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2022年2月27日日曜日

7m小継ぎ用に竿立てを改造

 

寒さの厳しい週中でしたが、週末はとても暖かいです。

もう暫くの待機の後は、待ちに待った今シーズンの初釣りです。
それに備えて今週末も近所を体力つくりのウオーキング。
仕掛けや道具、装備の準備にも力が入ります。


毎回の釣行から帰ると可能であれば当日の夕方に、
少なくとも翌日の朝には道具一式を清掃、お手入れをしています。

渓流竿はバラして水洗い、その後は日陰で乾燥を。

節数の少ない長尺本流竿は竿立てに立てて乾かすのですが、
小継ぎの渓流竿、特に7m竿は節数が16本と多く、
今までクーラーBOXに入れていました。

玄関先は水道水で中性洗剤にて水洗い、
その後にクーラーBOXへ入れて書斎(いえ、趣味部屋)まで。

重たいBOXを持っての階段の上りは大変で、運搬中は節が中でコロコロ。
中実の穂先#1はそうでなくも、
中空で細い#2や#3は太い節の陰に隠れて乾きが遅くて。

それでなくても、粗忽者の決して広くない書斎(ほんと、趣味部屋)、
誤って重たいBOXの蓋を倒そうものなら・・・

7mの小継ぎ竿も竿立てで乾かせないだろうか?
叶うことなら、その全ての節を。


そんなことから今週末は、竿立ての改造に取り組みました。


単純なお話、発泡性の素材でできた所有する「ザ・竿立て」、
数年前は釣具屋さんで2千数百円だったかと、
その竿節を差し込む穴の数、それを増やせばいいだけのこと。


現状は大小12個の穴が開いています。

まずここに、7m小継ぎ竿は「天平」と「渓峰尖(旧型)」をバラし、
各穴に入れてみます。

16節ある小継ぎ竿、差し引き4節が入りませんでした。

入らなかった節、その元径を測って・・・

しかし・・・
撮影は書斎の机上にて、
写真の奥にチラばる糸巻きやニッパー、それに針ケースなどなど、
ここは、まさしく、おじさんの趣味部屋なンです。。。

2種類の竿について、入らなかった各4本の節径は、以下の内容でした。

しかし、まあ・・・
我れながら、「渓峰尖」くらい漢字で書けよ!

穴あけは毎度のお家芸、DIYは電動ドリルで開けます。

#1は天平のΦ1.6と渓峰尖のΦ2.0はドリルΦ3.3で、
#3は天平のΦ3.3と渓峰尖のΦ3.1はドリルΦ5.1で、
残りの双方の各4本については、Φ15のドリル刃を買って対応しようか。

でも待てよ・・・
手持ちの電動ドリルはΦ13までしか加え込めなかったような。


「・・・いいかい、ムラちゃん(小生です)。
 鋼材に手でタップ(ねじのことです)を立てるのはM12まで。
 それ以上は下穴加工に力が要るから、ムチャはするなよ。
 電ドルもそのように出来ているから・・・」

駆け出しの工場保全マンは小生に、大先輩はスーさんのアドバイスでした。
そのスーさんも鬼籍に入られ、青二才も定年まで指折り数える昨今。
早いものです、時の流れは・・・

前にも書いたかな、こんなクダリを?

そんなことを思い出しながら、
ホームセンターでシャンク径の細い木工用ドリル、690円を購入です。




さあ、役者は揃いました。
いつもの作業場は玄関先、お待ちかねは「DIY劇場」の開演です。

まずドリルはΦ3.3で全ての箇所に下穴として開けます。

でも穂先#1はこれが仕上穴、お相手は柔らかい発泡素材、
ドリルの回転数を落として、慎重にゆっくりと進めます。


う~ん、意外と穴が小さめ、おまけにボソボソな仕上がり。
ここはもう宗旨替え、穂先#1もΦ5.1での対応としましょう。

よし!
まあ、この仕上がり具合なら。

次いで、新規購入はΦ15の木工用ドリルで。

指先で電ドルのトリガーを微調整、回転数を下げながら、慎重に・・・

全ての穴を開け終えて、こんな感じかな。

穴バリをカッターナイフで整えて、バラした竿立てを組み直して・・・

若干、穴回り・穴内側のボソボソ感はぬぐえませんがね・・・


改めて天平をバラして差し込んでみます。
乾燥目的の竿立て、その機能としては問題ないでしょう。

GWの長期休暇では、まま複数日で泊りがけの釣行です。
そんな時は本流竿&小継竿を使い回す場合も。

・・・もう一個、竿立てを購入しておこうか。


春本番を思わせる暖かい今週末、着々と準備の進む昨今です。

<渓流風景は5月GWの木曽 西野川から>














2022年2月19日土曜日

アマゴ・イワナのみりん干し

 

渓流魚の旬って、どの季節なんだろう?


