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2023年1月29日日曜日

メルカリ向け「糸巻き器」

 

今週のお題・・・

もう間もなくで渓流釣りシーズンの開幕です。
決してそれを当て込んで、
糸巻き器を製作してメルカリで売ろう!・・・ではないンです。


昨年末から始めたメルカリでの仕掛け販売。
開始早々は目出度くも、さっそく一個は売れたのですが、
待てど暮らせど、残念ながらそれっきり・・・

他の出店者の様子を見ると、いくつかの仕掛け販売が存在します。
皆さま、手を変え品を変え、アイデアを尽くしてのご出展です。


・・・となると、
これは何か「差別化」をしなければいけないのでは?

そんなことから、
販売する仕掛けの「品質向上」を思い付いた次第なのです。


他の出店者の皆さまも当然のことながら手作りでの製作、
仕掛巻に巻かれる糸も手巻きの「乱巻き」です。

比べて市販品の仕掛けは「機械巻き」、とてもきれいに巻き上がっています。

どうだろう、
これを手作りでも再現できないだろうか・・・

と言うことで、
出来上がったのが、このキテレツな糸巻き器!?なのです。

説明しよう!(昔懐かしいヤッターマン?古いね。)

写真上方の灰色円盤に糸のボビンを設置、
そこから糸は2個の小型ローラーを介して、
ピアノ線で作られたリード(織機の用語)に張られます。

このピアノ線はハンドルの回転に合わせて上下運動、
糸巻きにきれいに糸が巻かれる・・・と言った次第なのです、ハイ。


糸巻きは手回しハンドルと1:1で回転、糸を引っ張ります。

中央の大きな円盤には0.5mm厚のプラ板が1枚、2枚・・・10枚と、
ハンドルと1:10の回転比は36度置きに重ねられ、
巻かれる糸が少しづつピアノ線で上昇、
11回転目はストんと落下、
結果、糸は規則正しく整列して巻かれます。


で、実際のところ・・・

この出来具合なら及第点!?


計算上は0.5mmが10段階で5mmの巻き幅となるハズが、
見ての通りで巻き幅は10mmくらいかな?

・・・糸巻きの円盤、
ハンドルの回転と同期して回るは回るのですが、
グワン・グワンと回転しながら上下に揺動しちゃって。

会社のように旋盤・フライス盤の工作機械は手元になく、
悲しいかな手持ちの電ドルでのザグリ加工、
ベアリングの挿入でした。

使用した部材も木材が中心、
近所のホームセンターで入手可能なネジ・ナット・バネの類のみ・・・

さもありなん。。。

「そんな簡単な説明じゃ、構造がよく分からん・・・」

ご諸兄から斯様なご意見を頂きそうですが、
ごめんなさい、
これも言ってしまえば「企業秘密」なのです!?


・・・正直なところ、

顧客への品質向上、などとカッコ良いことを言ってしまいましたが、
本器製作の一番の理由は、巻き数を管理するカウンターなんです。

・・・男ってダメですね。
もう、長時間の集中、それが利かなくって。

48、49、60、61・・・なんて、
糸を仕掛巻に手で巻いていると、こんな数えミスが茶飯事でして・・・



メルカリへの出展品数、
本日で本流釣り仕掛け<長良川>を追加して都合5点です。
(しかし我ながら、良いネーミング!)


日本一で品揃えの少ない釣具屋さん?

