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2021年6月27日日曜日

梅雨の合間の飛騨宮川下流 ニジマス釣行



毎年の秋口に年一回、これまでは訪れていた宮川下流です。
秋のオオモノを狙って、禁漁間近は奥飛騨への釣行。
早、ススキが秋風に揺れる季節でした。

「大きなニジマスが釣れますよ。」

ここに通う最初のきっかけ、
それは、いつも本ブログに暖かいコメントを頂けるアサシンさん、
彼からのお勧めでした。

彼の言われる通り、宮川本流で竿を出せば、
小生が如き初級者に毛が生えた程度の腕前、それでも必ず尺モノが。

そして、今回も。

ただ、残念なのは・・・
ご都合が合えば現地でお会いしましょう、としたアサシンさん、
初めてのご対面が故、実際には宮川の河原で言葉を交わしたのですが、
まさか彼が、そのアサシンさんだったとは・・・


<初夏の宮川釣行>

遠路はるばるは宮川釣行、前日は庄川での竿出しでした。
いつもの宮川釣行は打保駅前での車中泊なのですが、
二日目の釣行ともあり、お宿へ泊まることに。

坂上の駅に近い風情のあるお宿でした。

電話番号の下4桁が「2001」。

なんでも電話が初めてこの地に通った当時、
付いた電話番号、それが宮川の「1」番だったそうで・・・
歴史を感じさせる旅館です。


お腹いっぱいに夕食を頂いた後、
昼間の庄川のお疲れ、また、明朝の早い出立が故、
20:30には床に就きました。

翌早朝はがんばって4:00起床。
ご用意を頂きましたおにぎりを頬張って、いざ!
朝の宮川はナリテ山の麓まで。


<しかし、皆さま、お早いことで>

成手トンネルの手前は宮川に掛かる橋、その橋の手前に駐車帯が。
まだ薄暗い早朝ですが既に2台のお車を。

その一台。
アサシンさんから聞いている車種と色が同じです。
もうご到着で、既に釣りを為されているのでしょうか?

小高い橋の上から遥かに河原を望みますが、釣り人は4名ほど。
皆さま遠目では、いずれも容姿はアユ釣り風のスタイルです。

首に掛かるエサ箱、それさえ認識出来れば・・・
と暫く様子を伺うのですが、悲しいかな小生の視力では。

諦めて河原に降りて釣りを始めることに。


昨夜はお湿り程度に雨が降ったのでしょう。
河原の岩は濡れて雲が低く山に垂れこめています。
風は湿って涼しく、これはこれで心地の良い、朝の本流です。

竿を延ばして、仕掛けを張って、エサのミミズを針に掛け。

米糠とカブトムシ用飼育マット、それに強制酸素供給で肥大化したミミズさん。
今となっては「郡上天然ミミズ」に語弊があります。

そう、強いて言うなら・・・「尾張米糠酸素ミミズ」。
なんか、その昔は旧海軍の「酸素魚雷」のような。

さあ、神仏ご照覧あれ!
見よ、この渾身の一撃、その効果の程を!

