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2022年4月24日日曜日

郡上明宝 吉田川釣行

 

これ、以前にも書いたような。
小生まま、パソコンで国土地理院の地図を眺めます。

もちろん、ただぼんやりと眺めているだけではなく、
そこは自称「釣れない」渓流釣り師です。

この川の流れの折れ具合、等高線の入り方から、
恐らくここは淵なのでは?荒瀬なのでは?なんて具合に。


今の世の中は便利ですね。

わざわざ現場に出向かなくても、
気になったポイントはGoogleマップで航空写真が見られます。

ただそれは机上での情報です。
航空写真の撮影タイミング、それが秋冬だったり、渇水期だったり・・・

そりゃそうですね。
Googleも「釣り人御用達」で商売している訳でもなく。


でも、今回の行先は郡上明宝 二間手の吉田川、そのポイントは狙い通りでした。


<明宝中学校南の吉田川屈折ポイント>

せせらぎ街道を八幡から高山方面へ。
明宝の交番を過ぎた辺り、右折は川に降りられそうな道がありました。

降り切った場所は体育館のような建物、その前には大きな広場が。
そこにハスラーを停めさせて頂き釣行の準備を。

今朝は(も?)出遅れ、時刻は7:00でしたが、
駐車スペースや見下ろす河原を含め、ご同輩の気配は皆無です。

通い慣れた吉田川でも初めてのポイント。

さて、どのように河原へ降り立つか・・・
地図上では等高線が一本、すなわち10mの落差。
こればかりは机上情報では得られず、現地現場での機転が必要です。

しかし、そこは、案ずるより産むが易し、でした。
ありがとうございます、郡上漁協さま。

降り立った吉田川の様子は前述の写真のように。

ここまでの流れは瀬が中心、以降は落ち込みと淵が幾つか形成。

く~!
見るからに、ヨダレがタレそうな大場所!

しかも今少し下流には、もう一つの落込みと淵、大場所が!

先の入渓口から無理・危険な渡河なく行ける範囲、
そこで「落込み+大淵」が都合3セット!

策略家・恐妻家の机上での計算は目論見通り。
本日はここでがんばります。


<でも、計算通りにはイカないもので・・・>

最初の入渓口直前の1セット目、
そこではナゼかアタリ無く。

水量・水勢・水深、いずれも申し分ないのですが・・・

「まあ、小生には初のポイントでも、
 ご近所、あるいはご同輩でも、知る人は知る場所。
 こんなことは、良くある話だて・・・」

・・・まだ後に2セットが控えてか、小生、強がりは心の余裕??


気を取り直して川を遡行、次なる2セット目へ向かいます。

本日は昼前から暑くなる、との天気予報に、
透湿ウエーダーを選択したのですが、これが正解でした。

足首の自由が効くウエーディング・シューズ、
それにスパッツの組み合わせは、水の中の移動も安全で楽ちんです。


さあ、ご到着は2つ目の大場所。

川の右半分が落ち込みを形成、
ポイントの落込み・大淵は下るほど幅が広がります。

落込みの下段は岩伝いに、良い頃合いの場所まで接近。


対岸はセリ出た木立・枝葉が曲者です。
粗忽者の釣り師は障害物に気を使いながら。

さあ、川虫ちゃん、がんばってちょ~だい!

仕掛けを落込み直下に振り込みます。
目印が流れに吸われて高速で移動、対岸は岩肌近くで馴染みます。

ゆっくりと移動する目印。
日陰・木陰の大淵はその水面、深さがあり川底の様子は伺い知れず。

大淵も後半、流れも緩やか、本日の水温、来るならこの辺り・・・


とっ!
目印の反応と同時に手応えが。

枝に注意しながら竿を立てます。
川底にはキラリと映える、ひとつの白い銀映を。

手前側にその銀映を引き寄せますが、
刹那にその周囲に3つほど、川底で翻る銀映が!


・・・最近は近眼に老眼で「見えない」小生なんです。
意外にも「糸結び」は勘で可能なんですが、悲しいのはガン玉の装着でして。

すり割りに糸が入った、とガン玉を潰しても、
実は糸は入っておらず、ガン玉はラジペンからポロリで回収不能、
こんなことが立て続けに二度、三度と。

でも、ナゼか動体視力は良さげ。

いえ、飽くなき渓流釣りへの執念から?
ほんと、見逃さないんです「動く標的」は・・・

しかし、それが全て釣りあげられるのか、それは別のお話ですね。



<3セット目の大場所>

本日最後のポイントです。

東から流れ込む吉田川、
ここで落ち込みと淵を形成して、南に針路を変えます。

斯様なポイントは仕掛けを流す距離、それが稼げる屈曲点の中心から、
定石からではこの対岸より攻めたいのですが、
渡河はムリ・ムチャな本日です。

不利な屈曲点は円周外側からの攻略。

しかし、
一見不利な地形・陣取りでも、立ち位置・方角は良いですね。

午前中での北側・西側からの攻め込み、
すなわち、我の影、水に映らず・・・

淵の掘り込みは手前側、そのエグれ・深場を探ります。


サイズと匹数は今一つの本日でしたが、
昨シーズン以来の「思うような展開」、それが得られたような釣行でした。




週半ばに受けたワクチン3回目は職域でモデルナ製。
職場各位は今回も結構な高熱・寝込まれる方もお見えで。

飽くなき渓流釣行への執念、それがそうさせたのか?
小生は翌日に若干の発熱と気だるさだけで・・・

予告では今週末は、おとな~しく、のバズでした。

春の陽気に誘われて、
堪え性の無い、たわけ者の所業とお笑い下され。

さあこれで今年のGWに突入です!


<データ>
4月23日 吉田川 
エサ   :川虫、ミミズ
竿    :7.0m  天平 
仕掛   :針 吉村7号 
      錘 1~B1号
              天井糸 0.6号 1.5m 
                  水中糸   0.3号 4.5m
釣果   :アマゴ 7寸   1匹
            6寸   3匹
          5寸   1匹
気温   :10~20℃ 
天候   :曇り まま晴れ間が
表層水温 :12℃ 
月齢   :21.9