「枯れ木も山の賑わい」と申します。(失礼!)
おヒマなときに、冷やかし・物見遊山、ウエルカムです。

ご来店は覗いてみて下さいな。


<渓流風景は初夏の南飛騨 小坂川から>













2023年1月22日日曜日

おいしい水



太古の昔から、大河の畔には文化が栄えました。

メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明・・・

海辺では無くて、ナゼなのか、いずれも川の流域です。

日常や農耕に直ぐに利用できる真水は、生命の維持にも欠かせません。
しかし時にはその水も洪水・氾濫を招き、
生活や生命の危機にも至ります。

利用のみならずコントロールするが為の試行錯誤、
その結果として、恐らくは文明が栄えたのかもしれません。



・・・柄にもなく、テレビは国営放送的な出だしの今回。
ご安心ください、ここからはいつも通り、民放チャンネルです。


知り合いが大病を患い、
そこから暫くの間は人工的な飲食物、それを取らなくなったウチの家内。
カップ麺やお菓子の類、果ては水道水さえも。

でも、ゲコな旦那が美味しそうに食べるケーキを横目で見ては、
流石に忍耐ガマンが出来なくなったのでしょう、
今では再び甘いものは食べています。

それでも、未だに飲料水はペット・ボトルの水を。


決してエンゲル係数の低くはない我が家です、
そのお水は宅配モノではなくて、
ご近所のスーパーやホームセンターでの安価なものを箱買いで。


・・・以下は彼女の男性遍歴ならぬ、お水遍歴?です。

一番最初はご近所は西友、そこでの毎度はみなさまのお墨付き、
「熊野古道の天然水」は硬度10mg/Lの軟水でした。

昨シーズンの春に釣行で訪れた熊野川の支流、
大台ケ原山麓の北山川は、とてもきれいな水の流れでした。
流石は「みなさまのお墨付き」だけあって、目の付け所がイイですね。


そしてまま、これもご近所はホームセンターのバローにて、
「飛騨のいのち 飛騨天然水」も。

この水は宮川や高原川へ向かう途中にある宇津江四十八滝、
その地下から汲み取っているそうです。

いずれも、きれいどころは水どころ、そこからのお水です。

・・・ただし、購入・運搬・貯蔵は小生のお役目、
家内は飲むだけ、小生は水道水なんですがね・・・


ここ最近の彼女のお気に入りは、
これまたバローで調達は「清流の国ぎふ 長良川の天然水」なんです。

名前からして、長良川から採水しているのかな?
それじゃあ、木曽川の水道水、小生のご愛飲と同じなのでは?

そこで、ラベルの裏面を見てみると・・・

ふむふむ、硬度は27mg/Lですか。

でも、岐阜県関市側島ってあんた、
長良川と津保川の合流点近く、我が家から直ぐそこじゃないですか。。。


今少しネットで調べてみると、
こちらのお水はその場所で、地下深くから汲み上げているとのこと。
長良川直下の地下水、伏流水と言ったところですね。


家内によると、
「長良川の天然水」の方が「熊野古道の天然水」より飲みやすいと。

数値的には長良川の方が硬度は高いンですが。
味音痴は何を飲んでも一緒!?

はたまた、
生まれも育ちも小生と同じく名古屋の家内です、
昔から飲み慣れた木曽川から取水された水、
それに近い長良川の水に、
どこか懐かしさ・親しみを感じるのでしょうかね?

・・・しかしまあ、山と積まれた天然水のまとめ買いの箱。
飲むことも無く、ただ運び込むだけの小生の苦労、お察し下され・・・



いい水が身近に存在するお土地柄は日本、そこには独特の文化が栄えました。
シンプルなのべ竿、それを振りまわす釣技・・・
急峻な山や早い流れの川が、いい水を育んでくれたお陰でしょう。


その水に支えられ、水に遊び、水に癒され、水を楽しむ。

寒さ極める今の季節ですが、
この峠を越えた向こう側、今少し時が経てば、渓流釣りシーズンの開幕です。

今年は一体全体、水辺にどんなおいしさが、待っているのでしょうか?
水に感謝です。


・・・最後はまた、国営放送的に、なってしまいました。



<渓流風景は長良川上流 秋の板取川から>














2023年1月15日日曜日

OWNER 吉村渓流8.5号

 

まだ渓流釣りの解禁には間がありますが、
そろそろ仕掛けの準備に取り掛かる昨今です。


渓流釣りの釣り針として、
おじさんのミョ~な拘りはスレ針、OWNER製の吉村渓流を使用しています。

いつもの渓流域や源流域では7号針をフロロ0.3号糸にて。
長良川、庄川、宮川、高原川など本流域では、
8.5号の針をナイロン0.7号糸の一本トオシにて。
釣れるであろうお魚のサイズに合わせ、こんな使い分けをしています。

清々しい山の中の流れが好きな小生、
その釣行は渓流域&源流域が多いからでしょう、
消費する針、その数量はもう7号がもっぱらなのです。

・・・木釣り・枝釣りは粗忽者のお家芸、
行く回数より、こちらの回数が多いから?


