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2019年11月23日土曜日

小春日和に冬支度~去年の灯油は使えるか??

ご諸兄各位殿


小寒い日が続きましたが、今日は暖かい小春日和。
箱庭の南天の実も赤く染まっています。


こんな初冬の暖かい日は、
間もなくやってくる本格的な寒さに備え冬支度に限ります。


午前中はハスラー号のタイヤをスタッドレスに。
お昼からは物置小屋の屋根の塗装具合をチェック。

・・・一昨年に塗り直したのですが、
やはり塗装が部分的に剥げ始めています。
この作業は準備が大変、また後日にしますか・・・


それからもう一つ。
我が書斎(単なる趣味部屋、釣り具置き場)の暖房の用意を。


今、パソコンを叩いている小生の部屋は二階にあります。
一階の居間は床暖房とガスファンヒーターですが、
二階にはこの装置、流石に備えることが叶わず、
石油ファンヒーターがそのお役目です。

一昔前は居間も石油ファンヒーターだったのですが、
我が家内、3~4日に一度の給油作業が面倒とのことで。

手が臭くなる、タンクが重い、第一にお外は寒い。
挙句は・・・
給油中にボ~っとしていて、灯油の継ぎこぼし。

そんなことから上記の首尾となっています。
もちろん、自分の部屋のファンヒーターの給油は自分で。


・・・用意周到、備えあれば憂いなし。
そして、立つ鳥跡を濁さず。

その昔、秀吉の家来衆は蜂須賀党、
野営の後はその存在、痕跡を残す事無く、
周到に焚火野宿の跡を消し去り、場を離れたとのこと。


毎年はGWのころ、押入れに収まる石油ファンヒーター、
しまう際にはタンクに残った灯油はポリタンクへ。

それから内部に残った灯油も、スポイトで吸い上げて、
これもまたポリタンクへ。

灯油の入ったポリタンク自体は箱庭の物置に、
光の当たらない暗所にて保管です。

次の冬に余った灯油はガソリンスタンドにて処分して、
新品の灯油を購入、ファンヒーターへ給油してきました。


ところが・・・
この春は暖かかったこともあり、このポリタンクの灯油、
今年はタンクの8分目ほど残っています。

もったいないな~、処分するの。
(そんなみみっち~こと、戦の最中に蜂須賀党は考えなかったわな?)


ネットで調べてみると・・・
昨年の灯油を使うべきか・否か、意見が分かれています。

ただ、どうもポイントとして、
灯油が黄色く変色していなければ大丈夫な様子です。

ファンヒーター内での保管でなく、ポリタンクに移して暗所での保管、
ポリタンクに対して十分な量で余計な空気中の水分と交わらなければ。

保管条件は合格でしょう。
それに、色も異常は無さそう。

と、なれば・・・
トライしてみますか!


電動ポンプに乾電池をセットして。

・・・この乾電池も今春、
きちんとポンプから取り出して、
別途は引き出しで保管してきました。

ほんと小生、釣り道具もそうですが、
お手入れバッチリ、物持ちが良いことです。


トクトクトク・・・
ポンプの稼働に問題なし。
タンクに灯油が満たされていきます。


家内じゃないけれど、給油中の継ぎこぼし??
こちとら工場保全の働くおじさん。
そんなヘマ、するっきゃよ!
トロくせ~!ギリギリまで入れちゃるに!


さあ、タンクをファンヒーターにセットして、
いざ、スイッチ・オン!