・・・得てして、世の中、こんなものです、ハイ。

しかしそこは宮川下流です、お外道様でもデカい、引き具合はバッチリ。


<俳優 綾野剛??からのアドバイス>

しかし次から次へ、お外道はウグイさんの猛攻です。
「魚雷」は多数で用意したと言うものの・・・



時刻は8:00少し過ぎ。
背後を早くもお帰りに着かれるご同輩が。
遠間でしたがお声がけ、釣果を伺いに近くまで。

「30cmくらいですが、何匹か釣れましたよ。
 先週もこんな感じでしたね。」

綾野剛に似たこのご同輩、先週も来られて居るとは・・・
彼のブログから、アサシンさんでは無いご様子です。

ご親切にも友舟から釣果のお魚を出され、ご披露を頂きます。
ゴロゴロとたも網に落ちる大きな魚体の数々。

「・・・この人、こりゃ、相当な猛者だわ。」と名古屋弁で心の中。


「ニジマスは流心の中ですね。外すとウグイがまず来ますよ。」
「錘は3Bを2個付けるとか、重めでされた方が良いですよ。」

ありがとうございます。
綾野剛さんとのご挨拶の後、流心の真中へ強引にネジ込んでみます。

すると・・・

流心の白波、それが落ち着いた川底から。

大きなニジマス、それをたも網に納めた直後、背後から拍手喝采が。
遥か遠くは橋脚の上段から、先ほどの綾野剛さんでした。
「ニジマスでした!」と大きな声で答えます。


<宮川はアユ師銀座でもあり>


その後に2匹目のオオモノを釣った辺りから、アユ師さんの数が増えてきました。
目ぼしいポイントには割り込む隙間も無くなって。

お空も晴れ間が広がって、日光を遮るものが無い本流釣り。
暑い暑い・・・

小生的にも良い釣果、ここらが潮時かな?


今回も良い引き具合を楽しめた、宮川下流の釣行でした。


<綾野剛=アサシンさん、だった・・・>

帰宅後に釣り具の後片付けを終え、
一息ついた夕刻、何気にメールを確認すると・・・

河原でのご同輩とのやり取り、それが記されたアサシンさんからの着信が。


・・・いえ、今思えば何点か、そうじゃないかな~、と思うところも。

先入観の末とは言え、アサシンさん、本当にごめんなさい。
そして、的確なアドバイスを、どうもありがとうございました。



<データ>
 ●6月26日 宮川下流 
エサ    :ブドウ虫、ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       0.7号 9m トオシ 
       錘 4B号
釣果    :ニジマス 32cm 1匹
            31cm 1匹
             7寸    1匹
             6        2匹
       ウグイ                     数匹
気温    :18~24℃  
天候    :曇りまま晴れ 
表層水温  :18℃
月齢    :15.7

















2021年6月20日日曜日

上手く行き過ぎたミミズ飼育の改善

 

昨年から飼育箱を替えたことにより、
上手く行っていなかった今年のミミズ、釣り餌の飼育です。


原因が定かでない中、もう、決め打ち、
前回の改善では金魚のブクブク、それで飼育箱内に酸素を強制供給することに。

(詳細は以下を)

今回はその結果報告なのですが・・・

毎度、お食事中のご諸兄、はたまた心臓の悪い方、
そしてワクチン接種から時を経ていない方は、
あらぬ副作用のトリガーと成り兼ねず。

・・・くれぐれも、グロな写真にご用心を。



GWに空気ポンプを設置してから、個体数が減る、という現象は止みました。

毎週末でのお茶の出頭はエサやり、
少しずつですが米糠も混ぜ、適時に土も入れ替えて。


それからどうでしょう、個体数が増える、も無いのですが、
個々のミミズさんが、ナゼか、徐々に肥大化・・・





これ、「熊」の名の付く登録商標、
そこでの呼称の「太虫」で決してありません・・・

また赤茶けた水分は紅茶の出頭が故、ミョ~な体液では無くて。
・・・別名が「キジ」の名の如く、
ご同輩ならミミズさんの血液でないことは一目瞭然かと。


兎に角、長くて太い個体ばかりに成ってしまい、かつ、皆が元気いっぱい!
写真では見せられないのですが、
エサやりや土の入れ替え時に、ミミズが跳ねるンですよ、も~う。


でもこれ・・・
釣り餌としては、如何なモノ、なんでしょうね~?
余りに太くて長いと、肝心のお魚も警戒してしまうのでは?
ひょっとして、ここ最近の釣果不調の原因は、ここにあるのやも?


