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2022年7月24日日曜日

渓流釣りの ち・り・ぬ・る・を~庄川支流一色川釣行

 

飛騨荘川の天然記念物は「治郎兵衛のイチイ」。
昨年の夏も、このトイレ付駐車場でお世話になりました。

目覚めた早朝、朝の荘川は空気もひんやり。

川のせせらぎとカエルの合掌、
昨夜もとてもよく眠ることが出来ました。


<今回は渓流釣り事始め、その第二弾!>

同じ職場のAさん。
今月の初めに人生初の渓流釣り、それを馬瀬川でご経験されました。
その時は初めてにもかかわらず、塩焼きサイズのアマゴさん2匹の釣果を。

今回は河岸を変えて、ここ庄川の上流にて。

2回目の渓流釣りです。
いろいろな場面・流れに馴染むことも大切なのでは?
・・・などと、先生面した小生であります。

しかしながら、人様にご指導するなんて大それたこと、とてもとても。

これはもう、川が・山が、渓流釣りとは何なのか、教えて頂けるのでは?
それなら庄川支流は一色川、ここなら間違いなし!

勝手気ままは適当に理由をこじつけて、
自分の行きたい渓流をゴリ押しするのでありました。


<まずはキャンプ場下にて>

朝一番は一色のキャンプ場、その直ぐ下流は小生行きつけの場所で。

今回は初心者用の市販は仕掛けセットを手渡します。


竿もAさん、お父さんの使われていた年代物の6m竿をご持参です。
でもこの竿、「硬調」の表示があることから、
渓流竿とお見受けするのですが、銘柄は伺ったことの無い名前です。

・・・きっと、かなりの年代物かと、手にするとズッシリ感が。
それでも、竿の状態はメチャ綺麗!
恐らく上手に・丁寧に使われてきたのでしょう・・・


小生もAさんの下流側、少し距離を置いて始めます。

本日の一色川、水量もあり、まずまずの状態かと。
お空も曇り空で暑さも凌げて。

そして、幸先よく・・・


<トラブルあれこれ>

暫くするとAさんが、こちらへ下って見えました。

「いや~、木を釣っちゃって・・・」

上流域での渓流釣り、そこではよくあるお話です。
自称中級者の小生、でも未だに、木釣り・枝釣りはしょっちゅうです。

仕掛けは上手く回収出来ましたが、ハリスから先は残念ながら。

・・・この仕掛けセット、
「針結び」の出来ない方向け、良く出来ています。
ハリスにコブを作って、ハリス止めに引っ掛けるだけです。


暫くして、またAさんからお声がけが。

「いや~、仕掛けが飛んでっちゃって・・・」

ん??
状況を伺うと振り込みで、
ナゼかリリアンからチワワが抜けて、飛んで行ってしまったと!?

・・・流石の小生も、これは、あまり、経験しない、不具合です。。。

でもこの時は小生も丁度、「枝釣り」で仕掛けが外れた状態でした(笑)。
この時点で小生もAさんも、塩焼きサイズが各一枚。


<場所を変え、林道深くに>

いいタイミングかな?移動する。
入渓が容易なキャンプ場下のポイントです。
小生もその一匹を挙げたのみで、その後はお後が続かずでした。

一旦、車に戻り、少しだけ上流は貯木場から林道を分け入ります。


コンディションの良さげな今朝の一色川。
徒歩で分け入るご同輩、既に2組ほどお取込み中でした。

その林道から上流、雰囲気は山岳渓流。
仕掛けは小生のお手製を「ちょうちん」にして。


このころから、お空は晴れたり・曇ったり。
晴れ間から覗く日差しは容赦がありません。

標高の高いこの近辺、抜ける風の涼しさ、それだけが幸いです。

でも、釣果は先ほどより、宜しいような。


川沿いに登りに登り、少し広めなテラス状は早瀬に。


<Aさんはきっと、何か「持って」います。>

そんなテラス状の受棚は早瀬、その落込み・岩中の流れにて。

またぞろ、木釣りと格闘中は小生の元、
Aさんもまた、こちらに下って見えました。
・・・竿に仕掛けが付いていないご様子で。

「いや~、恐ろしく大きなお魚を掛けちゃって・・・」

結果として、大きなお魚、
それに仕掛けを切られてしまった様ですが、

「あの瞬間はホントにスゴいね。
 こう、何というのか、体中のアドレナリンが沸騰しちゃって。

 お魚は流れの中を2回3回と廻って走るンだけど、
 それを何とか挙げよう、って、もう必死も必死。
 あれは、中毒症になっちゃうよ・・・」


・・・Aさん、
逃がしたとは言え、たった2回目の釣行で、
そんなオオモノを掛ける人、そうそう居ないですよ・・・



「いろはにほへと ちりぬるを」は「色は匂へど 散りぬるを」、
ご存知の「いろはかるた」の出だしです。

色香鮮やかな花も、いずれは散ってしまう、という意味のようで、
一説には「諸行無常」、万物の常での変化、を表しているのだとか。

オオモノのとんでもない引き具合、その味を知ってしまったAさんです。

もう、元には戻れない、
渓流釣りは「諸行無常の世界」なのであります・・・



<データ>
7月23日 一色川
エサ    :ミミズ、ブドウ虫
竿     :6m 渓秀
仕掛    :針 吉村7号
       天井糸 0.6号 0.7m 
       水中糸 0.3号 4.5m
       錘 B1号
釣果    :ヤマメ   7寸    2匹
       イワナ 7寸    1匹
         小ヤマメ  3匹
気温    :16~22℃  
天候    :曇り時々晴れ
表層水温  :17℃
月齢    :24.1













4 件のコメント:

  1. 初心者を連れて行くには、難しい川を選びましたね。
    同じ庄川なら平瀬のような木がない河原で流し方や振り込み、取り込みを教えたいと思いました。
    後は河原でカップ麺でも食べるとより楽しさが伝わりそうですね。
    いずれも私が息子にしたことですが…。

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  2. アサシンさん、こんにちは。
    なるほど・・・庄川の平瀬地区、行ったことがあります。確かに、大きな河原で頭上も開け、振り込み・取り込みの練習には良いですね。
    若いころに登山をされていたAさん、一色川の上流は山岳渓流の雰囲気ですよ、で、小生の希望も混じり、行先は即決でした。
    もう少し、状況を分かっている「先生」が判断すべきでしたね。

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  3. こんばんは
    一色川でも、また上流でしょうか
    自分が今シーズン入った場所は、そんな枝とかなかったので
    職場の方も、間違いなく中毒になりましたねー😆
    今度は、大物を釣り上げたいとなり
    さらに大きいのを釣りたいとの、魔のスパイラル(笑)
    師匠、大変ですよ〜

    もっさん

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  4. もっさんさん、こんばんは。
    一色川は奥が深くて、キャンプ場から上流は林道に分け入ってポイントに至ります。変化が多様な川で、下流はアユ釣り向きな里川の雰囲気、キャンプ場より下流はよく見る渓流の雰囲気、林道を分け入ると山岳渓流の雰囲気です。
    Aさんも小生も、お魚より木枝を釣っている回数の方が多かったです(笑
    )。

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