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2020年11月15日日曜日

晩秋の渓流撮影紀行~木曽の渓

 

13日の金曜日、その夕方。
仕事を終えてスマホを確認すると、家内からLINEが届いていました。


2台ある我が家の自家用車。
「舌切り雀」じゃないですが、小生は主に軽自動車を、
家内は大きな車(と言っても、ヴィッツ)を使っています。

最近、そのヴィッツの調子が悪くって。
LINEには家内の悲痛な訴えが・・・

家内曰く、本日は走行中に突然カーナビが消え、車からポン!ポン!と音が、
その後はインパネに黄色いびっくりマークと赤いハンドル模様?
そんな警告灯が点灯した、もう、死ぬかと思った、とのこと。

・・・運転下手、メカ音痴の家内です。
なんのこっちゃ?要領を得ません。
ただ、無事なご様子は何よりです・・・


先月に車検を受けたばかり。
不調の症状としては、朝一番のエンジン始動が今一つでした。

先々週はそのディーラーで様子を見て頂いたのですが原因不明。
直る保証は出来かねますが、燃料噴射器を交換されては?
と、しっかり7万円!!のお見積りが笑顔と共に。

暫く様子を見てみます・・・
の苦笑いで、お店を後にした我が夫婦でした。


帰宅すると既に机上には1万7千円の領収書が。

警告灯が付いてから家内は直ぐにディーラーへ直行。
車載PC履歴からバッテリーの不調と判明、交換してもらったそうです。

「明日は川へ行くんでしょ?
 様子見を兼ねて私の車で行ってよ。
 もう、あんな死ぬような思い、まっぴらご免だわ!」

・・・そんな、こんなで、昨日は「実験台」。
「病み上がり」のヴィッツで行く、晩秋の木曽路は一人旅と相成りまして候。


前置きが長くなりましたが、出立時の朝一番のエンジン始動・・・良好でした。
一路、中央道を中津川へ向けて。


<最初は阿寺渓谷へ>

何事もモノには順序と言うものがあります。

お勉強なら、小学校から始まり中学校、そして高校へ。
将棋ならまず、飛車前の歩、もしくは角スジの歩から。
恋の旅路もA、B、C、D・・・少しずつ順を追って。

思えば小生の木曽の釣行、初っ端は西野川・末川の奥座敷・本丸からでした。

・・・恋路で言うならば、初デートでいきなりの「C」かな?
意味が解らないボクちん・お嬢さんは、ご両親に尋ねてね・・・

でも名古屋方面から見て、もっと手前にも名だたる名川が。
その一つが、ここ、阿寺川でしょう。

渓流釣りでの大先輩、アサシンさんのお勧めです。


このお盆のお忍び釣行、この場所は川遊びの「ちびっこ天国」でした。
エメラルドの流れ、色づいた紅葉、背後の青空とベスト・マッチ!

渓谷の入り口に車を停めて、川沿いの林道を登ります。


熊の出没?
へ!こちとら、毎度のことよ。
お腰に熊鈴、防水スピーカーで行進曲!



渓谷の入り口から始まる、いきなりの山岳渓流。
標高は低いはずですが、大岩が転がり、落差のある流れが続きます。


この流れだけ見ていると、ここはイワナの渓でしょうか?
6mは小継竿の出番です。


林鉄の赤茶けた橋が見えてきました。
往時の状況、風情を感じさせます・・・


渓流沿い、林道沿いのモミジも、今が陽に映える丁度の見頃です。

・・・来シーズンに期待が持てる阿寺渓谷。
何事も、順を追って、進めましょう・・・


木曽川との合流点はダム湖を形成、遠くに中央アルプスの山々が。
お天気の良い本日、碧がとても目に沁みます。


<お次は上松 小川へ>

尾張北部の小生の自宅の近く、そこに木曽街道という古道があります。

その昔、尾張藩のお役人が木曽桧・木材の管理地へ向かう道として、
その終着点がここ、上松の赤沢でした。


そこに至る途中は上松で木曽川に合流、小川はここを源に発しています。

上松の町から少しだけ登ったポイント。


先ほどの阿寺川とは趣が違い、頭上の開けた川幅のある流れ。
小生には馴染みのある、きっとアマゴの渓でしょうね。


阿寺川では見頃であった紅葉。
ここまで登ると、既にそれも終盤の時を迎えています。

この小川、それに沿った林道を登り。


ここから上流は禁漁区、赤沢自然休養林はこのもっと上流です。



林道を奥へ奥へ、登りに登って・・・

休養林には管理事務所と公園がありますが、今は既に冬季閉鎖の時期。
大工さんが事務所の保全作業をされていました。

風景も紅葉を終えて、冬の装いそのもの。



大工さんの金槌・のこぎりの音が響く、誰もいない公園でお昼を頂き、
再び上松に向けて山を、小川を下ります。



途中、車中泊が出来そうな、公衆トイレもしっかりとチェックして。


・・・この上松 小川も来シーズンのお楽しみになりそうです。


<最後は木曽川本流 宮ノ越>

木曽の渓での釣行は、これまで支流ばかりでした。
本流筋である木曽川では、まだ一度も竿を出したことも無く。

思えば・・・
木曽福島より南で釣りをされているご同輩、左様な方をお見受けしたことも無く。
と言うことで、木曽川の本流はその上流、宮ノ越まで登ってみました。


ここまで登ると大河 木曽川も川幅が狭まり、これならポイントも絞れそうな。
・・・撮影している背後では、中央本線の特急しなの号、轟音で橋梁を通過です。


「巴淵」と名の付く、大きな淵の終端は堰堤、斜陽と紅葉の対比、きれいです。


淵の上には中央本線が。
「巴淵」の立看板を拝読すると・・・


なるほど、聞き及んだことがあります。
「巴」は木曽義仲の巴御前から頂いているようです。

・・・失礼ながら、
女豪傑なところはウチの家内に似ているような。
でも、とても義仲思いであった巴御前です。
調子の悪い自家用車の試運転に旦那を駆り出す、
なんて事はされなかったのでは・・・我が不徳の至り。

・・・この木曽川本流も、これまた来シーズンが待ち焦がれます。


本日のヴィッツ、エンジン始動はすこぶる快調、ポン!のポの字もなく。

コロナの影響で春から夏にかけて、ほとんど家から出なかった我が家内、
ここ最近の冷え込みで、ついにはバッテリーが上がってしまった。
何となく、不調の方程式、その関連が見えてきますね。

無駄になる7万円が1.7万円で済み、誠に悪運の強い我が家。
来シーズンの木曽の渓。
そこでの豊漁も、これにてお約束が間違いなし!?でしょうか。





















2 件のコメント:

  1. こんにちは!
    ヴィッツもバッテリー上がりで良かったですね。
    でも、故障を機会に買い替えをしてサイドワインダーさんの好みの車にするという手段もあったと思いますが…。
    木曽釣行も楽しみですね(^_^)

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    1. アサシンさん、こんにちは!
      先の見えない昨今、なかなか、景気の良いお話には、進めそうになくて。
      10年前に赴任していた東欧の小国では、このヴィッツ(ご当地では既にヤリスの名前でした。)がタクシーとして使われていました。
      その帰国後に購入したヴィッツです。
      もう10年近く乗っていますが、走行距離は未だ20,000km。
      流石は運転下手、出不精の家内です。
      まだまだ、乗り続ける必要がありそうです・・・

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