そして、もう一つ、困ったことが・・・

発酵した米糠やミミズの排泄物からなのでしょう、
おびただしい数の小バエが発生しちゃって・・・
飼育箱の蓋の裏、そこにびっしり、と。

ほんと、ヒッチコックのホラー映画ですね。


そして、あろうことか、
飼育箱の設置場所が食材配信のヨシケイ、そのBOXの横と来た日にゃ・・・

「もう!ほんと、梅雨時はイヤね。
 今年はやけに玄関先に小虫が多いわ・・・」

いけません。
家内が薄々、この異常現象に気が付き始めています。
原因がこれと知れたら・・・それ以上のホラーが待っています。



そんなこんなの昨日は結構な降雨量でした。
案の定、今日の日中は強い風が吹き始め、釣行はお預け、
そこで、雨上がりの本日、ミミズの飼育箱の移動を行いました。

・・・ポイントは、如何に空気ポンプを稼働させるか。

毎年の夏の時期、飼育箱は玄関先から、
夏場は乗らない自転車、そのカバーの下に引っ越します。

策としてはカバー内の自転車のカゴ、
そこにタッパに入れた空気ポンプを仕込み、
そこまでAC100V電源を引くことにします。


タッパの底にφ30のホルソーで穴を開けて、
コンセントと空気チューブを通して。


安いスポンジ材を二つに切って、
その割れ目からコードとチューブを引き出します。
・・・このスポンジ材が、
ポンプのクッション、雨水の防水、フィルターの役目を。

タッパを自転車の前カゴに納めて・・・こんな感じ。


もちろんですが、
AC100Vケーブルは、しっかりと結束バンドで配線の固定を。

毎年の如く、パン箱に2cmほど水を張ってミミズを冷却。


あとは自転車のカバーを被せて、はい、出来上がりです。

パン箱の水は水曜日と日曜日には入れ替えます。
それをしないとボウフラが湧いて、これも、家内から大目玉が・・・



今回、改めて思ったこと。
それは生きとし生けるもの全てにとって、新鮮な空気って、大切なんですね。



<渓流写真は夏 雨の木曽 末川から>















2021年6月18日金曜日

雨後の飛騨庄川支流一色川釣行

 

「う~ん、これは、参ったな・・・」


最近の雨降りは度が過ぎると申しましょうか、
もう少し小分けで降れば良いものを、降れば降るで一時にどっさりと。

子供のケンカじゃないけれど、限度ってものを弁えず、
ほんと、困ったモンです。

・・・いえ、参ったのは、雨の降り方、では無くて。


少し前のお話です、6月4日は結構な降雨でした。
翌日の行先として、降雨量と水引の早さを鑑み庄川本流、
場所は荘川IC近くはお蕎麦屋さんのウラ、と決めていたのです。


でも、庄川漁協のHPを確認すると、


なになに・・・
「荘川五連水車の裏手下流にて、34cmのイワナが上がりました。」


五連水車の裏手って、お蕎麦屋さんのウラのこと、
モロ、小生が行く予定をしたポイントじゃないですか!

斯様に素晴らしい釣果、それがSNSに掲載された日にゃ・・・


岐阜市の赤塚様、おめでとうございます。
きっとイワナ34cmは、素晴らしい引き具合であったかと。

庄川漁協様、おつかれさまです。
素晴らしい釣果のPRは、至って健全な漁協活動なのであります。


・・・世の中全てが良い・悪いで判断できるものでは無いのですが、
短絡的な単細胞生物はアメーバが如くの思考を持つ小生、
勢い白か・黒かに走ってしまうのであります。

・・・そう、
ここで全てに於いて悪いのは、ひとえに小生の「運」!

・・・いえ、
もっと深いところを探れば、神さま・仏さまは千里眼、
絶対的に悪いのは小生の「日ごろの行い」なのです、ハイ。


それにつけても、我ながら往生際の悪い!

その朝は7:30ころ、ノコノコと五連水車の裏手に馳せ参じるのですが、
当然のことながら既に、名古屋ナンバーのプリウスさんと、
尾張小牧はご同郷、ジムニーさんがお駐車。

・・・我が軽巡洋艦はハスラー号、
本流釣りは諦めて、それより支流は一色川に転舵にて候。


<高水の一色川>

庄川本流から望む一色川、水は既に澄んでいますが結構な流量です。
・・・これは、期待が、持てます!

いつものポイントはキャンプ場の手前、幸い誰も居られないご様子。

手前の橋詰橋の袂には、ご同輩のお姿はありましたが、
川通しが効かないであろう本日の水加減、頭ハネにはならないでしょう。

さあ!
とばかりに、勤しんで始めます。

いつもの鉄板ポイントの小淵。
期待を込めて、かつ、慎重に、その一投目!!

・・・即、根がかり、もう、がっかり。。。

世の中にはイヤなこと、それは、あまたとありますが、
釣り始めの一番、もしくは、張り直した直後、
そこでの、根・が・か・り。

これに勝るイヤものは、ほんと、ありませんね。


既に2発も出鼻をくじかれた本日。
定石に沿って雨上がりはミミズでトライするも、
虫の知らせは案の定、ウンともスンともアタリが無く・・・

こんな時は基本の「き」の字に従うべし!