渓流釣りで釣ったお魚は渓流魚。
ご存知、アマゴにヤマメにイワナ、そしてニジマスです。


小生の下手くそな釣技、それでもまま、食べ応えのあるサイズが釣れます。

ご同輩によっては全てリリ~スの方もいらっしゃいますが、
小生は自然環境にインパクトが無い、ほんの僅かな程度は匹数?だけ、
まぐれで釣れた良いサイズのお魚のみ、お持帰り&食卓で堪能させて頂きます。


改めて、渓流魚の美味しい季節とは?

調べてみると、シーズンを通じていろいろな見立てはあるものの、
概ねは晩春から初夏にかけてとのことです。

お魚のおいしさは、脂の乗りで決まるのでは?
そこから、中心となるエサは川虫、それが羽化を迎える季節が旬の様です。

しかしながら・・・
大きな河川で釣れるオオモノ、
釣りあげたそのお口に小魚が入っていたことが。

稚魚や小魚が良く釣れる初夏から夏、
こと尺上のオオモノに関しては、持論ですがこちらが旬なのでは?


欲に駆り立てられて・・・
大きさやサイズだけ見れば、それは断然に初秋でしょう。

でも、お腹に大きな卵巣や精巣を抱えたお魚、
申し訳なくも捌いてみると、
存外、除去した後はボリュームが縮んでしまって。

養分がそちらへ回ってしまうのでしょう、お味も今一つですね。



そんな「旬」から「欲」に駆られて釣れたお魚、
上から盛夏は馬瀬川アマゴ、初夏は庄川のイワナ、初秋は秋神川のアマゴです。

今回は「みりん干し」でいただきます。


一晩の解凍の後、流水&金タワシでヌメリ取り。
それから「小生の鬼門」は三枚に降ろします。

・・・う~ん、今宵の関の孫六、切れ味が違う!
(まだ、午前中の調理でしたが。)


一部、未だに、お見苦しい、お点前、ですが・・・


もっさんさん、ありがとうございます。
彼のご指南は「みりんタレ」、その配合はこちらを。

下手な釣り師は自然環境にインパクトが無い匹数、
割合は同じでも、分量は半分ほどで・・・


アマゴは薄肉ですが、イワナが結構に肉厚でした。
漬け込み時間は2時間として、ラップを掛けて冷蔵庫で保管を。

その後に取り出して、キッチンペーパーに余分なタレ汁を吸わせます。

夜まで冷蔵庫でラップ保管、味をなじませます。
夜半から早朝まで一晩かけ、お外の駐車場でカゴ網にて風乾を。

冷たい夜風にゆらゆらは青いカゴ網、朝は冷え込み、お魚の身が締まります。

再度、昼間は冷蔵庫にラップ保管、夕食ではホイル焼きにして頂きました。

・・・こう、なんと申しましょうか。

何も油は足していないのですよ、
焼きでお魚の脂が浮き上がり、かつ、みりんのテリが効いて、お味はグ~!

燻製も美味しいのですが、
みりん干しの方が手間暇が無くお手軽、お味も薄めで体にも優しそうです。


昨シーズンに釣りあげたお魚は、これで全て美味しく頂きました。


はてさて、今年はどんなドラマが、
寂しくも清々しい川の畔で待っているのやら?

もう間もなくで、本格的に渓流釣りも解禁です。


<渓流風景は初春の根尾 東谷川から>














2022年2月12日土曜日

ナゼ釣れないかを考える

 

木曜日の尾張北部は昼間でも雪でした。

大きな大きなボタン雪。
積雪が心配されましたが、地面に落ちた雪は直ぐに溶けて。

降雨降雪の翌日は風が立って寒いハズ。
ところが、この暖かい週末です。

何となく春本番が近いことを物語っていますね。


近くの河川では渓流釣りが解禁と成りました。

まだ釣果本番には早過ぎ、それでもいい結果のご諸兄もチラホラ。
ただ、春先にめっぽう弱い小生。
おまけに「う~、マンボウ!」、残念、本年の初出陣は今少し先です。


でも、考えてみると・・・

どうして春先はダメ釣果なんだろう?
いや、春先だけでは無くて、良い季節でもダメな時はダメ。


何か原因があるのでは?

・・・背反でもある凝り性で浮気性、おおざっぱで極めつけの粗忽加減。
はたまた、腰痛持ちとお尻の強度不足、
果ては近眼に老眼など、小生の「個人特性」はさて置いて・・・

何か、こう、一般的に見落としているモノは無いだろうか?
シーズン開始を前にして、一度、頭の整理もアリなのでは?

