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2022年11月6日日曜日

今年も晩秋の犀川釣行


今年もやって来ました、晩秋の信州は犀川です。

木々も赤く染まる季節。

毎年で今少し暖かい時期をと思いながらも、
諸事で11月の中~下旬の訪問でした。

今年はいつもより早い上旬の釣行となったのですが、
残念、神さま・仏さまは日頃の悪行をお見通し、
小寒い中での訪問となってしまいました。

加えて・・・
雨の多かったこの秋です、
東電 平発電所のダムは全開のダ~ラダラ。

初回の訪問はこれが為でしょう?
すさまじい犀川の流れになす統べなく、ボ~ズの憂き目に。

寒さと増水・・・
今回、とても、イヤな予感がする、犀川釣行です(涙)。


<ほんと、不思議です、犀川の流れ>

道の駅は大岡特産の裏手は犀川。

いや、しかし・・・
よく見ると、川の増水、それは、さほどでも無いような?
数mも川に入って竿を回すフライ・マンさんも。


何はともあれ、腹が減っては何とやら。
まずは道の駅で腹ごしらえを。

風のある寒い日ではありますが、
「新そば祭り開催中」の言葉につられ、
「天ぷらざるそば」を頂くのであります。


昼食後は日釣券を買うのですが、
ミョ~に虫の知らせを感じて、
本日分のみ購入しました。
・・・これが、あとから、大正解に!


<まずは川口橋の上流にて敗北>

さあ、これで準備は万端です。
さて、まず最初のポイントは?

もう、と~ぜんのことながら、
昨年は40cm台中頃を連続で2匹も挙げた、
下から上へ沸き上がるイイお流れは反転流のポイントへ!

・・・しめしめ、誰も居られませぬ。

しかしながら、兵どもが夢の後、
砂地には、おびただしい数です、
ご同輩の足跡が、そこかしこに。

「いやいや、
 竿をだしてみにゃ、ほりゃ、分からんに。」

と名古屋弁で呟くも、
泣かず飛ばずは、手応え無しは無反応・・・

ご同輩からの執拗なお手入れ後だからでしょうか?
小寒い北風が追い打ちをかけ、アタリが読みにくい事この上なく。

若干の幸いは曇り空、
錘は5B+5Bで始め、
その位置や編成はもちろん、
目印下の長さも細かく調整するも、ウンもスンも無くて。

今一つの不安要素はエサのミミズさん、
やはり昨年とは、サイズと風格?が格段に落ちます。


「あの~、上に入っても良いでしょうか?」

釣れぬ・釣れぬでシャカリキになっていると、
背後からお声掛けを頂きました。

振り向けば、お若いフライ・マンさんが。

「ええ、どうぞ、どうぞ・・・」

先のご同輩の足跡と言い、千客万来は晩秋の犀川です。
お魚釣りも佳境なら、山々の紅葉も今が見頃。
きっと今が双方とも旬なんですね。


<橋木橋の下流へ移動して>

実績のあるポイントも、かれこれ2時間、これにて勝敗は決しました。
小生の上流・下流で頑張られていたフライ・マンさん、
彼も気が付けば、いつしか、いずこへか。

当方もやむなく、ポイントを移動します。
とは言え、さて、どこへ?

・・・小寒い本日です。
きっとお魚も急な温度変化に隠れているのでは?
さすれば、流れの緩い、弛み・淀みを探してみるか・・・

都合4回目の訪問は犀川です。
まだまだ知らないポイントがあるのでは?
車ではなく徒歩で犀川脇のあぜ道を遡ってみることに。

もう暫くで橋木橋という手前、
川底が岩盤で構成される、入り江のようなポイントを見つけました。

「さすがに全く水が動いていない所はダメだな。
 流れの本筋と入り江の止水域、その際を攻めてみるか。」

斯様な”読み”の元、スルスルと本流竿を延ばします。

・・・しかしながら、
南向きで曇り空が水面に映り込み、流れる目印の視認が難しく。
加えて頭上は背が高くも竹に覆われて。
数回ほど流しますが、どうにも近眼・老眼には手厳しく・・・

「え~い、もう、目印は当てにせん!
 認識できる竿穂先を目視して、
 川底岩盤から返る錘のコツコツ感、これのみを頼りにアタリ取りじゃ!」

・・・文字通り、エサ釣りの真骨頂は「脈釣り」、モロです。

その後、丁寧に、コツコツ感のみ、神経を集中させて。

・・・と!アタリです!!