・・・数分後、ポンっと音がして点火です。

ヒーターの口からは暖かい熱風が。
暫くの運転でも、黒いススや異音など、特に異常は見られず。

どうも、大丈夫な様子です。

しかしまあ、ここ最近は使う都度での始動直後、
ファンヒーターから離れずに様子を見た方が良いかな。


晩秋は一日が短く感じられます。
今宵は日が暮れても幾分か暖かいです。

極端に寒い冬、雪の多い冬は困りものですが、
春夏秋冬、暑いときには暑く、寒いときには寒く・・・

思うに、何事もほどほどが、一番ですね。





2019年11月17日日曜日

足ツボのマッサージ

ご諸兄各位殿


今週は木曜日あたりから、急に冷え込んできました。


それまでが暖か過ぎたのかもしれません。
雨の多かった10月でした。


今年は9月末でのシーズンOFFから、一度も竿を振っていない小生。
例年なら三河の渓流釣り堀、益田川のマス釣り大会、犀川遠征など、
OFF以降も徐々にフェードアウトする感じの秋なのですが、
お天気の加減や私事・業務で、それが叶いませんでした。


その影響なのでしょうか?
このところ、いかばかりか体調が悪くって。


週に一回くらい、
野宿ではないけれど、狭い軽自動車での車中泊、
眠気まなこで早朝のせせらぎの中をムックリ起き出し、
粗末な朝食で腹を満たして、いざ、渓に立つ身支度を整える。

こんなキリっとした生活が、ハタっと途切れてしまうと・・・
いけませんね、渓流釣り師は「11月病」です。


そんな少しだけ寒くなったこの季節、
身と心を癒しにOFFシーズンでは今年は初めて、
昨日は昼下がり、のんびりとスーパー銭湯へ行ってきました。


湯気で曇るガラス張りの広くて明るい浴室、
お天道様が高らかに輝く昼中の銭湯は、
お客さんもまばらで羽が伸びます。

あ~あ、極楽、極楽・・・


お湯から上がって湯冷ましをしていると、
マッサージ・コーナーが目に留まりました。
今の時間、待ちなしでイケそうです。

久しぶり、癒しのトドメは足ツボでも攻めて頂こうか・・・


施術は小柄ですが恰幅のいい、腕のしっかりされたご婦人から。

芸人さんの罰ゲーム、はたまた女優さんのそそる絵を期待して、
テレビでよく見る「足ツボ・マッサージ」ですが、
ご経験のあるご諸兄はお分かりと思います、
これ、加減が重要なんです、ツボを押す力のお加減が。

博多ラーメンのゆで加減はヤワ(柔)、
CoCo壱カレーは甘口かイチカラ、
愛煙はJTのメビウス0.1mg、
そして美人を前にすると会話はしどろもどろ・・・

おおよそ刺激に弱い、それでもMな性分は小生、
マッサージ師のご婦人には、「中」にてお願いします。


いろいろなお作法がある足ツボ・マッサージ。
足裏を筋肉に沿ってエグるものもあれば、
単に揉み解すだけのソフトなタイプも。

どうもこちらのお作法は・・・
ツボをピンポイントで攻めるタイプ、
これは、メチャ効きます。


「お客さん、腰がお悪いですね」
と微笑みを添えて、
ご婦人は鋼のような指で足の内側面を押さえます。

おっしゃる通り・・・音はしませんが、
指は的確に何か硬いコリのようなものを捉えます。
くっ!

「それから、目もお疲れですね」
毎日のお仕事はパソコンとのにらめっこ、
足の指と指の間、その付け根をぎゅうぎゅうと。
う~~!

極めつけは土踏まずの近辺、ここ、内臓系だそうです。
お尻の強度が低い小生には堪えます。
ひ~~!