そんな理由から出番の少ない吉村8.5号なのですが、
それでも釣り針は消耗品、来シーズンに向けて補充が必要な状況で。


・・・ところうが、この吉村8.5号、
偏屈な拘りおじさんくらいしか使わないのか、
近所の釣具屋さんには置いてなくって。

以前は木曽川を越えた中山道の鵜沼宿、
そこに扱っている釣具屋さんが有ったのですが、
昨年の春は家内とのお花見の帰り道、
立ち寄ったもののリサイクルショップに代わっていて。

この全国展開なされている、
「かかあ天下」と「空っ風」が有名なお国名の釣具屋さん、
数年前まではもっと近場は住んでいる小牧市内、
ここにも一件あったのですが、こちらも知らぬ間に無くなってしまい・・・



レジャーや趣味としての「釣り」。

その人口は減少傾向も、
ここ最近は新コロナの影響なのでしょう、
アウトドアが見直され、若干ですが市場規模や平均費用は上昇気味とのこと。
(その中心は小生のような50代の男性とか。)

残念、もう少し、持ち堪えて、いてくれたらな~。

そんなことから、
今回の吉村8.5号の購入は「密林」の宅配へお願いすることに。


・・・まま使用する宅配便なのですが、
正直なところ、先週のスマホ・ショップじゃないけれど、
あまり好きになれない宅配便の使用なんです・・・


携帯ショップと違い「馬が合わない」の理由では無くて、
思うに今回、高々330円の小さな釣り針、
その配達にわざわざ我が家までお越しになられる。

もちろん、建付けとしては小生宅のみではなくて、
ご近所の配達かねがねでのお越しなのですが・・・


でも、これって環境的、
はたまた、SDG'S的には如何なものなのでしょうか?
加えて、配達料が410円って。

「環境が・・・」
なんてカッコイイこと言ってるけど、結局はこっちが本命の理由!?
第一に、そこまで思慮深い人は、メルカリに出品なんて、しないですよね。


欲しくても他に手に入れるすべがない品物。

330円は一袋20個入、
これで来シーズンは十分に持つのですが、
ご推察の通りで4年分は4袋も注文してしまいました。。。

こうなりゃ、今シーズンは本流釣りに、もっと力を入れてみましょうか?



<渓流風景は夏の高原川&双六川から>















2023年1月8日日曜日

古いスマホの再利用

 

早くも2023年が一週間も経ちました。
光陰矢の如し、ほんと、早いですね。


私的に忙しかったこの年末年始でしたが、
家内の断捨離、そのお付き合いも去ることながら、
今ひとつとして、忙しくなってしまった理由がありまして。

それは、このお休みを利用して、スマホの買い替えをしたのです。


・・・ブログって便利ですね。

自分がいつ・どこで・何をしたのか、
歳と共におぼろげになっていく記憶ですが、記録として顧みることが出来て。

まま、忘れ去りたい、苦く辛く恥ずかしい記憶、
それも鮮明に残ってしまうことが玉に瑕、ではありますが・・・


それによると、
2017年7月に小生はスマホ・デビュ~をしています。
とすると、足掛け5年半に及ぶ、このスマホとのお付き合いでした。

・・・何に付けてもケチが先立ち、
結果、物持ちの至って宜しい小生です。

年末に買い替えたプリンターは15年選手でした。

6m渓流竿はシマノの「渓秀」、
スカスカなズーム機構も我流で修理、
初めて買った渓流竿は10年のお付き合い。

靴下に至っては親指に穴が開いても履き続け、その後は踵の部分が解れて破れ。
「みっともないから止めて!」
は家内からのご指摘・悲鳴で、ようやく廃棄・交換なのです・・・


そのことを思えば、
今回のスマホの5年半は、短いのかな?

いえいえ、
何も流行の為や新機能が欲しくてでは無くて、
ここ1~2年は充電してもバッテリーが半日持たない状態でした。

交換は一週間の携帯ショップへのお預けを要します。
それに、既にOSが古いのか、アプリに依っては使用不可もあり・・・

不都合・やむを得ず、での理由からなのです。



三が日が明けた4日の日、
事前にネットで受け付け予約を取って、
朝一番は9:00からの「携帯ショップ詣で」でした。

・・・正直なところ、あまり、携帯ショップが好きでない小生。

契約・設定等のやり取りは致し方が無いものの、
やれ、電気やネットはどちらと契約なのか、
カードの作成やポイントの斡旋など、
痛くもない腹を探られるかの如くは、ケツの毛まで抜かれそうな勢いで、
おおよそ目的以外で時間を費やす商法がうんざり。

不都合な状態を1~2年耐えた所以なのです・・・


半日を要してのショップ詣でを終えた後、
その日の後半は遅くまで、新スマホの設定・アプリの入れ替え作業でした。

どうにかこうにか、作業を終えて。


・・・さて、引き取って来た古いスマホ、どうしようか?

