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2021年10月10日日曜日

今シーズンのお勉強~大井川と矢作川

 

シーズンも終わってしまいました。


ここ2年は毎年以上、抜け殻のようにボ~っとしてしまう10月の上旬。
言ってしまえば・・・
完全なる不完全燃焼なンです。

理由は・・・
これはもう、申し上げるまでも無いですね。


毎年のシーズンOFFは体力づくり、
毎週末でご近所の散策・長距離散歩に明け暮れるのですが、
それでも体重は増加傾向、1~2kgは増える冬季期間なのです。

それがハードなシーズン開始とともに徐々に減少。

釣れない渓流釣り師は血眼になって、緑豊かな林道・山奥の河原を徘徊。
秋の今頃は冬季に蓄えた養分を使い切り、最終的には-1~2kg、
これがまたOFFで元に戻っていく、こんなパターンなんです。


ところが昨年と今年は、このマイナスがゼロ、いえ、若干のプラス!
重たい体を引きずりながら過ごす、困った食欲の秋なのです。


そんな機会の少なかった今シーズンでしたが、
それでも可能な限り、ダメで元々の気概にて、新規や深耕の開拓に励みました。

釣果として、
気象条件や技量の無さ、はたまたタイミング?にて、
見事にボ~ズであった2つの釣行。

それでも、
何がしかの得るものが、有ったような?無いような?


・・・時の流れ、それは全てのものを許してくれます。
ショ~もナイ結果、罪深き迷える子羊の行い?
それらを寛大にも癒してくれるのです。
直後はブログUPさえ憚れましたが、今となっては良い思い出の釣行なのです。


<新規開拓の大井川は寸又峡>

季節はGWでした。


その昔、単車に乗っていた若き時代、仲間内と訪れたここ寸又峡。
東名高速は菊川から大井川の本筋を千頭までツーリング、
それから山をひとつ越えた、静かな温泉街でした。

記憶では・・・
おっかないような吊り橋の下、
激し目の良い流れであった寸又川です。


温泉街の手前、トンネルを抜けた直ぐ、広い駐車場にハスラーを停めて。
脇を流れる沢沿い、吊り橋へと続く林道を下ります。

見えて来ました、懐かしい、長くて細い吊り橋が。

でも・・・
吊り橋から覗き込む寸又川、その様子は大昔の記憶と異なります。

怒涛の流れを予想した寸又川。
本日のそれは、枯れ川の如く、細く寂しい流れ!

恐る恐る、ゆっくりと吊り橋を渡り、対岸から渓谷に入渓します。

雨の少なかった今年のGW前半でした。

遠路はるばる駿河の山中まで訪れたのですが、
まさか、これほどとは・・・

「とは言うものの、竿を出さにゃ、ほりゃ判らんに。」

お国言葉は名古屋弁。
一縷の望みを託し、スルスルと延べ竿を延ばし、穂先に糸を結わえて。


干上がった広い石河原。
日陰・山影の流れと距離を置きながら、釣り下ります。

周囲に気兼ねなく、大きく仕掛けを振り込み。


しかし・・・
景色はとてもイイのですが、こと、生命反応となると、とんと。


唯一、この日陰の流れから、僅かにアタリらしきものが。

いえ、勘違いだったやも、知れません・・・

このポイントから踵(きびす)を返して、
一旦、吊り橋まで戻り、更に今度はその上流へ。


5月の日差しは既に強く、背中が暑かった記憶が。

広く白い石河原に細く灰色の流れ。
これだけを見ていると、ここはチベット、はたまたウイグルの奥地??

曲がりくねった渓谷、その回廊の奥の奥には・・・

地図からダムがあることは知っていましたが、
これほどの大きなダムであったとは、つゆも知らずでした。

●学習~その1●
川の流れの調整弁、その役割を担うダムですが、
晴天続きの成れの果て、それは見事な止水弁となりえます。
この流出加減が釣果を大きく分けるのでしょうかね?



いずれ川釣り師にしか拝めない、枯れダム下流からのアングルです。


<深耕開拓は矢作川上流>

こちらは5月の中旬でした。
先の寸又峡とは打って変わり、前日までは大雨でした。

昨年の同じ季節に二度も訪れた、愛知県内は矢作川上流。
とても良い釣果でした。

特に二週目の朝一番、飛び込みで大当たりだった大淵。

もう二匹目のドジョウ狙い、加えてその淵の上流は未開、
深耕開拓を兼ねての釣行でした。


前日は今シーズン初めての車中泊を、道の駅「どんぐりの里いなぶ」にて。

・・・これが見事に大ハズレ、翌日の不調を予言するかの如く。


普通の車中泊者はとっくに寝静まったであろう深夜、
爆音と共に現れる複数の「走り屋」、やんちゃ風情のお兄ちゃん達。

エンジンの空ぶかし、それに、大声での喧騒。
それが続くこと、薄明りの朝方まで・・・

きっと豊田の市街地から、
夜の飯田街道、ヘアピン・カーブを登ってくるのでしょう。

・・・もう、寝れまヘン、ハイ。

●学習~その2●
都市近郊(でもないけれど・・・どんぐりの里は)の道の駅での車中泊は要注意。

・・・やっぱり車中泊は「ポツンとトイレ」が一番、でしょうかね?


翌早朝は頭がボ~っとした状態(そりゃ、いつも)、
それで飯田街道はR153沿い、根羽に近い矢作川上流の大淵へ。


しかし、この日は水が高すぎ!


新緑と緑の流れが相まって、景観だけはとても良いのですが。

大淵の手前側は急流が寄せ、重めの錘で探るも音沙汰なし。
緩めな流れは本筋を越えた対岸のみ、長竿8.5mでも届かずで・・・


二匹目のドジョウ様は大淵を諦めて、毎度毎度の渓谷徘徊に・・・


昨年はお外道様に遊んで頂いたR153脇のトロ場。
本日は高水で分け入ることも叶わず、延べ竿では本筋を越えられず。

大淵から上流へ、深耕開拓に挑めど・・・

この白波まるけの流れ、どこを差したらイイのやら。

いえ、季節的に渇水よりは高水の方がはるかに良い条件です。
探せば良いポイントも必ずあるハズなのでしょうが、
如何せん、寝不足で頭がボ~っとして・・・

そりゃ、いつも!


●学習~その3●
気象条件・降雨量・水位情報は重要です。

●学習~その4●
前日前夜にケチが付いたら、いっそ、撤退もアリ!


ハマって判る苦い経験、幾つになっても人生って勉強ですね・・・