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2020年10月4日日曜日

今シーズンの懺悔~木曽 王滝川・柿其渓谷 釣行

 


渓流釣りシーズンが終わってしまいました。

いつもの年のように、ボ~っと過ごす、シーズンOFFは最初の週末です。


今シーズンは毎年の如く、ボ~ズ先行のシーズン明けに始まり、突如として県をまたいでの移動はご法度、その後は三密を避けての釣行となりました。



・・・渓流釣り自体は、おおよそ三密とは無縁の世界。

しかしながら、行き帰りの道中で「完全」に人との交わりを無にすることは、これは渓流釣りに限らず不可能なことです。

人に移さず、我に移らず・・・

必然として、今シーズンの釣行回数、それは例年より少ないものとなりました。


<回りくどい言い訳で・・・>

そんな中で、ごめんなさい、今回は暴露話です。

この夏のお盆休みは庄川へ一回こっきりの釣行、加えて自宅でアマゴ料理に蜂退治、あとはどこへも行かず・・・

としていましたが、「週刊 実話」はもう一回、木曽の渓は新規開拓に行っていたのです。


なぜ、今になって・・・

「GO TO なにがし」が展開中、世間様は若干、ほとぼりが冷めたような。

それに、加えて・・・

詰まる所、ご報告を申し上げるほどの釣果ではなかった・・・

これです、ハイ。


<新規開拓は王滝川>

御岳山を挟んで南北に流れるは西野川にて、

その双璧を成して南側を流れる王滝川です。

大きな違いとして、西野川には見当たりませんが、王滝川には幾つものダムが。

・・・遡上モノの銀チャンを期待!



毎度の如くは車中泊、初めてのポイントです。

そのサイトにふさわしい、近場で良いおトイレはないものか・・・

NAVITIMEで検索、すると王滝村役場前に。

・・・お役場前といえば、手入れの行き届いた、きっときれいなそれのハズ。

読みが当たってドンのピシャリ!

おんたけ交通の停留所が併設された、朝一番のバスでしょう、駐車スペースはその横にハスラーを停めて。


翌朝は王滝川沿いに県道を登ります。

地図で確認すると鯎(うぐい)川なる、奇抜なお名前の川が。

お外道様はウグイの巣窟?Mな性分、興味をそそられます。

県道から王滝川にかかる橋を渡って、その川にアプローチするのですが、残念、材木商?の貯木場にて行き止まりは通行止め。

駐車して徒歩で・・・もアリですが、

いや、苦労してまで、お外道様に会いに行かずとも。


そこから少しだけ引き返し、地図上は名前も無い沢から本流に降り立ちます。


開けた渓相、本流竿が十二分に振れます。

しかし・・・車中泊サイトと言い、その日は勘が冴えていました、降りる前は気が付きませんでしたが、河原に降りてから何となく、若干、数年ほどの渓流釣り歴の小生、それでも、何がそう思わせるのか「釣れる」の雰囲気が感じられないその河原。

ともあれ、それらしいポイントに仕掛けを流し、でも、やはり、全くのアタリなし。


小一時間ほど、その河原で粘ったのですが・・・

よくよく河原の石を観察すると、赤茶けた泥のようなものが付着しています。


王滝川と御岳山を挟み双対を成す西野川。

そこにも、一部の区間で温泉成分?が堆積して、アタリがゼロの経験が。

・・・この「温泉成分」の判断は、工場で働くおじさん、その小生の勝手な自己判断。決して地質学者、温泉学者?の意見ではなく、あしからず・・・


<滝越の集落を越えて>

自己判断、勝手な推論から、このポイントに見切りを付けます。

・・・ああ、遡上のオオモノ銀チャン、それは夢のまた夢物語・・・


車に戻り、更に県道を上流に登ります。

王滝川ダムを越えて、最終集落になるのでしょうか、滝越に至ります。


季節はお盆・・・

道沿いのお墓には、きれいな花が手向けられ。

王滝村の役場から、どうでしょう、寄り道せずに車で来ても30分以上、とても山深い人里です。

渓流釣りをしていると、深い山の中に斯様な集落を、ままお見受けします。

決まってそんな集落の外れには、これまた立派なお墓が必ず。

自動車も無いようなその昔、一体全体、どのようにここで生活を成されていたのか?

きっと、お墓の方々も、ご苦労が多かったのでは?

山深い集落に至ると、道中安全を心に念じながら、そんなことを考えてしまいます・・・


滝越の集落を越えて、橋の袂から川に降り立ちます。

・・・複雑に入り組んだこの辺りの地形。

水の流れは少なく、しかし、幅のある大きな河原。

当初、この川が王滝川と思い込んでいましたが、地図を確認すると上黒沢とのこと。


一旦は車で滝越発電所まで登ったのですが、でも、そこから先はまた残念、通行止め。

・・・そこからが王滝川の核心部分なのでは?とも思ったのですが、既にその車止めには数台のご同輩らしきお車があり、引き戻っての上黒沢での釣行の次第です・・・

王滝川との出会い近辺、頭上は木々に覆われています、しかし4.5m竿なら何とか。


そのきれいな流れ、ポイントと思しき所からは、まず間違いなく結果が。



・・・型は20cm以下、小型ですがね。



記憶では、この辺りから雨が激しくなり、午前中でしたが竿を収めたような。


初めての王滝川。

その印象としては、本流は今一つ、かな?

しかし、脇の支流に入れば、おもしろき、その流れ、かな?

・・・いずれ、また来シーズンに。


<帰路は柿其渓谷で>

雨による早めの撤収は王滝川でした。

R19は帰路の名古屋方面、大桑まで下れば雨はなく、薄日の曇り空でした。

新規開拓が目的の本日。

このままの撤退はもったいなく思い、いつしかアサシンさんから教えて頂いた、阿寺川へ立ち寄ることに。

その阿寺川は阿寺渓谷、夏休みの間は上高地方式のパーク&ライド。

様子を見ると、木曽川との出会い近辺、駐車場からバスに乗り換え渓谷へ。


でも・・・

出会いから覗ける阿寺川、とてもきれいな流れですが、海パンの子供たちがバシャバシャと川遊びを。

加えて、シャトルバスも結構な込み具合、モロ、それは三密です。


バス待ちには薄手のワンピースに麦わら帽子のお嬢さん、その横に軍靴ならぬスパッツにウエーダーの汗臭いおじさんが並ぶこと、何となく、恥ずかしくも思え・・・

いや、いい香りがしそうナンですがね・・・パスしました。


R19を更に南下、南木曽に入って柿其渓谷の道案内を見つけます。

ここも夏場の川遊びは観光地の様子ですが、先の阿寺渓谷ほどでは無いようで。




流石に水着のおねえさんはご不在、でも、開けた場所では海パンのちびっ子達が水遊び。

釣果はイワナさん、小型でしたが、イヤらしくもギャラリーの目前で2匹ほど。

・・・ちびっ子の手前、カッコ付けな、おやじ、を演じて、行く夏を楽しみました。。。



・・・週末に発刊の「週刊 実話」、本当を申し上げると、もう一回、

GWにもご報告申し上げていない「イケない釣行」があったのですが、

節操の無い、たわけ者の詮無き所業、これはもう、どうしたものか??


「な~んだ、結局、今シーズンも結構、イッてるじゃん、このおじさん。」

そんなご諸兄のお嘆きが聞こえてきそうで。


今となっては来シーズン、いつもの年ように・・・を切に願うばかりです。