今週はそんな物思いに耽る週末なのです。


<お魚はご在宅?ご不在?>

まず言えることとして、
そこにお魚が居なければ、いくら頑張っても釣れないな。

もちろん、まずはお魚が居そうなポイント、そこで竿を出すけれど。
これは釣行を重ねて、何となく判ってきたような。


浅い流れ、狭い流れ、止水域はまずペケかな。
砂底<砂利底<岩底、右へ行くほど好条件の不等式。

それでも、一見、川幅が狭くて居そうにない流れ、
水流と水深さえあれば良型が掛かる時も。

・・・この意外性が渓流釣りの面白さ?
釣りの醍醐味には欠けるけど。


また、今の春先は流れの少ない止水域、水が温むそこはポイントかも。
季節による居つき場所の変化、この読みはとても大事だな。

・・・春先での、このポイントの選択と、そこでの「粘り」。
凝り性より浮気性・短気が先走しっちゃって、小生、出来ていないンだよな。


<見えるお魚と、見えないお魚>

次いでお魚が居る、として、
パターンは見えている場合とそうでない時かな?


お魚が見えることはチャンスにも思えるけど、
水面の光の屈折で、存外にもお魚にもこちらは丸見え。
上方から側面にかけて、お魚は天敵やエサに目を光らせているからね。

・・・背後からの静かなアプローチならいざ知らず、
粗忽者がド正面で大きな動作を取れば、もう、その結果は明瞭、
お魚が見えているときは曲者と考えるか。


じゃあ、お魚が見えない場合は?

通常はこのケースかな。
深い川底でエサの流下を待ち構えるお魚さん。
川の水も季節によっては色合いがあり、お魚自体にも保護色があるし。

・・・もっとも、小生の老化した視力ではね。

こちらからは見えていなくても、向こうからは見えている、
こりゃ、あり得るな。

いずれ、アプローチは慎重に・・・

お魚に気付かれていない、を仮定として考察を進めようか。
ナゼ、釣れないンだろう?


<気が有る?気が無い?>

考えることは、お魚に「食い気」があるか・ないか、かな?

聞けるものなら聞いた方が早いのだけれど、お魚言葉が判らないしな。
でも、何となく、最近はその言語が、少しだけ判るような気も。

僅かにアタリはあれどノラない、こんな時かな。
基本はエサかな?季節に合った、場所に合ったエサ。
こんな時はエサのミミズを川虫、ブドウ虫に替えてみるか。

・・・小生だって、いくら好きとは言え、
毎食がラーメンじゃ、嫌気がして食べる気が無くなるし・・・


気はあるとして、じゃあ、如何にそれをもっと引き出すか?


<気が有る様なら、喰わすのみ!>

ここまで来れば、もう一歩のような。
見えないお魚との対峙、相手に食い気はありそう、でも残念、掛からない。

一体、何が、原因か??


そう言えば・・・
小生、ラーメンは好きだけど、ナゼか食欲が湧かないとき、あるンだよなあ。

思い返せば・・・
飛び込みは小汚いラーメン屋より、清潔なお店の方が食欲が増すような。

いや、ここは「小汚い」の意味が大事かな。

店構えはボロくても、
うまい店って、机の周りが小ざっぱり。

こう、何て言うのか、
細かいところに気が配られている、のような。

こんなお店って、決まって調理場が丸見えで、店主の腕前が良いンだよな。

・・・それで、店員さんはお嬢さん、
彼女の笑顔、そのパンチが効いていれば、言うことなし!
まあしかし、ここのところは小生の嗜好、釣果には関係無いっか・・・


芸はあくまでも細かく、気配り、気配り、っと。
目印の位置を微調整、錘の重さを流れに合わせて、針先までの長さを調整して。

・・・おおざっぱ、はダメ、ダメ!

流れにゆらゆらとエサを上手く乗せて、
如何にエロおやじ、じゃなくて、お魚の「食い気」を引き出すか。


な~んだ、
頭の整理、なんてカッコ良いこと言ったけど、
結局のところ「さて置いて」とした小生の特性や特質、
結構これが大きな「釣れない」ウエイトを占めているんじゃないか!