アワセに返す加減、
勢いはありますが、どうでしょう、犀川では小物の部類は尺程度??

お魚は入り江の止水域、その水面を割ってジャンプします。
掛かりは十二分の様子、小気味よく走り回りますが、逃がしはしません。
剛竿の弾性と1.5号トオシ糸にモノを言わせ、強引にねじ伏せ引き寄せます。



たも網に納まったお魚は、ここ犀川では初物、33cmはブラウンでした。

その時刻は16:00。
曇り空に小寒い北風、迫る夕暮れと体も冷えてきました。
本日はここまでとして。


<今年も温泉で、一人作戦会議>


いつもお世話になるお宿です。

ここの温泉は微かに硫黄の香りがする、
アツくもなく、ヌルくもない、いつまでも入っていられるお湯なのです。

その心地いいお湯に漬かりながら、
本日の反省と明日に向けて、はた目には薄気味の悪い「独り言」を・・・


今夕のブラウンは緩めの流れから出てきました。
季節の歩みが例年より早めな今年、お魚も既に晩秋モード?

とするならば、
一番に入った川口橋上流の反転流は、出てもおかしくは無いポイントです。

あまたのご同輩からの攻めに、お魚はスレているのか?
居るとするなら、如何にして「その気」にさせるか??

今日はNGでも翌日はOKの場面、それは幾度も見てきました。
懸念であった育成が宜しくない「気良天然ミミズ」も、
ブラウンの釣果で問題なしと見て・・・

明朝は朝一番、もう一度、実績のあるあの場所へ。

・・・ひとり、議は決しました。


温泉から上がり、ナゼなのか、買い控えていた翌日の釣り券、
それをお宿のフロントで購入します。

「お泊りのお客様には、漏れなく信州割のクーポンが支給されますよ。
 こちらを釣り券のご購入で使われますか?」


フロントの綺麗なおねえさん、
彼女から優しいお声で斯様な案内を頂きます。
思っても無く、明日の釣り券代、これにて浮きました。

「よし、これは願っても無い吉兆の証!
 明日の釣行、こりゃ、勝ったも同然よ!
 しからば・・・
 明日に備えて、もう、早く寝よう~。」



<二日目はお天気も宜しく>

翌朝はお宿で朝食を頂き、8:00に出立でした。

昨日の曇り空が夜半まで続いた様子で、
今年も厄介な放射冷却現象は起こらず、予報よりも暖かい朝です。

陽が登ってからは好都合、雲も晴れてイイお天気に。

川口橋は反転流のポイント。

朝一番での訪問ですが、
時刻は8:00過ぎと「釣り開始」には遅めの時間です。

若干の心配はありましたが、
案の定、川沿いのあぜ道では、川から上がるご同輩とすれ違います。

向こうから来られるはご年配のご同輩です。
手には小生と同じく、仕舞い寸法が1mを越える本流竿が。

・・・さて、ここからは心理戦です。。。

「おはようございます。入っても宜しいでしょうか?」
朝のご挨拶、爽やかな笑顔でのお声がけ、それは小生から。

「ああ、エエですよ。もう、上がるところなので。」
寒かったのでしょう、お疲れ気味のご老体が返されます。

「調子はどうでしたか?」
爽やかな笑顔とは心は裏腹!?イヤらしくも核心に迫る小生です。

「あまり良くは無かったな・・・」
返されるお言葉、即、分析します。

・・・察するに、
ボ~ズでは無いものの、思ったほどの結果では無かった、かと。

う~ん、厳しそうな状況です、そこでの「二番煎じ」。
果たして、如何なるモノなのか???


