いつもの出張先、ちゃんとした割烹でお客様と宴を交わし、
その後はのんびり、一人気ままに気分転換、例の小店で飲み直し。

ゲコには空想の領域ですが、こんな感覚でしょうか?
出張先の我がHG、小生にとっての双六川は・・・





高原川本流から少しだけ登った双六川のいつものポイント。
鬱蒼と茂る木々の間、白い丸石にエメラルド色の流れ・・・


最初は小ヤマメさん・お外道様が続きます。
でも落ち込み後の淵、本筋の流れを流せばその数匹後・・・

きた~、お待ちかね!
小粋な若女将?がお出迎えです。



やっぱ、こうでしょう!



<二日目の朝一番も高原川>

今回の釣行はお天気にも存外、恵まれています。

降りそうで降らない曇り空。
まま日が差すと蒸し暑いこと、この上なく。
この曇り空が助かります。

初日の夕方からまた雨が。
でもそれは夜間のみ。
朝方に少しだけ雨が残りましたが、さほどの振り方でも無く。

さあ、本日もどこで竿を出そうか・・・

昨日の高原橋近辺は早くから3台の駐車車両が。
岩井戸の橋の袂にも既に駐車車両が。

朝の5:30。
時間的にきっと、ご同輩は渓流釣り師の皆様でしょう。

ところが・・・
意外や意外、大本命の駒止橋には駐車車両は無く、
遙か向こうの高原川の大淵、その河原にも人影がありません。


こりゃ、願っても無いチャンス!


対岸ではエサ師さんがお二方、長い本流竿で川中に。
背後の河原には傘を差す女性が・・・結構なことで。

その手の気配がゼロのさみしいオヤジは、
同じく長竿を担いで、高原川の広大な河原を大淵まで進軍します。




双六川の流れが合流、激流の末端は落ち込み、それが作り出す大淵。
太糸に大きめの錘を装填、目印下を3mほどにして・・・

あの川でのお作法は、この川でも通用します。
長良川はサツキマス釣りの要領で。


掛かるお魚もそれ同様・・・とは、世の中、限りませんが。


その後もこの大淵で、しばしの時間、粘ります。



雨は小雨ですがこの河原、大小様々な岩石が重なります。
特に大淵の近辺は岩石の小高い堰堤状態。
高原川の流れ、恐るべし。

・・・余りの長居は無用・危険と感じて。



<またお世話になります、双六様>

二日目も後半は双六川へ。
昨夜の雨が如何様に影響するのか。


いつものポイントは昨日と違い、意外と渋めな釣果。
この淵の終わり際は、またの落ち込み。
その下流の湾曲した流れ。

エサを入れれば必ずアタリ、そして釣果なのですが。


この子達の数回後、お話の上では良いサイズが掛かるハズなのです。

さあ、そろそろ、念には念を。
小ヤマメさんを数匹釣ったら、意図的に針を外してつけ直し。

0.3号糸です。
よもや!のオオモノに対応できるよう、虎視眈々と。

で・・・


昨日に続き20cm台は後半の良型。
少し昨日より細いかな?
でも色白美人。

針掛かりの後は、忙しくも浮いたり潜ったり、
大淵を上へ下へと走りました。

本筋の流れ下に見事に潜られましたが、
なんのそれしき、仕掛けは用意万端、抜かりなく!
・・・粗忽者にしては珍しく。

浮いたところを顔だけ水面から出して滑らせ網納めです。



今回の釣行、お持ち帰りの3匹はいずれも、
サイズはそこそこ、面白い駆け引き展開でした。

ここも遠くて余り来られない高原川ですが、
今シーズン、もう一回くらい、来たいな~。






<データ>
7月13,14日 高原川・双六川 
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :10m SG ロング
仕掛    :針 吉村7.5号
       高原川 
       錘 2B~4B号
       0.7号トオシ 9m
       双六川 
       錘 B
       水中糸 0.3号 4.5m
       天井糸 0.6号 4.5m
釣果    :高原川 ニジマス 26cm 1匹
       双六川 ヤマメ  25、26cm 各1匹
       小ヤマメ、ウグイ 多数
気温    :18~24℃  
天候    :曇
表層水温 :13日 16℃
      14日 14℃