・・・今シーズンもボ~ズ先行な予感がします。

<渓流写真は初夏の良い季節 高原川・双六川から>















2022年2月5日土曜日

戻ってくれるか?つば九郎

 

それは昨年の5月は中旬のことでした。
一羽のツバメが玄関先の鴨居、そこに居候を決め込んで。

・・・付けたあだ名は、つば九郎。


その様子は以前の下記ブログをご参照ください。

このお話、続きがありまして・・・


6月の始めは晴天の週末、家の周りを数羽のツバメが飛び回っていました。
恐らくはその中の一羽が、つば九郎でしょう。

日が暮れてから玄関先、タバコを吸いに出てみると、
いつもの定位置に、つば九郎がちょこん。

でも、そのすぐ横に、もう一羽のツバメも、ちょこん。

あれあれ、まあまあ、隅に於けないことで・・・

ツバメの雄雌の見分け方は判り兼ねますが、
つば九郎より少し大きな体、個体差の区別はつきました。


家内もつば九郎の存在を知っていて、
陽が沈んでからは、まま様子伺いをして。
つば九郎に「お連れ」が出来たこと、それを告げると玄関先に。


後期中年夫婦の家は玄関先。
さてさて、これから如何に相成りましょうや?

それから2~3日の間、昼間は早朝から二羽してどこかへお出かけのご様子。
日が暮れる少し前には、二羽して鴨居にちょこん、でした。

でも、少しづつですが、玄関の軒の柱、
そこに土が塗られて・・・

ところが・・・
その週末前の金曜日、業務中に家内からLINEが入っていました。

何でも、つば九郎夫婦の作りかけの巣、それを取り払って欲しいと?


帰宅してから事情を聞くと・・・

昼間、家内が巣作りの様子を見ながら、
その直下は宅配食材のヨシケイ、箱から食材を出そうとしたら、
背後から「急降下爆撃」を食らったそうで。

驚いて立ち上がった家内に目掛け、
つば九郎夫婦、今度は「正面突撃」を敢行。。。

家内曰く、顔を突かれそうになり、とても怖かったと。

マズいっすよ、そりゃ、つば九郎。

・・・いつもは気丈な家内ですが、
コロナ禍で気分が滅入っていたのでしょう、そこでの出来事です。

もちろん、
家内に作りかけの巣を襲われた、の勘違いでしょうも、
しかし小鳥と言えどもツバメも野鳥、さぞ鋭い攻撃だったのでは?


・・・会社でも、また、家庭でも、
こんな時の「嫌われ役・汚れ役」は、
いつも小生にお鉢が回ってくるのです、ハイ。。。


仕方なく翌日の土曜日は、
ホームセンターで「鳥よけ」を購入、即、玄関先に設置です。


この風が吹けばクルクルと回転する、螺旋状の鳥よけは長い棒、
タコ糸を横に張り、釣り糸は0.3号を垂直に垂らし、
玄関先は鴨居の下に吊り下げました。


・・・管釣りのルアーに「セニョール・トルネード」なるものがあります。
同じように螺旋状、クルクルと回転してお魚を誘うルアーです。

お魚のニジマスさんはそれに寄ってくるのですが、
小鳥のツバメさん、はたまた、大型のカラスさんは、
このクルクル・ピカピカの「回転体」が苦手なご様子。

でもって人間の小生ですが、
それでもこの吊り下げらえた棒を眺めていると、
ほんと、目が回って、目が回って・・・気持ちが悪くなってきます。

かくして、それからの晩、つば九郎夫婦は来なくなってしまい、
柱に僅かに塗られた土、それをやるせない気分で取り除く小生なのでありました。


「あ~あ、かわいそうに・・・」

作業後は初夏は夕食での小生のこの言葉、
沈み込んでいた家内の心に響いたのでしょう。

「そうね、何か悪いことをしちゃったわね。」

それから秋に掛けて、家内はツバメの生態をネットでお勉強、
罪滅ぼしに、とこの冬にコルク粘土で「ツバメの巣」を作りました。

・・・なんでも、何かの拍子で巣が落ちても、
「どんギツネ」のプラ器をその代わりに設置したら、
無事にツバメの雛が巣立った事例、それが結構あるようで・・・


そんな、こんなで、本日は2月5日。

少し早すぎる感じもしますが、
家内に言わせると、今日は大安と一粒万倍日が重なった大変縁起のいい日。

寒くて雪の降る中はお得意の日曜大工で、
家内作の「ツバメの巣」、それを玄関先の鴨居の柱に設置した次第。

「おいおい、勝手に追い出しておいて、また戻ってこいかよ?」

なんて、
つば九郎からカンペでお叱りを頂きそうですが、
初夏は5月に向けて、暖かい季節へのお楽しみ、それがまた一つ増えました。



<風景写真はスマフォ撮影、それをGoogleが勝手に画像処理。
 下手クソな写真ですが・・・最近のAI 技術はすごいですね。>