昨日のブラウン釣果を模し、
反転流のど真ん中、では無くて、
反転流と本筋の際、そこを5B+4B号で狙います。

反転流の川底は砂地の様子、
でも本筋の下は色が黒く小石の川底のような。

でも、この小石の川底、
油断をしていると錘が吸い込まれるのか、根がかりが多発します。

まずは目印の高さを微調整。

次いで昨日のコツコツ感、
これが続くよう、流れに沿って穂先高さ、それを優しく調整します。

・・・出来うる限りで、お魚をその気にさせる、我が手管。。。


青空に映えるバックの紅葉。
まま、手を休めながら、一服しながら、晩秋は信州の風景を楽しみます。


ポイントを少しづつ、上流へ移動、ズラしながら。

来ました、アタリです!
即、アワセます!

毎度、掛けた直後は根がかり、それと勘違いする手応え。
それもつかの間、お魚は即、仕掛けを引き込みます。

手応えから、昨日のブラウンより上、
もうグイグイ、お魚は川底・深場へ逃避行。

ピ~ンと張る1.5号糸、静と動の繰り返し。
この号数ですが、強力に引かれると、若干の不安を感じます。

対峙すること2~3分でしょうか?
ようやくにも、お魚が浮いてきました。

と同時に一瞬、水面からジャンプ!
川面にハデな水しぶきが走ります。


でも、これが彼の最後の抵抗。
お魚は上半身を水面に出し、ツルツルとたも網へ、無事に投了。




急いでの撮影と計測、枠径37cmのたも網、それを少し超えるニジマス。

・・・昨年より寸法は小振りでしたが、
活性が高めなのか?体高・肉厚があるのか?
引き具合は今年の方が上、だったような・・・

いずれ、お世話になりました、とリリ~スします。

その後も二匹目を狙って続けますが、
残念、時の流れは早く、撤退予定時刻の12:00に。



釣り道具を片付け来年に向け、
今少し犀川のこの近辺、徒歩で状況を調査します。


川口橋の下流側はお寺の裏手、そこも良さげなポイントが続きます。

流れからして、ここはフライ向き?

いずれ、その釣り人が点に見えてしまう、雄大な流れは信州 犀川なのです。

来年も、また是非!



<データ>
 ●11月4/5日 犀川 
エサ    :ミミズ
竿     :9.5m SG パワースペックZR H+
仕掛    :針 吉村8.5号
       1.5号 9m トオシ 
       錘 流れに応じて
                    5B+5B号
                    5B+4B号
                    5B号のみ
釣果    :ニジマス 39cm 1匹
       ブラウン 33cm 1匹
気温    :4日  ~10℃
       5日 5~15℃  
天候    :4日 曇り風あり
       5日 晴れ 
表層水温  :15℃
月齢    :9.7















4 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    超大物では無いものの良いサイズのブラウンとレインボーが顔を出してくれて良かったですね。
    私は、体調を崩して自宅待機の日々を過ごしております。
    何処かに旅行に行きたい気分です。

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  2. アサシンさん、こんばんは。
    ご体調を崩されたとのこと、大丈夫でしょうか?先回の木曽路撮影からお元気な事と思っていました。季節は晩秋、変わり目です。
    犀川は遠い釣り場で片道240km、4時間の運転でした。寒い中、運転で座りっぱなしが良くなかったのか、腰と痔の調子が悪い本日でした・・・
    どうぞご自愛ください。

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  3. おはようございます
    最終釣行お疲れ様でした😊
    広大な川ですね!
    そこにいるお魚も、やっぱりデカい
    最後に、やっぱ持ってますね〜♫
    いいニジマスで
    来シーズンも、その川に行くのが楽しみですね😁

    もっさん

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  4. もっさんさん、こんばんは。
    そうですね、これが本当の今シーズンの最終釣行となりますね。大きな川は近所にも長良川、木曽川とありますが、何となくですが犀川は雰囲気が違います。ぴったりの表現ではないかもしれませんが、流れの変化が少なくのっぺり?そんな中で勘を働かせて、お魚の居そうなポイントで、自分の勘の立証に日がな竿を振る・・・そんな釣り場です。
    来年もまた行けれる日常であることを、切に祈っています。

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