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2021年6月18日金曜日

雨後の飛騨庄川支流一色川釣行

 

「う~ん、これは、参ったな・・・」


最近の雨降りは度が過ぎると申しましょうか、
もう少し小分けで降れば良いものを、降れば降るで一時にどっさりと。

子供のケンカじゃないけれど、限度ってものを弁えず、
ほんと、困ったモンです。

・・・いえ、参ったのは、雨の降り方、では無くて。


少し前のお話です、6月4日は結構な降雨でした。
翌日の行先として、降雨量と水引の早さを鑑み庄川本流、
場所は荘川IC近くはお蕎麦屋さんのウラ、と決めていたのです。


でも、庄川漁協のHPを確認すると、


なになに・・・
「荘川五連水車の裏手下流にて、34cmのイワナが上がりました。」


五連水車の裏手って、お蕎麦屋さんのウラのこと、
モロ、小生が行く予定をしたポイントじゃないですか!

斯様に素晴らしい釣果、それがSNSに掲載された日にゃ・・・


岐阜市の赤塚様、おめでとうございます。
きっとイワナ34cmは、素晴らしい引き具合であったかと。

庄川漁協様、おつかれさまです。
素晴らしい釣果のPRは、至って健全な漁協活動なのであります。


・・・世の中全てが良い・悪いで判断できるものでは無いのですが、
短絡的な単細胞生物はアメーバが如くの思考を持つ小生、
勢い白か・黒かに走ってしまうのであります。

・・・そう、
ここで全てに於いて悪いのは、ひとえに小生の「運」!

・・・いえ、
もっと深いところを探れば、神さま・仏さまは千里眼、
絶対的に悪いのは小生の「日ごろの行い」なのです、ハイ。


それにつけても、我ながら往生際の悪い!

その朝は7:30ころ、ノコノコと五連水車の裏手に馳せ参じるのですが、
当然のことながら既に、名古屋ナンバーのプリウスさんと、
尾張小牧はご同郷、ジムニーさんがお駐車。

・・・我が軽巡洋艦はハスラー号、
本流釣りは諦めて、それより支流は一色川に転舵にて候。


<高水の一色川>

庄川本流から望む一色川、水は既に澄んでいますが結構な流量です。
・・・これは、期待が、持てます!

いつものポイントはキャンプ場の手前、幸い誰も居られないご様子。

手前の橋詰橋の袂には、ご同輩のお姿はありましたが、
川通しが効かないであろう本日の水加減、頭ハネにはならないでしょう。

さあ!
とばかりに、勤しんで始めます。

いつもの鉄板ポイントの小淵。
期待を込めて、かつ、慎重に、その一投目!!

・・・即、根がかり、もう、がっかり。。。

世の中にはイヤなこと、それは、あまたとありますが、
釣り始めの一番、もしくは、張り直した直後、
そこでの、根・が・か・り。

これに勝るイヤものは、ほんと、ありませんね。


既に2発も出鼻をくじかれた本日。
定石に沿って雨上がりはミミズでトライするも、
虫の知らせは案の定、ウンともスンともアタリが無く・・・

こんな時は基本の「き」の字に従うべし!

まずは水から距離を取り、手前側から縦方向は岩壁側は奥にへと。
横方向は淵の駆け上がり、上流は淀み区間、最後は落ち込みと。

・・・ダメです。
雨上がりの高水です、期待していた分だけ、これはヘコみます。


<う~ん、乗り切れない本日>

最後の鉄板は核心部、落ち込み後は白波が落ち着いた近辺、
エサをブドウ虫に替えてみると・・・

来た!ようやく!
でもこれ、メチャ引きが強いような、すわ、オオモノ!?

セリ出た樹木を用心して、竿のズームを縮めての対応、
はやる心を抑えて、慎重に、立てて、溜めて、寄せて・・・
よしっ、ネット・イン!

でも、あれ?
パッと見た目は20cmを超える程度、オオモノじゃなく・・・


はは~ん、さもありなん。
よく見るとお魚のエラ下はお腹、そこに針とブドウ虫が刺さっています。

こりゃ、どうりで、
取り込みでは水の抵抗を受けるわな。
それをオオモノと見損なうとは、相も変わらずお粗末!

出鼻を挫かれること、本日は早3発目です。



<新緑の季節を過ぎ、時、今は緑濃く>

昨日の雨は上がっていますが、お空は全般的に曇り空。
まま、その雲の隙間から陽が覗き込みます。

そんな隙間から差す柔らかな日差し、
芽吹いてから暫く時間の経った若い新緑、
これが鮮やかに、白色・水色の空に映えます。


釣りを開始した時刻は少し肌寒かったのですが、
そこはやっぱり季節は既に初夏。

今の時間、林から鳥の声も賑やかで、
せせらぎの音と共に、とても心地が良い一色川の上流です。


乾き始めた岩の上、カエルがノコノコ。

朝方の冷え込みから、今の時間の暖かさ。
目は覚めても体が十分に暖まっていないのか、
動きに俊敏さが感じられません。

・・・彼にとっても、今朝は土曜日の朝なのでしょう。。。


かく言う小生も、今朝はからっきし、冴えません。
・・・毎度のことですかね。



こんな落ち込み、清水が合流するの絶好なポイントでも、
岩陰から隠れて、こそっと、竿を出すのですが・・・


<今週末も渓流撮影紀行>

さかのぼってきました、一色川の上流です。


お昼近くになり、雲の白より空の青が幅を利かせ、岩が乾き始めています。


この頃になると、とんと、アタリ&釣果も無くなって。

釣れるときは釣れるンですが、
何が原因なのか、さっぱりな時はサッパリ。
人気河川は一色川。

それでも、
どんよりとした曇り空の下より、青空の方が気持ちいいです。

・・・もう一つのお楽しみ、写真撮影もこの方が。



♬あのカーブ 曲がれば 別々の明日が見える・・・♬

湾曲の流れの先、見えてきました、一色の森のキャンプ場が。
これ以上は高水の本日、渡河・遡行も難しく・・・



先の庄川漁協はSNSでは無いですが、
本ブログもポイント・釣果(貧果ですが)を公開している手前、
こんな日もあるのかも知れませんね。

・・・いえ、ヘボな腕前、それを棚に上げて。



<データ>
6月5日 一色川 
エサ   :ブドウ虫、ミミズ
竿    :7.0m  渓峰尖 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~1B号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :ヤマメ 7寸   1匹
          6寸   1匹
          小ヤマメ 2匹
気温   :10~22℃ 
天候   :曇り後に晴れ
表層水温 :12℃ 
月齢   :24.4