2019年7月7日日曜日

梅雨の中休み~馬瀬川上流老谷アマゴ?釣行

ご諸兄各位殿



漁協や皆様の情報から高水と聞き及び、期待を胸に訪れた馬瀬川。
いつもより、エサのミミズさんも多めに用意して。

朝を迎えた道の駅 パスカル清見横の馬瀬川はそのウワサとおり、
良い案配の流れでした。

さあ、本日はここより上流に向かおうか?
さすれば川幅は狭くなりますが、アユ師様各位にご迷惑無く、
のんびり竿を出せます。

はたまた、オオモノ目指して下流に向かおうか??
川幅は広くなり、ブ~ンと本流竿、それを目一杯で振り回せます。
日頃の生活、溜まりに溜まったストレス解消に。

・・・大事な大事な、思案の為所です。


<久しぶりの老谷近辺>

5月の中旬に訪れたここ馬瀬川は、
大原からトンネルを幾つか越えた、川上(かおれ)でした。

その時は良型のアマゴさん、イワナさん混じりで良い釣果。


そんなつい最近の美味しい記憶が、
小生を大原から下流へと向かわせました。

・・・ただ、渓流釣りでの「一ヶ月前」は、もう「昔」!
下手をすると「昨日」の出来事だって、当てに出来ません。
日々刻々、変化する流れ・自然相手の釣り、その理由です・・・

老谷の古い橋から覗いた馬瀬川は勢いのある流れ。


数年前までは斯様なテトラは無く、丁度この右に曲がるポイントに、
美味しい美味しい大淵がありました。

振り込んで釣り上げて、振り込んで釣り上げて・・・
何度も繰り返しても釣れるアマゴさん。
それは、まるで、打ち出の小槌ならぬ「打ち出の大淵」!

でも・・・
極端ですが「昨日は昔の物語」な渓流釣り、
もうすでに大昔、中世の出来事ですね。


橋の袂からテトラに降りて、
本流竿を構え、さあ、川に立ち込みます。


大淵のあった辺りは画面左、チョイ深めの早流れ。

本筋は早過ぎ。
そのスジ際の、遅くも無く、早くも無い流れ、狙いを定めて・・・




<お外道さまも、また楽し・・・>

その後、古い橋を渡って対岸へ移り、老谷近辺をさかのぼります。


本日は振り込み直後、水面に浮く目印に、お魚が食らいつきます。
季節はほんと、夏ですね。



結果として、本日の釣果、その主役は・・・


ヒレピンは生粋の天然物、大ウグイさん。。。

下手くそな小生ですが、それでもお魚が掛かった段階での引き具合、
その手応えからアマゴ・イワナさんなのか、
はたまたお外道様なのか、かなりの高確率で当てられます。

しかし、ここ馬瀬川のウグイさんは、それが難しい!
・・・てか、太くてデカいんです。

この子なんか今日は激流の際から上がってきました。
アワセの直後はその流れに潜られて「こりゃ、良型の・・・」てな具合。


でも、釣りに味わい・座を和ませる「お外道様」って、
面白いですね、その存在が。


トランプのババ抜きは、もろ、そのジョーカー。
麻雀で言えばウラドラ、期待して捲ったら・・・

0.3号糸の小生。
特に先程のように激流に潜られると、
「朝のお勤め」では無いですが、切れそうで切れない何とやら、
良型アマゴを信じて、どうにかこうにか、
タモ納めして、そのトボけた風貌、それを拝んだ日にゃ・・・

・・・ほんと、切れそうなくらい、太くてデカいンです。



<お久しぶりです>

釣りを終えて帰路、パスカル清見に立ち寄りました。

お手洗いの後に駐車場に戻ると、一人の青年からお声がけを。
昨年のシーズン当初、前谷川でご挨拶を頂いた、ゆうさん、でした。

彼も本日は馬瀬川で。
朝方は大原より上流へ、その後は下流へ向かわれたご様子。

先週から二週続けてのご訪問とのことですが、
残念、本日の釣果は寂しかった、とのことでした。


・・・傍らで、
その釣果を聞き及び、安堵・納得する姑息なオヤジは小生。



しばしの釣り談義の後、
いつしか一緒に竿出しを、のお誘いを頂きました。

ありがとうございます。

小生の渓流釣り、それは、まるで、粗忽者の精神修行の場!?

お魚を掛ける釣り針に、おのれ自身が掛かったり、
世間のしがらみでは無いですが、長い細糸に絡め取られたり。

いずれ、人目に付かない山の中はその流れ、
そこで繰り返される珍道中、一人漫才なんです、ハイ。

またいつか、
ご迷惑をお掛けしない程度に、がんばります・・・







<データ>馬瀬川
7月06日 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿      :7m 渓峰尖 
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 1.5m
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 1~B1号
釣果    :ウグイ 8寸以上1匹
       ウグイ 7寸以下2匹
       小アマゴ    3匹
       リリース
気温    :18~22℃
天候    :曇り
表層水温 :15℃