ご婦人に伺うと3割程度の力加減とのことですが、
もう、痛さ・心地良さ?で、背筋が寒く・汗が出るくらい。

刺激に弱いMなオヤジには、アっという間は20分の施術でした。


でも、終わった後は、身も心もナゼかスッキリ・・・
不思議ですね、ありがとうございます。



まだ始まったばかりのOFFシーズン、
春先まで、まだまだ長い長~い道のりです。


しかしまあ、焦ってみても詮無き事。

厳しくとも、また、詰まらなくとも、
移ろい行く季節を昨日のように、肌で感じて、そして愛でながら、
ゆっくりと、来るべき時を待ちましょうか・・・




<渓流写真は一昨年、夏の秋神川から>




2019年11月10日日曜日

晩秋の奥美濃 郡上八幡

ご諸兄各位殿


今年もまた、10年ほど前に赴任していた東欧の国から、
研修生達がやってきました。


研修で忙しかった先週の一週間。
週末くらいはのんびり、「日本らしさ」を見てもらおうと観光へ。

毎年の恒例、これまでは名古屋港水族館が常道でしたが、
たまには目先を変えて、今年は秋の郡上八幡へ。

・・・いえ、何のことはなく、私事で恐縮、
つい先だって、家内と京都水族館へ行った小生。
手前都合で、勝手のわかる郡上八幡とした次第です。


もっとも、水族館よりこちらの方が観光として、
彼らには珍しいもの、古き日本、歴史に情緒、
それらを感じてもらえるのでは?



晩秋はきれいな紅葉の季節。
郡上の山々もすでに色づき始めています。


最初の訪問は郡上八幡城。
本日は秋の催しとして、城内で火縄銃の射撃が。


もちろん、研修生たちは初めて見る催しですが、
小生も実は初めてなんです。


二人とも揃っての見事な丸頭。
お年は親子ほど離れているのですが、
老いも若きも初めて見る文化には興味津々。
珍しそうにスマホで録画、写真を撮っています。


かく言う小生も、そのお二人の丸頭越しから・・・


勇壮な火縄銃の一斉射撃。
轟音が郡上の山々にこだまします。



その後は三人で郡上八幡城の天守閣へ・・・



秋色の郡上八幡の街並みが吉田川沿いに広がります。

城内には刀や武具、屏風、書き物などの文化財が。
3つ並んだ歴代の鎧兜。

一番立派で装飾のいい青山氏の鎧を見て、
「あれが上司で、横が部下のものだろう」

いや、そりゃ、戦国時代と江戸時代、
時代背景があって・・・と説明を試みましたが、
どうだろう、解ってくれたかな~?




昼食は城下にあるコメダ喫茶へ。

来日してこの方、ほぼ毎日での夜のお付き合い。

是非、日本食を・・・と称して、
毎夜での和食接遇に飽きてきているのでは?

そんな推察から、あえて喫茶店でコーヒーと洋食を。
案の定、ソーセージとパンを美味しそうに食べていました。


「最近の若者は、どこへいっても・いつ見ても、必ずスマホをいじっている」
日本のみならず、それは彼らの国でも。

ご発言は40台後半のマネージャーさんから。
横の20台後半の若者も、それには同意の様子です。

「だから会話が少なくなって、コミュニケーションがダメなんだ」
やっぱりマネージャーさんですね、洋の東西を問わず、
最近の風潮、思うところがあるようです・・・



珍しくも和服姿の女性が。
それを見て、
「ところで、日本の若い女性は、外国人と付き合うのかい?」
う~ん、やっぱりお二人とも男です、
みょ~なところが気になるご様子。

・・・ひょっとして、
日本滞在中に何かあったのでしょうか?





「ありがとう、ここはオレたちがおごるよ」
そんなお言葉に甘え、喫茶店のお会計へ・・・

失礼ながら、お財布を覗き込むと、たくさんの小銭が。

小生も経験がありますが、使い慣れない外国のお金。
小銭の計算が面倒で、ついつい毎回、
高額紙幣を出しちゃうんです。

結果、お財布に残るは小銭の数々・・・

僭越ながらお財布をお借りして、
10円玉、5円玉、1円玉にてお支払いを補助します。


缶ビールを片手に、のんびり、八幡の街中を練り歩き。

小路の横を流れる水路には、色とりどりの錦鯉が。
小生と同じく、川釣りが趣味のマネージャーさん。

お魚にエサをやりながら、
「この大きくてきれいな魚より、
 あちらは小さ目、茶色い魚の方が、美味しいのでは?」
とアマゴ・イワナを指差すところなぞなぞ、
う~ん、流石です。

この辺りも洋の東西を問わず、
釣り師の感覚は同じようですね。


秋の郡上八幡。
短い日本の滞在期間でしたが、
良い思い出を持って帰ってくれたなら、小生も幸いです。