まずは水から距離を取り、手前側から縦方向は岩壁側は奥にへと。
横方向は淵の駆け上がり、上流は淀み区間、最後は落ち込みと。

・・・ダメです。
雨上がりの高水です、期待していた分だけ、これはヘコみます。


<う~ん、乗り切れない本日>

最後の鉄板は核心部、落ち込み後は白波が落ち着いた近辺、
エサをブドウ虫に替えてみると・・・

来た!ようやく!
でもこれ、メチャ引きが強いような、すわ、オオモノ!?

セリ出た樹木を用心して、竿のズームを縮めての対応、
はやる心を抑えて、慎重に、立てて、溜めて、寄せて・・・
よしっ、ネット・イン!

でも、あれ?
パッと見た目は20cmを超える程度、オオモノじゃなく・・・


はは~ん、さもありなん。
よく見るとお魚のエラ下はお腹、そこに針とブドウ虫が刺さっています。

こりゃ、どうりで、
取り込みでは水の抵抗を受けるわな。
それをオオモノと見損なうとは、相も変わらずお粗末!

出鼻を挫かれること、本日は早3発目です。



<新緑の季節を過ぎ、時、今は緑濃く>

昨日の雨は上がっていますが、お空は全般的に曇り空。
まま、その雲の隙間から陽が覗き込みます。

そんな隙間から差す柔らかな日差し、
芽吹いてから暫く時間の経った若い新緑、
これが鮮やかに、白色・水色の空に映えます。


釣りを開始した時刻は少し肌寒かったのですが、
そこはやっぱり季節は既に初夏。

今の時間、林から鳥の声も賑やかで、
せせらぎの音と共に、とても心地が良い一色川の上流です。


乾き始めた岩の上、カエルがノコノコ。

朝方の冷え込みから、今の時間の暖かさ。
目は覚めても体が十分に暖まっていないのか、
動きに俊敏さが感じられません。

・・・彼にとっても、今朝は土曜日の朝なのでしょう。。。


かく言う小生も、今朝はからっきし、冴えません。
・・・毎度のことですかね。



こんな落ち込み、清水が合流するの絶好なポイントでも、
岩陰から隠れて、こそっと、竿を出すのですが・・・


<今週末も渓流撮影紀行>

さかのぼってきました、一色川の上流です。


お昼近くになり、雲の白より空の青が幅を利かせ、岩が乾き始めています。


この頃になると、とんと、アタリ&釣果も無くなって。

釣れるときは釣れるンですが、
何が原因なのか、さっぱりな時はサッパリ。
人気河川は一色川。

それでも、
どんよりとした曇り空の下より、青空の方が気持ちいいです。

・・・もう一つのお楽しみ、写真撮影もこの方が。



♬あのカーブ 曲がれば 別々の明日が見える・・・♬

湾曲の流れの先、見えてきました、一色の森のキャンプ場が。
これ以上は高水の本日、渡河・遡行も難しく・・・



先の庄川漁協はSNSでは無いですが、
本ブログもポイント・釣果(貧果ですが)を公開している手前、
こんな日もあるのかも知れませんね。

・・・いえ、ヘボな腕前、それを棚に上げて。



<データ>
6月5日 一色川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :ヤマメ 7寸   1匹
          6寸   1匹
          小ヤマメ 2匹
気温   :10~22℃ 
天候   :曇り後に晴れ
表層水温 :12℃ 
月齢   :24.4