既に電話機としての機能は果たせません。
しかし、WiFi環境下の我が家ではメールの発着信は可能、
カメラやビデオ機能は大丈夫、
屋外でもGPS機能、Bluetooth機能は生きています。

それにしばらく様子を見ていると、
バッテリーの減り具合も以前ほど早くはありません。

・・・ひょっとして、
電話信号の送受信サーチ、これが結構、電気を喰っていたのか??

いずれにしても状態は、
今、本ブログを書いているノートPCの小型携帯版、と言ったところ?


・・・普段の渓流釣行ではこのスマホ、
ジオグラフィカ(Geographica)で居場所確認、
外部スピーカーから大音量は熊よけの行進曲(小生、決して政治結社でなく)、
ままカメラとしても使用していました。

この使い方なら、今でも、全然イケちゃうな。
新スマホは緊急連絡用に、旧スマホは釣行補器として、
イイんじゃないの?


・・・後にも先にもケチが先立つ小生です。
結果、家内の断捨離の対象品、その多くは小生の所有物なのです。
でも、使えるものは捨てずに、使ってあげた方が・・・

考え方が古いんでしょうかねえ??



<渓流風景は初夏、さわやかな長良川から>














2023年1月4日水曜日

ニジマス・イワナの刻み玉ねぎドレッシング焼き

 

お正月の三が日は、お天気もまずまずでした。
年末の予報ではメチャ寒くなる、と言われていましたが、さほどでも。


のんびりしたいお休みでしたが、
年末に風邪を引いては病み上がりの身の上、
加えて家内ご執心の断捨離、兼、年末の大掃除と年始の初詣に。


毎年のこの季節、
燻製つくりの立ち登る煙をぼんやり見ながら、
ゆく年・くる年に反省と希望を思う小生なのですが・・・

正直なところ、あまり、ゆっくりは、できませんでした。


そんな事情もあったのですが、
毎年のこの季節、
冷凍庫で深い眠りに着いているお魚達も、
美味しく頂かなくては殺生をした手前、申し訳が立ちません。

・・・もっさんさんの「ジャーキー風味」に心引かれながらも、
そんなことから、
またもや短時間レシピの「フォイル焼き」で頂きました・・・


今宵の晩餐、主役のお魚達は、
奥飛騨 宮川産のニジマスと安曇野 前川産のイワナ、
いずれも優に尺超え、本流竿を絞りに絞ってくれたオオモノです。

・・・いえ、君では無くて。

こちらの方々です、ハイ。

・・・アサシンさん、あの時のお魚ですよ。


いつものように、料理の前は記念撮影。
金タワシと流水でシゴいた、銀ピカなお魚さん。

名刀 関の孫六、こちらも今宵は輝いています。


・・・いえ、イイのです、もう、何も申し上げません。
相も変わらぬ貧しいお点前は、小生の未熟な包丁さばき・・・


ここに今回は、この段階で塩コショ~を。

このお休み、日中は結構にバタバタで忙しかったのですが、
夜はそれほどでも無く、毎夜は22:00チョイ過ぎに就寝でした。
寒い冬は早く寝るに限ります。

・・・結果、長~い夜を、一夜干し・・・

毎朝は6:30に起床して。
カラスや野良ネコがかぎつける、日の出前に干したお魚を取り込みます。

う~ん、水気が抜けて、塩が回って、良い案配、かと。

この状態にてラップ掛け、冷蔵庫で夕方は調理タイムまで保管。


調理前には手を良~く洗い、
キャンプ用の0.04mm厚手のアルミフォイル、
手を切らないよう扱いに気を付けながら、彩りのお野菜・キノコと包みます。

オーブンで210℃予熱は無し、30分の包み焼きにて。

して、出来具合は・・・

無様な包丁さばきの小生、それでも、間違いのない味の仕上がりに。

・・・脂の乗ったお魚も去ることながら、
ご近所の西友ブランドは「みなさまのお墨付き」、
名前負けせずに優秀なドレッシングなんですね、きっと。



遅くなりましたが、新年、おめでとうございます。

今年もまた、チョットおかしい、クスっと笑える出来事&渓流釣行にて、
ご同輩各位に笑顔が届けられたら・・・と大それたことを思う年始です。



<渓流風景は昨夏、尺マスさんの故郷は宮川下流から>