2021年6月13日日曜日

厳しかった両川 長良川・吉田川釣行



奥美濃を起源に伊勢湾へ注ぐ長良川。
岐阜市以南はゆったりとした、幅の広い流れです。

春から初夏にかけて、長良川を遡ってくるサツキマス。
それを狙っての釣行を、毎年で繰り返すのですが、
残念ながら未だに御目文字が叶わずなのです。

ゆったりとした流れが始まるその手前、紆余曲折になる郡上美並の近辺。
それはまるで、小生の釣果にも似たような・・・

今年もチャレンジして参りました。



<条件は良さげ、なのですが>

このところの夏日は晴天続きで、川は減水・渇水かと思いきや、
それ程でもなく、ほぼ平水でした。
早朝ですが梅雨特有の湿った風、それが頬を撫でます。


エメラルドの流れ、それがしぶきを上げて駆け下るポイント。

先週から始まったアユ釣りの為でしょう、
身支度をしていると、我がハスラーの後ろにジムニーが駐車、
降りてこられたご老体は地元のアユ師さんでした。

聞くところによれば・・・
今年の長良川は美並近辺、アマゴ系は厳しいとのこと。

川から上がられてきたルアーマンさんからも、
今朝はさっぱりでした、のお言葉が。

今年も難しそうです、サツキマス釣り。


それでも、せめてデンデン様でも・・・

大きな落込み、それが形成する白波の手前の際、
錘はB5、目印下は2mでブ~ン、長竿を振ります。

流れに対して逆方向からの振り込み。
流れに暫し仕掛けを乗せて、徐々に徐々に沈ませ。
重量のある錘です、厄介な糸絡みを嫌って。

・・・お空はどんより曇り空。
ピ~カンよりも当方には過ごしやすく、
また、お魚に対してもこの方が良いのでは?


対岸には長良川鉄道の橋脚、その上を気動車がガタン・ゴトン。
のどかな初夏の朝です。


条件は良いはずの本日ですが、
振り込みを繰り返せど繰り返せど無反応。

繰り返す振り込みは良い練習、
先の白川郷庄川で初めて実戦投与した剛竿です。
狙ったポイントに気持ちよく、ビシっと決まるンですがね・・・

いつもならお外道様くらい、
毎年で努力を重ねる勤勉者にお情け・お付き合いを頂けるのですが、
今年に至ってはものの見事、ポイントを変えても音沙汰は皆無。


・・・時の流れはいと早く、
6時から始めて、まもなく9時過ぎ。

相変わらず友舟は空っぽのまま。
その代わりに、
携帯灰皿には吸い殻だけ、溜まります。

「バロメーターのお外道様すら、今日は掛からないか。
 こりゃ、見切り時かな?長良川の本流は・・・」

なんか・・・
昨年も斯様なパターンであったような。
毎度、吉田川に河岸を替えて。


<吉田川よ、おまえもか・・・>

通い慣れた吉田川ですが、全長30kmの大支流です。
その全てを訪れた訳ではなく、小生の知る範囲なぞ一握り程度。

お時間もお時間、その手前側は下流辺りで、どこか・・・

昨年は行きつけの立光橋でした。
本日はもう少し上流へ・・・

と!
せせらぎ街道を走っていると「天竜峡公園」のパーキング、
その脇に入川口の看板が。

・・・ここだけではなく、以前は斯様な看板は無かったのですが、
最近は郡上漁協さんもご親切で、随所に入川口を見かけます・・・

初めてのポイント、今日はここで。


ただ、堀の深いこの近辺の吉田川です。
急な斜面・岩肌を降り立った谷底、
川通しは利きそうになく、釣り場としてはワン・ポイント。

でも、お昼までの短い時間、それを過ごすには好都合です。


お名前の如く、本家の天竜峡を思わせる急流、淀み、大淵。
木陰に隠れた濃いエメラルド、それが目に優しいです。

早速にも下ることの可能な範囲は大淵から。
長良川でのミミズに替えて、ここではブドウ虫で。

即、反応アリ!
でも、これ、明らかに・・・おチビさん。

そのおチビさんも、ここ吉田川の谷底ですが、渋めな展開です。
一投目の釣果から、数回の振り込みの後、ようやく、次のおチビさんが。

・・・まあ今日は、そう言うお日柄なのでしょう。


谷底にも、間もなくお昼を迎える日差し、それが川面を眩しく照らします。


装備を下ろして、ゆっくり、木陰で昼食を食べ。
今週末も、深い緑の中、のんびり出来て・・・

良いじゃないの、それだけでも。


<データ>
6月12日 
●長良川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       0.7号 9m トオシ 
       錘 B4~B5号
釣果    :ボ~ズ
●吉田川
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :小アマゴ  僅かに  2匹
気温    :20~24℃  
天候    :曇り
表層水温  :18℃
月齢    :0.7